”あちゃぁ、またやっちゃったよ・・・”
と繰り返してしまい困っていることはありませんか? それならば、「ぜったいにやらないことリスト」をつくってみてはどうでしょう。というお話です。
なりたい自分になるために「やらない」と決める
あちゃぁ、またやってしまった・・・ と後悔をすることってありませんか? わたしはある(←なぜか開き直る)。
ほんとうはやりたくないのに。やらないようにと思っていたのにもかかわらず、繰り返してしまう。
これでは、「なりたい自分」から遠ざかってしまいますよね。
独立開業した当初(2年近く前)、そんなことを考えながら、読んでいたブログのいくつかで見かけたのが「やらないことリスト」でした。
「やらないことリスト」とは、その名のとおり、自分が「やらないこと」を列挙したリストです。
たとえば、ついついスマホ見ながら歩いちゃうんだよね、と困っているのなら。「スマホを見ながら歩く」と、リストに挙げるわけです。
そのように「やらないこと」のリストをもとに、自分の行動をたびたび振り返る。結果、やらないようになる。というのが、やらないことリストをつくることで望まれる効果です。
それでも繰り返すダメ男(女)は「ぜったいにやらない」と決める
というわけで、「やらないことリスト」をつくってみたわたし。
リストの運用については、「毎朝(あるいは毎晩)、リストを振り返るようにしましょう」という多くの先人の教えにならい、毎朝リストを暗唱していました。
スマホを見ながら歩く、お酒を飲みすぎる、夜遅い飲み会に行く、夕食以降に仕事(税理士業)をしない・・・ ブツブツ
ところが。それでも繰り返すんですね、相変わらず。毎朝、修行僧のように暗唱していても繰り返す。
もちろん、改善をされていくものもあるのですが。どうにもしぶとく、繰り返し続けてしまうものもあるわけで。
たとえば、「駅の中を走る・急ぐ」をやらない、と毎朝振り返っていても。ちょいちょい走ってしまうし、急いでしまう。ダメ男ですね、はい。
そこで考えました。そして、いつからかはじめたのが「ぜったいにやらないことリスト」です。従来の「やらないことリスト」の強化版。安直なネーミングですが・・・。
ちなみに「押すなよ、絶対押すなよ(by ダチョウ倶楽部・上島氏)」的なやつではありません。ほんとうに、ほんとうのほんとうにぜったいやらない、と決めたリストです。
「ぜったいにやらないこと」を1日に2回振り返る
現在、わたしの「やらないことリスト」には、47のやらないことが列挙されています。
ほんとうはすべてお見せできればよいのかもしれませんが(興味もないかもしれませんが)、「なんかやめておいたほうがいい」という予感がするのでやめておきます。
って、どんなんだよ。逆に気になるわ、ということかもしれませんけど。本人(わたし)の名誉のために秘密とします。
それはそれとして、47のやらないことの中から、「これはどうにも克服できない、改善しない」というものを「ぜったいにやらないことリスト」に移しました。現在は、数にして9。
これについては、実践状況を見ながら、2つのリストのあいだで日々入れ替えをしています。
そのうえで。毎朝、暗唱している「やらないことリスト」に対して、「ぜったいにやらないことリスト」は、朝だけでなく午後イチにも暗唱しています。
なんてことはない、これだけのハナシなのですが。意外にも、「やらない」を加速させる効果を感じています。
これは、いわゆる「個人の感想であり、効果には個人差があります」的なところではあるものの。
わたしが、「ぜったいにやらないことリスト」が機能する理由だと考えていることを、このあとお話することにします。
「ぜったいにやらないことリスト」が機能する3つの理由
やらないことリストの上を行く、ぜったいにやらないことリストが機能する3つの理由がこちら ↓
- 「選択と集中」が、より強い
- 「リセット」効果が高い
- 「思考矯正力」が大きい
これらについて、順番に見ていきましょう。
《理由①》「選択と集中」が、より強い
そもそも、「やらないことリスト」をつくる意図には、「選択と集中」があります。
選択と集中、つまり、余分なことはやめて、やるべきことを定め(選択)、そこに力を注ぐ(集中)。結果、なりたい自分に近づけるよね、と。
