わたしの身の回りで増えてきたシェアサイクルのサービス。
仕事の移動もシェアサイクルが速い・安い・気持ちいい! ということで、シェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」を使ってのメリット・デメリットをお話します。
電車・バス・タクシーだけじゃない、自転車も。
仕事での移動は、基本的に電車とバス。たまにタクシー。
加えて、最近では「シェアサイクル」も積極的に使うようになりました。シェアサイクル、つまり「時間借りの自転車」です。
「最寄り駅から徒歩は遠い・ちょっとバス」というような距離感のときには、このシェアサイクルがちょうどイイと感じています。
さらに言うと、速い・安い・気持ちいい! (くわしくは後述)
シェアサイクルのサービスもいろいろありますが、わたしがおもに使っているのは「HELLO CYCLING」です。東京を中心に全国にサービス展開をしています。
ちなみに、いま現在、東京・横浜あたりで利用できる「ステーション(シェアサイクルを借りる・返す場所)」はこんな感じ ↓
だいぶ「密」にステーションが設置されているのが魅力です(場所によって、密度のバラツキはだいぶありますが)。
自転車を借りる・返せる場所(ステーション)が多いほうが、利用できる機会が増えますから。
というわけで、仕事の移動もシェアサイクル「HELLO CYCLING」を使っているわたしが感じる、そのメリットとデメリットをお話します。
シェアサイクルをまだ使ったことがないよ、と言うのなら。あらたな移動手段として検討してみるのはいかがでしょうか? その参考になれば幸いです。
仕事の移動もシェアサイクル「HELLO CYCLING」のメリット
電動アシストはとってもラクチン
HELLO CYCLINGでは、電動アシスト自転車を借りることができます。
実はわたし、シェアサイクルを利用するようになってはじめて「電動」に乗りました。
そのラクなこと、ラクなこと。あまりのラクチンぶりに驚愕しました。ほんとうに。フツーの自転車とは別モノ、別の乗り物です。
平地でラクにこげるのはもちろん、基本的に坂道も座ったままで問題ありません。しかもギアは3速(3段階でいちばん重いやつ)でOKです。
だから、ちょっとした距離(わたしの場合、長くて5kmくらい)を走るのであれば、「疲れた…」という感じはないんですね(もちろん、個人差はあるところですが)。
それくらいラクだ、ということをいちばんのメリットに挙げておきます。
さいしょは、「電動アシストってどうやって操作するんだろう?」とドキドキしましたが、とくに難しいことはありません。
ハンドルの左側に「パネル」が付いているので、「電源」を入れればそれでOK。あとは、道の傾斜に応じて「アシスト」ボタンで、アシストの強弱を選ぶだけ ↓
ライトの点灯・消灯も、パネルの「ライト」ボタンひとつで操作できます。カンタンです。
渋滞知らずで速い
最寄り駅から現地までバス。というときに、仕事で気になるのが「渋滞」です。
バスは電車ほどに時間が読めない、という欠点がありますよね。その点、自転車ならば渋滞知らずです。
たとえば、5kmくらいの距離を電動アシスト自転車で走ると。わたしの場合には 20分ちょっとです。
同じ場所をバスで移動すると、途中の停留所に停まりつつ、渋滞にはまりつつ。30分から40分くらいかかったりもします。
電動アシストゆえの速さ、という部分はありますが。いずれにせよ、「時間がおおむね読める」のは自転車のメリットです。
15分 60円で安い
バスに比べると、タクシーであればもう少し速い。ということはあるでしょう。停留所はないし、あるていどは渋滞を回避してくれます。
けれども、いかんせんお値段は高いです。バスに比べれば「お高い」のがタクシーのデメリットです。
これに対して、シェアサイクルには「安い」というメリットがあります。
HELLO CYCLINGの場合には、基本的に「15分 60円」または「1日 1,000円」です(エリアによって、ちがうところもあるようです)。
わたしが利用する場合には、だいたい 30分以内なので、シェアサイクル利用料金は 120円。タクシーに比べれば、とても安いですね。
また、東京・神奈川などでバスに乗ると 200円くらいになることが多いので、バスに比べても若干安い。速くて安い、は魅力です。
バス酔い回避で気持ちいい
速くて安い、に加えて強調しておきたいメリットが「気持ちいい」です。
と言うのも、わたしは「バス」が苦手で、よく乗り物酔いしてしまいます。電車はまあまあ平気なのですが、バスはダメ。とくに座っているとダメです。
だから、「できればバスには乗りたくないなぁ」といつも思っています。
いっぽうで、自転車は気持ちいい。酔うことはありませんし、風を切って走るのは気持ちのいいものです。冗談抜きで、移動が楽しみにすらなってしまうくらい。
同じように「バス酔い」の悩みをもたれる人は、シェアサイクルをおすすめするばかりです。
スマホで予約・決済できる
HELLO CYCLINGは、事前に「会員登録」や「スマホアプリ」のインストール、「クレジットカードの登録」などを済ませておけば、スマホで自転車の予約や料金決済などができます。
スマホひとつで事足りますから、出先でもすぐに手軽に利用できて便利です。
たとえば、予約をするときには。スマホアプリで、現在地近くのステーションを検索。「貸出可能」の自転車があれば、すぐに予約することができます ↓
予約は 30分のあいだ有効なので、そのあいだに利用を開始すればOKです(30分過ぎると予約は自動キャンセル)。
あとは予約した自転車のところまで行き、ハンドル中央部についているパネルに「暗証番号(予約完了メールに記載されている)」を入力するか、事前に登録したSuicaなどのICカードをかざすことで解錠する流れです ↓
