2019年9月11日正午から、2019年−2020年 ディズニー・ニューイヤーズ・イヴ パスポートの抽選応募がはじまります。
今回のニューイヤーズ・イブの注意点について、過去の体験談を含めてお話します。
26時間から10時間に戻る
2019年9月11日正午から、2019年-2020年のディズニー・ニューイヤーズ・イヴ パスポートの抽選応募がはじまります。
ニューイヤーズ・イブはディズニーリゾートの年越しイベント。その人気は凄まじく、なかなか当選できないことで有名です。
そんな毎年恒例のニューイヤーズ・イブではありますが。今回、前回とは大きく変わった「営業時間」については注意が必要です。
前回(2018年−2019年)は、営業時間が「26時間」でした。ニューイヤーズ・イブのパスポートがあれば、12月31日の20時から入園できて、1月1日の22時閉園まで園内にいることができました。
今回(2019年−2020年)はというと、「10時間」です。前回に比べたら半分以下の時間しか園内にいられません。う〜ん、なんかビミョーです。26時間を知っているだけにビミョーです。
ほかにも、ニューイヤーズ・イブに行こうとするのであれば、「そもそも」気をつけるべき注意点もあります。ニューイヤーズ・イブは初めてで、「よくわからない」という方はとくに、です。
というわけで。今回(2019年−2020年)のニューイヤーズ・イブの注意点について、過去の体験談を含めてお話をしていきます。注意点は次の5つです ↓
- より割高になった
- そもそも寒い
- そもそも眠い
- ふつうに混む
- きっと乱れる
それでは、このあと順番に見ていきましょう。
これらの注意点をあらかじめ押さえておくことで、ニューイヤーズ・イヴを存分に楽しみましょう!
2019年−2020年 ニューイヤーズ・イブの注意点
《注意点1》より割高になった
冒頭、今回(2019年−2020年)のニューイヤーズ・イブは、営業時間が「10時間」になった、と言いました。
これについて、「12月31日の20時開園」は前年と変わるところはありません。変わったのは閉園時間です。
今回は、「1月1日の朝6時閉園」。ゆえに、20時から6時で営業時間は「10時間」となります。
前回(2018年−2019年)は、「1月1日の22時閉園」。ゆえに、12月31日 20時から1月1日 22時まで、「26時間」のぶっとおし営業でした。
同じニューイヤーズ・イブのパスポートチケットで、かたや26時間、かたや10時間です。今回はずいぶんと割高になったなぁ… と思わず嘆いてしまうところでしょう。
さらに。追い打ちをかけるかのごとく、今回からチケットが値上げになりました。
前回は1枚 9,700円。高っ! なのですが、今回はさらに高く 9,900円。ギリギリ1万円弱をキープしたものの、この値上げ分も割高を感じるポイントです。
ちなみに、前回も今年も、4歳以上は均一価格(3歳以下は無料)。お父さん、お母さん、子ども2人(中2娘、小5息子)のわが家だと 39,600円です(9,900円×4)。しつこいようですが、10時間で 39,600円です。
これがもし、翌日の1月2日であれば営業時間は 8:00〜22:00の 14時間。チケット価格は 26,400円です(大人 7,500×2、中人 6,500×1、小人 4,900×1)。
10時間で 39,600円と、14時間で 26,400円かぁ…って感じですよね。もちろん、「時間だけ」で価値を決めるものではありませんが、「時間も」価値を決める要素のひとつです。よく考えてみましょう。
なお、ニューイヤーズ・イブ中の園内は「ほぼほぼ通常営業」です。年越しのタイミングで「カウントダウン・花火ショー(10分くらい)」はありますが、そのほかはフツーです。とてもフツー。
