週刊/税理士ジョーの銀行融資マガジン 購読受付中

サウォッチを最速レビュー!?サウナのととのいを可視化するガジェット

サウォッチを最速レビュー!?サウナのととのいを可視化するガジェット

2023年11月24日に発売されたサウォッチ(サウナウォッチ)をレビューします。サウナのととのいを可視化するガジェットの実力はいかに…?良かったところだけではなく、気になったところもお話をしていきます。

目次

サウォッチとは、可視化マニア歓喜のガジェット。

こんにちは、サウナ好き税理士のモロトメジョーです。きょうも、サウナしてますか?

というわけで、今回は「サウォッチ(サウナウォッチ)」をレビューしていきます。サウォッチとは、ひとことで言えば、サウナでのととのいを可視化(数値化)するためのガジェットです。見た目は、スマートウォッチみたいな↓

image1

くわしくは後述しますが、スマホアプリ(サの国)と連携することで、サウナでのととのいを可視化できるしくみです。わたしなどは、もともとが可視化マニアであり、Oura Ringを常用していたりもするので、サウォッチが発売されると聞いて歓喜しました。

もっとも、歓喜したのはわたしだけではないらしく。多くのサウナーの関心をえた結果、発売前に二度の重版が決定するほどです。それもそのはず、サウォッチの監修は、サウナーであれば知らぬ人はいないであろう加藤容崇博士。期待も高まります。

と、前置きはこれくらいにして、さっそく、実際に使ってみた感想もふまえてレビューします。

サウォッチ(サウナウォッチ)をくわしくレビュー

まずは、基本的な使い方について、お話をしてみます。流れとしては、次のとおりです↓

  1. サウォッチを手首につける
  2. サウナを楽しむ
  3. スマホアプリに連携して、データを編集する
  4. データを送信する
  5. 分析されたデータで、ととのいを確認する

ということで、サウォッチを手首につける必要があります。施設によっては、時計や電子機器の持ち込みを禁止しているところもあるようですから、そのあたりのルール違反には気をつけましょう。

なお、画面幅は狭いので、それほど目立つものではないでしょう。液晶画面側を内側にすると(内側でも外側でも計測可能)、ロッカーキーのバンドのようにも見えるので、いっそう目立ちにくいものとおもいます。

スマホアプリのインストールも含めて、使い方について難しいことはありません。しっかりとした説明も、同梱されている書籍のなかに記載されているので、迷うこともないものとおもわれます。

そのうえで、サウォッチの良いところと、気になったところを、このあとお話ししていくことにしましょう。

サウォッチの良いところ

ととのいを可視化できる

冒頭でお話をしたとおり、サウォッチの売りは「サウナでのととのいを可視化できる」ところにあります。最終的に、スマホアプリで確認できるようすがこちらです↓

image2

サウォッチで計測したデータをもとに、「ととのい値」なるものが、スコア(100点満点)として示されます。

ほかにも、「熱中スコア(サウナに熱中できたか)」や「安全スコア(危険な入り方ではないか)」といった指標、最大・最小心拍数、ととのい自己評価(自己採点)なども、記録として示されます。

さらには、ちょっとした「コメント」や「アドバイス」もありますね↓

image3

また、プレミアムプランに課金をすると、セットごとのスコア(ととのい値、熱中スコア、安全スコア)も分析してもらえるようになります(上記の画像参照。無課金だと、全セット総合のスコアのみです)。

ととのいに関しては、2タイプ(覚醒、浮遊)のどちらかも分析してくれます。それらをじぶんの体感と比較をすることで、客観視できるのはおもしろいですし、貴重な機会だといってよいでしょう。

まぁ、そのあたりは「個人の好み」なので。主観や体感でじゅうぶんだ、という考え方もあります。わたしは、主観や体感を「確認」するためにも、客観化や可視化を積極的に好む派です。そういう人には、サウォッチはおすすめ。

経過時間、心拍、体表温度を確認できる

サウォッチをつけていれば、サウナのときも、水風呂のなかも、休憩中にも、じぶんの心拍数や体表温度を、リアルタイムで確認できます。じぶんの体感と照らし合わせてみるのもおもしろいです。

また、経過時間もわかるので、時計がないサウナ室でも安心できます。もちろん、そもそも時計を見ない派の人もいるわけですが、わたしは「時計も見る派」なので、時計がないとちょっとストレスになるのです。

そのあたりもふまえて、リアルタイムでいろいろと確認できるのは便利です。

記録を残せる

前述の分析結果を、記録として残すことができます。データには、そのときに利用した施設をひもづけることから、じぶんにとってどのサウナがととのいやすいか?みたいなことを把握するのにも役立つでしょう。

月ごとの合計スコアや、平均スコアなどもまとめてくれるようなので、そういった記録を愛でるのも可視化マニアにとっては至福の時間となります。そういうのが好きじゃない人にとっては、無用の長物といったところでしょうけど。

image7

なお、プレミアムプランに課金をしない場合には、記録の保持期限は30日のようです(いちぶの記録については、30日を超えても保持されます)。課金をすることで、すべての記録を保持できるようになる点には気をつけましょう。

サウナ室の高温に耐えられる

サウナで心拍や体温をはかるのであれば、サウォッチじゃなくてもいいだろう。ふつうのスマートウォッチでもいいだろう。と、おもわれるかもしれませんが。そうはうまくいかないことを、体験者であればわかっているはずです。

