『あえて少人数、あえて低価格、あえて毎月開催』のセミナーをやる理由

確定申告セミナー

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参加定員は少人数、受講料は低価格・・・そんなセミナーを毎月やる意味あるの?

セミナーをやる側からすれば、「トクになりそうもない」と言われてしまうようなセミナーですが。

それでも独立開業してからはじめ、それを続けている理由についてお話しします。

「あえて少人数、あえて低価格、あえて毎月開催」は損なのか?

2016年4月に独立してから数か月後。自主開催セミナーを企画し、当ブログサイトでの告知をはじめました。

しばらくはネット検索にかからないこともあり、受講者ゼロが続きました。それでも同年9月からは申込が入りはじめ、開催を続けております。

そのセミナーの特徴は、次の3つです。

  1. 一回の受講者は少人数
  2. 受講料は低価格
  3. 毎月開催

セミナーを開催する側からすると、メリットはあるのか? というような3つの特徴。

そこをあえてやる理由、続ける理由について。このあとお話をしていきます。

 

あえて少人数でやる理由

わたしが毎月開催している「フリーランスのためのはじめての確定申告・経理セミナー」は、定員5名です。少人数。

伝えきるための少人数

そもそも、なぜセミナーをやるのか? ということを考えると。それは「伝える」ためです。

なにを伝えるか・伝えたいか、というのはいろいろあるにせよ。「伝えたい何かを伝える」ためにセミナーをやる、というのがわたしの考えです。

だったら、ブログでもいいじゃないか? と言われるかもしれません。そうですね、伝えるだけならばブログでも十分です。

セミナーに求めているのは、もう一段階、その先のレベル。伝えるだけではない、「伝えきる」こと。ブログではできないことを求めています。

対面して、会話して、声に応える

「伝えきる」こと、と言いましたが。わたしが考える「伝えきる」とは、こちらが伝えたことに対する相手の声を聴き、その声に応えることです。

そのために、具体的にやっていることは、

  • はじめに自己紹介をしてもらう
  • 講義の途中で、受講者ひとりひとりに声をかける
  • なにかあれば質問できるタイミングを頻繁にとる

自己紹介をしてもらうのは、受講者の「状況」を確認するためです。開業したばかりなのか、どんな仕事をしているのか、確定申告や経理に対する予備知識はあるのか、疑問や不安や興味はどのようなことか、などなど。

当たり前ですが人それぞれです。そんな「人それぞれ」に合わせて、セミナー内容を微調整できるよう、はじめに自己紹介をしてもらっています。

講義中は、受講者ひとりひとりに呼びかけをします。「〇〇さん、わかりました?」「△△さんの場合、××はどうですか?」など。こまめに声をかけます。

また、「ここまでの話でわからないことはありますか?」など、質問出来るタイミングを小刻みにとるようにもしています。

解消できない疑問や不安を気にしながら、講義を受け続けていただくことがないように。と、考えているからです。

せっかく時間をとって、おカネを払ってセミナーに来たのに。一方的な講義を受け、わからないまま、不安なまま帰るというのでは残念ですよね。

受講者全員の声を聴き、その声に応えるというのは、ブログや多人数型のセミナーではむずかしい。伝えるだけではなく、伝えきるために、わたしは「あえて少人数」を選んでいます。

 

あえて低価格でやる理由

あえて少人数なうえに、あえて低価格。って、儲けにならないじゃん! というハナシについて。

受講者にとっての「敷居の高さ」はどこにあるのか?

「フリーランスのためのはじめての確定申告・経理セミナー」の受講料は1名 5,000円(税込)です。これで2時間半。

当セミナーの内容の「量や質」を考えれば、5,000円というのは決して高くないという自負があります。

わたしの自負などさて置いたとしても。会場費、レジュメ等配布物、自分の人件費を考えれば、はっきり言って赤字です。

それじゃあ、セミナーは「フロントエンド商品」で。その後のなにか別のオイシイ販売商品があるのではないか? というと・・・ありません。

自分の職業が税理士なのにもかかわらず、セミナーでも「確定申告に税理士は要らない」なんて言っているくらいでして。後にも先にも、赤字です。

にもかかわらず、5,000円にしている理由は。開業したてのフリーランスが「参加してみようかな」と考える受講料が 5,000円の近辺にあるようだ、という経験則から。

そもそも「伝えたい人たちに、伝えたいことがある」からセミナーをやるわけであって。自分本位の値段設定を貫くがゆえに、伝えることができないのではもどかしくてしかたない。

目の前の赤字を許す判断

利益も出ない仕事をするなんて、バカではないのか? と言われてもしかたありません。会社組織の中の話であれば、そうそう許されることでもないでしょう。

それができるのは、わたしが独立開業しているからこそです。

それに。目の前の損得(赤字)だけが、損得の判断材料だというわけでもないはずで。もっと長い目で見たときの損得というのもあるはずです。たとえば、

  • 開業したてのフリーランスの「悩み」や「不安」を知ることができる
  • 確定申告や経理を知らない人の「考え」を知ることができる
  • そんな「悩み」「不安」「考え」に対する、わたしなりの回答をぶつけ、反応を知ることができる
  • これらの経験を通じて、あたらしい伝え方を身につけ、次のセミナーやブログ、顧問先に活かすことができる などなど