Dヲタさんなどから見ると、「しかるべき違い」などもあるのかもですが、わたしのような「ちょっとしたディズニーリゾート好き」ていどの者にわかる違いではありません。年越しの特別感はほとんどない。
だったら、ニューイヤーズ・イブではなくて、ふつうのときに行けば? という考え方もあるわけですから。やっぱり、ようく考えてみましょう。そういうことです。
今回(2019年−2020年)のニューイヤーズ・イブでは、1月1日の午前0時以降は、ディズニーランドとシーの両パークを行き来ができます。
これが前回(2018年−2019年)は、午前4時以降でした。とはいえ、そこはまぁ 26時間営業だったから、ということでしょう。
《注意点2》そもそも寒い
ニューイヤーズ・イブの注意点2つめ。「寒い」です。今回に限らず寒い。そもそも寒い。あたりまえですね、真冬の夜(というか深夜)なんだから。
ひとつお聞きしますが、真冬の夜に一晩中、野外で過ごしたことはありますか? なければいちど体験をしておくといいし、少なくとも想像はしておいたほうがよいでしょう。
なにしろ、ディズニーランドにしてもシーにしても基本は野外です。アトラクションやレストランなどの屋内以外はずっと外。はっきり言って、めちゃくちゃに寒いです。
ただでさえ冬で寒いのに、ディズニーリゾートは海沿いときています。けっこう風も吹きますね。だからもっと寒い、寒い。
よくよく考えてみたら、真冬の深夜に一晩中野外で過ごすなんて正気の沙汰ではありません。もはや奇行とさえ言っていい。
寒さ対策はくれぐれも万全に。できることはすべてやる。たとえば、
- ヒートテック的なインナー(上だけじゃなく、下も履く)
- 厚手のアウター(舐めてはいけない、自分が所持するもっとも暖かな上着を持参すべし)
- カイロ(とにかくたくさんあると重宝する、足裏に入れておくのもおすすめ)
- 帽子、手袋、マフラー、耳あて(園内でも売っていますが実用性に欠けるものも… 持っていくのが無難です)
- 魔法瓶の水筒(あたたかい飲み物を買ったときに移しておくとナイス)
これだけやったとしても。時間を追うごとに寒さはカラダに浸透してきます。結果として、なかなか活動的に動くことも難しくなります。暖を求めてレストランにへばりつく… みたいな人が続出です。
また、ニューイヤーズ・イブは 20時開園ですが、開園からなるべく早く入園するためにはだいぶ前から並ばなくてはいけません(30分〜1時間前にはけっこうな列です)。それも立ちっぱなしで。
すると、入園する時点ですでに寒さで体力を奪われているんですよね。子どもなどはとくに。
ニューイヤーズ・イブは営業時間が短いうえに(通常の営業時間よりも)、寒さでいつもどおりには動けない。よりコスパが悪く感じる。そのあたりも想定しておきましょう。
《注意点3》そもそも眠い
さきほど、「真冬の深夜に一晩中野外で過ごすなんて正気の沙汰ではない」と言いました。
そこには「寒い」という理由があったわけですが、もうひとつ、「眠い」もあります。深夜に寒かったら眠いに決まっています。でも、眠いのなら「なぜ来た?」という話です。
それがまさにわが家なんですけど。
2016年−2017年のニューイヤーズ・イブ、わが家の退園時間は 26時でした。2017年−2018年のニューイヤーズ・イブは 25時でした。
当時、小学校低学年の子ども連れだったこともありますが。全っ然っ 10時間もいられませんね。滞在時間 5〜6時間で約 40,000円です。そういう意味でのコスパはすごく悪い。
もっとも、大人だって眠くなりますから。ニューイヤーズ・イブのレストランでは、テーブルに突っ伏している人をたくさん見かけることになります。
聞けば、シーのマーメイドラグーン(屋内施設)などは「避難所」状態。通路という通路で人が横たわっている(寝ている・休んでいる)、という言わば地獄絵図だったとか。
