黄金湯(東京都・墨田区)にお泊りで行ってきましたので、レポートです。サウナがすばらしいのはもちろんですが、宿泊すれば、入場制限中でもおかまいなし。優先的に入場できる「無敵フリーパス状態」は体験に値します。
無敵のフリーパスを手に入れたければ
こんにちは、サウナ好き税理士のモロトメジョーです。きょうも、サウナしてますか?
というわけで、3日に1回のペースでサウナ通いをしているわたしが、きょう紹介するのは「黄金湯(東京都・墨田区)」です↓
東京の銭湯サウナといえば「黄金湯」であり、テレビや雑誌などのメディアでも取り上げられまくっている、どメジャーぶり。そんなこんなで、サウナーが大挙して押し寄せるものだから、連日の入場制限もあたりまえなのですね。
事前に予約をしていくか、それとも、現地で待つのを覚悟でいくか…決めかねているうちに時間ばかりが過ぎていたところ、遂に決心をしたしだいです。そうだ、宿泊でいこう。黄金湯にお泊りサウナでいこう!
ご存知かもですが、黄金湯には宿泊施設が併設されています。そこにお泊りすると、入場制限中であっても優先的に入場できるというじゃあーりませんか。これはもう、大人気サウナへの無敵フリーパスやー。
と、おフザケはこのくらいにして。黄金湯のお泊りサウナをレポートしていきます。
黄金湯の宿泊を詳しくレポート
はじめに、黄金湯での宿泊からレポートです。「宿泊はいいから、サウナの話が知りたいよ」という方は、この項目を飛ばして、その先をお読みいただければとおもいます。
黄金湯には、ドミトリー(相部屋)タイプの和室・洋室が4つずつ、計8室が用意されています。お泊りサウナの際には、黄金湯の公式WEBサイトから予約をしましょう。金額は1泊5,800円〜です。
で、わたしが泊まったのは「和室」のほうでした(和室か洋室かを選ぶことはできません)。1部屋のなかに、和室が4つ並んでいます。部屋のドア付近からの眺めがこちら↓
じぶんの部屋で、電気をつけてみたところはこんな感じです↓
部屋の前面には大きなロールカーテンがあって、それを完全に下げることで目隠しとなり、十分な個室感となります。まぁ、音は筒抜けですが、カプセルホテルのようなものだとおもえばそんなものです。
でも、カプセルホテルに比べれば、部屋の横幅は2倍くらいあるし高さもあって、とても快適に感じられました。ご覧のとおり、おふとんがあるのはよいとして、アメニティ類についていうと、まずは館内着(ハンガーにかかってる)。
これが可愛いうえに、着心地がいいのです↓
なので、滞在中はずっとこれを着てました。あとのアメニティは、部屋に置かれた風呂桶のなかに↓
ハミガキセットとフェイスタオル、ポケットティッシュとゴミ袋。シンプルで良きかな。ちなみに、風呂桶はお風呂で使うことはできません。でも、荷物を入れて脱衣所まで持ち込むことはできます。フンイキ出ますね。
枕元には、室内灯の調光ボタンやツマミ、USB-C端子、コンセントがあります。必要十分です↓
部屋のなかには、ダイヤルロック式の貴重品BOXがあります↓
じぶんで好きな番号を決めて、カンタンに扱うことができます。わたしは、部屋を出るときには念のため、財布やパソコンなんかを入れていました。13インチのパソコンでもラクラク入るほどの広さはあるBOXです↓
なお、部屋の入口はオートロックです。解錠にはカードキーが必要なので、カードキーを部屋に閉じ込めないように注意です。忘れっぽいわたしなどは不安で、なんどもカードキーを持っているかの確認をすることになります(笑)
というわけで、4人で1部屋なので、この部屋に出入りするのは最大4人です(当日は満室でした)。言ってみたら4人「しか」いませんから、それほど頻繁に出入りがあるわけではなく、滞在中に部屋のなかで顔を合わせる機会もゼロでした。
おかげさまで、夜も静かに眠ることができたのはよかったです。カプセルホテルだと、上下左右のカプセル内での動きや物音はもちろん、人の出入りも頻繁なので、うるさくて眠れぬ…ということはありますね。
その点、黄金湯では、料金はカプセルホテル並ですが、お部屋が快適という点でかなりの満足度でした。お部屋に関するレポートはこれくらいにして、いよいよサウナについてのレポートをしたいとおもいます。
黄金湯のサウナを詳しくレポート
基本情報として、料金は銭湯が520円、サウナはオプションで男性が平日530円、土日580円。女性のサウナは、平日330円、土日350円です。男女でサウナ料金が違うのは、男女でサウナ施設に差があるからでしょう。