これらは、セミナーで「開業したてのフリーランスと多く出会う」という機会を得ることができた結果です。

セミナー開催には、お金で買えない価値がある。どこかで聞いたフレーズではありますが。本気でそう考えて、「あえて低価格」を選択しています。

言い訳をゴニョゴニョ

いろいろ言ってみたものの。カッコつけてムリした部分もありますね、はい。セミナーをやる側からすれば、受講料は高いほうがイイというのが本音です。

価値があるセミナーだというのであれば、相応の受講料でも人はあつまるはずですし。それが集まらないというのは、「価値が無い」のか、「価値が伝わっていない」のか。

価値はあると思っていますが、伝わっているかと問われると胸を張ることは難しく。5,000円に甘んじている部分も無いワケではない、ということは我が身に刻んでおきます。

言い訳ついでにお話しますと。当セミナーは、ブログ告知のみです。その他の勧誘活動は一切していません。受講者の方が、自らネットで検索して、申し込みをして下さいます。

セミナー案内(ビラ)をつくるおカネもかかりませんし、勧誘するための人手もゼロ。だから広告費は極限に抑えているんだぞ、という見苦しい言い訳もしておきます。事実は事実だから。

 

あえて毎月開催する理由

あえて少人数なうえに、あえて低価格。そのうえさらに毎月って・・・ それでも毎月開催する理由はあります。

来て欲しいヒトに来てもらう

確定申告に関するセミナーを探そうとするとわかりますが、確定申告期限に合わせたスケジュールが多いものです。

確定申告期限である3月15日向けて、年明け以降の開催が多いように感じます。要は、「ああヤバい!もうすぐ申告期限だ、どうしよう・・・」という受講者を対象にしているものが多い。

わたしはと言うと。申し訳ありませんが、そういう受講者を対象にしていないし、来られても困ります。ですから、セミナーの告知ページには注意書きもしています ↓

確定申告書自体の具体的な作成方法については、本セミナーの内容には含まれておりません(個別相談にて対応中!)。
本セミナーでは、確定申告書作成の前段階として何をしておかなければいけないか、という部分の内容です。 

申告期限直前では手遅れなこと、開業したからにははじめから知っておくべきことを中心にお話をしています。こんなプログラムです ↓

  1. 独立開業したらすぐにやるべきこと
  2. 確定申告ってどんなもの?
    ・申告までのスケジュール
    ・フリーランスの税金っていくつある?
    ・所得税の計算のしくみをカンタンに
  3. 自分でやる?それとも税理士に頼む?
    ・税理士報酬の相場
    ・自分に合った税理士の選び方
  4. 確定申告までにやるべき3つのコトとその方法
    ・5つの帳簿をつける
    ・預金通帳を管理する
    ・領収書など書類の整理・保管をする
  5. ぶっちゃけ、どこまで経費になるのか・できるのか
    ・オーソドックスな経費の考え方
    ・イレギュラーな経費の考え方
  6. ただしい節税とまちがった節税の違い

これらは申告期限ギリギリになって、学んでいるようなことではありません。開業したと同時に知って欲しいことだと考えています。

だから、申告期限近くのスケジュールだけではなく、「あえて毎月開催」を続けています。

いまこの瞬間に開業を決意する誰かのために

またカッコつけちゃいます。でもほんとうにそう考えているので、カッコつけでも言っちゃいます。

同じセミナーを、毎月、定期的に開催しているのは。いまこの瞬間に開業を決意する誰かのためです。

その誰かが、確定申告や経理について疑問や不安を抱く。セミナーを探したけれど、いまはない。さきほど触れたとおり、申告期限近くまでセミナーは無い。

結果、やるべきことに手を付けられず、疑問や不安を抱えたまま確定申告を迎える。損をする、タイヘンな目に合う。というような状況を少しでも減らしたい、と強く願っています。

開業したフリーランスの「はじめの一歩」を少しでも早く、安心して踏み出してもらうきっかけづくりをしたくて。「あえて毎月開催」を選んでいます。

そんな思いが伝わっているのかどうなのか、「まだ開業前ですが・・・」という受講者の方も少なくありません。とてもうれしいことです。

 

まとめ

「あえて少人数、あえて低価格、あえて毎月開催」のセミナーをやる理由について、お話をしてきました。

わたしの場合、という限られた前提条件でのお話でしたが。

他人から見れば「あえて」というようなところに、セミナーをやる側にとってのチャンス、メリット、使命・信念をを見出すこともできるはずです。

2017年5月25日追記
セミナー内容等の変更に伴い、セミナー受講料は現在 15,000円に変更しております。

 

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  きょうの執筆後記
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ABOUTこの記事をかいた人

税理士レス経理エバンジェリスト、フリーランス型税理士。1975年生まれ。 フリーランスの経理・会社の銀行融資支援を得意にする、横浜市の諸留誕税理士事務所・所長。2016年4月、18年間の「勤め人」を脱して独立開業。以来、ブログを毎日更新中!