” いやぁ、しかし次から次へといろんなニュースがあるもんだ ”
と、感心をしている場合ではありません。気がつけば、知らなくてもいいニュースを見せられているかも・聞かされているかも、というお話です。
知りたくない・知らなくてもいいニュースまで知らされている僕ら。
ふだん何気なく目にしている・耳にしている「ニュース」。
そのニュースは、さまざまなカタチで、そしてカンタンに入手することができます。たとえば、テレビから、ラジオから、新聞から、ネットから、メルマガから、などなど。
いっぽうで。カンタンに入手できるからこそ、じぶんの意(知りたい・知りたくない・知らなくてもいい)とは関係なく、知らされているニュースもあるものです。
そこで、「ニュースを知らされる(見せられる・聞かされる)」ということについて、次のようなお話をしていきます ↓
- 「ニュースを見せられる・聞かされる」ことで奪われてしまう3つのもの
- 時間
- 気持ち
- 集中
- 奪われないために決めておきたい3つのこと
- いつ見る・いつ聞く
- なにを見る・なにを聞く
- どれだけ見る・どれだけ聞く
それでは、このあと順番に見ていきましょう。
「ニュースを見せられる・聞かされる」ことで奪われてしまう3つのもの
たとえば、テレビ。つけっぱなしにしていると、ニュースを見せられる・聞かされることになります。
ニュースの内容を選ぶのはテレビ局であって、視聴者ではないからです。
もちろん、知りたくないニュースは見なければいい・聞かなければいい、ということですが。なんとなく見続けてしまう・聞き続けてしまう、ということはあるでしょう。
そんな状況のなかで、奪われてしまうものが3つありますよ。というお話です。その3つとは、「時間・気持ち・集中」です。
時間
じぶんにとって、知らなくてもいいニュースを見る・聞くのだとすれば。「ニュースを見せられる・聞かされる」ことで、じぶんの時間が奪われている、と言えます。
わたしにも経験があります ↓
- テレビのニュース番組をずーっと見続ける
- 新聞を隅から隅まで読む
- ネットのニュースサイトのおすすめ記事を読み続ける
- 毎朝届くニュース情報のメルマガを必ず読む
というわけで、気づいたら「スゲー時間たってるし」ということがありました。
時間が無尽蔵にあればそれもよいのですが、そんなことはないわけで。だれにとっても時間は限られています。
したがって、知らなくてもいいニュースまで見せられる・聞かされることで、じぶんの時間を奪われたくはないものですよね。
気持ち
言うまでもないことですが、世の中には「いろいろなたぐい」のニュースがありますから。じぶんの気持ちに対して、よくない影響を与えるニュースというのもあるでしょう。
「よくない影響」とは、たとえば ↓
- 気持ちが暗くなる・沈む
- テンションが下がる
- 気持ちがそがれる
- 怒りがわく
どういうたぐいのニュースが、上記のような「よくない影響」を与えるのかは、ひとによって違います。
それはそれとして、じぶんにとって、よくない影響を与えるようなニュースについては、できるだけ遠ざけたいものですよね。
遠ざけることができずに、ただただ「ニュースを見せられる・聞かされる」ようだと、じぶんの気持ちによくないし、じぶんの気持ちが奪われる、ということになります。
集中
ニュースを目にする、耳にするタイミングによっては、じぶんの集中力がとぎれてしまうことがあります。
スマホのプッシュ通知などはその典型でしょう ↓
- 画面に表示された新着ニュースをすぐに読んでしまう
- バイブ・音によって通知された新着ニュースで手が止まる
これらによって、それまでじぶんがやっていたこと・考えていたことなどが「一旦停止」させられてしまいます。せっかくの集中が途切れてしまいます。
そう考えると、いまどきの「通知」は、便利なようでいて罪深いものだと気づくわけです。
そのように、「なんとなく便利そう」にまかせて、「ニュースを見せられる・聞かされる」ようだと。じぶんの集中が奪われることになります。
奪われないために決めておきたい3つのこと
「ニュースを見せられる・聞かされる」ことによって、時間・気持ち・集中が奪われる。というお話をしてきました。
では、どうしたら奪われないようにすることができるのか?