世の中の傾向は「増加」と「複雑化」にあるのであり、放っておけば、モノは増えてゴチャつくばかり。やらないことを決めて、選択と集中することには大きな意味があります。
整理整頓や、捨てる技術、断捨離などが話題になるのは、その表れと言えるでしょう。
似たように、やらないことリストにおいても「よぶんなこと・やらないこと」を列挙していくわけですが。困ったことに、それすらも増えていきます。増加と複雑化が自然の流れだからです。
やらないことリスト自体が膨らんでしまう。するとこんどは「やらないこと」にも集中できない、ということになりかねません。
そこを「ぜったいにやらないことリスト」に分離することで、再び、「選択と集中」の環境をつくりだすことができる。これが「ぜったいにやらないことリスト」の強みです。
よって、ぜったいにやらないことリストを機能させるための注意点は、リストに列挙する項目を増やしすぎないこと。増加させないことです。
《理由②》「リセット」効果が高い
やらないことリストは、つくるだけでは効果がなく、反復継続して振り返ることで効果が生まれます。
ですから先人は、「毎朝(あるいは毎晩)、リストを振り返るようにしましょう」と言うわけです。
実際、わたしは毎朝起きてリストを暗唱しては、「またやっちゃたよなぁ、きのう・・・」と反省し、「よし、きょうはやらないぞ」と気持ちを改めてきょうに臨みます。リセットです。
この「暗唱→反省→リセット→行動」のサイクルを1回転だと考えると、やらないことリストによるサイクルは「1日1回転」になります。
これに対して、ぜったいにやらないことリストは1日2回転です。わたしの場合、朝と午後イチの2回、リセットしています。
短絡的に聞こえるかもしれませんが、反省するのも、切り替えてリセットするのも、早ければ早いほうがよいだろう。わたしはそう考えています。
反省する前に忘れてしまうのではいただけないし、モヤモヤと引きずっているのもよろしくない。
そういう意味で、1日2回転のぜったいにやらないことリストは、やらないことリストに勝る部分があると確信をしています。
《理由③》「思考矯正力」が大きい
やらないことリストを運用することで、「ほんとうにやらなくなる」ことがいちばんです。
とはいえ、そこは人間。そうかんたんには、自分を変えられないというヒトのほうが多いのではないか。と、勝手に推測をしています(違っていたら申し訳ない)。
じゃあ、「ほんとうにやらなくなる」なんて難しいことなのだから、リスト化してそれを運用するなど時間のムダ、労力のムダだ。
いやいや、そんなことはないでしょう。なぜなら、リスト運用を継続することで、思考はわずかながらでも変化を生じるからです。
もし、リストに挙げられたことをやってしまったとしても。「暗唱→反省→リセット→行動」のサイクルを繰り返せば、躊躇や抵抗は強くなっていきます。
泥臭くも粘強く繰り返せば、やらないことリストの完遂に向けて、思考を矯正するチカラが働くようになります。
たとえば、「疲れたと言う」をリストに挙げている場合。「ふ〜、疲れた〜。いやいや、きょうもオレよく追い込んだ〜(前向き)」とか。
「忙しいと言う」であれば、「あ〜忙しかったぁ、というよりはワタシってリア充?みたいな」とか。
言葉遊びのように感じるかもしれませんが、「自分が発する言葉が、良くも悪くもパフォーマンスや結果に影響する」というのはよくいわれるところでもあります。
言葉遊びではなく、思考矯正のトレーニングと捉えて、「暗唱→反省→リセット→行動」に望むのであれば。《理由②》と同じく、1日2回転は役立ちます。
まとめ
なりたい自分になるために「ぜったいにやらないことリスト」をつくる、についてお話をしてきました。
やめたいのにやめられない、というのであれば。やらないことリスト、あるいは、ぜったいにやらないことリストを試してみてはいかがでしょう?
なりたい自分に、すこしずつ近づくことができるはずです。
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きょうの執筆後記
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