ブログの文章は読みやすいのがいちばん。それはそれとして、個性的な文章は、ときとして魅力です。
というわけで。ブログでじぶんらしさを表現するためにわたしがやっている「ちょっとした文章術」についてお話をしていきます。
読みやすさも必要、じぶんらしさも必要
ブログを書くときの文章について。
あたりまえのことながら、「読みやすさ」には気をつけて書くようにしています。
そのいっぽうで。「じぶんらしさ」を感じてもらえるような文章を書きたい、とも考えています。
わたし自身、読者として。じぶんらしい文章で書かれたブログには魅力を感じます。
そのブログの個性や魅力は、テーマや切り口といったところだけではなく、文章表現のなかにもあらわれる。
だからじぶんも! という単純なわたしです。
そこで。ブログでじぶんらしさを表現するためにわたしがやっている「ちょっとした文章術」について、お話をしてみます。
はたして、わたしらしさが読者に伝わっているかはナゾですが。こちらになります ↓
- ひらがな編
- カタカナ編
- カギカッコ編
- 句点編
それでは、このあと順番に見ていきましょう。
じぶんらしさを出すためにやっている「ちょっとした文章術」
ひらがな編
ブログで文章を書くときには、「かなり意識的に」ひらがなを使うようにしています。
言い換えると、「漢字」を減らすようにしている、ということです。
漢字が多い文章は、どうしても見た目に「重さ」や「硬さ」が出てしまいがちなので。
漢字を減らして、ひらがなを多めにすることで、「とっつきやすさ」や「やわらかさ」を出すようにつとめています。
とくに「副詞」については、あまり漢字は使いません。たとえば、「もっとも(最も)」「ぜんぜん(全然)」「ときどき(時々)」「すでに(既に)」など。
これらが「漢字かひらがなか」というだけでも、読み手が感じるイメージはだいぶ変わるものです。
また、複数の読み方がある漢字についても、ひらがなを使うようにしています。
たとえば、「明日」。これは、「あす」とも「あした」とも「みょうにち」とも読むことができます。
どんな読み方をしようと、言葉の「意味」は変わりません。
けれども、読み方が変わると、文章を読むうえでの「リズム」が変わってしまうことがあります。
「あす」と読めば2文字ですが、「あした」と読めば3文字です。「あした」と読むとどうにも文章のリズムが悪い、ということがあります。俳句で言うところの「字あまり」です。
なるべくリズムよくスムーズに読んでもらえるように。そのときの文章のリズムに合わせて「あす」と書いたり、「あした」と書いたりを使い分けています。
カタカナ編
前述の「ひらがな」に加えて、「カタカナ」も意識的に使っています。
漢字やひらがなで書けるような言葉でも、あえてカタカナで書いている。その目的は、言葉に「生々しさ」を持たせるためです。
たとえば、「おカネ」。「おかね」や「お金」とは書かずに、「おカネ」と書くようにしています。
わたしの個人的な感覚ではありますが、「おかね」や「お金」という表現はどうも上品に過ぎます。
現実には、きれいごとだけでは済まされず、ある種のいやらしさも伴うのが「おカネ」です。それを前提にしたうえで、だいじな「おカネ」の話をしたい。
というようなことで、カタカナを使っていたりします。
似たような目的で、「ハナシ(話)」「ヒト(人)」「フンイキ(雰囲気)」「カンジ(感じ)」などはわりとよく使っています。
ちなみに。生々しさまでは伝わらずとも、カタカナ表現に違和感を持ってもらえれば、とも考えています。
違和感があれば、少なくとも強調表現としては有効ですし。また、わたしらしい表現としての差別化効果もあるでしょうから(好き嫌いも分かれるとは思いますが…)。
カギカッコ編
わたしの文章には、「カギカッコ」がかなり多めです。しばしば好んで文字を「 」で囲んでいます。
キーワードをより目立たせるため、というのが目的です。
文字をただただ羅列していくと、キーワードまでが文章のなかに埋もれてしまい、わかりづらく感じることがあります。
ですから埋もれないように、きちんと拾い出してあげるために、「カギカッコ」を使っています。
カギカッコを付けることで、まわりの文字とは空間ができますから、ギュウギュウに詰まった文章よりも読みやすい。という効果も期待しています。
句点編
ときどきヒトから言われることもありますが。わたしの文章は句点が多いです。
句点、つまり「。」が多い、ということですね。
一文が長くなり過ぎてしまうことを避けるために、短い一文に区分をしていくことで句点は多くなります。
言うまでもないことですが、あまりに長い一文というのは読みづらいものです。
一文が40字とか50字とかになってくると、読んでいる途中で「前半はなんだったっけ?」ということにもなりかねません。
だから、なるべく短い文章にしようと心がけることになります。
ただ、それでも文章が長くなるという場合。ふつうの人なら「、」を使うようなところでも、「。」を使って文章をふたつにわけることがある。
わたしの文章は「句点が多い」と言われるのは、おそらくそこなんだろうと推測します。ヘンなところで「。」を使うなよ、と。
まぁ、そこは「わたしらしさ」ということで(やはり好き嫌いは分かれるのでしょうが)。
なお、文章を短くすることに加えて、「改行」も多くするようにしています。
一文一文が短くても、それがたくさんまとまれば、やはり読みづらくなりますから。改行することで読みづらさを軽減するように、と考えています。
具体的には、だいたい2文ごと、多くても3文ごとに改行を入れる目安です。
まとめ
じぶんらしさを出すためにわたしがやっている「ちょっとした文章術」、についてお話をしてきました。
ブログのじぶんらしさは、テーマや切り口といったところだけではなく、文章表現にもあらわれます。
じぶんらしい文章表現をあらためて認識してみる、他人と比べてみる、というのもおもしろいのではないでしょうか。