(このあたりが、26時間から10時間に短縮された理由のひとつとも…)
わが家はクルマで行きましたので「帰宅」を選択できましたし、「車内で休む」ことも選択できました。
けれども、クルマもない、ホテルもとっていない人であれば、「園内にいる」ことしか選択できません。地獄絵図もしかたなし、です。
真冬の深夜に一晩中野外で過ごす、とはそういうことだ。との理解はしておいたほうがよいでしょう。いつもの夢の国とはちょっと様相が異なります。
《注意点4》ふつうに混む
ニューイヤーズ・イブは毎年人気が高く、抽選で当選するのは「狭き門」だと言ってよいでしょう。
その狭き門をくぐり抜けて手にしたチケット。ある意味、選ばれた者だけが集う園内。もしそこから「混雑とは無縁な園内」を想像するのであれば間違いです。
ふつうに混みます。
参考までに、2016年−2017年のニューイヤーズ・イブ。ディズニーランド、22時半時点のアトラクション待ち時間はこんな感じでした ↓
- ビッグサンダー・マウンテン 110分
- スプラッシュ・マウンテン 90分
- スペース・マウンテン 100分
- プーさん 80分
- モンスターズ・インク 80分
- ホーンテッドマンション 75分
- バズ・ライトイヤー 70分
なんどでも繰り返しますが。これ、真冬の夜ですよ。寒くて眠いです。そんななかで、並んでまで待てるか? 並んでまで乗りたいか? ニューヨークに行きたいか?
ニューヨークは関係ないですね。いずれにしても、あいにくそこまでの精神力を持ち合わせていないっす。わたし。
というわけでFP(ファストパス)中心になりますが、それもどんどん無くなっていきますからね。FPの利用可能時間が0時台など日付をまたぐとヘロヘロしてきます。
FPを取ってはみたけれど、ほんとにこの時間までもつのかな。みたいな。
というわけで、通常営業よりもお高いチケットではありながらも、園内の混雑はいつもどおり。むしろ、本来、冬の空いている時期に比べたら混雑がひどいとさえ言える。
これまたニューイヤーズ・イブの注意点として押さえておきましょう。
《注意点5》きっと乱れる
これでさいご、ニューイヤーズ・イブの注意点5つめ。「乱れる」です。と言っても、あまりの興奮を押さえきれずに現地で狂喜乱舞する、のとは違います(そういう方もいるかもですが)。
ここでの「乱れる」は、ニューイヤーズ・イブのあと、帰宅後や翌日の話です。
ここまで、ニューイヤーズ・イブは「過酷」であることをお伝えしてきました。寒い、眠い、混む、です。帰宅したときには、なかなかの疲労困憊でしょう。
まずは寝る、泥のように眠る。いやぁ、よく寝た。時計を見たら、1月1日の夜でした。結果、夜眠れないので、新年から生活リズムが大幅に乱れる。みたいな。
ニューイヤーズ・イブは貴重なチケットですし、貴重な体験ができるのもたしかです。たまに生活リズムを乱すくらいの価値はある、という考え方もひとつです。
いっぽうで、新年早々から生活リズムを崩したり、慣れない寒さで体調を崩してしまう可能性が高いのは、ニューイヤーズ・イブの「副作用」として覚えておいたほうがよいでしょう。
宴のあと、祭りのあと、というのは「切ない」ものでもあります。非現実とも言えるニューイヤーズ・イブを味わったあと、新年早々に腑抜けてしまうことがないように。心しておきましょう。
まとめ
ディズニーリゾートの年越しイベント、ニューイヤーズ・イブ。特別な年末年始を過ごすことができるステキな体験ではありますが。
熾烈な抽選争いにはじまり、当日の過酷な現場、そして今回の営業時間短縮など。注意点をあらかじめ押さえておくことで、ニューイヤーズ・イヴを存分に楽しみましょう!
- より割高になった
- そもそも寒い
- そもそも眠い
- ふつうに混む
- きっと乱れる