サウナ用メガネ「JINS SAUNA」を使うようになったので、良い点ばかりではなく、イマイチな点も正直にレビューします。はたして、サウナにおけるメガネ族の悩みを解決してくれるのか…?
メガネ族のサウナにおける悩みとは
こんにちは、サウナ好き税理士のモロトメジョーです。2024年も2月中旬となりました。あいかわらず、3日にいちどのペースでサウナ通いをしています。
で、メガネ族のわたしが、これまでずっと悩んでいたのが、「サウナでメガネがかけられない問題」です。ご存知のとおり、サウナ室のなかは高温なので、ふつうのメガネだとブッ壊れても文句はいえません。
とはいえ、わたしの視力はメガネをはずすと、余裕の0.1未満です。数メートルも離れたら、人の顔だって判別できない。そんな人間が、薄暗いサウナ室に裸眼で飛び込むなど、恐怖でしかありません。見えん、なにも見えん…!
というわけで、ひとまずはメガネをかけて入室してみるのですが、あっというまにメガネは曇ります。なので、指でレンズをぬぐってかけ直し。座席に座ったところで、メガネをはずしてタオルでくるみます。
でないと、高温でメガネがアチアチになって変形しそうだからですね。不自由はまだおわりません。タオルにくるまれたメガネを、太ももの上に置かねばならない、タオルを広げて使えない(汗が拭きにくい!)。あー、もうイヤだ…
という、ツラい思いを抱えながらのサウナだったのです。しかし、ついに。ついに、その悩みからも開放されるときがやってきました。ずばり、サウナーのためのメガネ「JINS SAUNA」を手にしたからです↓
って、見た目はフツーのメガネなんですけどね。「JINS SAUNA」の名のとおり、サウナ用のメガネとなっております。いったい、どのあたりがサウナ用なの?ということもふまえて、このあとさっそくレビューです。
JINS SAUNA(サウナ用メガネ)をレビュー
JINS SAUNAを実際に使ってみて、良い点ばかりではなく、イマイチな点も正直にレビューします。
JINS SAUNAの良い点
サウナでも曇らない
冒頭でもふれたとおり、メガネサウナーの悩みは、サウナ時にメガネが曇ること。この点、サウナ用メガネであるJINS SAUNAは「防曇レンズ(くもり止め加工されたレンズ)」を使用しているために、曇らないのが売りです。
事実、お風呂場やサウナ室に入室したときに、レンズがぶわーっと真っ白に曇ることはありません。うぉー、すごいぜ。これで、曇りをとるために、メガネをはずして指でぬぐう…なんてこともなくなりました。
ただし、お風呂場やサウナ室に入った直後などは、曇りはしませんが、細かい水滴が付着します(結露?)。それによって、やや見づらくはなります。しばらくすれば乾くので、水滴をぬぐうまでの必要はありません。
高温に耐えられる
ふつうのメガネは、サウナ室のような高温での利用を想定していません。でも、JINS SAUNAはサウナ用メガネであり、耐熱温度は120℃をほこります。レンズは、耐熱プラスチック製です。しかも、フレームは濡れても錆びにくい素材「スーパーエンプラ」を使用とのこと。
これまでは、ふつうのメガネを「壊れてもしかたがない」と自己責任で使っていたところ、いまでは安心して、サウナでもメガネをかけられるようになりました。これは、うれしい。
また、フレームが、高温でアチアチになることもないので(多少は温まりますが)、メガネに触れても安心です。ふつうのメガネだと、ヤバいくらいに熱されることがあるので(特に金属製)、JINS SAUNAのスゴさがわかります。
軽いうえにフィットする
JINS SAUNAは軽量プラスチック素材を使っているので、軽さも売りの1つです。ただ、フレームのデザインによって、だいぶ重量が異なります。重いものだと20g、軽いものだと15gといった感じです。
この点、JINS SAUNAは、フレームデザインが6種類、各種類2色のラインナップなので、選ぶのに迷いますねー。わたしは、ふだんはかけない「まんまる」のデザインを選びました。フレームが細くて、軽いのも決め手に(15g)。
なお、JINS SAUNAの鼻パッドは、フレーム一体型です(別名、鼻盛りタイプ)。フレームから鼻パッドが独立しているタイプ(いわゆる、クリングスタイプ)に比べると、鼻からフレームがずり落ちやすい…
というのが、わたしのイメージです。ところが、JINS SAUNAは、フレーム一体型なのに全然ずり落ちない!どうやら、初期タイプよりも改良を重ねたらしく、テンプル(ツル)のホールド力で、ずり落ちにくくしているそうです。
お風呂やサウナは、もともと湿気や水分があるところであり、それでもずり落ちずにフィットするのは助かります。
はずして首から下げられる
いましがた、テンプル(ツル)のホールド力についてふれました。ゆえに、メガネをはずして、テンプルで挟むことで首からかけられるようになっています。店員さんから説明をされたときには、「それ、有益?」と疑いましたが。
実際に、使ってみたら有益すぎる…外気浴のときなどは、目を閉じていることも多いので、メガネをはずしたほうが開放感があります。そんなときに、首からかけておけるのは便利。はずしたメガネを手持ちするのも煩わしいですし。
JINS SAUNAのイマイチな点
レンズがデリケートすぎる
くもり止め加工だからか、耐熱だからか、レンズがおそろしいほどにデリケートです。店舗で購入するときには、かなり念入りに注意事項を説明していただくことになります。
具体的には、ティッシュやタオルなどでは拭かないで(傷つきやすいから、必ずメガネ拭きで)、洗剤を使わないで、温泉が付着したらなるべく早く洗い流して、など。
ちなみに、わたしは「超音波洗浄機」でメガネを洗うことがあるので、たずねてみたところ、「いちばんダメ!」といわれました(笑)超音波によって、レンズの表面がボロボロになるそうです。うーん、デリケート。
ふだんのメガネとは別に持ち歩かねばならない
JINS SAUNAのレンズには、反射防止コーティングがありません(通常のレンズだとコーティングされている)。なので、注意事項として説明もされますし、WEBサイトなどでも次のように記載されています↓
「レンズ表面裏面のぎらつきが気になることがあります。 暗い場所での運転時に街灯や車のヘッドライトがレンズに写り込む場合があります」
というわけで、クルマの運転はもちろん、ふだん使いとの「併用」は厳しいものがあるでしょう。結果、ふだんのメガネとは別に、JINS SAUNAを持ち歩く必要があります。荷物が増えるし、メンドーといえばメンドーなところです。
なお、JINS SAUNAの価格は9,900円(税込)。ふだんのメガネとは別出費になる点も、デメリットにはなるでしょう。
付属のメガネケースが非実用的
JINS SAUNAには、メガネケースが付属しています。サウナマットをイメージしたパイル地のソフトケースということで、コンセプトもよくてかわいいです↓
ただ、実用的ではない…いってみれば「布」なので、このケースに入れて、カバンのなかに放り込んだ場合、いろいろな衝撃によって、最悪、メガネがブッ壊れてしまうでしょう。
前述したとおり、JINS SAUNAは、ふだんのメガネとは別に持ち歩くものと考えると、ケースはハードタイプがよかったよー、と個人的にはおもっています。
まとめ
以上が、サウナ用メガネ「JINS SAUNA」のレビューです。良い点ばかりではなく、イマイチな点もありますが、総じて見ればサウナが快適になりました。
メガネ族がサウナ活動をするうえで、フツーのメガネよりもJINS SAUNAのほうがいいよ!ということです。わたしのように、視力が悪く、コンタクトも使わない(苦手)という方には、「買いの一択」といってよいでしょう。