仕事に疲れた。人生に疲れた。
毎日働くことを通じて、思い悩む時期はだれにでもあるもの。
そんなときに心を支え、よりどころになってくれる本とは・・・?
逃げてもそこに「こたえ」は無いから
前職を退職し、独立開業してもうすぐ2か月です。
退職前には、悩みに悩んだ「働くこと」の意味。
悩んだ末に選んだのが独立開業という道でした。
仕事に悩んだからといって、退職や独立開業ばかりが道ではありません。
「いまの仕事」を続けるという道ももちろんあります。
いずれの道を選ぶにせよ、悩んだ以上、迷った以上は、「こたえ」をみつける必要があります。
道を選ぶこと自体は「こたえ」ではないからです。
「こたえ」無き選択は、解決ではなく問題の先送り。
いずれ必ず「こたえ」を迫られ、なんども悩み苦しむことになります。
私自身もそうでした。
繰り返される毎日、繰り返される仕事を言い訳に、「いまの仕事」を選択していることが「こたえ」だと勘違いしていました。
勘違いというよりは、思い込もうとしていたのかもしれません。
ですが結局のところ、それは「逃げ」でしかありません。
その場限りの「逃げ」は自分を苦しめ、疲弊させ続けることになります。
ひどい場合には、体調を崩したり、心を病んでしまったり。
長い人生にあって、多くの時間を費やすことになる仕事。
そこに「こたえ」無くして、人生のほんとうの幸せを語ることはできないでしょう。
悩んだ時にこそ、迷った時にこそ、逃げずに自分と向き合う。
向き合うことに辛さ、怖さを感じるとき、本はひとつの支えになります。
私の心を支えたおススメの3冊を紹介します。
「働く理由」 先人の言葉のシャワーを浴びる
働く理由に迷い、大学卒業後3年で転職した著者が集めた、著名人による仕事に関する全99の名言集。
「何のために働くのか?」など14のジャンルに分けられた名言を、
著者がわかりやすく解説します。
名言は奥深く、得るところは読み手のとらえ方しだいでもあります。
読み手の年齢や経験などを選ぶものではありません。
働くことの意味を見出す、心に刺さる名言がきっとみつかります。
この本から得られること
・「生活のためだけ」ではない働き方
・働く動機を支える拠り所
「仕事は楽しいかね?」 前向きな明日を見つけたいなら
ひょんなことから出会うことになった、
仕事に不満をもつ「主人公」と風変わりな「老人」。
大雪で足止めされた空港で一昼夜交わされた、二人の対話を描いた物語です。
主人公が出会った老人は、実は高名な実業家。
仕事への不満に侵された主人公を、老人は独自の哲学で「あたらしい境地」へと導きます。
わたしも自分自身のことで悩んでいたとはいえ、環境や周囲にも不満が及ぶことは当然ありました。
でも、心をそこに持っていってはダメなんですね。
不満は基本的に「人のせい」です。
それは「変わろうとしない自分」を容認する行為でもあります。
自分が変わらなきゃ何も変わらないことを優しく導かれた本。
不満でいっぱいながら何もできない毎日に悩む人に、「明日からできること」を教えてくれる1冊です。
この本から得られること
・明日から変われる前向きな気持ち
・失敗を恐れないトライアンドサクセスの姿勢
「幸せになる勇気」 あえてハードに向き合うために
100万部を超えるベストセラー「嫌われる勇気」の続編。
アドラー心理学について、青年と哲人の対話を通じて学べます。
「嫌われる勇気」から3年後の設定。
教師として教育での実践を通じ、アドラー心理学にあやまりを感じた青年が、
怒りに燃えて哲人のもとを訪れるところからはじまる物語。
青年のもつ「仕事に対するアドラー心理学への思い」を中心にしながらも、自立とはなにか、他人との関わり方など、生きることの本質が語られます。
青年と哲人との会話に思いを重ねれば、それは自分自身との対話でもあります。
人生の迷いに対する「不動のこたえ」に迫ることができる1冊です。
全体に「逃げ」を許さない厳しさを要求される内容ですが、わたし自身、じっくりと「自分と対峙」する時間を得られました。
「もう逃げたくない」という思いなら、開くのはこの本です。
この本から得られること
・過去ではなく、これからどうするかの思考
・他人への要求ではなく、自分が変わることへの勇気
・ほんとうの「幸せ」のカタチとはなにか
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きょうの執筆後記
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昨日は、終日オフ。静かなオフの終わりに恐怖はおとずれました。
Google Analyticsを眺めていると、Samaraなるところから、
自分のブログサイトへのアクセスを発見!
「Samaraってなに?」とググっていると不正アクセスの可能性。
Samara怖い・・・とおののいてばかりもいられません。
アクセス制限のために、「.htaccess」なる未知の世界で戦うこと1時間。
Samaraなどロシアからのアクセスは意外と多いよう。
いろいろと気を付けなければいけません。