神奈川県・川崎市にある「朝日湯源泉ゆいる」に行ってきましたので、そのレポートです。訪れた人みなが魅了されるといわれる水風呂。それは、知らなければ人生を損する水風呂でした。みたいなお話をしていきます。
知らなければ人生を損する水風呂
こんにちは、サウナ好き税理士のモロトメジョーです。きょうも、サウナしてますか? というわけで、今回は「朝日湯源泉ゆいる(神奈川県・川崎市)」に行ってきましたので、そのレポートになります。
以前から、ずっと行ってみたかったサウナ施設のひとつです。1946年からはじまる老舗銭湯だった「朝日湯」を、2021年3月に建て替えリニューアル、という経緯があります。結果、極上のサウナへと生まれ変わりました↓
いったい、何が極上なのか。もちろん、いろいろとあるのですが、あえて1つ挙げるのだとすれば、何と言っても「水風呂」でしょう。実際に体験してみて、訪れた人みなが魅了されるワケを実感もできました。
知らなければ人生を損する水風呂。それが、朝日湯源泉ゆいるの水風呂です。
またまたぁ、おおげさなんだからー。と、おもわれたでしょうか。けして、おおげさではないことを、これからお伝えしていきますが。そのうえで、機会があれば、実体験をしていただくのが一番でしょう。
本記事が、そのきっかけになるようでしたら幸いです。それでは、いってみましょう。
朝日湯源泉ゆいるのレポート
まずは水風呂で、最初からクライマックスだぜ
せっかちなみなさまのために、最初からクライマックスでいきます。冒頭でもふれたとおり、「朝日湯源泉ゆいる」といえば、何と言っても水風呂なのです。
なので、「サウナ室 → 水風呂」という動線を無視して、水風呂の話からはじめることにします。では、何がそんなにすごいのか? 水深です。一般的な水風呂と比べると、とても深いのですね↓
この水風呂、最深部がなんと 150cmで、とても深い(女性の水風呂は、最深部が 135cm)。わたしは身長が 176cmありますが、肩まで水に浸かるくらいです。ほかではなかなかできない体験でしょう。
で、「潜るの可」です。うぉーー! アタマまで潜れるなんて最高じゃないの。と、サウナーであればおもいますよね。わたしはおもいます。でも、それができる水風呂が少ないのも現実です。潜るには浅いとか、そもそも潜るの禁止とか。
でも、ここは違う。潜るための水風呂なのです。さぁ、潜りたまえよ。ということで潜りました、わたし。でも、泳ぐの苦手なわたしは、潜るのも苦手だったりすることに気がつきました。なんとまぁ、悲しきことです。
でも、だいじょーぶー。上記の画像のとおり、手すりが付いています。その手すりを頼りにすれば、うまく潜ることができました。サウナでは、アタマだってアツアツになるのですから、カラダだけではなくアタマも冷やしたい。
それが、かなった瞬間です。か、勝った… 何に勝ったのかはよくわかりませんが、しいていえば、人生に勝った気がする。その真偽は、みずからのアタマ(を冷やして)で、確認をお願いいたします。
ちなみに、最深部の手前には 120cmの箇所があって、二段階構造なのに注意です。120cm部分で、「あれ、こんなもんだっけ」と油断していたわたしは、150cmのところで踏み外してバタつきましたので。は、ハズいぞこれは…
いろいろ情報が渋滞しがちですが、さらに付け加えると、こちらの水風呂は琥珀色で、ミネラルを含んだ井水なのだそうです。肌触りがなめらかで、やさしい感じがします。この日の水温は 15℃弱とよく冷えているのですが、それでもどこかやわらかでやさしいのですね。
というわけで、最初からクライマックスで水風呂のお話をしましたが、実際に訪れた際には、はやる気持ちを押さえて、まずはサウナ室で蒸されてから水風呂に飛び込みましょう。気がついたら、いきなり水風呂に…となりかねない魅力があります。
いったん落ち着いてサ室の話をしようじゃないか
