【勝ち続ける意志力/梅原大吾】ほんとうに活かせる名言をみつけよう #10

勝ち続ける意志力

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きょうの名言は、梅原大吾さんの「勝ち続ける意志力」から。

古今東西、世の中はたくさんの名言であふれています。自分にとって「活かせる」名言、みつけてみませんか?

「勝ち続ける」ということ

一度の大勝ちよりも、「結果を出し続ける」こと。それが勝ち続けるということ。

人生でも仕事でも。勝ち続けるにはどうしたらいいのか?それは多くの人の関心事であるでしょう。

職業・プロ格闘ゲーマー

今回紹介する本の著者(1981年生まれ)の職業は「プロ格闘ゲーマー」。

小さな頃からゲームの道を進み、17歳にして世界一。2010年にはプロ契約、日本人で初めてのプロゲーマーになりました。

「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロ・ゲーマー」としてギネス・ワールドレコードにも認定されている実力者です。

ところがその華やかな経歴の裏には、「苦悩」し続けた過去があります。

ゲームに対する周囲の目に葛藤。一度は挫折からゲームの世界を離れ、麻雀、そして介護の仕事へ。

それでもふたたびゲームの世界に戻り、果たした復活。決して、花道を歩み続けてきたという人ではありません。

驚くほどの強い信念にもとづく、著者・梅原大吾さんの哲学が詰まった本。それが今回ご紹介する「勝ち続ける意志力」です。

軸を築く

人生でも、仕事でも。おそらく、失敗をしたことがないという人はいないでしょう。

「勝ち続ける」ということを考えるとき、「失敗」のとらえ方について梅原さんは次のように言っています。

僕はこれまでの人生で何度もミスを犯し、失敗し、そのたびに深く考え抜いてきた。だから、流れに乗って勝利を重ねてきただけの人間とは姿勢や覚悟が違う。

みな何らかの失敗をしながらもそれを乗り越えて、いまを生きています。

けれども、ただ通り過ぎるように失敗を乗り越えていくのと、そこで立ち止まり深く考え抜いていくことには大きな違いがある。

言われずともわかっているようなことですが、実践できているかというとどうでしょう?

失敗があると後悔や失望などの感情に流されることのほうが多くないでしょうか。

反省したということはあっても、それは感情面でのリセットに過ぎず。「深く考え抜く」ことはなかなかできていないようにわたし自身は思います。

つまり、「失敗=負け」ととらえるならば、その「負け」を次の「勝ち」に活かすことができていないのです。

だから、次の「勝ち」があるとしてもラッキーパンチみたいなもの。自分の「勝ち」に姿勢や覚悟までを感じることができますか?

そもそも勝負の本質は、その人の好みやスタイルとは関係のないところにある。勝つために最善の行動を探ること。それこそが重要なのであって、趣味嗜好は瑣末で個人的な願望に過ぎない。

さらに梅原さんは「考え抜くこと」の先に、「変化」を追求しています。

その人の好みやスタイルの戦い方で勝つことがたいせつなわけではない。そういうものは個人の趣味嗜好や願望の問題であり、勝ち続けるには邪魔なものだと。

得意な手法やセオリーがいつも役に立つわけでもありません。相手や周囲の環境は常に変わるものだからです。

だからこそ、変化する「勝つための最善の行動」を模索し続けるわけです。

勝つことに執着している人間は、勝ち続けることができない

これまでの話とも矛盾しているようですが、そうではありません。

「勝つための最善の行動」を放棄し、自分の勝ち方(手法・セオリー)にこだわっていると、勝ち続けることはできないということでしょう。

繰り返しになりますが、相手や周囲の環境は変化し続けているのです。

禅問答のようですが、「勝つ」ことを考えるのではなく、「勝ち続ける」ことを考える。そこに、勝ち続けるための自分の軸を見出さなくてはいけません。 

軸を守る

世界一と言われる梅原さんでも、ゲームに負けることはあります。「僕は決して無敗ではないし、無謬のチャンピオンでもない。」と梅原さんも言っています。

誰だって負けるのです。そのとき、「勝ち続ける」という自分の軸をどう守ればよいのでしょうか。

負けたときにどうするか?

「負けたとき」の話について、他の書籍になってしまいますが、梅原さんは次のように言っています。

戦い方において自分に恥じることがなければ、負けても堂々としてればいい。たとえ負けても、その戦いによって、自分がどれだけの者として生まれてきたのか、自分の立ち位置や、自分のやってきたことの価値がわかるんですから。

負けそうだからと言って、ちょっとズルをしたりみたいなことはダメだということですね。

さきほどもありましたが「勝つことに執着している」と、「戦い方」を誤ります。わたしも経験があります、はい。

自分の保身めあてに、小手先の手段、姑息な姿勢で戦うようなことでは自分自身が傷つきます。

そんな戦い方で勝ったとしても、陰で笑われ、後ろ指をさされるもの。負けたならそれはもっとキツイ・・・

負けてなお堂々。それは自分の軸で戦う者の証。生きざま、と言っていいでしょう。

自分の「戦い方」に恥じるところはないか?勝ちでも負けでも、価値のある問いです。

爆発力よりも継続力

一度の大勝ちではなく、勝ち続けることを言う梅原さんだから。継続力についても触れています。

自分の限界を超えた期間限定の頑張りというのは、結局は背伸びに過ぎない。食事も満足に摂らず、睡眠時間も削るような取り組み方が長続きするはずがない。

行き過ぎた「無理」はいけない、ということですね。梅原さんも苛酷なまでに自分を追い込み、自分を「壊した」経験を持っています。

身近なところでは、試験勉強で徹夜、仕事で残業・休日出勤続き。こういったことも「無理」のひとつです。

「無理」して1回は勝てるかもしれませんが、無理がたたって次は戦うことすらできないかもしれません。

第一、一夜漬けのような付け焼刃のチカラは、ほんもののチカラとは違います。大事な場面で地力の差となって表れることでしょう。

卑近な例ですが、わたしも税理士試験の受験では、とにかく「継続」を考えて勉強していました。

日によって10時間できることよりも、毎日2時間できることのほうが絶対にチカラになることを体験しています。

孤高の人であれ

わたしからすると、梅原さんは「孤高の人」です。

絶対的な「自分の軸」を持ち、軸を守ることに妥協しない。当然、他人や周囲に流されるところがありません。

失礼ながら、ある部分では「浮世離れ」すらした観があります。

でも、軸を持ち、軸を守る。軸を貫くというのはそういうことでもあるとわたしは感じています。

それぐらいの覚悟がなければ、「勝ち続ける」ことなんてできないでしょう。「勝ち続ける」なんて言えないでしょう。

勝ち続けるとは決して負けないことではない。勝っても負けても自分であり続けること。

それでも強くなりたいと願うのであれば、誰も歩んでいない道をひとりで歩けばいい。

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  きょうの執筆後記
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昨日は会計事務所スタートアップセミナーに参加。
開業間もない税理士を対象にしたセミナーです。
スキルやノウハウを知るためではなく、「世の中の会計事務所」はどうなのかを知りたくて参加しました。
業界を取り巻く環境はどうか、それに対し、多くの会計事務所はどうしているのか。そういう「傾向」を知りたくて。
自分を定めるために、敵を知る。そういう感じです。

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ABOUTこの記事をかいた人

税理士レス経理エバンジェリスト、フリーランス型税理士。1975年生まれ。 フリーランスの経理・会社の銀行融資支援を得意にする、横浜市の諸留誕税理士事務所・所長。2016年4月、18年間の「勤め人」を脱して独立開業。以来、ブログを毎日更新中!