サウナを楽しめる宿泊施設「Smart Stay SHIZUKU 品川大井町」で、お泊りサウナをしてきましたのでレポートします。結論、コスパお化けでした。料金に対して、クオリティが素晴らしい！ただし、注意点もあるので気をつけて。
コスパお化け、でも注意。
こんにちは、サウナ好き税理士のモロトメジョーです。きょうも、サウナしてますか？というわけで…
サウナー界隈では話題の「Smart Stay SHIZUKU 品川大井町」へ、お泊りサウナに行ってきました。そう、サウナが楽しめるだけではなくて、お泊りもできるのです。しかも、リーズナブルすぎる料金で。
というわけで、結論、Smart Stay SHIZUKU 品川大井町はコスパお化け。料金に対して、クオリティが素晴らしい。ただし、注意点もありますので、そのあたりもふまえてレポートしていきます。
四の五の言いはじめる前に、料金を先に明かしておくと…ずばり、3,480円です！これで、１泊サウナ入りたい放題。って、くぅ〜〜スゴすぎる。スゴすぎて、なんだか申し訳ない。だから、もっとサウナに入っちゃえ（なんだそれ）。
いやいや、なんか怪しいぞ。めちゃくちゃ辺ぴなところにあるんじゃないの？とおもわれるのであれば、そんなことはありません。JR大井町駅からは徒歩３分、東急大井町駅からは徒歩１分。めっちゃ、近いじゃん。近すぎじゃん。
いやいや、ますます怪しいぞ。めちゃくちゃボロボロな施設なんじゃないの？とおもわれるのであれば、それも違います。だって、入口・外観のようすはこんな感じです↓
めっちゃ小綺麗やないかーい。施設名のとおり、入口からすでに、スマートなフンイキがただよっています。では、さっそく、中のようすも見ていくことにしましょう！
まずは、お泊りスペースから
まずは気になる、お泊りスペースから見ていきます。Smart Stay SHIZUKU 品川大井町のお泊りスペースは、カプセルルームです。って、えーカプセルは嫌よ。何だか窮屈だし、何よりオシャレじゃない。何ならオジサンっぽい（←完全なる偏見）。
でも、違うんだなこれが。Smart Stay SHIZUKU 品川大井町は、「スタイリッシュカプセルルーム」をうたっています。エリア最大級の広さで快適空間をご提供します、と宣言さえしているのです。
御託はいいから、早う見せろ。という声が聞こえてきそうなので、画像を出します。こちらが、宿泊スペースのようすです↓
わたしはひと目見た瞬間に、「おー、たしかにスタイリッシュ」と納得しましたが、どうでしょう？ その昔に利用した、いわゆるカプセルホテルのイメージとはかけ離れたものがありますね。この時点でもうワクワクです。
カプセル内を徹底解説！
って、おい！ピンボケしてるじゃねーか。ということに、いま気がつきました。シャッター音が出ないスマホアプリを使っていたのですが…などという言い訳はさておき、実際のカプセル内は画像以上に広く感じます。
公式WEBサイトによると、「幅1.1m、奥行き2.1m、高さ1.1m」です。圧迫感はなく、むしろ、閉じられた空間に「なんだか落ち着くわー」という安堵さえ感じてしまいます。ちょっとした時間を過ごすなら、これで十分です。
本を読んだり、パソコン仕事をしたりしたければ、後述する「リラクゼーションエリア」や「ラウンジ」もありますので。
さきほどの画像に戻りましょう。カプセルルーム内には、枕と掛け布団、フェイスタオルとバスタオルがセットしてあります。どれも真っ白で、汚れなどもなく、キレイで清潔感もバッチリです。
ちなみに、フロント近くには「館内着」が置いてあるので、じぶんに合ったサイズのものを利用することができます。パジャマとかを持ってこなくてもよいので、館内着があるのはGoodです↓
壁には、各種スイッチとコンセント（１口）、充電用USBポート（２口）があります。カプセル内の明かりは、照明ツマミによって無段階調整も可能です。冷暖房の調整はできませんが、「換気扇」スイッチで送風のON・OFFを切り替えられます↓
宿泊したのは、残暑も厳しい９月上旬。わたしは、かなりの暑がりですが、換気扇ONで快適な室温だと感じました。暑くも寒くもなくて、ちょうどよかったです。
で、テレビ（24型・ヘッドホン付き）もあります。が、わたしはふだんから、あまりテレビは見ませんので、この日もいちども点けませんでしたが。なにはともあれ、欲しいものはちゃんとあります↓
そして、「とてもいいな」と感じたのが、カプセル内にある「鍵付きロッカー」です。服をハンガーにかけておくこともできますし、リュックサックなんかも余裕で入ってしまいます。貴重品などはここに入れておくと安心です↓
