2023年9月末にオープンした、ととけん日本橋浜町(東京都・中央区)に行ってきましたのでレポートです。ランステ+本格サウナの極上コラボに加えて、立ち飲みビールバーを併設するという「勝ち確」な施設でございます。
申し訳ていどのサウナではない。
こんにちは、サウナ好き税理士のモロトメジョーです。きょうも、サウナしてますか?
というわけで…今回は、東京都・中央区にある「ととけん日本橋浜町」に行ってきました。2023年9月末にオープンしたばかり、執筆日現在(2023年10月21日)では真新しい施設です↓
さっそくの結論として、ととけん日本橋浜町のウリを言ってしまうと「ランステ+本格サウナ」です。だから、オモテにもそう書いてあります。デカデカと↓
ランステ、サウナともう1つ。スタンドって何?というハナシは後述するとして。まず、ランステとは「ランニングステーション」の略であり、RPGでいうところの「セーブポイント」にあたります。
って、ヘンなたとえによって、よけいにわかりにくくなりましたでしょうか。要は、ランナーが荷物を預けたり、着替えたり、シャワーを浴びたりできる場所がランステです。はじめから、そう書けばいいのに。
まぁ、それはそれとして。
そのランステにサウナも付いているのが、ととけん日本橋浜町のウリなわけで。サウナといっても、申し訳ていどのサウナが付いているのではなく、「本格派のサウナ」なわけで。つまりは、ランステとは関係なく、ランニングには興味がないサウナーでも存分に楽しめる場所なわけで。
とはいえ、わたしは「走るの大好き+サウナ大好き」な人間なので、「ランステ+本格サウナ」を強く推したいとおもいます!と、前段から熱が入ってしまいましたが、レポートをはじめていきましょう。
ととけん日本橋浜町を詳しくレポート
心静かにじぶんと向き合えるサウナ室
ととけん日本橋浜町のサウナ室は、個人的には「めっちゃ好み」です。10人くらいは入れる広さであり、けして小さくはありません。室内は、ほのかな明るさで、テレビやBGMは無し。これ、これなのよ、オレが求めているのは↓
オマエの求めているものなど知らん、と言われればそれまでなのですが。何はともあれ、心静かにじぶんと向き合えるサウナ室というのも、意外と多くはありません。わたしは、「サウナ室=瞑想スペース」と考えているので、できることなら、瞑想に適したサウナが好きなのです。
共感していただけるのであれば、ととけん日本橋浜町のサウナ室は、間違いなくおすすめできます。で、このサウナは、20分おきのオートロウリュです。おもうに、けっこうな水量なのですよね(ふつうだったら、すまぬ)。
だからかどうなのか、ロウリュ後はかなりアチアチです。瞬間的に熱いというよりも、その熱さが残り続けて、わりと長くアチアチが続きます。これはいいんだぜぇ。と、若干ワイルドになるくらいのアチアチです。室温は90℃くらい。
しっかり瞑想できるばかりではなく、しっかりと蒸されることもできるので、とても満足度が高いサウナ室でした。となると、期待しちゃうのがアレだよな。えっ?アレはアレに決まっているでしょうよ。もちろん、水風呂です。
キンキンな水風呂はお好きですか?
