サウナ東京(東京都・港区)に行ってきましたので、レポートです。すべてが圧巻の施設であり、盛りだくさん。帰り際にはまるで、「遊び尽くせぬテーマパークの名残惜しさ」を感じて淋しくなったり…みたいな。
テーマパークの異名はダテじゃない
こんにちは、サウナ好き税理士のモロトメジョーです。きょうも、サウナしてますか?
というわけで、3日に1回のペースでサウナ通いをしているわたしが、きょう紹介するのは「サウナ東京(東京都・港区)」です↓
その名は全国に轟き、サウナ好きであれば知らぬものはいないであろう、メジャーオブメジャーな施設です。オープンは2023年4月、わたしがうかがったのは「もうすぐ1周年」というタイミングでした。
で、その1周年を前に「営業時間」の変更がはじまった日でもあり。だからかどうなのか、おそろしいくらいに空いていまして(後述)、そういう意味でも快適で贅沢な時間に大満足なのでした。
とはいえ、サウナ東京は「サウナのテーマパーク」という異名を持つほどに、あれこれと盛りだくさんです。3時間ですべてを満喫できるほど底浅いものではなく、帰り際にはまるで「遊び尽くせぬテーマパークの名残惜しさ」に淋しくなったり…
楽しかったのか、楽しくなかったのか、どっちなんだい?
はい、もちろん楽しかったので、そのあたりを詳しくレポートしていきます。
サウナ東京を詳しくレポート
はじめに、ちょっとだけ前置きを。うかがったのは、朝9時すぎです。前述したとおり、この日から営業時間の変更があり、24時間営業となりました。7時45分〜9時までは浴室清掃なので(8時半〜9時は入退館不可)、9時は朝イチという感じになります。
料金は、利用時間によって異なり、「1時間まで 1,600円、3時間まで 2,700円、6時間まで 3,900円」です。で、わたしは3時間ほど滞在しました。なので、2,700円です。もちろん、タオル(大・小各1枚)も料金に込みです。
各種アメニティ(シャンプーやら化粧水やら)もそろっていますので、手ぶらでOK。このあとご紹介する施設も含めて、お値段が「割高」ということはありません。値段自体が安くはありませんが、コスパとしてはじゅうぶん納得。
それではまず、サウナ室から見ていきましょう。
5室もあると迷うんだってば
はじめに言っておきます。サウナ室は、ぜんぶで5室です。いやいや、多いよ。多すぎるよ。そんなにあると、迷うんだってば。って、いきなりクレームですか?いえいえ違います、嬉しい悲鳴というヤツです。嫌よ、嫌よも、好きのうち。何のハナシだっけ?
サウナ室の話です。だから、5室もあるという話です。で、わたし的にいちばん良かったのが「瞑想」というサウナ室でした↓
実際の室内はかなり暗いです。そのうえで、上図のように、席が区切られた空間になっています。背もたれに角度が付いた椅子が快適なんだな、これが。室温は80℃くらいで、熱すぎずヌルすぎず。鳥のさえずりBGMが心地いい…
各座席の横には、水が出るホースが用意されていて、水をアタマからかぶることも推奨されています。えー、どうなのよ?と、おもいながらもかぶってみたら…し、至福すぎる。熱くなってきたらまたかぶると、カラダの熱がリセットされるので、もはやエンドレスです。
長居しすぎて、のぼせたりしないように注意して。何はともあれ、瞑想サウナにはうってつけ。最高です。
次によかったのが、「蒸喜乱舞」というサウナ室。サウナ東京の「メインサウナ」と位置づけられています↓
とにかく広い!40人くらいは入れるとのこと。照明はいろいろと変化しますし、座面にはスピーカー。1時間ごとにアウフグースが行われていて、まさに乱舞な空間です。わたしも2回、アウフグースに参加しました。
10時の回では、室内中に響き渡る音楽とともに。ちなみに、参加者は3人。えっ、マジで?そんな贅沢でよいのかと、むしろ申し訳なくなる感じではありましたが、とにかくこの日は空いていたのです。ある意味、貴重な体験でした。
ちなみに、サウナ室のあるフロアには、タオル生地のサウナマットが積み上げられています。サウナ室に入るたびにあたらしいサウナマットを使う感じで、退室するときには座面の汗をマットで拭き取ってね、というスタイルです。
使いおわったサウナマットは、回収ボックスへ。サウナマットを持ち歩いたりしなくてよいのがGoodです。快適。
では、続いてのサウナ室は「昭和遠赤」です↓
その名のとおり、ザ・昭和のサウナがコンセプト。いわゆる昭和ストロング(カラカラでアチアチ)なサウナ室とされています。が、サウナストーブの上には、鍋らしきものも置かれていて、あるていど湿度も保たれているもよう。
室温計は100℃超えで、たしかに熱いのですがイヤな熱さではなく。フシギと気持ちよい。遠赤ヒーターでジリジリと焼かれる感じもまた良きです。室内にはテレビもあって(音あり)、これまた昭和のサウナ。ほかには誰もおらず、10分ほど貸し切りでした。幸せ。
続いてのサウナ室は、「手酌蒸気」です↓
サウナストーブの横には、バケツとラドル(柄杓)が用意されています。というわけで、セルフロウリュが可能です。じぶんでロウリュするのって、テンション上がるよねー。というわけで、当然にロウリュします。
しかも、またまた貸切状態なので、誰に遠慮をすることもなくロウリュできるのもありがたかったです。ちなみに、セルフロウリュは10分おき。時間をはかる用の砂時計が設置されています。
で、室温は100℃くらい。ロウリュの湿度もあってアチアチです。さらには、壁面の木材はすべて「ケロ(高級木材!)」というから、テンションはますます上がります。照明もほどよく暗くて、居心地のよいサウナ室でした。
これでさいご、5つめのサウナ室は「戸棚蒸風呂」です↓
ご覧のとおり、お風呂とサウナストーブの組み合わせ。実際には、常時蒸気が充満していて、「なにも見えん!」みたいな状況です。お風呂は浅くて、壁際に腰掛けて、半身浴みたいな感じで、上半身は蒸気を浴びることになります。
なにこれ…?新体験です。蒸気がかなり熱くて、上半身のアチアチと下半身のヌル湯とで不思議な感覚になります。湿度たっぷりでリラ〜ックスするのに最適でしょう。江戸時代に流行した戸棚風呂を現代風にアレンジしたとのこと、遊び心もあっておもしろいですね。
3つあるけど迷わない
サウナ室のあとは水風呂です。サウナ東京の水風呂は3種類あります。サウナ室は5つもあって、どれに入るか迷ってしまうわけですが。水風呂の場合には迷わなーい。なぜなら、冷冷交代浴で3つぜんぶに入るから!
