現金出納帳で使われる勘定科目【MFクラウド確定申告・現金出納帳3】

タイトル

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へへへ、きょうはお客さんにご馳走したよ。ってアレ?これってナニ費だっけ・・・

はいはい。「ナニ費」とは、いわゆる「勘定科目」の問題ですね。

いくら会計ソフトの使い方を覚えても、勘定科目がわからなければ実戦では使えません。

そこで今回は、「勘定科目」についてお話しします。

《前回までのあらすじ》現金出納帳の基本をマスター

現金残高のマイナスには事業主借【MFクラウド確定申告・現金出納帳2】

2017.02.15

クラウド会計「MFクラウド確定申告」で経理をはじめたあなた。

現金出納帳の難所のひとつ「事業主借」もクリアし、現金出納帳の基本をマスターしました。

クラウド会計の操作・機能も学んだところで、きょうは実戦に突入します。

個人事業主・フリーランスの経理を対象にしています。
法人の経理でも参考にはなりますが、一部取り扱いが異なりますのでご注意ください。 

 

勘定科目一覧表を入手せよ

きょうのテーマに入る前に、いま現在の「MFクラウド確定申告」の現金出納帳を確認しておきましょう。

現金出納帳の現状確認

まずは「MFクラウド確定申告」を起動して、現金出納帳を表示してください ↓

へへへ、お客さんにご馳走したよ

では、次の取引について入力をしてみることにしましょう。

例)1月4日に、割烹△△で、取引先・□□商事の社長を接待。飲食代として30,000円を現金で支払い。

さぁ、入力ですよ。仕訳登録の帯をクリックして、仕訳フォームを開きます(わからないときはコチラの記事を)。続いて、

  1. 取引日・・・1月4日
  2. 相手勘定科目・・・??
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相手勘定科目を選択するところで迷うことになります。

はて?接待の飲食代の「勘定科目」ってなんだろう?

勘定科目一覧表を授ける

入力の途中ではありますが、ここでしばし脱線。

突然ですが、勘定科目選びの「解答」として。勘定科目一覧表を掲載します 。ウ~ン、なんて太っ腹 ↓ 

勘定科目 使い方の例示
租税公課 住民票など役所の文書にかかる費用、収入印紙代、個人事業税、消費税、固定資産税
荷造運賃 売上商品の発送にかかる梱包費・発送費
水道光熱費 電気代、ガス代、水道代、灯油代
旅費交通費 電車代、バス代、タクシー代、宿泊代、カーシェア利用料
通信費 電話代、インターネット利用料、切手代・はがき代・郵便料金
広告宣伝費 広告掲載費用、WEBサイト運営費用、名刺代、会社案内・パンフレット製作費
接待交際費 取引先などの飲食代、贈答代、香典・祝儀、ゴルフ代
損害保険料 店舗・事務所の損害保険料、損害賠償保険料
修繕費 パソコンなど仕事で使う物品類の修理代
消耗品費 10万円未満の備品(10万円以上は別途解説)、文房具、雑貨
福利厚生費 従業員の茶菓子代、香典・祝儀
給料賃金 従業員の給料・賞与
外注工賃 外部業者への業務委託費(いわゆる外注費)
利子割引料 借入金返済の利息部分(元金部分は経費対象外)
地代家賃 店舗・事務所の賃借料、月極駐車場の利用料
会議費 カフェなどでの打合せ、ひとり仕事費用
図書費 書籍代
研修費 セミナーの参加費用
支払報酬 税理士などへの報酬
諸会費 同業者団体などの会費
車両関連費 ガソリン代、ETC利用料、時間貸駐車代、自動車保険料、車検・修理代
リース料 パソコン、コピー機などのリース料
雑費 振込手数料、他の勘定科目のいずれにも分類できないもの

ということで、表中の「接待交際費」のところ(オレンジ色の文字)を見てください。

取引先などの飲食代は、一般に「接待交際費」という勘定科目を使うんですよ。というのが、上の勘定科目一覧表の使い方です。

勘定科目一覧表の注意点
一覧表の一部の科目(たとえば、リース料など)は「初期設定」では登録されていないものがあります。
勘定科目の設定方法は 別記事で説明します。

一般的な考え方としての勘定科目一覧表

いましがたさりげなく、「一般に」という表現を使いました。

取引先などの飲食代は、「一般に」接待交際費という勘定科目を使うんですよ、と。

勘定科目に「絶対」はありません。この取引には絶対にこの勘定科目という強制力はないのです。

だからといって、各々が自由気ままに勘定科目をつくったり、使ったりしていてはわかりづらくてかないませんよね。

そんなわけで「一般に」こんなカンジで、というような。勘定科目についての一般的な考え方は存在しています。

それをわたしなりにまとめたものが、さきほど掲載した「勘定科目一覧表」になります。以後、お見知りおきを。

入力に戻る

さぁ、もう恐れるものはありません。さきほどの入力の続きをやっつけてしまいましょう。次のとおりです ↓

  1. 相手勘定科目・・・接待交際費を選択
  2. 摘要・・・「割烹△△ 飲食代(□□商事 社長)」と入力
  3. 出金・・・「30,000」円を入力
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あとは右端の「登録」ボタンを押して終了です。

