今週中にはご返事します!
って返事がないし。「いったいどうなってんだよ(怒)」と思いますよね。
きょうはレスポンスの良い人・悪い人について考えてみます。
「レスポンス良い人詐欺事件」が発生です
先日、ある人にある調べ事を依頼をしました。そのある人は言いました。
『調べてご報告します』
それから1か月。まったく音沙汰無し。しかたなくこちらから連絡をしたところ、
『来週中にはご報告します』
そして約束の来週。またしても音沙汰無し。デジャヴ・・・週明けにこちらから連絡すると、
『来週の月曜日までにはご報告します』
えっ?この間おっしゃっていた「来週中」ってなんだったの?なにこれ。
良い人詐欺
この「ある人」はとても感じの良い人です。いちばんはじめの『調べてご報告します』には、「すぐに報告をくれそうだ」という期待感が持てるほどに感じがイイ。
携帯電話の留守電にメッセージを残すと、すぐに折り返しの電話をいただける。レスポンス良いなぁ、というのがわたしの印象でした。
ところが。ところが、ですよ。こういうことになってしまう。依頼から1か月半、わたしは何の報告を受けることもできず。ただただイライラが募るばかりです。
レスポンスが良いなぁ、というわたしの見立ては見事に誤りだったわけです。
言うなれば「良い人詐欺」。
こんな詐欺にあわないためにはどうしたらいい?待てよ。もしかして、自分もそんなことをやってやしないか?
ということで、レスポンスの良い人・悪い人について考えるきっかけを得たわけで。
レスポンスの良い人・悪い人
さきほどの「良い人詐欺」から考えた、レスポンスの良否についてお話しします。
レスポンスの良否は「速さ」ではない
電話をするとすぐつながる。すぐに折り返しの連絡がある。そういう「速さ」も、無いよりはあったほうがいい。
でも、さきほどの「事件」でお話ししたような展開であれば。その「速さ」に価値はありません。
わたしが求めていたものは、依頼に対する「報告」です。報告がもらえないのであれば、いつ報告がもらえるかという「約束」です。
わたしが「ある人」にイラ立ってしまう一番の理由は、はじめに「約束」が無かったこと。その後の「約束」が守られないことでした。
レスポンスの良さとは「約束を示す」こと
よくよく思い返してみれば。依頼した直後に言われた『調べてご報告します』には、「約束」がありません。いつ報告をするのか、という約束が無い。
依頼をされた場合には、相手の求めるものに対して「約束」をしよう。というのが、事件から得られる教訓です。
加えて。依頼をする側もまた、「約束」を要求することです。約束が無いな、と思ったならば。自ら相手に約束を求めること。
ふ~、これで安心。かと思いきや、まだ続きがあります。
約束をしたら守ること
わたしからの催促により「ある人」は、約束をさせられました。さいしょの約束は「来週中」でした。
しかし、その約束は守られず。なんの躊躇もなく、「じゃ、来週の月曜日までには」と約束を変えられてしまいました。
せっかくの約束も、守られなければ意味がありません。一度した約束をカンタンに反故(ほご)にする姿勢には、誰もがガッカリ、ウンザリでしょう。
ほんとうにレスポンスが良い人になるために
ということで、話をまとめると。
本質的なレスポンスの良さとは、相手との約束を示し、守ることにあります。
自分がレスポンスを求められる立場にあるときは、とくに気を付けるべきことでしょう。
連絡がすぐ取れるだとか、すぐに返事をするだとか、の「見てくれ」のレスポンスで逃げないこと。見かけの「速さ」など二の次三の次です。
繰り返しになりますが、レスポンスの価値は「約束」にあります。
相手が納得できる約束を提示して、その約束を守れる人が「ほんとうにレスポンスの良い人」です。
こうしてみると、ヒトとして当たり前のことなのですが。当たり前をいつも当たり前にこなすことはカンタンではない、ということです。
まとめ
身の回りに起きた出来事から、レスポンスの良い人・悪い人についてあらためて考えてみました。
他人を非難するのはカンタンなことです。文句を言って、ウサを晴らすのもカンタンです。
でもどこかで誰かが、同じようにわたしを非難し、文句を言っているのかもしれません。
他人の振り見て我が振り直せ。非難や文句を言いたくなったら、我が身を振り返る機会をもらったと考えましょう。
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きょうの執筆後記
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