書く力 私たちはこうして文章を磨いた / 池上彰・竹内政明【一冊一言 #010】

書く力

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きょうの一冊一言は、

池上彰さん・竹内政明さん著 『書く力 私たちはこうして文章を磨いた』

この一冊から、きょうの自分に活きる一言を、名言を。見つけ出していきます。

内容紹介

ジャーナリスト・池上彰さんと、コラムニスト・竹内政明さんの対談形式による「文章講座」です。

池上さんはテレビ等でもおなじみ、そのお話の圧倒的なわかりやすさは皆が知るところ。

竹内さんは「読売新聞の一面を下から読ませる」という、読売新聞のコラム「編集手帳」を2001年から連載。

「文章・書くこと」に卓越されたお二人による、なんとも豪華で贅沢な対談をまとめた本です。

エラそうなことは言えませんが、わたしもこうして毎日ブログ執筆に身を投じる者として。これは見逃せない、という1冊でした。

文章の書き方や技術にはじまり、姿勢や熱意まで。文章初心者から上級者までに通じる広い話が展開されます。

その話が「ためになる」ことはもちろんですが、それよりなにより。

あぁ、なんか書きたくなってきた!

心からそう思わせてくれる。書く楽しさを引き出してくれる。書き手にとっては、非常に価値高い本だと言えます。

書くことに行き詰っている、書くことの楽しさを思い出したいあなたにおすすめの1冊です。

 

きょうの一冊一言

『書く力 私たちはこうして文章を磨いた』から、わたしが見つけ出したとびきりのひとこと、一冊一言は・・・

文章というのは、自分が本当にわかっていることを、自分の言葉で書くのが基本です。背伸びをしないで、ありのままで書くのが、「読者を惹きつける文章」への近道なのかもしれません。(池上彰さん)

これはほんとうに耳が痛い言葉でした・・・

わかってます、アタマではわかってます。ありのままで書こう、そう「理解」はしているのですが。

どういうわけか、実際には背伸びをガマンできない。それを「自覚」はできている。

だからわたしの毎日のブログ執筆は、そんな「理解」と「自覚」との葛藤でもあります。

だいたいの場合は「理解」が勝り、結果として背伸びした文章を書いているようです。とほほ。

なんでしょうね。文字として、言葉としてカタチに残そうとするとき。どうしてもカッコつけちゃうところがやめられない。

カッコつけたい自分を抑えきれない、とでも言うのでしょうか。

だから出てきた言葉、記された文章には「思ったほどの」熱量がなかったりする。相手に伝わらなかったりする。乖離。

日々書くことを重ねるほどに強くなる乖離感は、いまのわたしにとっての悩みのタネでもあります。

正直なところ。わたしの場合、カッコつけたい自分の出どころは「他人との比較」です。

あの人はスゴいな、この人もスゴいな。よーしオレも、みたいな。

他人との比較が必ずしも悪いことだとは思いませんが。そればかりをエネルギーにして、自分を奮い立たせているようでもいけません。

やはり「出どころ」は、自分の中にあるもの。自分の中にある言葉なんだ、ということを池上さんに叱られたような気がしております。もちろん、勝手に。

 

その他 注目の一言

一冊一言以外に、『書く力 私たちはこうして文章を磨いた』から見つけた気になる一言を。

何かを褒めるときも、何かを批判するときも、書き手の感情を前面に押し出してしまうと、読者が引いてしまうんです。(竹内政明さん)

言葉を発信する以上。多かれ少なかれ、そこには書き手の「考え」や「気持ち」が乗るものですが。

あまり褒めすぎるといやらしくなるし、批判の度合いが強すぎると反発・反対にあいやすくなる。

自分の思いの8割くらいでちょうどいい、と竹内さんはおっしゃっています。

そもそも、文章にしようという自分の思いは強すぎたりもするわけで。

その思いを抑えて、ちょっと足りないくらいのところに読者の思いが乗ってくる。同調、共感が生まれる。

読者を置き去りにするほど先走らないように、そんなことだと理解しました。筆がノったときほど要注意。竹内さんはこうも言っています ↓

原稿を書いているときというのは、どんなに冷静なつもりでも、やっぱり興奮しているんですね。冷却期間が必要です。(竹内政明さん)

冷却期間の大切さはよく言われるところではありますが、プロ中のプロでさえ常に意識を置くべき重要事項だと言えます。

正論を振りかざすにも覚悟がいる

いまの「冷却」の話と通じるところがあるのですが。本書の「はじめに」で、池上さんは詩人・吉野弘さんから次の言葉を引いています ↓

正しいことを言う時は
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言う時は
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい

いやはや、胸を剣先でえぐられるかのごとき痛い言葉です。

カッコつけなわたしは、正しいことを言い切って満足しているフシがあります。

どうだ何も言えまい!とは言いませんし、書きませんが。そういうフンイキを醸し出してしまっている文章には覚えがあります。

ならばわたしの行為は、無責任に正論を振りかざしただけの「自己満」だと言ってもいい。

正しいことほど、その正義が強いほど。その刃はどこかで誰かを傷つけているかもしれない。

誰かを傷つけてしまったことをほんとうにわかっている人にしか言えない、重い重い言葉として受け止めました。

 

書くことに行き詰っている、書くことの楽しさを思い出したいあなたにおすすめの1冊です 》

 

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  きょうの執筆後記
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ABOUTこの記事をかいた人

税理士レス経理エバンジェリスト、フリーランス型税理士。1975年生まれ。 フリーランスの経理・会社の銀行融資支援を得意にする、横浜市の諸留誕税理士事務所・所長。2016年4月、18年間の「勤め人」を脱して独立開業。以来、ブログを毎日更新中!