数字を疎かにするフリーランスはダメなんだ、とアオってみる

数字でできること

「数字、数字」ってウルさいなぁ・・・

口やかましい税理士にウンザリしているあなた。でもやっぱり、フリーランスにとって「数字」は大事です。と言っても、なかなか伝わらないんでしょう。

ということで。数字に無関心だとダメになっちゃいますよ、と「あえてのアオり系」でいってみます。興味・関心よりも反骨精神に訴えます!

気づけない、試せない、確かめられない

「数字」が大事だと言われても。それはアンタが税理士だからだろう、そう思われるかもしれません。たしかにそれもありますね、はい。大事であるからこそ、その「数字」を仕事にしているワケです。

それはそれとして。数字がないとできないでしょ、ということを3つ挙げてみます。さぁ、あなたは「数字がなくてもデキる」と言えますか?

《 数字がないとできないこと 》

  1.  気づけない
  2.  試せない
  3.  確かめられない

別に数字がなくてもデキるでしょ、そう思ったかもしれません。ところが、数字があるとないとでは、その「出来」にだいぶ差が出ます。と、またここでもアオっておきます。

 

気づけない

「数字」とひとことで言ってもいろいろあるわけで。決算書とか試算表といった「業績全体」を表す数字もあれば。売上とか交際費とか、「業績の内訳」としての数字もあります。

また、金額を表わす数字のほかにも、客数とか購買率といった「業績の過程」を示す数字もあります。数字を疎かにしている人は、数字を「あれこれ」「まれに」みることで凌いでいます。

数字を見るのはせいぜい年に数回、税理士と会う時くらい。あれこれ数字の説明をされるけど、わかったようなわかんないような・・・そんなことはありませんか?

それとは逆に。数字について、「同じもの」を「続けて」見ていると。「あれ、おかしいぞ」とか「もしかして・・・」という感覚が身に付きます。「気づき」です。

たとえば。8月のある日、東京の予想最高気温は22℃。どうでしょう?この時期にしてはずいぶん涼しいな、というようなことに「気づく」でしょう。

これは、「8月の最高気温」という同じ数字を、見続けてきているから。自分の中に「8月の最高気温は30度以上が多い」という数字のモノサシがあるから気づくことです。

話を戻すと。年に数回、税理士の説明に頼って数字をみていたのでは、自分の中にモノサシはなかなかできません。だから気づけない、ということになります。

どの数字を見るべきか、ということはありますが。「同じもの」を「続けて」見ることで、気づきのモノサシを増やすことができます。いわば、定点観測。

もちろん、数字がなくても「気づき」はあります。勘や経験にもとづく、主観的な「気づき」です。これはこれで必要ですが、根拠に乏しいのが欠点です。

主観であるがゆえに、勘違いや思い込みの可能性も少なくありません。フリーランスは「独り身」、勘違いや思い込みを正してくれる人がいつも近くにはいないのです。

その欠点を補うものとして、客観的な「気づき」が、「数字」が必要になります。

 

試せない

気づきを得られると。その気づきについての「試み」が生まれます。たとえば、売上をアップさせよう!というチャレンジ。

試みは立派ですが、これで終わってしまってはただの根性論です。がんばるぞ、オーっ! で、どれくらいがんばればイイんですか?それに。売上アップは、どうやって?

意外とこんなケースも少なくないのです。フリーランスはひとりでがんばるからこそ、チカラの入れどころをハッキリしておくことが大切です。ひとりであれもこれもはできません。

たとえば。売上をアップするために、客単価をアップさせよう。購買率を高めよう。リピート率を上げよう、などなど。

加えて、客単価を上げるなら、どの客層の客単価を、従来から何円上げようというのか。具体的に数字で目標を持ちます。どれくらいがんばるのか、の目安として。

「気づき」と同様に、「試す」ことにも数字は必要です。「目標」としての数字が必要になります。

その中で、自分自身という限りある資源でどこまでがんばれそうかも見えてくるはず。優先順位も見えるはず。あれもこれもとやみくもにがんばるのでは、自分自身も持ちません。

 

確かめられない

目標を決めたからには、評価はセットです。評価によって、次の行動は決めるべき。やりっぱなし、というわけにはいきません。

たとえば。目隠しをして、100m先に立つ旗を目標に歩く場合。途中で目隠しを外し、確認できるのとできないのとでは、ゴールできる可能性が全く異なるものになるでしょう。

だからこそ、決めた「目標」については、その後の確認がたいせつです。その後の数字の確認もなく目標を掲げているのは、目隠ししながら歩き続けることといっしょです。

よほど平衡感覚がすぐれている、あるいは運がよくない限り。旗にはたどり着けないし、時間もかかります。繰り返しになりますが、フリーランスはひとりであり、時間はとても限られているのです。

ちなみに、1回しか外すことができない目隠しと、12回外すことができる目隠し。あなたならどちらを選びますか? 答えは聞くまでもありませんが。

「月次決算」という言葉があります。毎月、数字を見ようということです。軌道修正するチャンスは多いほうが、ゴールできる可能性は絶対に高くなる。そうは思いませんか?

 

まとめ

数字がないとできないことについてお話ししました。

気づけない、試せない、確かめられない、の3点です。それぞれ数字には役割がありました。モノサシとして、目標として、評価としての役割です。

モノサシを持つにあたっても、評価をするにあたっても。その機会は多い方がいい。

そう考えると「数字だ、月次だ」と口うるさい税理士の言い分も一理ある、ということです。

 

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  きょうの執筆後記
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わたしは「月次」をおすすめしています。フリーランスは、取引も少なく、規模も少ないので年1回でも十分。という話もあります。
それは「処理」の話です。決算とか確定申告という点ではそうかもしれません。
が、「月次」は「処理」ではなく、「数字を見る」ことだと考えると、年1回ではもったいない。そう思うわけです。

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