●●ができるようになりたいっ!
なにかを成し遂げたいと思うこと、ありますよね。でもなかなかできない、むずかしい。そんなときに、試してほしい方法がありますよ。というお話です。
なにかを成し遂げたいなら「今日やること・1時間後にやること」を決める
「なにかを成し遂げる」のは、カンタンなことではありません。わたしのことで例を挙げると、
- 365日毎日ブログを書く → 622日連続更新中
- 365日毎日メルマガを発行する → 457日連続更新中
- セミナーを毎月2回以上開催する → 15ヶ月連続更新中
- フルマラソンを完走する → まったくのゼロからハーフマラソンまではクリア
上記のうち、たとえば「ブログ」。「365日毎日書く」と言っても、すぐに成し遂げられるわけではありません。
毎日コツコツ積み上げて、結果として「622日は毎日書けた」のであり。一夜にして「毎日ブログを書く」を成し遂げたわけではありません。
フルマラソンも同じです。まったく走れなかったところからコツコツ走って、「ハーフマラソンは完走できた」のが今。ここまで1年半かかっています。
やはり、一朝一夕というわけにはいかず。このあと「フルマラソン完走」を成し遂げるまでもカンタンではないのです。
このように、なにかを成し遂げようとするとき。その「なにか」が大きければ大きいほど、成し遂げることは容易ではありません。
求められることは、毎日コツコツ、日々の継続です。
って、わかっちゃいるけど、それがうまくいかないんだよなぁ… というのは、かつてのわたしの悩みでもありました。
でも、いまは違う。前述のとおり、少しは「成し遂げる」ことも増えてきた。ということで、そのポイントについてお話をします。ポイントは次の3つです。
- 今日やることを決める
- 1時間後にやることを決める
- できたこと・できなかったことを記録する
《ポイント1》今日やることを決める
まずは毎日、「今日やること」を書き出します。
このとき。「今日やらなければいけないこと」を書き出している人は少なくありませんが、「今日やりたいこと」まで書き出している人は多くありません。
たとえば、期限がある仕事、お客との打合せなど、「やらなければいけないこと」はリストアップする。
けれども、自分がなにかを成し遂げるために「やりたいこと」のほうはリストにあがっていない…
たとえば、英会話をマスターするために1時間勉強する、とか。アタマにはあるのだろうけれど、リストにあげるまではしていない。
これでは、やらなければいけないことに、やりたいことは押されるばかりです。やらなければいけないことがちょっと増えると、あっという間にやりたいことは押し出されます。
もちろん、やらなければいけないことをなおざりにするわけにはいきませんが。少なくとも、「やらなければいけないこと」と「やりたいこと」を同列に置く。これがポイントです。
やらなければいけないことばかりの毎日では、なにかを成し遂げることはできませんよね。やりたいこともきちんとやる、そのためにまずは「同列に置く」のです。
同列で天秤にかけた結果、「やらなければいけない」と思っていたものでも、「そうでもない」「やらなくていい」「まかせる」などの発想が生まれます。
やりたいことが、やらなければいけないことに負けることがないように。「今日やること」を実際に書き出してみましょう。
《ポイント2》1時間後にやることを決める
続いて、「今日やること」をスケジュールします。
と、言うと。「やることは、スケジュール帳に書いてあるし」と返す人がいます。
ところが、わたしが言う「今日やることのスケジュール」と「スケジュール帳」とはちょっと違います。なにが違うのかと言うと。
多くの「スケジュール帳」には余白がありますが、「今日やることのスケジュール」に余白はありません。
つまり。今日1日、24時間のスケジュールをびっちりと「今日やること」で埋めるのです。スキマなく、いつも1時間後にはなにをやっているのかをわかるようにしておきます。
17時から18時 顧客への提案資料づくり、18時から19時 帰宅、19時から20時 夕食、20時から21時 英会話、21時から22時 就寝準備、22時から4時 睡眠、など。
これをリストアップだけして、スケジュールしないと何が起きるのでしょう?
「あぁ、やっぱりできなかった…」が起こります。そして、「できなかった」のは多くの場合、「やりたいこと」のほうです。
ここでもまた、「やりたいこと」は「やらなければいけないこと」に負ける命運にあります。その理由は2つです。
- やらなければいけないことのプレッシャーに負けて、そちらを優先してしまうから →(例)いつも仕事ばかりで、プライベートがない
- 空いている時間は無くなるものだから →(例)顧客への提案資料づくりに時間がかかりすぎた
スケジュールしていないと、やらなければいけないことが先になりがちで、やりたいことが後回しになります。結果、やりたことはできず、なにかを成し遂げることはかないません(上記、理由①)。
また、時間が空いていると感じると、必要以上にていねいになってしまったり、非効率になったりするものです。空いている時間はそれらに奪われ、やはりやりたいことはできなくなります(上記、理由②)。
やらなければいけないことと、やりたいことのボリューム感を見極めて、あらかじめスケジュールしましょう。わたしは、毎朝いちばんでこれをやっています。
《ポイント3》できたこと・できなかったことを記録する
さいごに、今日1日、できたこと・できなかったことを記録します。
《ポイント1》で今日やることをリストアップし、《ポイント2》で今日やることをスケジュールしてきました。
これで、なにかを成し遂げるための「やりたいこと」ができるかというと、そんなことはありません。
なぜなら、スケジュールはいつも必ずズレるからです。予定外の出来事が起きた、思ったよりも時間がかかってしまった、などのズレは日常茶飯事だからです。
にもかかわらず。スケジュールがズレることを知りながら、なぜあえて時間と手間をかけて毎朝スケジュールするのか? その理由は2つあります。
- ズレたときに戻るべき拠り所(もともとのスケジュール)を明らかにしておくため
- スケジュールとなぜズレてしまったのかを検証できるようにするため
たとえば、ある仕事で予定よりも時間がかかってしまった場合。もともとのスケジュールがあれば、そこへの復帰を試みることができます(上記、理由①)。
次のスケジュールで急ぐ、重要度が低めのスケジュールはやめる(翌日に送る)などの選択を検討できます。結果、ズレは最小限に抑えることができます。
いっぽうでスケジュールが無いと、急ぐ・やめるなどの動機が生まれず、ズレたままとなりがちです。結果、やりたいことができなくなる可能性が高まります。
また、ズレてしまったことを無反省のまま放置していては同じことの繰り返しです。なにが、どのくらい、なぜズレてしまったのかを検証できるようにしておかなければいけません(上記、理由②)。
それには、今日1日のもともとのスケジュールに対して、実績を記録しておく必要があるわけで。
わたしは、クラウドサービスの「TaskChute Cloud(クリックするとサービスのページに飛びます)」を利用しています。パソコンからでもスマホからでも、記録・確認できるのが便利なサービスです。
このサービスで逐一記録をし、1日の終わりにズレの確認をします。そして、同じズレをすこしでも減らすためにできることを考える。この積み重ねで「やりたいこと」をできる時間が増えるのです。
「どうせ予定どおりにいかない」なんて言わないで。予定どおりにはいかないことを理解してなお、ズレを最小限に抑え続けることにチャレンジしましょう。
まとめ
なにかを成し遂げるために「今日やること・1時間後にやること」を決める、ということについてお話をしてきました。
なにかを成し遂げたいなら、毎日コツコツが基本です。その毎日コツコツができる確率を上げられるよう、しくみや工夫が必要です。
なかなかコツコツできないなぁ、と言うのであれば。本記事でお話した3つのポイントを試してみてはいかがでしょう。
- 今日やることを決める
- 1時間後にやることを決める
- できたこと・できなかったことを記録する
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きょうの執筆後記
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