フリーランス税理士で開業した僕が『1年目の出来不出来』を語る

1年目の出来不出来

ねぇ、ねぇ。開業1年目ってどんな感じなの?

2016年4月に開業して9か月。きょうは2017年1月1日。

そんなあたらしい1年のはじまりに。僕が過ごした「フリーランス税理士の1年目」を振り返ってみることにします。

開業1年目の達成度はどうか?

まずは全体観を見てみます。目標・計画に対する「達成度」で測ります。

こんな結果、ありえない

項目 内容 達成度
思い 理念やビジョン、それに伴う方策や指針の具合 60%
実行 行動・過程の確かさ、生産性の具合 70%
結果 売上、利益などの財務数値 150%

これ、まちがってない?というような結果ですが。合ってます。

しかし。「結果」のもとであるはずの「思い」や「実行」の達成度が低いのに、結果が充分に出ちゃってる。フツーはありえません。

恵まれた環境に感謝しかない

そんなありえないことが起きたのは、ほかでもない「前職」のおかげです。正確に言うと、前職の会計事務所の温かな理解のおかげです。

前職で担当していたお客さまのいくつかから、顧問をお願いしたいとのお声掛けをいただきました。前職の会計事務所でも、これを快く受け入れていただき。

これが大きな要因として、当初計画を上回る「結果」につながっています。ゆえに1年目はこの恵まれた環境に、まずは感謝。という「結果」です。

 

まだ軸にアヤフヤがあった「思い」

理念やビジョン、それに伴う方策や指針の具合について。すこし詳しく見ていきます。

何をするか、何ができるか

フリーランス税理士、つまり、ひとりで仕事をするわけですから。「何をするか」ということは大きな問題です。

「たったひとり」で、なんでもかんでもできるわけがありません。やることを絞る必要があります。

そこでいま掲げているのが「経理と財務」の支援。当サイトでも「経理コンサル」「財務コンサル」というサービスメニューを挙げています。

税理士としての「税務顧問」にしても、とくに「経理と財務」の面にチカラをいれる、と決めています。

揺れる思い

現実はどうか? なかなか思い通りにはいきません。

税理士が「税務顧問」をウリにすることに比べ、「コンサル」をウリにすることは容易ではありません。もちろん、「わたしの場合」ということですが。

そんなわけで試行錯誤しているものの。思い通りにいかない状況が続くと、やっぱり揺らぎます。「もしかして、これニーズないの?」って迷ってしまうところもある。

でもまだまだです。まだまだ、自分の「伝え方・ウリ方」に不足がある。だから、まだ「経理・財務」にはこだわります。顕在化していないニーズも必ずある、そう考えています。

達成度60%のワケ

ときどきは迷ってしまったこと。まだまだ伝え方が弱いことを評価しての達成度「思い 60%」でした。

今年はあらためて、「経理・財務」に関するインプット・アウトプットに徹します。情報交換やセミナー・研修などでの学びはインプットの場、このブログなどはアウトプットの場です。

自分の武器を磨き続けて、それをしっかり表現する。迷わず行けよ、行けばわかるさ。ということで進みます。

 

時間をかけずに成果を上げるがユルい「実行」

次に、行動・過程の確かさ、生産性の具合について見ていきます。

致命的に不足する時間

フリーランス税理士は、「ひとり」ゆえに、「時間」という資源が致命的に不足しています。

組織の強み(弱み?)である「コレ、誰かやっといてぇ」はできません。よって、「不足する時間」とどう向き合うか。これも大きな問題のひとつですが、わたしは2つの答えを出しています。

  • 集中力を高める、保つ手段を持つ
  • 他人の代わりにITに頼る

集中力とITと

具体的には、「タスク管理・スケジュール管理」のツールとプロセスを整え、実行しています。やること・やるべきことをあらかじめ明らかにすることで、実行中の迷いをなくします。

次にアレをやろう、とか。アレはどうなっていたかな?なんてことを考えながらではパフォーマンスは上がるはずもありません。

そういう考え事はしかるべきときに行い、あとは考えない。目の前のことに集中する。そんな仕事のしかたをするようにしています。

起きたら何する?今日を加速するための『朝活3つのメニュー』

2016.09.10

そして、ITを上手に活用すること。人手であったものがITに代わるのはめずらしいことではなくなりました。必要に応じて、ITに委ねる判断がたいせつです。

ムダは排せず、達成度70%

とカッコイイことを言いましたが。実際のところはまだまだムダしてます。ということでの、達成度「実行 70%」。

独立開業してからは「はじめて」の連続です。よくわからないこともあれば、余計なことをやってしまうこともありました。

細かいことを言えば、あたらしい税務ソフトの「使い方」にとまどい。いままでなら30分でできることが3時間・・・みたいな。でもまぁ、それも最初だけではありますが。

自分が出した2つの答えを貫いて、達成度をより高めていきます。

 

そもそも計画・目標が低かった「結果」

さいごに、売上、利益などの財務数値について。

ひとまず軌道に……乗れてない

冒頭、「結果 150%」の要因には触れました。でもまぁ、それとは別に。そもそもの計画・目標が低かった、カタかった。ということもあります。

前職のお客さまについてはそこまで織り込んでいませんでしたので、「かなりシブめ」の1年目を想定しておりました。

ですから、それを大きく上回るのは当然でもあり。俗っぽい表現ですが「食っていけるか」というハナシになると、十分とは言えません。

そんなわけで「150%」だけを見て、「ひとまず軌道に乗った」などという単純な話ではないことを申し添えておきます。ややこしや、ややこしや。

売上よりも利益、利益よりも時間

1年目を受けて、売上も利益も倍を目指すぞ!なんていう目標もアリでしょうが、それはやめておきます。

売上至上主義を揶揄する言葉もありますし、利益についても売上の延長でしかありません。フリーランスにとっては、ということですが。

繰り返しになりますが、フリーランスにとって重要なのは「時間」です。売上や利益が最大化するのなら、時間は問わない。という働き方では心身ももちません。

そこで、わたしが目標に置くべき数字は「時間単価」と「仕事時間」です。

時間単価10,000円、仕事時間6時間/日

目標というよりも、いまは理想ではありますが「時間単価10,000円、仕事時間6時間/日」というイメージを持っています。

平均してということですが、1時間あたりの売上は10,000円。仕事の時間は1日6時間ということ。えっ、コイツ6時間しか働かないの?と思われるかもですが。

良い仕事を続けるには、毎日の自己研鑽は欠かせません。これは仕事の時間とは別。それにわたしはブログも書きます。これも仕事の時間とは別。

そういうことは別にして、お客さまに対する直接的な仕事時間、間接的な仕事であるバックオフィスの時間も入れて6時間。という目標であり、理想です。現実はというと…さきは長いなぁ。

 

《さいごに》さぁ、去年のオレを振り切るぜ!

独立開業した去年。わたしはそれまで続けた18年間の勤め人を辞めました。それまでの「過去の自分」を振り切りました。

あらためて振り返れば。それは大きな決断であり、勇気なくしてできない選択でした。そんな「決断・選択」を支えてくれた家族や周囲の思いに感謝をして。

その思いに応えるべく、今年は「開業年である去年の自分」をさらに振り切る。強い気概で迎えたきょう、2017年1月1日です。

本年も当ブログを、どうぞよろしくお願いいたします。

 

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  きょうの執筆後記
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