スタバは店舗ごとに各種のコーヒーセミナーを行っています。
今回は「フードペアリング編」参加のレポートです。
「違いがわからない男」は、果たして「違いがわかる男」になれるのか?
セミナーの概要をレポート
わが家はもともとインスタントコーヒー志向。基本、ネスカフェバリスタです。
5種類のコーヒーがつくれるというマシンですね。
しかし、
どれだけの種類のコーヒーがつくれようと、レギュラーソリュブルコーヒーを名乗ろうとインスタントはインスタント。
ネスカフェさんごめんなさい、悪意はありません。
インスタントと豆ではさすがに違うだろう?、という比較のはなしです。
豆をわかっていない人が、「違いを求めて」セミナーに参加した結果どうなったのか。
参加レポートをさせていただきます。
ちなみに、同セミナーをビジネス思考した場合のレポートはこちら↓
オープニング
スタバのコーヒーセミナーは現在4種類(季節限定・店舗限定を除く)。
店舗ごとに、実施日時や定員などが違います。
WEBサイトからオンラインで検索・申し込みができます。
各コース 2時間 3,000円(税抜)
・おいしいいれ方 アイスコーヒー編 ・フードペアリング編 ・エスプレッソ編 ・ハンドドリップ編 |
全セミナーを制覇すると、「カスタマーコーヒーマスター」に認定されるそうです。
「違いを求めて」セミナーに参加するのであれば、フードペアリング編はベストな選択です。
フードペアリング編では、まず「コーヒーの表現」を学び、続いて「フードペアリング」。
つまり、コーヒーとフードとの組み合わせについてを学ぶという2部構成です。
では、セミナーの具体的なおはなしです。
当日、店舗に行ってみますと、案内されたのは通常の客席の一角(店舗によって異なるかもしれませんが)。
8人ぐらいが座れるテーブル席です。
まわりのテーブルには普通にお客さんが居ますので、「えっ、ココで?」って感じです。
時間になって現れたのは、黒いエプロンを身に着けた2人の女性店員さん。
「お~、ブラックエプロン!」つ、強そう。
合格率10%前後と言われる難関をくぐり抜けた、バリスタの中のバリスタが「ブラックエプロン」です。
ですがその威光をかざすような方たちではありません。
おひとりはまだ初々しい若い方。おとなしい感じですが表現がユニーク。
もうひとりはとても気さくで場をしっかりつくるリーダータイプ。
全体にとてもフレンドリーな雰囲気、これはスタバ店員さん共通ですね。
対する参加者は、わたしとその妻、以上。定員は6名だったはずじゃ・・・
講師2名、受講者2名。予期せずして豪華プライベートセミナーがはじまります。
第1部 コーヒーの表現を学ぶ
要は「利きコーヒー」です。
はじめに、コーヒー豆がひかれた粉、それぞれの「香り」を体験します。
この日、用意されたコーヒーは3種類。
グアテマラ アンティグア、スターバックス カティカティブレンド、スマトラ。
「カティカティ?知らんし」、名前も香りもさっぱりわからない。
やはり違いがわからない男にはわからないのか・・・
でもバリスタはやさしく次のステップに案内してくれます。
「安心してください!だいじょうぶですよ」と、いったところです。
次に、「酸味とコク」の体験です。
酸味の例としてオレンジジュース、コクの例としてミルク(普通の牛乳と無脂肪)。
コーヒーを表現するとき、違いがわかる人は「酸味がどうこう」「コクがどうこう」言いますよね。
その酸味とコクについて理解をしておこうということです。
ところで、「舌」は味わいの箇所が決まっていることを教えてくれます。
舌の「先っぽ」は甘さを、「両はじ」は酸味を、「奥」はコクを感じるとのこと。
味わうときには「舌」の感覚に集中です!
