”う〜ん、その操作はマウスやめたほうがいいかも。”
ということで、キーボードで操作をすることにしている「Excelショートカットキー」についてお話しします。
「それ、マウスやめたら?」系のExcelショートカットキー10選
マウスはたいへん扱いやすく便利なものではあるけれど。
「その操作は、マウスよりキーボードのほうがラクで速いだろうぜぇ?」ということもあるものです。
いわゆる「ショートカットキー」を使ったほうがラクだし速い。
かつてはわたしも、マウスの「お手軽さ」にかまけて、ショートカットキーなど見向きもせずにいましたが。その「お手軽さ」は幻影です。まぼろし。
実は、マウスよりもキーボードのほうがラク(省力化)だし、速い(効率化)んです。
いつもよくやる操作こそ、その効果は積もり積もって大きなものとなるはず。
というわけで、次に挙げる10の操作、マウスでやっていませんか? やっていたら、ショートカットキーを覚えちゃいましょう ↓
- 「Σ(オートSUM)」ボタンをクリック
- 「,(桁区切り)」ボタンをクリック
- 「中央揃え」ボタンをクリック
- 右クリックから「セルの書式設定」を開く
- マウスでドラッグして範囲指定
- すぐ上のセルをマウスでコピペ
- 右クリックで行・列の追加
- 先頭・行頭にマウスを動かして移動
- クリックしてシート間を移動する
- 「上書き保存」ボタンをクリック
それでは、このあとショートカットキーを見ていきます。
「Σ(オートSUM)」ボタンをクリック
Excelでもっとも使われる関数と言ってもよい「SUM」。いつも「Σ(オートSUM)」ボタンをクリックしていませんか?
わざわざマウスに手を伸ばさずとも、ショートカットキーで一発です ↓
Alt + Shift + 「=」
- JISキーボード ・・・ option + shift + 「=」
- USキーボード ・・・ option + fn + 「=」
「,(桁区切り)」ボタンをクリック
数字を扱うExcelでは「,(桁区切り)」も頻出です。とはいえ、そのたびに「,(桁区切り)」ボタンをクリック。なんてやめましょう。
これまた、ショートカットキーで一発です ↓
Ctrl + Shift + 「1」
- JISキーボード ・・・ control + shift + 「1」
- USキーボード ・・・ control + shift + 「1」
「中央揃え」ボタンをクリック
体裁を整える際に、文字を中央に寄せるため「中央揃え」ボタンをクリック。これもよくやる操作でしょう。
ここでも、ショートカットキーで一発です ↓
Alt →「H」→「A」「C」
これは、厳密には「ショートカットキー」ではなく、「アクセスキー」と呼ばれるものです。
Altキーを押して、 次に「H」キーを押すと、Excelの画面上部(リボン)には、「ホーム」タブ内のアクセスキーの「案内」が表示されます ↓
知っていれば、中央揃え以外にもいろいろ使えますね。
- JISキーボード ・・・ option →「H」→「A」「C」
- USキーボード ・・・ option →「H」→「A」「C」
右クリックから「セルの書式設定」を開く
セルの書式を変える際、マウスを右クリックして、ドロップダウンメニューから「セルの書式設定」を選んで・・・ などとやっていませんか?
そんな二度手間も、ショートカットキーなら一発です ↓
Ctrl + 「1」
- JISキーボード ・・・ control + 「1」
- USキーボード ・・・ control + 「1」
マウスでドラッグして範囲指定
あるセルの周辺いくつかのセルを範囲指定するのに、わざわざマウスでドラッグしているのなら。
キーボードからは手を離さずに、ショートカットキーでいきましょう ↓
Shift + 方向キー
Shiftキーを押しながら、方向キーを押した分だけ範囲指定ができます。ちょっとコピペ、というときなどに便利でしょう。
- JISキーボード ・・・ control + 「1」
- USキーボード ・・・ control + 「1」
すぐ上のセルをマウスでコピペ
すぐ真上のセルをコピペするというときに、そのセルをマウスでクリックしてコピペなんてしていませんか? それ、やめましょうか。
ショートカットキーで一発です ↓
Ctrl + 「D」
A1 セルをコピーしたいのなら、その下の A2 セルで上記のショートカットキーを使います。ちなみに、すぐ左隣のセルをコピーしたいのならこちら ↓
Ctrl + 「R」
あわせて覚えておくと重宝します。
- JISキーボード ・・・ control + 「D(またはR)」
- USキーボード ・・・ control + 「D(またはR)」
右クリックで行・列の追加
あぁ、ちょっと1行追加! っていう操作もExcelあるあるですね。もちろん、行だけでなく、列を追加したいときもあるでしょう。
マウスで行(列)を選択して、右クリックして、ドロップダウンメニューから「挿入」ボタンを押して・・・ なんて、やめやめ。
ショートカットキー(厳密にはアクセスキー)で一発です ↓
- セルの下に1行追加 ・・・ Alt →「I」→「R」
- セルの左に1列追加 ・・・ Alt →「I」→「C」
上記については、行や列を選択する必要もありません。行や列を追加したいセル上で、キーボード入力すればOKです。
- JISキーボード ・・・ option →「I」→「R(またはC)」
- USキーボード ・・・ option →「I」→「R(またはC)」
先頭・行頭にマウスを動かして移動
Excelで大きく「移動」したいときに、マウスばかりで移動をしていると消耗します。腕が疲れる、腱鞘炎になる。
先頭や行頭に移動をするときにも、ショートカットキーは役立ちます ↓
- 先頭(A1セル)に移動 ・・・ Ctrl + Home
- 行頭に移動 ・・・ Home
ちなみに、データが含まれているさいごのセルに移動するなら「Ctrl + End」です
- JISキーボード ・・・ 《先頭》ctrl + fn + ← 《行頭》fn + ←
- USキーボード ・・・《先頭》ctrl + fn + ← 《行頭》fn + ←
クリックしてシート間を移動する
Excelでは、いくつかのシート間を行ったり来たり、という操作もあるでしょう。そのたびに、各シートをExcelでクリック・・・
というのもわずらわしいので、ショートカットキーでいきましょう ↓
- 右のシートへ移動 ・・・ Ctrl + PageUp
- 左のシートへ移動 ・・・ Ctrl + PageDown
- JISキーボード ・・・ conrol + fn + ↓(または↑)
- USキーボード ・・・ conrol + fn + ↓(または↑)
「上書き保存」ボタンをクリック
突然フリーズしてデータがぶっ飛んだぁ! ということがないように、こまめに上書き保存をしている人もいるでしょう。
毎度毎度、マウスに手を伸ばして「上書き保存」ボタンを押すのもメンドーです。
やっぱり、ショートカットキーでいきましょう ↓
Ctrl + 「S」
ラクチンです。なお、名前をつけて保存をしたいときには「F12」で、ウィンドウが開きます。
- JISキーボード ・・・ control + 「S」
- USキーボード ・・・ control + 「S」
まとめ
「マウスやめたら?」系のExcelショートカットキー10選についてお話をしてきました。
ふだん多用している操作こそ、ショートカットキーでラクして速く済ませましょう。
一回一回の差はわずかでも、積み上がれば効果は歴然。
クセになると、どんどん覚えたくなりますので、さらに効果に差が出ます。
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きょうの執筆後記
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