そのMacの操作を、もっと速くする方法ありますよ。
ショートカットキーです。マウスやタッチパッドよりも速い、「いつもの操作」を高速化するMacショートカットキー5選をお話しします。
「いつもの操作」を高速化するMacショートカットキー5選
Macを使いはじめてから約半年になります。Windows一筋だったわたしも、Macに馴染んできました。
そんなわたしが日ごろ繰り返している「いつもの操作」について、多用しているショートカットキーを5つ紹介します。
いつもの操作にこそショートカットキーは有効です。1回1回はわずかな効果でも、頻度高く繰り返すのであれば、積み重なる効果は大きなものです。
だから、「いつもの操作」にこそ、ショートカットキーを、ということで。こちらです ↓
- アプリケーションの切り替え
- Dockの操作
- 文字入力の操作
- ファイルなどの即削除
- ファイルなどの移動
いずれもWindowsとは勝手が異なり、その存在を見つけるのにも苦労をしたショートカットキーです。
もしかすると、Macユーザー歴がそれなりの人でも「意外と知らない」ものがあるのかも、です。
それでは、このあと順番に見ていきましょう。
アプリケーションの切り替え
command + tab
複数のアプリケーションを開きながら作業をしているのであれば、必須のショートカットキーがこれ。わたしはもう、これを日になんど使うかわかりません。具体的なやり方は、
- 「command + tab」を押す(tabはすぐ離す)と、アプリケーションスイッチャー(現在使用しているアプリの一覧)が表示される
- 「command」を押したまま、「tab」を押して離すを繰り返し、選択したいアプリケーションのところで「command」を離せば、アプリケーションの切り替えができる
同一アプリケーションで複数のウィンドウを開いている場合(たとえば、Excelで複数のファイルを開いている場合)、ウィンドウ単位での切り替えも可能です。
上記アプリケーションスイッチャーで該当のアプリケーションを選択後(「command」は押している状態)、「↓」を押すとウィンドウ選択画面に切り替わります。
Dockの操作
control + F3
Macと言えば「Dock」、「Dock」と言えばMac。Dockも日ごろよく操作をすることから、ショートカットキーは覚えておくと便利です。
- 「control + F3」を押すと、Dockが表示される
- 「→」・「←」でDock内を移動し、選択したいアプリケーションのところで「return」を押すと、アプリケーションが起動
なお、「return」の代わりに「↑」を押すと、サブメニューの表示・選択も可能です。
- システム環境設定→キーボード→「F1、F2などのキーを標準のファンクションキーとして使用」にチェック
- システム環境設定→キーボード→ショートカット→「Dockを操作対象にする」にチェック
文字入力の操作
- control + F(Forward・1文字前に移動)
- control + B(Back・1文字後に移動)
- control + A(Ahead・行頭に移動)
- control + E(End・行末に移動)
文章をたくさん入力するという場合には、地味ながらも超絶に効果を発揮するショートカットキーです。ブログなどを書いていると重宝します。
これらのショートカットキーは、各種の「矢印キー」の代わりと言えるもの。じゃあ、矢印キーでいいじゃん、って?
ダメです。使ってみるとわかりますが、「矢印キー」とは速さがまるで違うのです。ショートカットキーのほうがダンゼン速い。
なぜならば、上記のショートカットキーは、指をホームポジションからほとんど動かさずに操作可能です。
いっぽうの矢印キーは、右手をホームポジションから離して、だいぶ動かさなければいけません。時間ロス。
さらにわたしの場合、矢印キーは目視しないと押し誤ること多数…(とくにキーが小さい「↑」と「↓」)。
- control + P(Previous・前の行に移動)
- control + N(Next・次の行に移動)
ファイルなどの即削除
command + option + delete
ファイルやフォルダを削除する際のショートカットキー「command + delete」を使うと、削除したものはいったんゴミ箱に入ります。
いやいや、ゴミ箱を介さず即座に削除したい。という場合のショートカットキーがこれです。わたしは通常の削除はほとんど使わず、即削除です。
ちなみに、このショートカットキーを使うと、「ほんとうにいいの?元に戻せませんよ」的な注意メッセージが表示されます。
ここで、「キャンセル」か「削除」かを選択するのですが、ここでもショートカットキーが使えます。「tab」で選択、「スペースキー」で決定です。
- システム環境設定→キーボード→ショートカット
- ウィンドウ下部の「フルキーボードアクセス」の項目で、「すべてのコントロール」にチェック
ファイルなどの移動
command + option + V
ファイルやフォルダを移動する際、元のファイルなどを「command + C」でコピー、移動先で「command + V」で貼り付けると、元の場所に元のファイルは残ったままです。
つまり、移動ではなく、コピペになってしまいます。このままでは、移動元のファイルをわざわざ削除しなければいけません(わたしは以前やっていました…)。
そんなメンドーはイヤだ、コピペではなく、移動をしたいのだけど。というときのショートカットキーがこちらです。
元のファイルなどを「command + C」でコピーしたあと、移動先では「command + option + V」を押す。これで、移動になります。
まとめ
「いつもの操作」を高速化するMacショートカットキーについてお話をしてきました。
自分が日ごろ繰り返している「いつもの操作」にショートカットキーはないのだろうか?
いちど時間をかけて探してみましょう。その時間を補って余りある効果をショートカットキーは提供してくれるはずです。
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きょうの執筆後記
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