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【るろうに剣心/和月伸宏】 ほんとうに活かせる名言をみつけよう #2

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古今東西、世の中はたくさんの名言であふれています。
自分にとって「活かせる」名言、みつけてみませんか?
きょうの名言は・・・

大事なものを失って…身も心も疲れ果て…
けれどそれでも決して捨てることが出来ない想いがあるならば
誰が何と言おうとそれこそが君だけの唯一の真実

和月伸宏さんの漫画「るろうに剣心」からの抜粋です。
同作品はアニメ化や実写化もされていますのでご存知の方も多いはず。

幕末の動乱期、修羅さながらに人を斬り、その血刀をもって新時代明治を切り拓いた最強の維新志士、人斬り抜刀斎。
それが、この物語の主人公です。

動乱の終結とともに時代の表舞台からは姿を消したその男は、流浪人・緋村剣心として生きる道を選びます。
もう誰も斬らないという「不殺(ころさず)」の誓い逆刃刀(さかばとう)を手に。

逆刃刀とは峰と刃が逆になった刀。ゆえに普通に振り下ろせば峰打ちです

強き者の宿命か、流浪のさなかもさまざまな戦いに巻き込まれていきます。
流浪人となり、「不殺(ころさず)」を貫こうとする剣心ですが、厳しい戦いがかつての「人斬り」の心を幾度となく揺り動かします。
不殺の流浪人を貫くか、人斬りとしての強さを取るか―

そしてついに、難敵に大切な女性を奪われた剣心は、絶望し、人生を捨てたものの最終領域「落人群(らくにんむら)」に身を落とします。

紹介した名言。
これは落人群に住む老人(実は剣心とは奇縁があります)が、絶望しながらもなお、人生を捨ててはいない剣心をふたたび奮い立たせた言葉です。
難敵に苦しむ仲間が助けを求める声を、剣心は捨てられずにいたのです。

<剣心>
…もういいはずなのに… もう疲れたはずなのに… はず…なのに

その手には強く握られた逆刃刀。

<老人>
…ここは 落人群というところはのう
聖者だろうと罪人だろうと来る者は拒まぬ
ただし本当の住人になるにはあらゆる全てを捨ててもらわねばならん…
「失くす」だけでは駄目でのう…何か一つでも「捨て」きれなかった者は全て皆
その「捨て」きれないものを手に再び立ち上がり去っていく…

君も―… …駄目なんだ…

剣心が「捨てきれていない」ことを示唆する老人。

<剣心>
まだ… 見つかっていないんだ… 俺が犯した罪の… 人斬りの罪を償う答えが…
どうしても見つからないんだ…

<老人>
そうかのう …君の心の弱々しい迷いと裏腹に 
君の手は強く握りしめて離さない…

そして、先ほどの名言へと続きます。

私たちもまた、自分の思いや考えと、現実との折り合いに苦しみ悩むことがあります
ときに、終わりの見えない迷いは非常につらいものですよね。

半面、苦しみ悩むほどに、そこには強い思いや考え、すなわち信念があるといえます
悩みもそこそこに、現実と容易に折り合いをつけられることができたなら、それは「柔軟な思考」か、あるいは単に「信念の欠如」かを問う必要があります。

剣心の話でいえば、人を斬ってさえ、それは「人々の苦しみを放っておくなどできない」という信念あってのことでした。
だからこそ、人斬りの罪への償いと目の前の戦いという現実に深く悩むのです。

もちろん、私たちは人斬りではありませんし、時は幕末でも明治でもありません。
ですが、誰しも「日々の生活」というある種の戦いの中に身を置いています。
その中で、人であれ、モノであれ、思いであれ、いろいろなものを失くしてしまったり、失くしそうになったります。
それはそれで厳しい戦いです。

直面するつらい苦しみや悩みの時に、「それでも決して捨てることが出来ない想い」こそが、「誰が何と言おうとそれこそが君だけの唯一の真実」であることに気づけるように。
逆刃刀(誓い)を手にふたたび立ち上がることができるように。
そんな思いで選んだ今日の名言です。

真実は誰かが決めるものではなく、自身との対峙の末の信念が決めるもの

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  きょうの執筆後記
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漫画なんて・・・そんな声もあるかもしれません。
ですが、何から感じ、学び取ることができるかなんてわかりません。
要は「耳を澄ますこと」なのだと思います。そういう心の姿勢を心がけます・・・

 

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