ちなみに勘定科目と同様に、「摘要」欄にも絶対はありません。

あまり省略しすぎず、かといって細かすぎず。適度な摘要入力をめざしてください。って、ずいぶんアバウトなアドバイスではありますが。

支払いの相手先名称と、カンタンな内容くらいを入力するようにしましょう。あとで自分で見たときに「なんだったっけ?」とならない程度に。

 

現金売上と、ふたたび現れる事業主

勘定科目一覧表のおかげで、現金支払いの経費については入力ができるようになったはず。ここであらたな展開を。

現金売上があるご商売

現金で受け取る売上がある場合。経費の「出金」に対して、「入金」の場合。現金出納帳への入力はどうするの?

ということで、こんな取引例を ↓

例)1月5日、□□商事へ当社商品「デキる男のデスク」を納品。売上代金として、その場で現金100,000円を領収。 

いまどき現金決済かいっ!というツッコミを入れつつ。入力をしてみましょう ↓

  1. 取引日・・・1月5日を入力
  2. 相手勘定科目・・・「売上高」を選択
  3. 摘要・・・「□□商事 デキ男デスク」と入力
  4. 入金・・・「100,000」円を入力
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ムズカシイことはありませんね。注意点は勘定科目は「売上高」を使う、ということくらい。

ここでも「摘要」欄は適度にお願いします。正式商品名「デキる男のデスク」の「デキ男デスク」と略すあたりは秀逸です(たぶん)。

余ったおカネは返そうか

ここで、現金出納帳の残高を見てみましょう ↓

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現金残高 118,500円ということで、ずいぶんと現金が増えました。

じゃあいちど、「事業主」に返しましょうかね。という取引を考えることにします。

えっ、事業主って誰?なんて言わないでください。もしかして忘れちゃいました?

事業主はあなたですよ。あなた。(忘れた人はコチラの記事を)

1月1日の取引で、「事業主借」としてあなたから現金を入金してもらったことの「逆」をやります。取引としてはこれ ↓

例)1月6日、仕事用のおカネ 50,000円をプライベート用のサイフに移す。 

入力してみましょう ↓

  1. 取引日・・・1月6日を入力
  2. 相手勘定科目・・・「事業主貸」を選択
  3. 摘要・・・「事業主へ出金」と入力
  4. 入金・・・「50,000」円を入力
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もはや、これもムズカシイことはありません。

事業主への出金は「事業主貸」という勘定科目なんだな、ということを覚えるだけのこと。事業主借の対としての事業主貸。

入力が済んだら、右端の「登録」ボタンを押して終了です。

その後、「F5」キーで画面を更新して残高を確認してみましょう。現金出納帳の残高が「68,500」円になっていれば正解です。

 

現金残高 68,500円のおカネはどこにある?

きょうのさいごに、問題提起をひとつして終わります。

事件発生、事件発生!

さきほど、現金出納帳の残高が「68,500」円となったところで事件です。ここではよく事件が起こります。気を付けて。

そんな事件の内容はというと。

68,500円のおカネが、実際、どこにあんのかわからんっ!というもの。

おカネを入れるサイフなんて「ひとつ」しか持っていない。だから仕事のおカネも、プライベートのおカネも、サイフの中でいっしょくた・・・

仕事用のおカネは、ほんとうに68,500円であっているのかなぁ?たしかめようがないぞ。

世界にひとつだけのサイフならいっそ

サイフがひとつしかないのに、あたかも仕事用のサイフと、プライベートのサイフとがあるように経理をする。帳簿をつける。事実となんか違う。

これってどうなの?だいじょうぶなの?という疑問があっても不思議ではありません。

ナイス!それはとてもいい疑問です。

それならいっそ・・・という話は次回へつづく。

 

《 次回につづく 》

現金出納帳は本当に必要なのか?【MFクラウド確定申告・現金出納帳4】

2017.02.22

 

まとめ

現金出納帳で使う「勘定科目」についてお話をしてきました。

現金出納帳に限らず、「勘定科目」は今後経理をしていく中で必要になります。ムリせず、少しづつ覚えていきましょう。

とはいえ、暗記までする必要もありません。経理は「慣れ」によって、カラダが覚えていくもの。習慣です。

 

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  きょうの執筆後記
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ABOUTこの記事をかいた人

税理士レス経理エバンジェリスト、フリーランス型税理士。1975年生まれ。 フリーランスの経理・会社の銀行融資支援を得意にする、横浜市の諸留誕税理士事務所・所長。2016年4月、18年間の「勤め人」を脱して独立開業。以来、ブログを毎日更新中!