ピース湯(東京都・品川区)へ行ってきましたのでレポートです。その名のとおりピースフルなフンイキにつつまれて、いつもの気忙しいサ活にさよならすることができました。ある意味、平和を取り戻せるザ・銭湯です。
気忙しいサ活にさよならを
こんにちは、サウナ好き税理士のモロトメジョーです。きょうも、サウナしてますか?というわけで…今回は、東京都・品川区にある「ピース湯」に行ってきました↓
JR西大井駅から、徒歩で8分ほど。住宅街のなかにある「ザ・銭湯」です。1953年(昭和28年)に創業とのことなので、そのあたりの歴史から見ても、銭湯オブ銭湯のフンイキが漂いますね。
そのわりには、「ピース湯」という一見するとファンキーな名称なのですが。『戦争を経験された先代が「平和」の意味を込めて付けられた(しながわ観光協会WEBサイトより)』のだそうで、やはり歴史深い銭湯だといえます。
でもさぁ、銭湯ってなんか緊張するんだよね。常連さんばかりで、よそ者には厳しいとか。独自のルールやしきたりがあって、知らずにいると困ったことになるとか。で、ピース湯はどうなのか?
心配無用です。たしかに、お客さんは常連さんが多そうですが、フンイキはその名のとおりでピースフル。受付(番台)の方々も優しいですし、とても居心地のよい銭湯でした。
なにより、気忙しさがないのがいい。なんだか、みなさん「のんびり」というか、「ごくごく自然」なのですよね。わたしは「サ活(サウナ活動)」をしているわけですが、時間を見ながらのルーティーンで動きがちなので、ついつい気忙しくしてしまいます。
でも、ピース湯にいると、そういった気忙しさを忘れられるところがあります。これはもうね、「体感」をしてもらわないとわからないのかもしれないけれど。長い歴史が育んできた、「空間マジック」のようなものでしょう。もはや異空間。
時間本来の流れを、取り戻せた。そういう意味では、平和を取り戻すことができたともいえます。ちょっと何を言っているのかわからない、とおもわれていそうなので。そろそろ、具体的なサ活のようすをレポートしていきましょう。
ピース湯を詳しくレポート
とにかく落ち着くサ室
サ活といえば、「サ室(サウナ室)→水風呂→休憩」という流れがあるわけですが。わたしが、ピース湯でもっともおすすめをしたいのが「サ室」。なので、まずはサ室についてからお話をします。中はこんな感じです↓
ふ、フツー。しかも古そうじゃね?と、おもわれたかもしれません。たしかに古くはありますが、けしてボロボロという感じではなく、よい意味で古びています。何がいいって、静か。だから、とにかく落ち着く。
テレビやBGMは無し。通気孔(?)からは、風呂場に流れる水の音が聞こえてくるのがまたよい。照度は薄明かり、瞑想もはかどります。もうね、瞑想がしたくてサ室に入っているようなものなので。わたしの場合。
ちなみに、けっこう広いです。銭湯のサ室って「おまけ」みたいな広さであることが多いようなので、ピース湯も狭いのかなぁ、と覚悟をしていましたが裏切られました。最大8人くらいは、全然いけそうなスペースがあります。
で、今回うかがったのが土曜日の16時半ごろ。3セット中2セットは、ほぼほぼ貸し切り状態でした。ぜ、贅沢すぎる。
ガス式遠赤外線型のサウナで、この日の室温は85℃前後。熱すぎずもせず、温すぎずもせず。じっくりと蒸されることができます。そういう意味でも居心地がいい。サ室内にふつうの時計はなく、壁掛けの砂時計(5分計)が2つ。
2回ひっくり返して10分くらいが、わたしにとっては、ちょうどころあいでした。
なお、ピース湯の入浴料は520円。サウナを利用すると1,000円で、貸しタオル(小・大)が付いてきます。あとは、サウナ利用者の証としてのリストバンド。そいつを腕につけて、入浴するわけですね。
サ室の前の掲示に、バスタオルをカラダに巻くふうに書いてあったので、それにならってバスタオルを巻いてみたのですが、そんなことをしているのはわたし1人でした。うーん、こういうところよ。よそ者のツラいところは。
まぁ、いいです。それで誰かに責められるわけでもなし、誰かに迷惑をかけるわけでもなし。そうそう、誰かといえば、サ室内でフツーに読書をしている人がいました。いるいるとは聞いていたけど、はじめて見たよ。うらやましい。
それはさておき、3セットめ(17時15分くらい?)になると、だいぶ人が増えてきて、サ室も4〜5人くらいの状態に。退店するころには、受付の方が来店客に「サウナ、混んでますよー」と案内をしていた状況です。