水風呂ですっかり興奮してしまったので(わたしだけ?)、ここらでいったん落ち着いて、サウナ室のお話をしましょう。朝日湯源泉ゆいるのサウナ室は2つ、高温と低温とがあります。
高温のほうは、「ロウリュサウナ」という名称で、こんな感じです↓
画像だと明るく写っていますが、実際にはだいぶ暗くて、じっくり瞑想をするのによいフンイキになっております。15人くらいは入れる、大きめサイズのサウナ室です。段数は、ぜんぶで3段。好みで使い分けもできますね。
わたしはアツアツが好きなので、「当然、最上段」と陣取っていたわけですが。このロウリュサウナ、その名のとおり、ロウリュがあります。毎時 15分と 45分のタイミングでのオートロウリュです。
で、お待ちかねのオートロウリュがはじまり、わたしは人生ではじめて、ロウリュで「生命の危機」を感じることとなりました。いやいや、だから大げさなんだってば。と、おもわれるかもしれませんが。いやいや、マジだから。
ロウリュによって、サウナ室内には蒸気が拡散されるのは既知です。でもまず、その拡散が速すぎる。ロウリュされる場所(サウナストーブ)からはだいぶ距離があったのに、体感1秒くらいで蒸気が到達。さ、3倍速ぇ…
しかも、その蒸気が「激熱」すぎる。言葉どおりの激熱で、カラダを動かすことはままならず(全身を火傷するかのごとき感覚)、息を吸った瞬間に高熱の空気が… おもわずタオルをクチに当てずにはいられませんでした。でも、カラダを動かすと、とにかく熱いのよ…
蒸気が落ち着くまでのあいだ、その間、1分くらいだったのでしょうか。永遠のように感じ、生命の危機すら感じたわたしなのでした。もちろん、わたしはロウリュがはじめてというわけではありません。
それでもビックリしたよー、ということなので。こちらのロウリュをはじめてご利用の際には、どうぞお気をつけて。おそらく、ロウリュする水量が、通常よりも多いものとおもわれます。
なんだかんだと、また興奮してしまいました。こんどこそ落ち着いて、もうひとつのサウナ室のお話をします。こちらは、「アウフグースサウナ」という名称で、こんな感じです↓
こちらも明るく写っていますが、実際にはかなり暗めです。ムーディーです。さきほどのロウリュサウナが高温(90℃くらい?)だったのに対して、こちらが低温サウナになります。
室温は 70℃台後半くらいでしょうか。マイルドな室温なので、わたしの場合には、10分以上でも余裕で平気なくらいです。で、こちらでは、アウフグースのイベントがおこなわれます。
わたしは、平日(金曜日)14時の回に参加をしたのですが、はじまる7〜8分前くらいには満席。18人の男子(おのこ)がびっちりと、上記画像のサウナ室で待機の状況です。そして、アウフギーサーの登場を待ちます。
イベントに参加をしたければ、満席になる前の「移動のタイミング」を逃さないようにしましょう。サウナ室の近辺に、急に人が集まりだすので「フンイキ」はわかるはずです。ここでのんびりしていると、あっという間に満席。
乗り遅れるなよー。でも、人を押しのけてはいけませんよー(あたりまえ)。
ちなみに、入りきれなかった人たちは、サウナ室の前で順番待ちすることになります。アウフグースは数セットに分けて行われるため、途中で退室する人が出てくるのですね。すると、順番待ちしていた人たちも入ることができます。
で、アウフグースイベントのなかみは…? というと。こちらも最高です。タオルパフォーマンスがスゲー(←語彙力)。アウフグースにもなんどか参加したことがありますが、こういったパフォーマンスははじめてでした。
大音量のBGMに合わせて、アウフギーサーがタオルを操ります。たとえるならば、生地をクルクルと回して伸ばす、ピザ職人のよう。生地の代わりにタオル、のイメージです。タオルをクルクル回したり、宙に飛ばしたり。スゲー。
加えて、アロマ(とってもよい香り!)のロウリュもありますので、五感フル動員で楽しめるイベントです。しっかりと蒸されたら、あの水風呂へ… し、至福過ぎるだろう。いいのか、こんなに幸せで。いいんです、幸せでいいんです!