ちなみに、3つの水風呂の温度はざっくり、「8℃、15℃、22℃」という感じです。浴槽にはそれぞれ、「凍」「冷」「涼」との名前がつけられています↓
わたし的には、まず8℃のキンキン→22℃でポカポカ→15℃でヒエヒエ、というのがベストでした。冷冷交代浴ではなくとも、じぶんの好みの水温を選べるのはいいですよねー。キンキンが好きな人もいれば、苦手な人もいますし。
サウナーそれぞれが好きな楽しみ方をできる、選択肢がいろいろあるあたり、サウナのテーマパークたるゆえんといえるでしょう。サウナ室5×水風呂3ですから、いろいろな楽しみ方ができます。時間がいくらあっても足りないわ。
で、これだけ水風呂もありますから。多少、人が多くなったとしても、大きな待ちが発生したりもしないのではないでしょうか。水風呂待ちはけっこうツラいものがあるので…なお、この日は水風呂も貸切状態でした。贅沢すぎる。
圧巻のととのいルームに堕つ
水風呂のあとは、ととのいスペースです。ウワサには聞いていましたが、やはり圧巻、やはり壮観です↓
スゴすぎて、ちょっと笑います。人間、よくわからなくなると、意味もなく笑ってしまうものなのです。チェア(30脚くらいある…)のほかにも、畳敷きで横になれるスペースもあります(上図の奥側)。これがまた、気持ちいい…
やっぱりね、ととのいは横になったほうがいいです。そのほうが血の巡りがよくなり、全身の体温が均一に近づくので、よりととのいやすくなりますね。だから、横になれるスペースがあるのはとてもありがたいのです。
さすがは、テーマパーク。ととのいにも、まるで抜かりがありません。そして、このととのいスペースには、もうひとつのお楽しみがあります。それが、ドリンク飲み放題!
1時間以内だと300円、1時間以上だと500円。なので、3時間利用のわたしは500円です。飲み放題の対象は、ポカリスエット、デトックスウォーター、麦茶の3種類。ポカリ飲み放題とか、もう夢の国でしょう。たぶん。
カウンターに行くと、氷が入ったグラスを渡してもらえます。飲み終わったら返却する。また次に飲むときには、あたらしいグラスをいただく。なんか贅沢すぎて、申し訳なかったです。贅沢の非現実感がまた、テーマパークなんよ。
ところで、サウナ東京ではサウナフロア(サウナ室、水風呂、ととのいスペースがあるフロア)は私語禁止です。なので、とても静かにサウナに集中できるのがすばらしい。おしゃべりがひどくて残念な気持ちになることはありますからね。そういうのがイヤな人には、とても居心地がよい場所でしょう。
そういえば、ととのいスペースとして「冷気浴ルーム」もありました。室温5℃ということみたいですが、サウナで温まったカラダからすると寒いわけでもなく、選択肢として「アリ」でした。あたらしい体験は楽しいものです。
寒いで思い出しましたが、サウナフロアとは別フロアに、洗い場と暖かいお風呂もあります。こちらのフロアは、おしゃべりも自由です。なので、人が増えるとちょっとにぎやか(わたしがサウナを出るくらいには、だいぶ人も増えてきました)。
サウナあとの暖かいお風呂もいいんですよね。冬場などは、暖かいお風呂がないとちょっとキツいものですし。そのあたり、サウナ東京は「あったらいいな」がぜんぶある。
サ飯もうまいんだな、これが
サウナ東京には、「サ飯東京」というお食事処があります。目移りするほどメニュー豊富でしたが、映えを狙いにいくわたしが選んだのがこちら。ローストポーク丼(980円)です↓
サウナで失った塩分を欲するカラダにもベストマッチ!卵黄を崩すと、ポークの油分とタマゴのまろやかさがあいまって、さらなる絶品サ飯に昇華します。お食事処のフンイキもステキでよいです↓
広めの休憩処もあって、コワーキングスペースとしても利用できます。サウナ→仕事→サウナ→仕事…は、天下無敵の無限ループです↓
まとめ
サウナ東京(東京都・港区)に行ってきましたので、レポートしました。すべてが圧巻の施設であり、盛りだくさん。お値段的に、ふだん使いできる施設ではありませんが(わたしには)、リピート確定の施設です。
じぶんへのご褒美サウナ!みたいなときには最適の施設でしょう(わたしは、サ活100回記念でうかがいました)。というわけで、機会があればぜひ。