それには、3つのことを決めておくのが効果的ですよ。というお話をしていきます。その3つとは、「いつ・なにを・どれだけ」です。
いつ見る・いつ聞く
わたしが、ニュースに時間・気持ち・集中を奪われないために、具体的に続けていることがあります。
それは、「毎朝 朝イチに15分、スマホアプリでニュースを見る」ことです。これについては、「朝イチ」というところにひとつポイントがあります。
朝イチ、つまり、起きてすぐに、きょうのニュースを押さえてしまうことで、その後にテレビでニュースが流れているような場合にも見続けずに済みます。
逆に、きょうのニュースを押さえていなければ。順番に流されるニュースを、「次はなんだろう?その次はなんだろう」という思いで見続けることになります。「時間」が奪われます。
ですから、そのように時間が奪われないよう。じぶんのほうから先に、きょうのニュースは押さえてしまうわけです。
また、ニュースに限らず、メールやSNSなどその他のアプリの「通知」も、できる限り切るように設定をしています。そうしなければ、通知によって目の前の「集中」を奪われてしまうからですね。
方法やルールは人それぞれだとしても、ニュースを「いつ見る・いつ聞く」のかをじぶんで決めておくことで、奪われるものを少なくすることができるはずです。
なにを見る・なにを聞く
さきほど、「毎朝 朝イチに15分、スマホアプリでニュースを見る」というお話をしました。
これについて、わたしがニュースアプリを見るときには、基本的に「タイトル」しか見ていません。なにが起きたか、はそれでもだいたいわかるからです。
そのうえで、深く理解したほうがよいかな、というニュースだけは記事の内容まで閲覧をしています。
このとき気をつけているのが、「暗い」トーンのニュースは記事の内容までは見ない。タイトルだけを見て、ニュースとしては把握しますが、それ以上は深追いをしないということです。
なにをもって「暗い」と感じるかは人それぞれの判断ですが、わたしに関しては、じぶんが「暗い」と感じたニュースは避けています。
理由は、じぶんの「気持ち」を奪われてしまうから。気持ちが沈んだり、悲しくなったり、怒りがわくような「暗い」ニュースは極力見ません。
それは、テレビなどのニュース番組もいっしょで、内容によってはチャンネルを変えてしまいます(妻が見ているときには嫌がられますが…)。
あまりにもいろいろなことが起きる世の中ですから、じぶんの気持ちに合わないものもあるでしょう。そのようなニュースはあえて見ないほうがよい、というのがわたしの考えです。
そのようなことであれば、「なにを見る・なにを聞く」のか、という線引をしておくとよいでしょう。もちろん、どこに線を引くかは人それぞれです。
どれだけ見る・どれだけ聞く
みたび、「毎朝 朝イチに15分、スマホアプリでニュースを見る」というハナシについて。これについては「15分」というところにもポイントがあります。
「いつ・なに」を見るか・聞くかを決めても、それを「いくらでも」見るというわけにはいきません。前述したとおり、時間は限られているからです。
だから、わたしは「とにかく 15分」と決めています。アプリでニュースのタイトルをざっと流し見る。必要があれば、その内容を流し読む。これで15分。
もしも、じっくり見る・聞くべきニュースがあれば。それは「別枠の時間でやるべきこと」として、その場はいったん保留します。とにかく、まずは 15分以内で済ませるのです。
「15分」なのか何分なのかは、おのおのが決めることですが。ついついダラダラと時間をかけすぎてしまう、なんてことがないように。「どれだけ見る・聞く」のかを決めておくのがおすすめです。
まとめ
「ニュースを見せられる・聞かされる」で奪われる3つのもの、についてお話をしてきました。
世の中のできごとを知ることはだいじなことです。できごとについて考えるのもだいじなことでしょう。
けれども、必要以上に知ろうとしてはいないのか、必要以上に考えてしまってはいないのか。
そのような視点で、いちどニュースの見方について考えてみるのはどうでしょうか。
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きょうの執筆後記
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