体験レポ/横浜中華街の新サウナHARE-TABI SAUNA&INN(ハレタビ サウナ)

体験レポ/横浜中華街の新サウナHARE-TABI SAUNA&INN

横浜中華街の新サウナ「HARE-TABI SAUNA & INN(ハレタビ サウナ) 」に行ってきましたので、体験レポートします。こだわりのサウナ、その後の中華街、という組み合わせは魅力です。

目次

サウナ+中華街でサ飯、という魅力。

きょうは2023年4月29日。先日、4月15日にオープンしたばかりの新サウナ「HARE-TABI SAUNA & INN(ハレタビサウナ)」でサウナを満喫してきました↓

場所が横浜中華街のなか、というのがおもしろいところです。サウナのあと、そのまま目の前の中華街で、思う存分に「サ飯(サウナ後の御飯)」を楽しむことができるのも魅力のひとつでしょう。

というわけでこのあと、「HARE-TABI SAUNA & INN」のサウナ体験をレポートします!

HARE-TABI SAUNA&INNのサウナ体験レポート

ここからは、「HARE-TABI SAUNA&INN」のサウナ体験をツラツラとお話していきます。

ちなみに、わたしは男なので、男性用サウナの話がメインです。妻といっしょに行きましたので、少しだけ女性用サウナの話もおりこんでいきます。

で、HARE-TABI SAUNA&INN はもともとが宿泊施設だったようです。それが、4月15日からは「宿泊施設+サウナ施設」となりました。とはいえ、宿泊せずにサウナだけでもOKなんで、今回はサウナだけを楽しんできたしだいです。

施設自体はこじんまり

HARE-TABI SAUNA&INN のサウナ施設は、規模感としては「こじんまり」です。ロッカー数が「男性 38台、女性 12台」とされています。この時点でわかるとおもいますが、女性用サウナのほうは、いっそう「こじんまり」です。

サウナ室の定員も「男性 26席」に対して「女性 7席」、休憩チェア数は「男性 18席」に対して「女性 9席」ですから、やっぱり女性用サウナのほうは、だいぶこじんまりとしています。

と、考えると「女性にとっては割高」という見方もありそうですね。それもふまえて、気になる料金体系は次のとおりになります(いずれも消費税込み)↓

  • 平日 … 2,420円、土日祝日 … 2,970円
  • 2時間制、以降 30分ごとに 550円追加

同じくらいの料金で、もっと長居できるサウナ施設があることを考えると、ちょっと高めかなぁ… という感じでしょうか。こじんまり施設の女性にとっては、さらにそうおもえるかもです。

とはいえ、ハレタビサウナの売りは、なんといっても横浜の観光スポット・中華街のなかにあること。観光しつつサウナ、宿泊しつつサウナ、という体験は付加価値だといえます。

入館〜退館までの流れ

まずは受付から。いまどきの「自動(券売機)」のようなものはなく、人による「対面」です。施設自体が大きくはありませんから、これでよいのかもしれません。

が、営業開始(11時)と同時だと、少々待ち時間が発生するようです。実際、わたしは平日の11時に到着したのですが、すでに数組が受付待ち。

お客さんごとに、施設利用の説明やドリンクの準備(後述)などがあるので、1組の受付にけっこう時間がかかったりします。わたしのように短気な人は、ちょっとイライラするかもです(笑)

それはそれとして、受付時には「ロッカーキー(手首に巻くやつね)」と「タオル(大小2枚)」を受け取ります。料金はすべて、退館時のあと払いです。

なお、受付のタイミングで、必要に応じてドリンクのオーダーができます。わたしにとっては、ここが「へ〜」という、おもしろポイントでした。ドリンクメニューがこちらです↓

というように、スターター、サプライ、フィニッシュのカテゴリがあって、それぞれ複数のドリンクが用意されています。

このうち、スターターはサウナに入る前に飲むドリンクなので、注文すると、受付のその場でつくってくれる流れです。なので、受付にも時間がかかる… ということになるわけですね。

で、わたしは「ストロングショット」のドライジンジャーエールをチョイス。ショットグラスに、のどがヒリつくくらいに濃厚なジンジャーエール。より発汗作用が期待できます。

なお、ドリンクはセットプランもあるのがナイスです。料金的にも、ちょっとお得になります。わたしは、サウナ上がりに「横濱開港オロポ」をいただきました↓

みんな、オロポは知ってるよな! 選ばれし者のサウナ飲料であり、その正体は「オロナミンC + ポカリスエット」です。でも、HARE-TABI SAUNA&INN のオロポは一味違います。