とはいえ、土曜日の夕方の混雑状況としては「平和」だと言ってよいでしょう。なかには、殺人的に混み合う入浴施設などもありますので。ピース湯は、とにかく平和なのです。
オール軟水、もちろん水風呂も軟水
サ室の次にお話をしたいのが、水風呂です。実は(?)ピース湯、「オール軟水」をうたっています↓
スゲー、軟水なのかよ!って、軟水のよさがイマイチわからなかったりするものなのですが。風呂という観点で、端的にいうと、「お肌ツルツル」になるという効果があります。おー、やっぱり軟水スゲー。
と、あいかわらずの語彙力はさておき。オール軟水なので、温かなお風呂も軟水、シャワーや蛇口から出てくる湯水も軟水、もちろん、水風呂も軟水です。
シャワーといえば、ピース湯の洗い場のシャワーって「固定式」で、少々びっくりしました。ふつうは、ホースが付いていて、その先にシャワーヘッドが付いているじゃないですか。でも、ホースなしで、シャワーヘッドだけなんですよね。これって、銭湯だと「あるある」だったりするのでしょうか…
背中とかは少々流しづらいよねー(笑)というわけで、そこは「ケロリン桶」を使えばいいじゃない、というあたりもまたザ・銭湯でよきよき。えーっと、水風呂のハナシをするところでした。水風呂も軟水なんですよ、と↓
画像でいうと、左端の黒っぽいところが水風呂になります。3人くらいは入れる広さです。サ室の広さから見れば、じゅうぶんですし、水風呂待ちということはありませんでした。
この日の水温計は21℃。冷たすぎず温すぎず、安心の水風呂といったところでしょうか。で、軟水はどうなのかというと…心持ちとろみを感じます。でもそれは、軟水だと聞いていたから、そうおもいたいだけかもしれません。
残念ながら、わたしはまだ、カラダで水質をはかれるほど達人の域にはないため、ウンチクを語ることしかできんのです。でも、オール軟水というのだから、軟水なのです。そして、お肌ツルツル効果があるのです。以上。
いや、でもね。「ちょうどいい水風呂」でした。サ室は熱すぎず、温すぎず。水風呂も冷たすぎず、温すぎず。そういうコンディションというのは、あるようでなかったりもしますから。そのうえ軟水、もはや言うことなしでしょう。
外気浴スペースあり、ととのいチェアあり
ピース湯には、半露天の岩風呂エリアがあります。空やまわりの景色が見えるわけではありませんが、外気を取り込むつくりであり、フンイキはじゅうぶんに露天です↓
その岩風呂エリアに、ととのいチェアがあるので外気浴ができます。銭湯で外気浴までできるのもいいですよね。ほしいものがぜんぶある、という幸せ。ただし、チェアは2つ。3セット中、さいごの1セットは埋まっていました。
なので、風呂場(内風呂スペース)の壁際に、洗い場用のイスで座って内気浴。おー、これはこれでいい。地元の方とおもわれるお爺が、洗い場の床にダイレクトに座って(イス使わんのかい!)、一生懸命にカラダを洗っていたり、気持ちよさそうに湯船につかっているお爺のようすに、「平和だわ」と実感せずにはいられません。
ちなみに、お爺しかいないわけではないです。若者もそこそこいました。サウナーさんもいます(サウナハットかぶってるからわかる)。わたしは失礼にも、さびれたフンイキをイメージしてたのですが、全然そんなことはありません。むしろ、賑わっていましたね。
ところで、すごーくわたくしごとですが。わたしは目が悪いです。裸眼だと、0.1もないのでボヤボヤ。サ活をするときには、いちおうメガネも持ち込みますが、レンズが曇りもしますから、やっぱりボヤボヤしていたりします。
すると困るのは、はじめての施設です。ピース湯でも、はじめはサ室がわからず。取っ手をつかんで、扉を開けようとしたら「開かねーじゃねーか、なんで?」とおもってよく見たら、「STAFF ONLY」の文字が…は、恥ずいです。
サ室は、ぜんぜん違う場所にありました。次に、岩風呂エリアに行こうと、扉を開けようとしたら「おいおい、ここも開かねーじゃねーか!」状態です。おもいっきり引き戸だと勘違いしていたのですが、押し戸でした…は、恥ずすぎる。
いい加減、サウナ用(お風呂用)のメガネを買うかー、とおもったのでした。なんにしても、平和です。
まとめ
というわけで、ピース湯でのサ活についてレポートしました。もちろん、銭湯だけでも楽しめます。電気風呂、寝風呂、座風呂、マッサージ風呂もありますし、岩風呂もありますし。わたしも、サ活のしあげに岩風呂でのんびりしました。
風呂上がりの飲み物などもいろいろあるし、受付前には休憩スペースがあるので、一杯やるのもいいでしょう(わたしはポカリをググっと)。サウナカード(5回で1回無料、有効期限なし!)もいただいたし、また行きます。