サウナとはすなわち水風呂である。と言ったのは、わたしです。いま言いました。とにもかくにも、サウナは水風呂がなければ完成しないのです。気分の問題ではなく、科学的にそうなのです。
サウナ室で蒸されることにより、交感神経が活性化します。その後、水風呂に入ることで、冷たさの刺激によって交感神経はさらに活性化。冷たさに慣れてくると、副交感神経が優位へと切り替わる。このとき、交感神経と副交感神経の「落差」が大きいほど、いわゆる「ととのい」につながるのですね。
いやいや、ウンチクはいらねーんだよ。と、おもわれたでしょうか。おもわれましたよね。だから、もうやめます。ととけん日本橋浜町の水風呂(男湯側)はこんな感じです↓
というわけで、おもしろいカタチをしています。全体としては正方形なのですが、4分の1にあたる広さが区分されているのですね。で、4分の1部分は「超冷水」、残りの4分の3部分は「冷水」と分かれています。ほほう…
わたしは、サウナ好きとなって以来(←まだ半年なのにエラそう)、「水風呂は冷たければ冷たいほどいい」とおもっているフシがあります。なので、超冷水風呂があるだなんて「わかってるじゃねぇの」とおもうわけです(←また、エラそう)。
この日の水温計だと、超冷水が4℃、ふつうの冷水のほうは16℃くらいでした。冷たければ冷たいほどいい、などと言っておきながら、4℃は尋常じゃありません。わたしレベルでは20秒が限界です。
ちなみに、「冷たければ冷たいほどいい」というのは、医学的には間違ってますね、完全に。カラダへの負担が大きすぎますから、いろいろなリスクがあることは理解しておいたほうがよいでしょう。わたしも、最近は少し考えをあらためているので(←少しかい!)、超冷水のほうは3セット中1回だけにとどめました。
でも、超冷水はいいのよ。クセになるのよ。ドーパミン全開なのよ。それもリスクなのですが。
なにはともあれ、ふつうの冷水のほうもじゅうぶんに冷えています。そして、16℃は水風呂としては最適ゾーンにあたる水温ですから、ととけん日本橋浜町は水風呂もすばらしいのです。えっへん。
別に、わたしが威張るところではありませんので、次にいきましょうか。もちろん、外気浴です。
外気浴はあたりまえじゃないんだからな
いましがた、あたりまえのように「外気浴」と言いましたが。外気浴できるサウナ施設があたりまえではありません。外気浴はできず、内気浴だけの施設はあります。でも、ととけん日本橋浜町には、外気浴があるんだ。すばらしい。
全体としては、大きな施設ではありませんが、コンパクトに「あるといいな」がぜんぶある。といえるのが、ととけん日本橋浜町のすばらしいところだとおもいます。申し訳ていどのサウナでは、とうていできないことです。
で、外気浴スペースはこんなふうになっています↓
建物のバルコニー的な部分が、外気浴スペースになっています。画像のさらに手前には、インフィニティチェア(リクライニングできる椅子)が1脚あるので、最大5人まで外気浴が可能です。壁や屋根に囲まれてはいますが、スキマがあいているため、風がよくとおって気持ちいい。
この日は、平日(金曜日)の11時半くらいでしたが、利用者は5〜6人くらい。なので、外気浴スペースが満席になるタイミングもありましたが、「待ち」が発生するまでにはいたらず。スタッフの方によると、夕方以降は混むことが多いようなので、やはり午前中〜午後の早い時間帯がおすすめですね。
良いサウナとして認知が進めば、さらに混むような気もしていますし。
それはさておき、おすすめはやっぱり「インフィニティチェア」でしょう。横になって上を見上げると、その部分だけは屋根などの遮るものもなく、ダイレクトに青空を眺めることができます。あまりの気持ちよさにおもわず、「インフィニティー!(〇キティー!的な)」と叫ばないように注意です。叫ばないか。
ハナシを戻して。全体がコンパクトなので、「サウナ室→水風呂→外気浴」の動線が最短距離です。これがまたいい。施設によっては、水風呂が遠い…とか、外気浴が別フロア…みたいなこともありますから。それだと、せっかくの「ととのいタイム」をロスすることになるので残念です。
だから、動線ひとつとっても、ととけん日本橋浜町はすばらしい。というか、「ととのい」にとことんこだわっている。「ととけん」とは、「ととのい研究所」の略であり、その名に偽りなしであることがわかります。