男性サウナのほうが、より充実しています。毎週水曜日は男女入替日なので、女性でも男性側のサウナを利用することは可能です。で、宿泊の場合には、銭湯もサウナも入り放題。タオル(大・小)も入るたびに交換してくれます。
冒頭でもふれたとおり、黄金湯は大人気なので入場制限をしていることもあるわけですが、宿泊の場合にはおかまいなし。いつでも優先的に入場することができるという点でも、宿泊料5,800円はお得に感じられますね。
結局、わたしは宿泊中に3回、銭湯・サウナに行きました。チェックイン直後の16時半ごろ、20時ごろ、翌朝チェックアウト前に6時ごろ。なお、黄金湯の宿泊は、チェックインが16時以降、チェックアウトは10時までです。
わたしがチェックインしたのは日曜日、翌日は月曜日。そのあいだ、3回の入浴での混雑具合なんかも含めてレポートしていきます。
完璧なサ室、だが混む
まずは、サ室(サウナ室)から。銭湯サウナということで、銭湯ゾーンとサウナゾーンは扉を境に分かれています。サウナゾーンから先は「別世界」です。銭湯ゾーンは、いわゆるふつうの銭湯なのですが、サウナゾーンは別世界。
照度はかなり落とされていて、ほの暗く。静かで落ち着いたフンイキ。サ室のなかも、同じくです↓
広さとしては、10人ちょっと入れるくらい。壁面には「麦飯石(ばくはんせき)」なるものが敷き詰められているとのこと。麦飯石は天然鉱石のひとつで、遠赤外線やマイナスイオンの放射、さらには、サウナの輻射熱やロウリュの効果を高めるらしく、サ室内は温度・湿度ともにバッチリです。なにしろ、汗がどんどん吹き出してくる…
ミスト式のオートロウリュは、15分に1回と高頻度。ロウリュなしでも十分にアチアチなので(室内は110℃くらい)、ロウリュに合わせるもよし、あえてロウリュを外して楽しむもよしです。
なお、室内は2段構成ですが、上段と下段ではかなりの温度差を感じました。わたしはアチアチが好きなので上段が好み。座面は奥行きがあるタイプなので、ゆったりと座れて、あぐらがかきやすいのもいいですね。
室内にはテレビもありませんし、だれもおしゃべりをしませんので(おしゃべりするフンイキじゃない)、静かにじぶんと向き合うことができる最高の環境だといってよいでしょう。いうなれば、完璧なサ室です。
が、難を挙げるとすれば、混むこと。繰り返しですが、黄金湯は人気サウナですから、基本的に混みます。とくに20時のタイミングはひどかった。もちろん、入場制限はしていますし、サ室内も常に満席状態が続きます。
となると、上段に座りたくても座れない。まずは空いている下段に座りつつ、上段が空くのを待つ…みたいな。おまけに、まわりを見渡せば若者ばかり。20代とか30代ばかりといった感じで、アラフィフのわたしが1人で平均年齢を押し上げているような…
と、一抹の心細さは感じながらも、翌朝は一転。ほぼ貸し切り状態となりました。黄金湯は、朝6時からの営業です。その日は、朝からかなりの雨降りということもあってか、サウナの利用者が全然いない。
3セット中、2.5セットくらいは、完璧なサ室をひとり占めできたのは貴重な体験といえるでしょう。宿泊者冥利に尽きるというものです。そんなところも、黄金湯の宿泊をおすすめするポイントだったりします。
水風呂にも死角なし
サ室を出ると、一歩先には水風呂が広がっています。これがまた素晴らしい↓
写真だと明るく見えますが、実際にはもっと暗いです。洞窟のように神秘的なフンイキが漂っています。浴槽内でゆらめく、青いライトの光も幻想的だし。写真よりも実物のほうがはるかに映えている、珍しいケースだといえるでしょう。
浴槽は広さもあって、8人くらいは入れます。深さも90cmと、しっかり浸かることができるのがGoodです。そのうえ、水温は12℃くらいでキンキンのキン。地下から汲み上げた軟水のかけ流しという贅沢さよ。
宿泊の翌朝、貸し切り状態でひとり水風呂に浸かる時間は、まさに「ザ・至福」でした。
黄金湯は、サ室に続いて水風呂にも死角なし。というか、この水風呂こそが黄金湯の売りでもある。それくらいには存在感がある水風呂ですし、思い出してもまた入りたくなってしまいます。
外気浴だってできるんだからな
水風呂のあとは、ととのいタイム(休憩)です。この点、黄金湯には外気浴スペースがあります。銭湯サウナで外気浴ができるのは、これまた贅沢なことです↓
