クラウド会計はイマイチ?違うな、デメリットこそがメリットだ!

クラウド会計のデメリット・メリット

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クラウド会計はイマイチだね。

他人のそんな言葉を鵜呑みにするのはどうでしょう。口にした人にとっては真実でも。あなたにとっての真実とは限りません。

二の足を踏ませるデメリットの裏にこそ、ほんとうのメリットは広がっているのかも。人の行く、裏に道あり花の山ってね。

ということで、巷に広がる「クラウド会計のデメリット」とやらを検証です!

ちまたで言われるデメリットを真に受けるな

これからクラウド会計について言われる、3つのデメリットについて考えます。聞けばどれもその通り。

ところが、どのデメリット話にも「ある前提」が隠れています。語られることもなく、ひっそりと隠れてる。

もしその前提に誤りがあったら?ほんとうはメリットなのに、デメリットと勘違いをしてるだけかも。

クラウド会計のデメリットこそがメリットなんだ、そんな話をしていきます。

クラウド会計 3つのデメリット

  1. 操作性が悪い
  2. 費用対効果がよくない
  3. 安全性が心配

 

《デメリット1》操作性が悪い

クラウド会計のデメリットとして、よく言われるのが操作性の悪さです。特に「入力しづらい」という話をよく聞きます。

ネットを介する以上、タイムラグは否めない

クラウド会計はその文字通り、クラウド(インターネット)を介しての利用になります。画面の切り替え時などに感じるタイムラグ。

ネット環境により違いがありますが、従来のインストール型ソフトよりも「遅い」と感じることが多いでしょう。そして言われるのが、「これじゃあ、入力にならないよ」。

えっ、入力すんの!?とわたしならビックリしちゃいます。

隠された前提:今までのやり方を変えない

クラウド会計の本質は、「連携による自動化」にあります。クラウド(ネット)を介して、各種のデータと会計システムとを連携。会計システムはデータから自動的に会計処理を済ませます。

これにより、これまで手作業で入力していた部分が「自動化」されるしくみです。従来通りに手入力することを前提にしていないんです。

つまり、「操作性が悪い」というデメリットに隠されているのは、「今までのやり方を変えない」という前提。その旧態依然の姿勢こそが、クラウド会計のメリットを邪魔しているんです。

ほんとうのメリット:業務の在り方を変える!

今までのやり方なんかにこだわらないぞ!と思えれば。クラウド会計はそのメリットを発揮します。

最たるものは「現金支払」。現金払いについては、領収書を見ながら手入力するしか道はありません。これを、少しでも電子マネーやクレジットカード払いに変えられたら。

クラウド経由で「取引明細」のデータを連携することができます。結果として、手入力は不要になるわけです。

これを「現金じゃないとムリムリムリ」、そう執着されたらそれまでです。それはひとつの考え方ですが、それをもって「デメリット」と言うのはおカドちがい。

今までのやり方には改善の余地があるのかも。その柔軟な姿勢の先に、業務改善のチャンスは待っています!

 

《デメリット2》コストがかかる

次に言われるデメリットが、「おカネかかるんだよね?」。はい、かかりますけど何か?

設備投資におカネがかかるのは至極当然

クラウド会計の利用にはおカネがかかります。「月額利用料」というランニングコストです。

個人事業か法人かで差はありますが。従来のインストール型会計ソフトのコストに比べて、バカみたいに高いことはありません。が、コストがかかるのはたしかです。

すると、こんなことを言われたりします。「入力したって、それほど時間はかからないよ」、だから自分で入力すればいい、と。

へぇ、入力好きなんだ~とわたしは思っちゃいますが、当たっていますかね?

隠された前提:自分の仕事・役割を変えない

さきほどの「自分で入力する発言」は、経理慣れしたひとほど出てくるものです。税理士や税理士事務所の職員からも聞かれます。

ところで。クラウド会計の導入は「コストそのもの」で検討すべきものではありません。ランニングコストよりも、自分で入力する際の人件費のほうが安い。そんな判断ではないでしょう。

手入力という「作業」をクラウド会計にゆだね、自らは生産性・創造性の高い部分に時間を使えるかどうか。それが、クラウド会計導入の検討ポイントです。

「コストがかかる」というデメリットに隠されているのは、「自分の仕事・役割を変えない」という前提。自身の変化への抵抗が、クラウド会計のメリットを邪魔しています。

ほんとうのメリット:仕事の在り方を変える!