氷までもがオロポでできているので、さいごまで薄まることなく楽しめる。さらには、ジョッキのふちに「シチリア産の塩」がまぶされていて、この塩気がサウナ上がりのカラダにしみわたる〜〜っ。

はじめ見たときは「塩、要る?」とおもいましたが、ひとくち飲んだあと「塩があってオロポは完成するのだ」と確信しました。なので、塩がないオロポは、偽オロポなのでご注意ください(そんなことはない)。

いいかげん、サウナの話をします

前置きが長えーよ。サウナの話をしろよ。そんな声が聴こえた気がしたので、そろそろサウナ自体の話をしましょうか。冒頭で宣言したとおり、男性用サウナを中心にお話しします。

まずは、お詫びから。ここから先、サウナの「画像」はありません。まぁ、そりゃそうでしょう。サウナのなかでカメラはいけません。なので、画像を見たい人は、HARE-TABI SAUNA&INN の公式WEBサイトからどうぞ。存分に見れます。

日本初、水車型ストーブサウナを見よ

そのうえで、まずはサウナ室から。日本初、水車型サウナストーブを搭載しています。サウナ室のなかで、どデカくて荘厳な水車が、ゆっくりと回転しているさまはなかなかに壮観です。

壁面には煉瓦がほどこされ、「横浜っぽさ(赤レンガ倉庫とか、ね)」が漂います。公式WEBサイトにも「近代産業発祥の地・横浜の象徴」と書かれています。うんうん、だろうね。

なお、HARE-TABI SAUNA&INN は、「かるまる池袋」をプロデュースした、かの「サウナ王 太田広氏監督」が監修しているとのこと。すまん、知らん。そのていどの、にわかサウナーなのです。

なので、当日ほかに 10人ほどいたガチ気味のサウナー方々を見て、少々萎縮しておりました。だって、半数くらいの人たちが「サウナハット」をかぶってるんですよ。はじめて見ました、サウナで帽子かぶっている人を。

で、サウナ室で熱さに耐えていると、ときどき店員さんがようすを見にやってきます。ときには、ジャスミン茶や烏龍茶をロウリュしてくれるという、こだわりようです(地域の中国茶専門店で厳選された茶を使用!)。

すると、とあるガチ気味サウナーさん(もちろん、サウナハットをかぶっている)が、店員さんに向かってたずねました。「どこの石なんですか?」

石とは、サウナストーンのことです。って、石に「産地」とかあるんかーい、とおもわずツッコんでしまいました。もちろん、心のなかで。店員さんはこともなげに「フィンランドの…(なんたらかんたら)」と語りはじめ、もうちょっと何言ってるかわかりません。

と、サウナの奥深さを感じつつ。当日のサウナ室は「85度」の設定。ロウリュ(サウナストーンに水をかける)で蒸気を巡らせることで、体感 100度になるとのこと。たしかに、ロウリュ後はかなりしんどい…

なお、水車型ストーブは「オートロウリュ」の機能を搭載しているスグレモノです。30分ごとに自動で、ロウリュを続けます。なので、熱っついのが好きなら、その時間を狙ってサウナにGOです。M気質のあるわたしは、当然、狙いまくっていました。

女性用サウナは、煙突ストーブ

男性用と比べると、ちょっとスケールは小さめらしい。水車型ではなく、煙突型のサウナストーブで、中国茶の「セルフロウリュ(じぶんで水をかける)」というスタイルになっています。

バイブラ付き水風呂で凍えよ

で、サウナといえば、水風呂です。ハレタビサウナは、水風呂にもこだわっています。まず、バイブラ付きです。バイブラとは、泡がブクブクするやつのことですね。

わたしの乏しいサウナ経験からは、バイブラ付きの水風呂ははじめてでした。水風呂といえば、ただただ冷たい水で満たされた、スンと静まり返った浴槽のイメージしかありません。

それが、泡ブクブクだなんて、愉快で楽しすぎだろいっ! と、勢いよく飛び込んだ瞬間に凍えました。水風呂だから冷たいのは当然ですが、寒すぎる。いつもよりも寒すぎる。なんで? どういうこと?