いうまでもなくサウナ室内の温度は高く、そのような環境を想定していないスマートウォッチだと、電源が落ちてしまう…というハナシはよく見聞きするところでもあります。壊れたりしてもイヤですし。

この点、サウォッチは「サウナ専用」なので、高温に耐えられる電池や部品を搭載しています。なので、安心してサウナで使うことができるのは、やっぱり良いところだと言えるでしょう。

今後のアプリの進化が楽しみ

スマホアプリ(サの国)によって、サウナでのととのいを可視化できることはお話をしました。そのほかにも、アプリでは、サウナ施設の検索や、各施設の詳細情報を確認できたりもします↓

image4

現状では情報が未掲載だったり、不十分なところはありますが、今後、拡充が進めば、サウナ施設の検索アプリとしても役に立つでしょう。

また、ユーザーのデータが溜まっていけば、さらに分析の精度が高まったり、あらたな分析が提供されたりといったことも楽しみなところです。多くのサウナーが利用するガジェット・アプリになるとよいのですが。

サウォッチの気になったところ

操作性がビミョー

サウォッチの操作は「タッチ式」です。ただし、液晶画面全体が操作できるわけではなく、画面下部の1点のみ(赤色の矢印部分)での操作となります↓

image5

操作部をワンタップするか、スワイプするか、長押しするか。この3種類だけで操作をすることになるため、画面を切り替えるのがメンドーだったりもするわけです。そしてなによりビミョーなのは、誤作動が多いところにあります。

操作部が、水分にも反応してしまうため、サウナ前にアタマやカラダを洗っているうちに、勝手に計測がはじまっていたり…サウナ中に操作をしようとしても、手についた水分でうまく操作ができなかったり…

だったら、タッチ式ではなくてボタン式にしてほしかったぜ!というのが、正直な意見です。そのあたりは、いずれ改良されていくかもなので、楽しみに待ちたいとおもいます。

サウナに集中できなくなるかも

いましがた、操作性がビミョーだといいました。それ以前に、サウナの最中に操作を必要とする点にも注意です。

サウォッチは「全自動」で計測してくれるわけではありません。サウナ室に入るとき・出るとき、水風呂に入るとき・出るとき、休憩をするとき・おわるとき、のそれぞれで、じぶんで操作する必要があります。

そのあたりが全自動になったらサイコーなのですが。そこはまぁ、しかたがないかなとはおもいます。

この点、ネット上では、いちいち操作をしいられるわずらわしさに「本末転倒じゃねえか!(ととのいがジャマされる)」との意見も散見されるところです。気持ちはわかります。

ただ、「操作の慣れ」によって解消できる部分はあるかと感じています。わたし自身、はじめてのセットでは、操作のコツがよくわからずに、若干イライラしました(分析結果としても可視化されたのはスゴい!)。

でも、2セットめからはコツをつかんだので、スムーズに操作ができて、個人的にはストレスを感じるほどでもなく。むしろ、分析結果をえられるなら喜んで!というタイプです。そういう人なら、だいじょうぶだとおもいます。

耐久性に不安

いちおう、雑誌の付録的な位置づけではあるからか、現状のサウォッチは「そこそこチャチイ」です。おそらく、正規品のサウォッチが発売されるのでは…?と、わたしはふんでいるのですがどうでしょう。

それはさておき、なにがチャチイのか。いちばんは、バンドですね。素材に耐久性の不安を感じます。さらに、充電部分が、バンドを引き抜くことであらわれるしくみであり、これを繰り返していたら、そのうちバンドがスポスポ抜けそうで怖いです(笑)

image6

そういう意味でも、改良版としての正規品を待ちたいとおもいます。

なお、充電は「USB-A」対応のポートにブっ刺す感じであり、斬新です。はじめて見る光景に、ちょっと不安を感じるのはわたしだけでしょうか↓

image8

スマホアプリに課金が必要

さきほどから何度か、「プレミアムプランに課金」というお話をしています。金額としては、月払いだと300円、年払いだと3,000円です。ランニングコストであり、気になるといえば気になるでしょう。

でも、わたしはサクッと年払いしました。言っても3,000円ですから、バカみたいに高いわけではありません。

現状、わたしは月に10回くらいのペースでサウナに行きます。だとすれば、1回のサウナあたりのランニングコストは、25円ということです。これで、ととのいを可視化して、記録(思い出)に残せるのであれば悪くありません。

それに、こういった継続的な収入がなければ、開発もできないでしょうから、個人的には、この手の課金について不満や疑問におもうところはありません。人によっては、課金をしてまで…と、おもわれることもあるでしょう。

もっとも、無課金でも部分的な可視化はできますし、部分的・一定期間の記録は残すことはできるので、無課金だとまったく役に立たないということはありません。

まとめ

2023年11月24日に発売されたサウォッチ(サウナウォッチ)をレビューしました。

サウナのととのいを可視化するガジェットの実力はいかに…?ということで、良かったところだけではなく、気になったところもお話をしてみたしだいです。

いまのところ、ほかに類似する製品やサービスは見当たらないこともあり、わたし自身はとても満足をしています。操作性や耐久性について改善されれば、なおよし。ということで、現状のサウォッチを利用しながら待ちたいとおもいます。

サウォッチを最速レビュー!?サウナのととのいを可視化するガジェット

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

良い記事があればシェア
  • URLをコピーしました!
目次