サウナチャンスなる言葉には、「単なるサウナ」という意味を超えて、日々の生活、あるいは人生にさえも、よい影響を与えるチカラがあるのでは…みたいなお話をしてみることにします。
ちょっと何を言っているのかわからない。
きょうは、2024年1月3日。2023年を振り返ったときに、忘れることができないのがサウナ。6月あたりから唐突にハマりだして、9月以降は「3日にいちど」のペースで通うようになりました。
そんななか、わたし的な流行語となったのが「サウナチャンス」です。
サウナーの方からすれば、「いまさら?」という言葉ではあるものの、一般の方からすれば「なにそれ?」という言葉でもあるでしょう。わたしも、はじめは「ヘンなの」とおもっていました。
ところがいまは、あたりまえに「サウナチャンス」を使っていますし、じぶん独自の解釈さえもしています。何をそんなに力説しているのか?と、おもわれるかもしれませんが。
サウナチャンスには、「単なるサウナ」という意味を超えて、日々の生活、あるいは人生にさえも、よい影響を与えるチカラがあるのでは…と、考えていたりするところです。
なにそれ、ますますどういうこと?みたいなハナシなので。「サウナチャンス」という言葉が持つ意味について、わたしなりの解釈を3つ、お話ししてみることにします。具体的にはこちらです↓
- 隙あらばで充実
- あたらしい体験
- いざというときの余力
それではこのあと、順番に見ていきましょう。
サウナチャンスという言葉が持つ3つの意味
隙あらばで充実
そもそも、サウナチャンスとは。文字どおり、「サウナに行けるチャンス到来!」みたいな感じで使われています。忙しさのあいまをぬってサウナに行くぞ、みたいな。
あるいは、実際に行くことができて「サウナチャンスを活かしたぞ」みたいな。いやいや、だからそれが何なんだよ。と、おもわれるかもしれませんが。チャンスをうかがうのは大切なことです。
サウナに関していえば、「ととのう」という話があります。その科学的なメカニズムはさておき、端的にいえば「気持ちよくなる」ということであり、サウナに行くことで心身のメンテナンスができるわけです。
なので、「ととのう」を知ってしまうと、「隙あらばサウナへ…」とのおもいがつのります。
たとえば、仕事でどこかへ出かければ、「近くにサウナはないか?」や「サウナに行く時間をひねり出せないか?」などと思案するのであり、まさにチャンスをうかがっている状態です。
おいおい大丈夫か?と心配をされる(あるいは呆れられる)かもしれませんが。従来、ムラやムダによって消費されていた時間を、サウナチャンスによって取り戻せているのだとしたら?
それって、生活や人生の「充実」を意味するんじゃないの?と、おもうのですね。結局のところ、人間とは「放っておけば、ムラ・ムダばかり」なのですから、気をつけなければいけません。
もちろん、ムラ・ムダもまたよし。だって人間だもの。というのであれば、それを否定するものでもありません。要は、じぶんが何を選択するかでしかありません。
わたしは、隙あらばサウナチャンスで、少しでもムラ・ムダから逃れることで、充実した時間をとりにいく。というだけのハナシです。
あたらしい体験
サウナ、とひとくちに言ってもいろいろあります。その昔、わたしが知っているサウナとは、1つだけでした。よくわからないけど、とにかく暑い部屋。以上。
たしかに、暑い部屋であることに間違いありませんが、比べてみれば「差」はあります。たとえば、サウナ室の装飾や素材が違う、熱源が違う、温度・湿度が違う、テレビ・BGMの有無など。
また、サウナは「サウナ室」だけではなくて、水風呂や休憩スペースなんかも、施設によってさまざまな違いがあります。
水風呂であれば、水質や水温、水深、バイブラ(泡がブクブク)があるか、など。休憩スペースであれば、外気浴か内気浴か、横になれるかなれないか、水風呂からの動線は最短か、など。
なので、はじめてのサウナに行くことは「あたらしい体験」そのものであったりします。昨年末に行った施設では、水風呂の代わりに「アイスサウナ(マイナス20℃の部屋)」でした。
人間、素っ裸で極寒にさらされることもあまりないでしょう(急にさらされても困るわけで)。だとすれば、アイスサウナなどは「まさにあたらしい体験」となります。
いやいや、別にそんな体験(素っ裸で極寒)ならいらないから。というのであれば、それは違います。大事なことは、具体的な個々の体験にあるのではなく、「どれだけ、あたらしい体験に出会えるか」にあります。
ヒトは、あたらしい体験をすることで、あたらしい価値観を築くチャンスを得やすくなるものです。逆に、いつも同じことばかりをしていると、固定観念に縛られやすくなります。
そのあたりは「クセ(習慣)」もあるので、あたらしい体験を繰り返していると、サウナに限らず、あたらしい体験に対する抵抗も小さくなり、チャレンジ精神が育つものと考えます。
いっぽうで、いつも同じことばかりをしていると、チャレンジ精神は育ちにくく、あたらしい体験を避けるようになってしまうこともあるでしょう。さぁ、どっちを選ぶんだい?
いざというときの余力
冒頭、3日にいちどサウナに行くようになった、と言いました。では、1回サウナに行くのに、どれくらいの時間がかかるのか?
わたしの場合、サウナ自体は90分くらいです。ただ、その後のちょっとした休憩時間や、サウナ施設までの往復の時間などを含めると、3時間くらいはかかっているでしょう。
そのうえで、3日にいちど、つまり、1か月に10回サウナに行くとしたら。3時間×10回ですから、ひと月に30時間をサウナに使っていることになります。これは、なかなかの時間ですよね。
わたしの場合、1日あたりの仕事時間(ブログやメルマガなどの発信活動は除く)は4時間くらいになります。ではもし、サウナをやめたら?30時間÷4時間で、7.5日分が空くことになります。
したがって、サウナチャンスはわたしにとって、「いざというときの余力」として安心材料になるものです。
3日にいちどのサウナは、「絶対に行かなければいけないもの」ではありませんから、いざというときには、サウナの時間をほかに充てることができます。
これが意外と、メンタル的には良い影響があって、気持ちに余裕も生まれるのですね。ところが、いつもいつもパツパツに忙しくて、余力なんてありません!となると、気も急いてしまうでしょう。
すると、焦りからメンタルがキツくなったり、ミスを誘発したりもするのは悪影響です。というわけで、いざというときの余力を持てるのも、サウナのメリットだと考えています。
まとめ
サウナチャンスなる言葉には、「単なるサウナ」という意味を超えて、日々の生活、あるいは人生にさえも、よい影響を与えるチカラがあるのでは…みたいなお話をしてみました。
このことからわからるのは、「別に、サウナじゃなくてもよくね?」ということであり、なんでもいいからハマっているものがあるといいよねー、という元も子もないようなハナシでもあります。
そんなわけで、じぶんにとっての「〇〇チャンス」を見つけてみるのはいかがでしょうか。
- 隙あらばで充実
- あたらしい体験
- いざというときの余力