イベント参加の際の注意点を少々
さきほどのアウフグースイベントについて。アウフグースサウナでのイベントととは別に、ロウリュサウナでのイベントもあります。そのあたりは、館内の「予定表」で確認ができるのですが↓
わたしは、この見方がよくわかっておらず。いちど、イベントを逃してしまいました。
「男性」のほうでいうと、「ロウリュサウナ」という表示があるものは、ロウリュサウナ室でのイベントをあらわしています。いっぽうで、ロウリュサウナの表示がない場合には、アウフグースサウナ室でのイベントをあらわしているのですね。
それはそれとして、アウフグースサウナ室には「次のアウフグースはこの部屋でおこないます」的な札がかかっていました。なので、13時の回をアウフグースサウナ室で待っていたのですが、上記画像のとおり、ロウリュサウナ室での実施だったので参加ができず(すでに満席…)。
いちどイベントを逃すと、1時間後になってしまいますので気をつけましょう。というお話でした。
激戦過ぎる外気浴スペース
サウナ室 → 水風呂とくれば、あとは「外気浴」です。朝日湯源泉ゆいるにも、外気浴スペースが用意されています↓
ただ、これが激戦過ぎます。ご覧のとおり5脚なので、空いていないことのほうが多いですね。わたしは、平日(金曜日)12時半〜14時半くらいまで居ましたが、5セット中で1回しか、外気浴はできませんでした。
とはいえ、内湯・洗い場近辺には、チェアがたくさん用意されているので、そこも満席ということはありません(前述した「イベント」直後は除く)。
なお、フルフラットで横になれるのは、やっぱりサイコーですよね。いまではあたりまえなのでしょうが、これをサウナに取り入れた人たち、ほんと天才だとおもいます。と、先人に感謝をしつつの外気浴です。
サ飯も大充実のお食事処あり
朝日湯源泉ゆいるは、けして大きな施設ではありませんが、必要なものがコンパクトに詰まっています↓
その1つが、お食事処(1F・レストラン)です。
メニューを見ると、どれも美味しそうだし、見栄えもするので、どれを食べようか迷ってしまいます。いつもはわりと即決なわたしでも、けっこう迷った末に注文したのがこちら。国産鶏の醤油風味のがっつりもも唐揚げ定食(1,380円)↓
ちなみに、一番人気だそうです。アツアツジューシー、しっかり味付けなので、サウナ後の塩分を欲するカラダに染み渡ります。サ飯もまた、サウナの楽しみのひとつなのです。お食事処、だいじ。おいしいコーヒーが飲み放題、というのもナイスでした。
ドリンクやおつまみ、デザートなんかも充実しているので、次回はそちらも楽しみにしてみます。
館内その他の見どころを少々
朝日湯源泉ゆいるについて、これまでレポートした場所以外も、ちょっとご紹介してみます。まずは、さきほどのお食事処のようすから↓
広角で撮影しているので、だいぶ広くは見えますが。コワーキングスペース的な座席も、隣接しています↓
以上が1階で、2階は浴室・サウナ。3階には、休憩処があります↓
画像ではよくわからないでしょうが、本棚の奥には、横になれるスペースが広がっております。こちらで、のんびりと過ごすのもいいですね。
同じ3階には、屋上テラスもあります↓
いやー、これもなかなか圧巻ですよね。とはいえ、8月猛暑の日中ということで、利用者は無し。でも、サウナのあとって、意外と涼しく感じるものなので、わたしは5分くらい、フルフラットシートで横になっていました。
利用料金やアメニティについて
さいごに、朝日湯源泉ゆいるの利用料金やアメニティについて、カンタンにふれておきます。料金は、平日と土日祝日で違いがあるのと、時間無制限と5時間コースとで分かれています↓
平日 | 土日祝日 | |
---|---|---|
時間無制限 | 3,140円+入湯税150円 | 3,470円+入湯税150円 |
5時間コース | 2,310円+入湯税150円 | 2,640円+入湯税150円 |
いずれも、タオルセットが付いています。時間無制限なら、館内着付きでタオル交換も無料です。
なお、わたしは5時間コースを利用しましたが、じゅうぶんに楽しめる長さですね。2時間たっぷりとサウナに入って、そのあと食事をしつつ休憩をして。およそ3時間、存分に満喫できました。
平日(金曜日)12時半〜15時半、空いてはいませんが、大混雑というわけでもなく。サウナ室が2つあって、両室とも広いこともあって、イベント時以外は空いているようにさえ感じるほどでした。
まとめ
神奈川県・川崎市にある「朝日湯源泉ゆいる」に行ってきましたので、そのレポートをお届けしました。訪れた人みなが魅了されるといわれる水風呂。実際に体験してみて、訪れた人みなが魅了されるワケを実感もできました。
ずばり、知らなければ人生を損する水風呂です。その魅力のすべてを、ブログでお伝えすることはできないでしょうから、機会があればぜひいちど、実際に訪れて体験をしてみることをおすすめします。
本記事が、そのきっかけになるようでしたら幸いです。