そうだ、泡ブクブクのせいだ! と、気が付きました。泡のない水風呂であれば、なかでじっとしていれば、カラダの表面には「羽衣」と呼ばれる膜ができます。なので、しばらくすると冷たさにも慣れるのですね。

ところが、バイブラはいかん。羽衣をことごとく破壊してきます。だから、いつまでたっても冷たいまま。そして、凍えます。そんなわたしは、バイブラを避けるように、そっと浴槽の壁際に寄ったのでした。

あとで、店員さんが教えてくれました。バイブラがあることで、体感2度くらい下がるそうです。この日の水風呂の温度設定は「14.5度」なので、体感では「12.5度」になります。水風呂としては、かなり冷たいほうです。そりゃあ、凍えます。

なお、水風呂にはまだこだわりが。地域の老舗漢方薬局が厳選した漢方入りです。これにより、カラダを芯からあたためる効果や、水がミネラル化するらしい(ミネラル成分には、疲労回復やストレス解消効果あり)。

水風呂に耐えられる時間は、長くて1分。そんなに短くても、漢方効くのかなぁ? とおもっているのは、わたしだけではないはずです。そこにこだわる HARE-TABI SAUNA&INN の気概よ。

1時間半で4セット、整いまくる

水風呂のあとは、外気浴で整うのがサウナの醍醐味でしょう。といっても、HARE-TABI SAUNA&INN は室内なのですが。それでも、チェアの上方には「送風機」が設置されているので、目を閉じると、どこか高原にでもいるかのような錯覚におちいります。落ち着いたBGMもまた良し。

ところで、男性用の休憩チェアは 18席と前述しました。このうち、リクライニングタイプのチェアは4つです(オットマン付きのチェアが、ほかに3つ)。わたしがいた時間帯(平日の11時過ぎから12時半くらい)は、10人くらいのお客さんがいたので、なかなかの争奪戦になります。

やっぱり、リクライニングしたいのがヒトのサガというものでしょう、たぶん。まぁ、10人いても「サウナ→水風呂→休憩」のサイクルにはバラツキがありますから、そこそこはリクライニングを利用できますが。

ところで、HARE-TABI SAUNA&INN では、サウナのなかまでドリンクを持ってきてくれます。更衣室にインターホンがあって、そこからドリンクをオーダーできるんですね。

10人のうち、半分くらいの人はなにかしらを飲んでいたようです。サウナ室のすぐ横には、ドリンク置き場があるので、ドリンクを飲みながらサウナを楽しむことができる。これは、いいんじゃないでしょうか。

で、わたしは1時間半のあいだに4セット(サウナ 10分→水風呂1分→休憩 10分)で、整いまくってきました。休憩しているときに感じる、スースーとした呼吸がたまらんですな。

唐突ではありますが、サウナって「最高・最強の瞑想」だとおもうんですよね。だって、サウナ室の熱さのなかで、くだらないことを考えるのってムリです。「あっちーよー」しか考えることができません。

また、水風呂のなかでは「さみーよー」しか考えることができず。思考は、「いま・ここ」以外の行き場がありません。なにかと雑念にとらわれて、疲弊している現代人にとって、サウナこそが癒やしの場であり、最後の秘境でもあります。きっと。

同じ時間帯の女性用サウナのようす

妻のハナシによれば、同時間帯(平日の11時過ぎから12時半くらい)の女性用サウナは、お客さんが4人だったそうです。男性よりは少ないですが、施設もこじんまりなので同ていどの混み具合でしょうか。

一歩外に出れば、サ飯を選び放題

さいごに、もうひとつ。HARE-TABI SAUNA&INN の施設自体とは関係ありませんが。HARE-TABI SAUNA&INN の立地について。冒頭でもふれたとおり、横浜中華街のなかにあります。

なので、サウナ後、外に出ればすぐにそこは中華街。いくらでも、サ飯を堪能できるのは魅力です。というわけで、わたしは「景徳鎮」の麻婆豆腐をいただきに(妻はエビチリ)↓

景徳鎮の麻婆豆腐といえば、かつて、モヤモヤさまぁ~ずで大江アナが「絶賛」したことでも有名です。激辛! と言われますが、辛いもの好きのわたしにとっては、ほどよい辛さといえます。山椒で舌がビリビリしびれるのがたまりません。

ついでに、近くのコーヒースタンドでハンドドリップコーヒーをテイクアウトして、さらには、路面販売のゴマ団子を食べ歩き。サウナのあと、にぎやかな中華街を満喫できるのも HARE-TABI SAUNA&INNの魅力です。

最近は、いろいろなところにサウナ施設が増えているので、いろいろと行ってみたいなぁ、とおもっています。みたいなハナシで、きょうはおしまい。

体験レポ/横浜中華街の新サウナHARE-TABI SAUNA&INN

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