限りある時間に気づくなら。クラウド会計のメリットを強く感じることができるはずです。

入力作業に手慣れていて、たとえ数時間程度の話だとしても。その時間を「作業」に使うのか、「生産・創造」に充てるのかで時間の価値は変わるでしょう。

「生産・創造」が生み出す利益の可能性は無限大です。自分で入力をすればクラウド会計の導入コストを削減できるかも、なんて話としては比較になりません。

目先のおカネではなく。もっと先のおカネ、もっと先の自分の姿を見つめれば。クラウド会計を機会に、仕事の在り方は変えられます!

安全性

《デメリット3》安全性が心配

さいごに。クラウド会計のデメリットとして言われる「クラウドって大丈夫なの?」。さぁ、どうでしょう。でももっとアブナイものもありますよね?

利益にリスクはつきもの

クラウド(ネット)という世界の性質上、100%安全ということはありません。だから、その不安自体はよくわかります。

でもね、こんなことを言われたりするとちょっとね。「わたしアブナイのはいやだから・・・」

ってオイ、スマホは使ってんじゃん?とツッコんでしまいます。利益や便利あるモノには、一定のリスクがついてまわるものなんですけどね。

隠された前提:リスクをとらない

便利なものに対しては。ヒトは知らず知らずに、リスクを受け入れています。たとえば、スマホやパソコン。多くの人が、危険があることを承知しながらも、結局は使っています。

で、クラウド会計という話になると。急に「アブナイ、アヤシイ」みたいになるのはどうなんでしょう。クラウドの歴史はスマホやパソコンよりはまだ浅い。ゆえに仕方なし、といったところでしょうか。

いずれにせよ。「安全性が心配だ」というデメリットに隠されているのは、「リスクをとらない」という前提。

およそ一般人には理解できませんが、クラウド会計は非常に高いセキュリティレベルにあります。あとはわたしたちの扱い方しだいです。

自分の扱い方がアヤシイ(パスワードがパソコンに貼り付けてある!)のを棚に上げ、クラウド会計のメリットを邪魔することがありませんように。

ほんとうのメリット:経理の在り方を変える!

一定のリスクを受け入れることができるなら。クラウド会計のメリットを体感することができるでしょう。

クラウド(ネット)のチカラは大きく、経理の在り方を変えるほどの可能性を秘めています。これまでオフィスの自分のデスク、自分のパソコンに限られていた経理業務。

クラウド会計ならば、外出先からでも、どのデバイス(パソコン、タブレット、スマホ)からでも。これまで同様、もしくはそれ以上の経理業務が可能になります。

経理業務の在り方が変わると、経理の価値もまた変わります。「いますぐ」「どこにいても」「ほしいモノを」「ほしいカタチで」手に入れることができる、という新しい価値。

クラウド会計は経理にあたらしい価値をもたらします!

 

まとめ

クラウド会計のハナシをするとき。わたしがいつも言っていることがあります。それは、

クラウド会計は万人にとっての最適ツールではないということ。

今回触れた、「ある前提」を持つヒトたちにとって、クラウド会計は最適解ではありません。

わたし自身は、「ある前提」はないほうがいいと考えていますが、そこは考え方しだい、その人しだいです。わたしが強制をすることでも、できることでもありません。

ただ、わたしは。「ある前提」を壊してでも、あたらしい経理の世界に向かう人たちのチカラになりたくて仕事をしています。

あたらしい経理の世界の先にある、あたらしい仕事、あたらしい自分を見つけたい。そんなあなたと、どこかでご縁があることを楽しみにしています!

 

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  きょうの執筆後記
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わたし自身の事務所の経理はクラウド会計ですし、お客さまにもクラウド会計をお使いいただいています。
「入力しない」業務を知ってしまうと病みつきです。でもこれって、体験してみてはじめてわかる快感かも。
最近は経費精算の自動化にハマってます。スマホで経費精算って、スゴい時代になったものです。

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ABOUTこの記事をかいた人

税理士レス経理エバンジェリスト、フリーランス型税理士。1975年生まれ。 フリーランスの経理・会社の銀行融資支援を得意にする、横浜市の諸留誕税理士事務所・所長。2016年4月、18年間の「勤め人」を脱して独立開業。以来、ブログを毎日更新中!