これからの税理士の探し方。「税理士を替えたい3大理由」が役に立つ

検索バー

あらたに事業をはじめて、さて税理士探し。税理士の探し方で悩んでいませんか?

税理士事務所はたくさんありますから悩むのも無理はありません。はじめての税理士探しであればなおさらです。

とはいえ、「同じ税理士なんだから、どこもそんなにかわらないだろう」などとタカをくくってはいけません。税理士事務所への不満から、のちのち替えることになるケースは少なくないのです。

それならば先回りということで、「税理士を替えたい3大理由」を学んでおきましょう!

税理士を替えたい3大理由は、「ヒト、カネ、情報」です

税理士選びの経験者が「税理士を替えたい!」と考えた理由は、これからの税理士選びにも役立つはず。

そんな経験者から聞いた、「税理士を替えたくなる3つの理由」についてお話しします。ポイントは「ヒト、カネ、情報」です。

理由① ヒトに不満

税理士を替えたくなる1つめの理由は、ヒトへの不満です。税理士事務所のヒトに対する不満。列挙してみましょう。

  • 担当者と気が合わない
  • 所長税理士の人柄がよくない
  • 担当者がすぐに変わる(変わってほしくないのに)
  • 何事も遅い(いわゆる「レスポンスが悪い」)

というようなコトがよく言われるところです。

性格や人柄といった点については「横柄、上から目線、話を聞いてくれない」というような声もよく聞きます。「センセー稼業」の名残とでも言うべきでしょうか。

「お客さまと税理士との信頼関係」がなによりたいせつ。「ヒト」に不満があるのであればうまくいかないのは当然でしょう。

ところで、税理士事務所は「担当者制」で業務をしているところがほとんどです。税理士事務所の「誰か」が担当者としてお客さまの窓口になります。

これがまた問題で、「替わってほしい時には替えてはくれず」「替わってほしくないのに替わってしまう」。キホン、税理士事務所の都合で担当者は決まります。

特に規模が大きい税理士事務所ですと、入退職者の出入りも多く、担当者変更の頻度は多くなる傾向にありますので覚悟しておきましょう。

ではそれらを踏まえて、税理士探しの時点ではどうしたらよいのかについて「対策」です。

【税理士探しでの対策】

  • 顧問契約する前に、実際の「担当者」に会わせてもらい話をしてみる → 契約前は営業担当者しか来ない場合もあり得るので
  • 担当者の職歴、社歴、お客さまの業界で他社の担当経験があるかなどを確認する → 税理士資格はあるか、経験がなさすぎる・若すぎることがないか
  • 担当者についての「しくみ」を確認する → 担当者が替わる頻度、担当者についてリクエストは可能かなど
  • 担当者のフォロー体制を確認する → 担当者の力量不足の際は、所長や上司などのフォローが期待できそうかなど

「ヒト」については、ちょっと会って話したからといって理解できるものではありませんが、極力、契約前に担当者とは話をさせてもらいましょう。

ちなみに。「若すぎる」ということを挙げました。お客さまと担当者の年齢が離れている場合に、多くある意見です。

結婚、子育て、親子関係、贈与・相続というような人生経験がモノを言う相談については、若すぎる担当者には経験自体がありません。するとお客さまは担当者への相談を躊躇せざるを得ない、ということが意見の理由です。

理由② カネに不満

税理士を替えたくなる2つめの理由は、カネへの不満です。これも列挙してみましょう。

  • 顧問料が他の税理士事務所(相場)よりも高い
  • やってもらっていることに対して、顧問料が高い

「料金が高い」ということですが、要は「サービスに見合っていない、割高だ」ということです。これは税理士事務所側のサービスの質が悪い、というケースもないわけではないでしょう。

ただ、多くはお客さまが「税理士事務所の顧問の内容・スタイル」を契約時に理解できていなかったというところに原因があります。

税理士事務所の顧問の内容・スタイルはさまざま。提示された顧問料で受けられるサービスは何か、ということについて確認をしておきましょう。

また、「相場」というのはあってないようなものです。一般に「月3万円~5万円」などと言われていますが、お話ししたように「内容・スタイル」は異なるからです。

さらに、「内容・スタイル」がほとんど同じであっても、料金に開きがあることも十分に考えられます。

たとえば、当事務所の顧問料は「高め」です。税理士資格を持たない担当者はいませんし、担当が替わることはないことをその理由のひとつにしています。所長であるわたし自身がすべてのお客さまを担当するという「方針」だからです。

ですから、料金そのものの高い安いだけで判断はできません。お客さまが税理士事務所になにを期待するのか、その税理士事務所の「内容・スタイル」「方針」でお客さまの期待に応えられそうかを確認しましょう。