なお、鍵は「リストバンド型」で、フロントで受付をするときに受け取ります。各フロアに入るときや、お風呂スペースに入るときなどにも利用するので、滞在中は常に手首に付けているため、失くすこともないでしょう。
で、カプセルルームの奥側から入口側を見ると、こんな感じです↓
入口は、ロールカーテンなので、さすがに鍵はかけられませんが、それがカプセルというものです。ゆえに、鍵付きのロッカーには安心感があります。ロールカーテンは下までしっかり降ろせるので、プライベートが保たれてGoodです。
それから、もうひとつよかったものが「ソファマットバックパネル」です。前述の画像を再掲します↓
赤い矢印の部分、やわらかソファになっていますので、寄りかかって座るときにも背中が痛くなることがありません。いまどきのカプセルって、みなこういう細やかな配慮があるものなのでしょうか。とにかく、素晴らしい。
ちなみに、カプセルルームは、男性フロアに132部屋、女性フロアに66部屋あります。男女でフロアが分かれているので、女性でも安心ですし、各フロアにはセキュリティゲート（鍵がないと開かない）もあるので安全です↓
ここで、注意点！
というわけで、まずは宿泊スペースのご紹介をしました。設備面では、文句なしです。そのうえで、あくまで「個人的」なこととして、注意点を挙げておきます。それは、「睡眠が極めて浅くなること」です。
そもそも、カプセルですから「防音」を過度に期待してはいけません。他人のいびきが聞こえることはあります。また、わりと夜通し出入りがあったので、物音で目が覚めてしまいます。なので、なかなか深くは眠れない…
わたしはふだんから、睡眠計測デバイスを使っているので、この日も測定していたのですが、結果は「過去最悪」でした（笑）へー、こんなに眠れないことあるんだ、と逆に感心してしまうほどに。ずっと浅眠でした。
もちろん、個人差があるところなので、ぐっすり眠れちゃう人もいるでしょう。わたしも、泊まり慣れれば、ぐっすり眠れるようになるのかもしれませんし。
いずれにせよ、カプセル初めての人などは、眠れないかもしれないことは想定しておきましょう。翌日、大事な予定がある人などは要注意です。
洗面スペース、シャワールームなども充実
宿泊フロアは、カプセルスペースのほかにも、いろいろと充実しています。まずは、洗面スペースから↓
はい、ちゃんとキレイ。清潔感のある洗面スペースです。洗面台も６つあるので、混み合うこともありませんでした。
ドライヤー、洗顔フォームや化粧水、歯ブラシ、カミソリ、クシ、紙コップ、綿棒、ティッシュなど、アメニティも十分です。前述の館内着などもそうですが、わざわざ、いろいろと持ってこなくてもよいので助かります。
もちろん、トイレもありますし、おまけにシャワールームまであります。大浴場が閉まっている時間帯などにも困りませんね↓
スーツケース置き場もあります。カプセルルームのすぐそばなので、モノを取りにいくのにも便利そうです↓
共用スペースも十分に使える！
さきほどもチラッとふれましたが、Smart Stay SHIZUKU 品川大井町には、リラクゼーションエリアとラウンジがあります。どちらも、十分なスペースがあるので、共用スペースとしても十分に活用できるでしょう。
まずは、リラクゼーションエリアがこんな感じです↓
ゆったりのんびりできるリラックスチェアが並んでいます。わたしも、サウナ後はここでしばらく横になっていました。マンガや雑誌が3,000冊以上あるとのことなので、暇をつぶしたい場合にも困ることはありませんね。
続いて、ラウンジのようすがこちらです↓
というわけで、パソコン仕事をされている方もいます。わたしもまた、執筆仕事をしていました。ラウンジでは、食事や飲み物を注文することもできます。朝は、500円で朝食をつけることも可能です。わたしは食べてませんので案内掲示がこちら↓
というように、共用スペースも充実しているので、宿泊スペースはカプセルで小さくても、リラックスや仕事をしたりするのに困ることはないでしょう。
ようやくサウナの話ができます
ここからが本題、と言っても過言ではありません。Smart Stay SHIZUKU 品川大井町のウリは、サウナでもあるのですから。料金3,480円にして、宿泊のみならず、サウナ入りたい放題です。こんなことある？あるんです！
ちなみに。忘れないうちに言っておくと、フェイスタオル・バスタオルは、何度でも替えてもらえます（フロントで）。く〜〜、痺れるサービスです。濡れているタオルだと、どうしてもテンション下がりますからね。
必要にして十分なサウナ室