続いていよいよ、3種のコーヒーをテイスティング。
美味しそうだからとゴクゴク飲んではいけません。それではただのドリンキング。
学んだとおり、香りと味わいとを順に確認します。
口に入れるときには、お蕎麦をすするように音をたてて吸い込みます。
空気もいっしょに吸い込むような感じ。
ふだん、人前でやってはいけません。お行儀が悪い人になってしまいますので。
慣れるまで違和感がありますが、何度かやっているとうまくできるようになります。
口に入れた後は、舌のうえで「苦味」「酸味」「コク」を感じていきます。
はい、ではコメントタイムです。
「コク深く、それでいてしつこくない」みたいな。
当然、そんな気の利いたことは言えません。
とはいえ、残念ながら「コメントなし」をバリスタ2人は認めてくれません。
バリスタのコメントを披露いただきながら、わたしたちにもなんとかコメントを求めます。
やさしいフリして、そこはキビシイのね・・・
「ちょっと酸味が強い・・・かな?」なんて言う程度のわたしでしたが、そのあたりをしっかり「受け入れ」、うまくリードしてくれるやさしさはさすがです。
なんとか、3種のコーヒーに特徴を見出したところで第2部へ続く。
第2部 フードペアリングを学ぶ
さきほどの3種のコーヒーと、いろいろなスタバフードとの組み合わせを実践です。
けっこう飲みます、そしてけっこう食べます。
甘いクッキー、酸味のあるケーキなど、それぞれに特徴あるフードと、特徴あるコーヒーとの間でベストマッチを探ります。
ここで意外な驚きがあります。
第1部ではわかりにくかった「違い」が、すこしわかるようになります。
フードとの組み合わせで、コーヒーの違いが際立つのですね。
そして、コーヒー単体では「酸味が強すぎるなぁ」と思っていたコーヒーも、「酸味のあるケーキ」といっしょになることで「いや、ウマいかも」となったりします。
「いつもこの豆」というのもよいのでしょうが、場面によって豆を変える楽しさ・奥深さを体感できます。
食事とお酒の関係といっしょです。
セミナーでは「COFFEE PASSPORT」(トップの画像参照)が配布されます。
コーヒーに関する情報が記載されたページと、コーヒーの銘柄ごとのページがあります。
コーヒーの銘柄ごとのページに、セミナーで感じたことを書き込んでいきます。
世界を旅するように、世界中のいろいろなコーヒーに触れてもらう趣旨で「パスポート」なのだそう。
ステキです。セミナー後も自分でいろいろ飲んでみたいと思わせてくれます。
さらに、セミナーではフードペアリング表をいただけます。
それぞれの豆と相性の良いフードについて、これからのコーヒー生活で参考になりますね。
セミナー後
セミナーの中では、コーヒープレスを使ってコーヒーを淹れる体験もあります。
挽かれた粉を入れ、お湯を注ぐだけのお手軽器具がコーヒープレス。
本格的にコーヒーを飲むとなると、豆を挽くコーヒーミルやコーヒーメーカーが必要かと勝手に思っていました。
けれど豆はスターバックスの店舗で挽いてもらえるし、コーヒープレスがあればカンタンに楽しめます。
そんなわけで、同じコーヒープレスをセミナー後すぐに店舗で購入。
購入したのは540mlサイズ、2人~3人分くらいにベストサイズです。
1回に使用する粉の量は30g。挽いた粉は1週間から10日前後で飲み切るのがよいとのこと。
店舗ではコーヒーを量り売りしてもらえるので購入量の目安になりますね。
セミナーでお世話になったバリスタさんが、商品と一緒に手書きの使い方を書いてくれました。
こういうところが「スターバックスはちがうようね」と好きになってしまうところです。
コーヒー豆なんてどこでも買えるけれど、きっとわたしはスタバで買うのでしょう。単純?
余談ですが、「STARBUCKS BEANS CARD」というものがあります。
コーヒー豆等の購入金額、セミナー受講料についてスタンプを押してもらえます。
スタンプに応じてコーヒー豆などと交換してもらえます。
スタンプでのコーヒー豆交換は100g単位です。
さっそく交換したイタリアンローストとブレックファーストブレンド。
違いがわかる男の仲間入りを目指します!
さいごに
スタバ公式ページでは「サプライズ」とされていますが、セミナーの最後にお楽しみがあります。
このために何度もリピートしている方もいるのだと聞きました。
スタバ恐るべし。
上述したコーヒーの銘柄それぞれについて感じた味わいなどは、あえて書きませんでした。
セミナーを受講した方が、それぞれに自由に感じるべきことだからです。
とても楽しいセミナーですし、受講料3,000円もリーズナブルだと思います。
ご興味のある方は、一度受講してみるとよいでしょう。
受講後のあたらしいコーヒー生活を楽しめますよ!
さいごに注意点を。
とにかく飲みます、そして食べます。
おなかの具合は整えてのぞみましょう。けっこう、きます。
あと、鼻づまり。
味わいに支障をきたします。コーヒーの楽しさ半減です。
受講前は体調管理にも気を付けましょう(笑)
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きょうの執筆後記
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昨日は、2件の打合せ。そのあと会計ソフトの導入対応。
久しぶりにCD-ROMでインストールしました。
お客さまの選択肢のひとつとして導入することに決めたものです。
基本、クラウド推しのスタンスではあるのですが、クラウドが万能なわけではありません。