【税理士探しでの対策】

  • 顧問料の金額の根拠、サービス内容を確認する → 訪問回数、訪問時のサービス・アドバイスの内容など
  • 税理士事務所の方針を聞いてみる → 経営理念、ビジョン、お客さまに対する姿勢で大事にしていることなど
  • お客さまの状況・要望にあったサービスは受けられるか → 使いたい会計ソフトに合わせてくれるか、経理指導はしてもらえるか、経理を丸投げできるかなど

顧問料の金額の根拠は必ず聞いてみましょう。このとき「料金表で決まってますので」というのは答えになっていません。「この料金でどういうサービスが受けられるのか」を答えてもらうようにしましょう。

はじめての税理士選びであれば、聞いてもよくわからないかもしれません。たとえば「毎月訪問で月5万円です」と言われても、それが高いのか安いのか・・・そこで、税理士選びの際には、必ず複数の税理士事務所と面談をして、顧問料を比較するのです。

このとき、ただしく比較するために「金額の根拠」をそれぞれ確認しておくことが必要になります。「毎月訪問」など根拠が同じ税理士事務所同士については、金額で比較することができるようになります。

もちろん、根拠は「訪問回数」だけではありません。税理士事務所の方針しかり、お客さまの要望への対応しかり。根拠が違うのに金額だけで判断してしまうと、あとで「こんなはずじゃなかった」となりますので、くれぐれもご注意を。

理由③ 情報に不満

さいご、税理士を替えたくなる3つめの理由は、情報への不満です。列挙します。

  • 役に立つ話が少ない(あるいは無い)
  • 質問をしても回答が不十分
  • 税金と会計以外の相談には乗ってくれない
  • 税金や会計の話題以外に会話がない、会話ができない
  • 毎月、決算時にもらう書類が専門的過ぎて理解できない(補足資料などがない)

「役に立つ情報がもらえない」ということです。「聞かなきゃ教えてくれない」ということもありますが、「聞いても教えてもらえない」ということまでありえます。

理由①、②ともかぶりますが、お客さまにとって税理士事務所の窓口は担当者ですから「担当者しだい」という問題はあるでしょう。

お客さまの多くは、税理士事務所に税金のことだけを期待しているわけではありません。専門家としての「幅広い情報提供」にも期待を寄せています。それはそうです、税理士の顧問料は決して安くはないのですから。

それを「担当者しだい」と割り切れるものでもありません。ここは、担当者を超えて、税理士事務所全体としてどういう情報提供が期待できるのかを確認しておきましょう。

【税理士探しでの対策】

  • お客さまが提供を受けられる情報を具体的に確認する → 担当者の訪問時、決算時、税法改正などのイベント発生時など時点別にも確認
  • 複雑な案件相談などの担当者以外のフォロー体制を確認する → 税理士事務所としてのフォロー体制はどうか。所長や上司は来てくれるのかなど
  • 他の税理士事務所よりも自信がある提供情報を聞いてみる → 特別な情報提供ツールなどを持っていればアピールしてくれるはず

お客さまの気持ちを理解し、税理士事務所がすすんで情報提供してくれることがいちばんではありますが。

まずはお客さまの側から、どういうことを教えて欲しいのかを「要求してみる」のもよいでしょう。とくに契約前という場面ではたいせつです。

これに対して税理士事務所側の反応が「なんか違うなぁ」というようであれば、契約は見送るべきと考えましょう。

必ず複数の税理士事務所を検討しましょう

まとめとして。途中でもお話ししましたが、複数の税理士事務所を検討するようにしましょう。

ある経営者にはベストであった税理士事務所が、自分にとってもベストな税理士事務所であるかどうかはわかりません。税理士に望むことも異なれば、性格や人柄なども異なります。

また、税理士事務所を探す方法は何でも構いません。ネットでも、紹介でも。知人が税理士ということもあるでしょう。ただ、いずれにしてもいくつかの税理士事務所と「必ず面談をして」、お話しした「対策」について話をしてみてください。

実際に会って、会話をしてみなければ、感じることができないことはたくさんあります。いくつかの税理士事務所と話しているうちに、税理士のサービス内容についても理解が深まってくるはずです。

これから長く続ける経営に関わることなのですから、そこは一時の手間を惜しまずにいきましょう。

************
  きょうの執筆後記
************

昨日は引き続き夏休み。
前日のディズニー疲れがあとを引き、「計画通り」朝寝坊をしました。
そのあとも家でのんびりの1日でした。

【無料メルマガ】経営・お金のヒント Weekly News

メルマガ

毎週月曜日と木曜日、無料メルマガ配信中!
経営のヒント・銀行対応・補助金・減税など経営に役立つ情報がいっぱいです。