壁は囲われていますが、上空は完全に抜けていますので空が見えるよー。というわけで、イスに座って空を見上げるの気持ちいいー。宿泊時はあいにくのお天気で、翌朝などはかなりの雨が降っていたのですが、雨の外気浴も実は最高です。
アチアチのカラダから立ち上る湯気を見ながら、雨に打たれる…外気浴スペースに、ほかに人は無し(またまた貸切り状態)。そんな早朝の非日常感がとても印象的であり、忘れられないサウナ体験となりました。
ちなみに、夕方や夜など混雑時には当然、外気浴スペースも混み合います。満席で座れないタイミングもありますね。というわけで、サ室の入室待ちや、ととのい椅子の空き待ちなどが発生することがあるのは難点です。
まぁでも、そのあたりは人気サウナゆえのさだめでもあります。
補足を少々
黄金湯でサ活(サウナ活動)をするにあたって、必要であろう情報を補足として。外気浴スペースに、給水器があります。同じく外気浴スペースには、持ち込んだペットボトルを入れるBOXも用意されています。
シャンプー、ボディーソープは、洗い場(銭湯ゾーン)に備え付けです。別途、用意する必要がないのは助かります。銭湯だとシャンプーやボディーソープが備え付けではないとこころも、けっこうありますから。
脱衣所には、無料で使えるドライヤーも用意されています。銭湯にありがちな「20円で3分」みたいなことではありません。小銭を用意しなくてよいのも助かります。こういうところが、意外と大事だったりするのですよね。
黄金湯の休憩スペース・仕事スペースをレポート
サウナのあとは、サ飯(サウナご飯)も楽しみのひとつです。黄金湯には、「コガネキッチン」というお食事処も併設されています。フンイキはこんな感じです(室内席もテラス席もある)↓
上の写真だとガラガラですが、18時半ごろにはだいぶ混雑してました。グループでの利用も多く、にぎわっています。そんななか、ひとり夕食を食べるわたしのサ飯がこちらです↓
チキンカレー・スープ付き(850円)と、自家製ジンジャーハイ(550円)。ジンジャーハイがスパイシーなのはもちろんとして、カレーも意外とスパイシーで辛めでした。そして、とても美味しい。サ飯としてもぴったりです。
なお、コガネキッチンの営業時間中は、座席を利用するのにワンオーダー必要ですが、営業時間外は宿泊者のラウンジとして自由に利用することができます。なので、早朝はこちらでパソコン仕事をしていました↓
5時から6時までいましたが、だーれもいなくて快適。みんな寝ているのかな。ちなみに、部屋でもパソコンを使えはしますが、タイピング音は隣室に聞こえるようにおもいます。
なので、タイピングをともなうパソコン仕事であれば、ここでやるのがよさそうです。部屋ではひたすら、読書を楽しみました。
また、コガネキッチンには給水器があって、宿泊中の飲料水として自由に利用することができます。
ところで、コガネキッチンがあるのは2階です。1階にある黄金湯の上にあります。そんな2階の地図がこちら↓
地図の「LOUNGE」と「BALCONY」のところがコガネキッチンにあたります。で、同じく2階には「BEDROOM」が2つ。わたしが宿泊したのは「BEDROOM 5ー8」のほうです。もういっぽうの「BEDROOM 1-4」が洋室らしい。
BEDROOM 5ー8を出たその先に、トイレ(男女別)があります。男性側のトイレには、個室が2つ、洗面台が2つ。ハミガキなんかはここですることになります。個室2つだけかー、と不安になりましたが。滞在中、両室ともにふさがっているタイミングはありませんでした。というわけで、なにひとつ不便がない。
話は変わって、1階の番台まわりでも飲み物をいただけます。黄金湯は、クラフトビールも名物です。
とはいえ、夕方から夜にかけては混雑しており、人見知りなわたしには敷居が高い…早朝からビールという気分でもなかったので、ひとり静かにコーヒー牛乳(170円)をいただきました。風呂上がりにはうまいよね↓
さいごに、おまけとして。黄金湯からは、スカイツリーまで歩いて20分くらい。外に出たところからでもスカイツリーはチラっと見えますが、15分くらい歩けば、壮大な姿を目にすることもができます↓
季節や天気がよければ、サウナあがりにお散歩なんかもよいのではないでしょうか(夜景もよさそう)。
まとめ
黄金湯(東京都・墨田区)にお泊りで行ってきましたので、レポートしました。サウナがすばらしいのはもちろんですが、宿泊すれば、入場制限中でもおかまいなし。優先的に入場できる「無敵フリーパス状態」は体験に値します。
機会があれば、ぜひ!