利用が終了し、返却するとクレジットカードで料金決済されますから、支払も手間いらずです。
自転車の利用方法や決済方法のくわしいことは、HELLO CYCLINGのスマホアプリから確認をすることができます。
決済は、クレジットカードのほかにも、各種キャリア決算、Yahoo!ウォレット決済、HELLOカード、HELLOマイルが用意されているとのこと。
乗り捨てできる
HELLO CYCLINGのメリットとして、「乗り捨て」できることが挙げられます。つまり、借りる場所と同じところに返さなくもいいのです。
駅前で借りて、現地近くのステーションに返す。ずーっと借りている必要がなくなるので、乗り捨てできるのはメリットです。
ただし、返却する先のステーションに「空きスペース」が無いと返却ができません。
自転車を借りたあとは、スマホアプリから「返却予約」ができるようになりますので、返却したいステーションの空き状況を確認して予約をしておくのがよいでしょう ↓
仕事の移動もシェアサイクル「HELLO CYCLING」のデメリット
空いていないこともある
シェアサイクルの特性上あたりまえですが、借りるにしても空いていないことはあります。必ずしも利用できない、という点ではデメリットでしょう。
また、HELLO CYCLINGは、貸出予約が 30分のあいだしかできないため、早めに予約をしておくということもできません。
借りるつもりで現地まで行こうとしたら、空きがなくなってしまった… 無きにしもあらずです。
さらに、返却場所にも空きスペースが無い、ということもありえます。借りたはいいけれど返せない… のも困りものです。
ただ、わたしが使っているエリア(横浜・川崎)ではステーションが割と密にあるため、ダメなら近隣の別のステーションを使うことで対応できています。
パソコンが心配…
わたしは仕事のときには、パソコン(おもにMacBook Pro 13インチ)を持ち歩いています。
カバンは基本的にアタッシュケースを使うのですが、HELLO CYCLINGを利用するときには「リュックサック」にパソコンを入れるようにしています。
なんと言ってもパソコンは精密機器、振動・衝撃はできるだけ避けたいからです。
自転車には大きめのカゴもついていますけど、そこにパソコンを入れたカバンを直接入れるのは「危険」でしょう。地面からの振動・衝撃が大きすぎます。
その点、リュックサックであれば、自転車とパソコンのあいだで「人間」が振動・衝撃をあるていど吸収できるはずです。
わたしはさらに念のため、こちらのケースにパソコンを入れています(気休めかも、ですけれど)↓
というわけで、パソコンを持って自転車に乗る場合、リュックサックにせざるを得ないというデメリットがあります。仕事でリュックサックには問題があるというのに… ↓
季節によっては汗をかく
電動アシスト自転車がいかにラクだとは言っても。カラダを動かしますし、気温が高ければ汗をかく。
前述したとおり、リュックサックを背負っていますから、とくに背中が… というのはデメリットのひとつでしょう。
先日は5月だというのに 30度近い気温のなかHELLO CYCLINGを利用したら、案の定、現地到着時にそこそこの汗をかいていましたし。
そのままお客さまにお会いするのもどうなのか、と思い。現地で、制汗・消臭剤を買うことになるという…
以来、リュックサックにはそれが常備されることとなりましたとさ ↓
暑い日はもちろんですが、寒い日や雨の日は利用が厳しいのも自転車の特徴ですね。いまさら、言うまでもないことですけれど。
電動自転車に特有のクセに注意が必要
電動アシスト自転車には、乗車にあたって「特有のクセ」があります。
それは「こぎ出し時の急発進」です。発車するときのこぎ出しを、フツーの自転車と同じ感覚でいると急発進になります。
わたしもはじめのうちは、ちょっとヒヤリもしたくらいなので、慣れるまではじゅうぶんな注意が必要です。
そもそも自転車に乗るということは、電車やバスに乗るのとは別のリスクがあります。自転車事故のリスクです。
そこは大きなデメリットの可能性として、気をつけて利用しなければいけませんね。
バッテリー切れの不安
電動だけに「バッテリー切れ」はありえます。この点で「予約時」にバッテリー残量を知ることはできません。
現地に行ってみて、電源を入れてみてはじめてバッテリー残量がわかります。
ですから、現地でバッテリー残量が無い、あるいは少ないことがわかったら、別の自転車を予約し直すことで対応するしかないのです。
とはいえ。いままで利用をしているなかで、バッテリー残量が無い・足りなさそう、という機会はありませんでした。
幸運なのか、はたまた、こまめに充電がなされているのかは不明ですが。
長く乗ると尻が痛い(個人差大)
自転車に乗ると「尻」が痛くなります。だいたい 20分もすると、尾てい骨のあたりが痛いです。もちろん、HELLO CYCLINGや電動自転車に非はありません。わたしの問題です。
そもそも昔から尻が弱いらしく、イスに長時間座ることもあまり得意ではありません。どうも尻の肉付きが悪いのかなぁ、などと思うわけですが「かなりどうでもいい話」です。
だから、なんなんだ? ということでしかないのですが、わたしにとってはデメリットなのでいちおう挙げておきます。
痛い思いをしながら仕事をするのもタイヘンですからね。いくら速い・安い・気持ちいい!とはいえ、多用は禁物だということです。あくまで、わたしの場合。
まとめ
仕事の移動もシェアサイクルが速い・安い・気持ちいい、ということで「HELLO CYCLING」のメリット・デメリットについてお話をしてきました。
電車やバス、タクシーもいいですが。シェアサイクルも移動の選択肢に入れてみるのはいかがでしょうか。