Smart Stay SHIZUKU 品川大井町には、大浴場があり、その一角にサウナ室があります。定員は６名なので、大きさとしては「コンパクト」な部類に入るでしょう。
なので、混雑（待ち時間が発生するのでは？）が気になっていましたが、わたしが利用した時間帯は大丈夫でした。具体的には、日曜日16時〜と、月曜日５時〜です。
なお、Smart Stay SHIZUKU 品川大井町は、宿泊だけではなく「ショートステイ（日帰り）」の利用もできることもあり、サウナーには人気の施設です。ということもあり、日曜日16時〜は、ショートステイは「ロッカーの空き待ち」が発生していました↓
この点、宿泊者は「宿泊者専用ロッカー」があるので、ショートステイのロッカー待ちとは関係なく利用することができます。と、前置きが長くなりましたが。
要は、日曜日16時〜は混んでいたので、サウナ室の入室待ちを心配していたわけです。で、３セットのあいだ、常時４〜６名（定員６名）が利用していて、ときおり、待ちが発生するくらいの混雑ぶりでした。日曜日だから混むのか、そうでなくても混むのか…
それはそれとして、肝心のサウナ室のなかみはといえば、Goodです。室内は、95℃くらいで十分に熱い。また、12分に１回のオートロウリュ（素晴らしい！）もあるので、湿度も十分に保たれていますのでアチアチです。
なんといっても、テレビがないのがいい。サウナ室にテレビがある（とくに音が出ているやつ）は、個人的に好みではありません。その点、Smart Stay SHIZUKU 品川大井町のサウナ室は、室内暗めで黙浴推奨なので瞑想もはかどります。ありがたい。
宿泊の翌朝、月曜日５時〜（早朝）の時間帯は、さすがに空いていました。風呂場内に、多くても３〜４人くらい。サウナには入らない人（お風呂だけ）もいるようで、サウナ室では１人きりの時間帯もありました。朝はいいよ、朝は。
狭いので、混雑しだいの水風呂
サウナといえば、水風呂。水風呂に入るためにサウナに入っている、と言ってもいいでしょう。そのあたりのウンチクは別記事に譲るとして↓
Smart Stay SHIZUKU 品川大井町の水風呂は、定員２名くらいのコンパクトサイズ。サウナ室の定員が６名ですから、水風呂がコンパクトでも混雑する（待ちが出る）ことはありませんでした。
ただ、水風呂がコンパクトであることの問題は、水温が上がりやすいことです。混雑して、利用者が増えるほど、水温が上がりがち。日曜日16時〜の時間帯は、20℃くらいでした。もうちょっと低いといいなぁ、という水温です。
いっぽうで、月曜日５時〜（早朝）の時間帯は、15℃くらい。これはナイスです。早起きは三文の徳、Smart Stay SHIZUKU 品川大井町に宿泊する際は、ぜひ早朝サウナをおすすめします。
休憩スペースはちょっと残念
サウナ→水風呂ときたら、さいごは外気浴。といきたいところですが、Smart Stay SHIZUKU 品川大井町に、外気浴スペースはありません。なので、風呂場内に置かれたチェアで内気浴となります。
もちろん、内気浴でもよいのですが、送風機などが見当たらず、風や空気の循環を感じられないのは「残念ポイント」です。また、風呂場もコンパクトなので、イスと洗い場やお風呂との距離が近く、少々落ち着きません。
というように、休憩スペースは残念なところはあるものの、これまで見てきた良い部分に比べれば、小さなこと・わずかなことだとも言えるでしょう。これしきで、「コスパお化け」の評価が揺らぐことはありません。
チェアはぜんぶで５脚。サウナ室や風呂場自体がコンパクトですから、５脚では少なくすぎる…ということはないですね。
なお、脱衣場にはちゃんと「ウォーターサーバー」も設置されています。サウナーにとっては「命の水」でもあり、「Smart Stay SHIZUKU 品川大井町はやっぱりスゴいや」と、嬉しくなるポイントです。
大浴場・サウナのフンイキをお伝えすべく、公式WEBサイトから画像をお借りさせていただきます↓
って、画像が小さすぎますからー。せっかく、すばらしいお風呂とサウナがあるのだから、「もっと大きな画像で、大々的にアピールすればよいのに！」と余計なお世話を焼いているわたしです。
まとめ
以上が、Smart Stay SHIZUKU 品川大井町の宿泊レポートでした。料金3,480円の「コスパお化け」ぶりが伝わっていれば幸いです。
記事中でもふれたとおり、かなり混雑する時間帯があります。フロントでは、宿泊利用者とショートステイ利用者がいっしょになるため、チェックイン・チェックアウトをするときなどには、だいぶ並ぶこともありそうです。
そのあたり、時間には余裕を持って動かれることをおすすめします。