ととのいといえば、温かいお風呂まであることも、忘れずにお伝えしなければなりませんね↓
これまたコンパクトなので、基本、1人用ですが(2人でも入れますが、オジサン2人とかは躊躇しがちw)。壁面に40℃くらい、と書いてあります。ととけん日本橋浜町は、いろんな壁に、無造作な手書き文字があるのもおもしろいです。
寒い季節はとくに、サウナ前のいわゆる「湯通し」や、サウナ後のしあげとして、温かいお風呂があるのは助かりますね。
おいおい、ビールサーバーは反則だ
ほんじゃ、サウナも満喫したし、帰ろうかね。と、1階に戻ってくると(5階建て、男サウナは4・5階)。おいおい、おしゃれスタンディングなスペースがあるじゃないの↓
しかも、ビールサーバーがあるのは反則です。8.5kmほどランニングして、そのあと1時間サウナして。これで、飲まなかったら、何のためにここに来たのかとなってしまうでしょう。
いやいや、別になりませんね。ただただ、ビールを飲みたいだけの言い訳です。だから、おとなしく飲めばよいのです。ちゃんと、飲みました。生ビール、660円なり↓
うまいんだな、これが。というわけで、写真を撮る前に、飲んじまったよ。泡がもうないよ、映えないよ。だれも、オジサンのブログに映えは期待していないよ。そうですか、そうですか。
そんなオジサンにも、イケメンのスタッフさんがお付き合いをしてくれました。ビールを1杯楽しむあいだ、お話相手になってくださり、とても優しいです。陰キャでコミュ障なところがあるわたしですが、苦痛を感じることもなく。
なお、メニュー・料金表はこんな感じです↓
上記のとおり、施設の利用料は、「ランステのみ」「サウナのみ」「ランステ&サウナ」で分かれています。わたしは、「ランステ&サウナ」の1.5時間を利用しました。なので、1,760円です。
なお、1.5時間というのは「サウナ」の時間であり、ランニングに行っている時間は含まれません。そのあたりのお話も、ちょっとしておきましょうか。
ランステ&サウナはどんな感じ?
入館時に、利用するメニューを選択して料金を支払います(各種キャッシュレス決済なのもGood)。「ランステ&サウナ」でお願いすると、こちらを一式いただきました↓
フェイスタオルと、ロッカーのキー(黄色の)、それからサウナ利用者のリストバンド(赤色の)です。これをもって、更衣室に向かいます。更衣室のようすは、こんな感じです↓
ロッカーのサイズも大きいので、リュックなんかもちゃんと入ります。着替えが済んだら、いざランニングへGoです。このとき、さきほど受け取ったロッカーのキー(黄色の)を持って出かけます。
帰ってきらた、受付でキーに付いているバーコードを読み込んでもらいましょう。そこから、サウナの時間が計測スタートです。
ところで、おすすめランニングコースは、ととけん日本橋浜町のWEBサイトに3つほど掲載されています。わたしは、そのなかから「浅草寺参拝&隅田川リバーラン(約8.5km)」を選びました↓
この日の実際の景色は、こんな感じでした↓
けっこう映えじゃないですか?映えてるよね?と、何をそんなに映えを気にしているのかわかりませんが。天気もよくて、川沿いを中心に気持ちよく走ることができました↓
これで、このあとサウナとか最高すぎるだろう。そのあとビールとか、走りはじめた時点ですでに「勝ち確」なのです。
なお、ランステのみ利用であれば、サウナは入れませんがシャワーは使えますし、ドライヤーやアメニティも用意されています↓
まとめとおまけ
以上が、ととけん日本橋浜町のレポートです。はじめに書いたとおり、「ランステ+本格サウナ」がウリの施設です。ランナーもサウナーも、ともに楽しめる良い施設でした。ご興味あれば、ぜひいちど!
さいごにおまけとして、この日の「サ飯(サウナのあとのご飯)」を紹介です。ととけん日本橋浜町から、徒歩5分くらいのところに見つけた「浜町軒」。ザ・町中華なフンイキがただよっています↓
席数は、カウンター3名、テーブル4名くらい(だったとおもう)。常連さんも多いのか、座席は埋まっていました。で、注文したのは「チャーハン(650円)」です。やはり、これぞ「ザ」なチャーハンが登場↓
味付けは、正直かなり濃いめ。でも、サウナで塩分を失ったカラダにはベストマッチ。ほかの皆さんが食べていた料理も美味しそうだったので、ととけん日本橋浜町とセットで訪問してみるのはいかがでしょうか。