自宅兼事務所の良さ、メリットはいろいろあるけれど。家族の協力を得られる、のはそのひとつです。
というわけで、自宅兼事務所のわたしが、妻にチェックをしてもらっている3つのことについてお話をします。
妻にチェックをしてもらう、という自宅兼事務所のメリット
会社勤めをやめて独立してから3年のあいだ、自宅兼事務所で仕事・生活をしています。
「自宅兼」ですから、仕事をするでもすぐ近くに家族がいるわけで。
家族のひとりである妻には、「日常的」にチェックをしてもらい、「助かるなぁ」と感じていることがあります。
これもまた、自宅兼事務所の良さ、自宅兼事務所のメリットのひとつだ、と言えるでしょう。
そんなわけで、自宅兼事務所のわたしが「妻にチェックをしてもらっている3つのこと」についてお話をしてみます ↓
- 毎日のブログ記事
- お客さまなどへのメール、チャット
- 経理、家計簿
それでは、このあと順番に見ていきましょう。
《チェック1》毎日のブログ記事
独立してから3年になります。そして、このブログもまた、独立してから3年。毎日記事を投稿し続けています。
毎日の記事のチェック。これが、妻にチェックをしてもらっていることの1つです。
もともとは、「単純に不安だったから」がはじまりで。それまでブログなんて書いたこともなかったわたしですから、だいじょうぶかなぁ…? ということですね。
けれども、3年たったいまでは、不安の解消意外にも「効果」を感じていることがあります。大きく分けて次の2つです ↓
- わかりにくい箇所のあぶりだし
- 不適切な表現のあぶりだし
わかりにくい箇所のあぶりだし
このブログでは、「銀行融資・銀行対応」「税金・経理」に関する記事を多く投稿しています。
また、それら記事の読者は「初心者・入門者」を想定して執筆しています。知識や経験が無い・少ないという人にこそ伝わるように。
ですから、「いかに易しく、いかにわかりやすく」が重要ですし、いつもそのことばかりを考えて記事を書いています。
この点で、妻は「初心者・入門者」です。銀行のことも税金・経理のことも「人並み」です。
ゆえに、記事のなかに「わかりにくい箇所」「説明不足の箇所」などがあれば気づいてもらうことができます。
いくらわたしが気をつけていても、わかりにくいところというのはあるもので。「易しく、わかりやすく」がカンタンではないことに気付かされるばかりです。
不適切な表現のあぶりだし
不適切な表現って… というカンジではありますが。おもには「ネガティブでないか?」です。
読みかたによっては「否定的」「消極的」にとられたり、「攻撃的」にとられたり。ある意味では、「誤解」や「不快」を与えかねないような表現をチェックしてもらっています。
これはわたしがチェックをお願いしたというよりは、気づいたらチェックされていました…
考え方や文章にはクセがでますからね。じぶんでは気づかないこと、あるいは、じぶんではOKでも他人はNGなことはあるものです。
そんなクセも含めて個性だとも言えますし、妻の指摘になっとくができないときもあるけれど。おおむね「ごもっとも」と修正を余儀なくされて助かっているわたしです。
《チェック2》お客さまなどへのメール、チャット
お客さまからの質問・相談に対する回答などについて。メールやチャットで送る「文章」を、妻にチェックしてもらうことがあります。
意図としては、前述した《チェック1》のブログと同じで、わかりにくい箇所がないかどうか? を見てもらうためです。
おいおい、そんなのじぶんでチェックできないのかよ。と、思われるかもしれませんが。
お客さまにお送りする「文章」もまた、わたしが提供する「商品」であり「サービス」のひとつです。
その商品・サービスについて、わたしが重視をしている「わかりやすさ」という品質をより高められるのであればと、妻のチカラも借りるようにしています。
実際、たとえば税金や経理など専門的な内容について、フリーランスになったばかりというような方に文字で伝えるのは、言うほどかんたんなことではありません。
専門家が、専門用語や専門的表現を使った文章で、「伝えたつもり」になっている例は枚挙にいとまがないわけで。わたし自身も、まだまだ注意が必要なところです。
また、お客さまだけに限らず。ブログからのお問い合わせに対する回答メールについても、妻にチェックをしてもらうケースがあります。
その意図はやはり、わかりにくい箇所がないかということがひとつ。もうひとつもやはり、不適切な表現がないかです。
お問い合わせをいただくもののなかには、お断りをさせていただくということもあるわけで。
お断りをするにしても、と言うか、お断りをするからこそ、「こちらの真意が伝わるか、失礼がないか」には気をつけるようにしています。
それには、他人の感覚として、妻が読んでみてどう感じるかは参考になるところです。
《チェック3》経理、家計簿
毎月月初には、前月分の事務所の経理と家庭の家計簿の結果について、妻にチェックをしてもらっています。
チェックというか、わたしが報告・説明をして、妻に意見を求める、というカンジでしょうか。もっとも、物々しいフンイキでやっているものでもありませんが。
ちなみに、報告・説明をしている項目がこちら ↓
- 仕事の現状 → 前月までの売上・経費・利益の推移実績
- 仕事の予測 → 年末までの売上・経費・利益の推移予測
- 家計の現状 → 前月までの支出の推移、前月までの財産(資産 ー負債 ※)の推移実績
※
資産 ・・・ 現金預金(事業用・プライベート用とも)、売掛金、株式・投資信託、仮想通貨、自宅不動産など
負債 ・・・ 事業用の借入金、クレジットカードの未払(引落前)、住宅ローンなど
上記のとおり、家計はもちろん、仕事に関する数字もフルオープンで報告・説明をしています。
仕事について言えば、「ふだん仕事をしている姿」と「そのときの収入・利益」とのあいだにはギャップはあるもので。
たとえば、その月に仕事で外出が多いからといって、その月の稼ぎが多いとは限りません(その逆もまたしかり)。仕事のしかたや、収入の種類もいろいろだからです。
自宅兼事務所だからこそ、事務所仕事をしているようすが妻の目につくわけですが。そのようすと稼ぎ(収入・利益)はまた別なのであり、勘違いがあっても困るかなぁ、と思います。
極端を言えば、稼ぎに見合わない家計の支出をしてしまう、とか。幸い(?)なことに、妻にそのような消費癖はありませんけれど。
家計に関わる妻には、家計に影響する仕事の稼ぎについても「正しい情報・事実」を知ってもらう意義はあるでしょう。お互いの金銭感覚を近づけることもできます。
まぁ、どれだけ家計で支出をしようと問題がないくらい稼げばいい、というハナシもありますが… わたしの場合、現実的ではありませんね。
それはそれとして。経理や家計簿のチェックを妻にしてもらうことで、「仕事自体」や「仕事でのおカネの使いかた」を理解・納得してもらえる効果もあるでしょう。
仕事自体で言えば、どんな仕事をしているか、どんなお客さまがいるか、仕事の種類ごとの収入はどのくらいなのか、など。
仕事でのおカネの使いかたで言えば、この収入であればこれくらいの経費を使っても問題ないのかな(やたらAmazonやら楽天やらが届いているようだけれど)、とか。
配偶者には「仕事の収入・利益」は見せない・見せたくない、というハナシも聞きますが。デメリットもあればメリットもあるものです ↓
まとめ
自宅兼事務所の僕が妻にチェックをしてもらっている3つのこと、というお話をしてきました。
自宅兼であるがゆえ、妻には「日常的」にチェックをしてもらえることがある。家族の協力を得ることができる。
これもまた、自宅兼事務所の良さ、自宅兼事務所のメリットのひとつだ、と言えます。