じぶんの「強み」ってなんだろう?と思ったら。
VIAサーベイのテストを受けてみるのはどうでしょう? というお話です。
VIAサーベイでじぶんの強みをテストしてみた
じぶんの強みや長所、あるいは得意なことってなんだろう?
そんな疑問に対して、ひとつの「参考」を示してくれるツールがあります。
「VIAサーベイ」という診断テストです。どういうテストなのかと言うと、次のとおりです ↓
- ポジティブ心理学(個人や社会を繁栄させるような強みや長所を研究する心理学)の研究にもとづくテスト
- これまでのテストの受験者は 800万人
- テストを受けるのは無料
- ネット上で 120問のアンケートに回答する(15分ていど)
- 人を特徴づける24要素の強みについて、じぶんの強みを順位付けした結果が得られる
上記のとおり、VIAサーベイのテストを受けることで、じぶんの「強み(≒長所、得意)」がわかります。わたしもこのたび受けてみました(結果は後述)。
ネットですぐに受けることができて、かつ無料なのもよいですね。
というわけで。VIAサーベイについて、このあと次のようなお話をしていきます ↓
- VIAサーベイの受け方は?
- VIAサーベイから得られる結果(レポート)はどんなもの?
- 得られた結果をどうするか?
それでは、このあと順番に見ていきましょう。
VIAサーベイの受け方は?
とくに難しいことはありませんが、かんたんに「道案内」だけしておきます。
まずは、VIAサーベイのWEBサイトにアクセスしましょう ↓
うげっ、なんか英語じゃん… と思うかもしれませんが(わたしは思う)だいじょうぶ。日本語にも対応しています。
トップページの左上の「Language」から「日本語」を選択しましょう。翻訳されます ↓
続いて、「無料のアンケートを受け取ります」という、なんだかアヤシゲに翻訳されてしまったボタンをクリックします ↓
18歳以上が対象の「ADULT SURVEY」と、それ以下の「YOUTH SURVEY」とがありますが、ここでは18歳以上を前提に話を進めます。
「ADULT SURVEY」のタブが選択されていることを確認したら、メールアドレスとパスワードを入力です。
そのあと、チェックを入れたら(下段のチェックは必須)、「調査をBEGIN」のボタンをクリックします。だから日本語がアヤシゲだってば ↓
このあと、おもむろにテストがはじまります。
120の質問に、「とてもよくあてはまる」「あてはまる」「どちらでもない」「あてはまらない」「全くあてはまらない」のいずれかにチェックを入れる形式です。
質問数はそこそこありますが、チェックを入れるだけですから、だいたい 15分もあれば終わるのではないでしょうか。
回答が終わると、24ある強みについて、じぶんの強みが順位付けされた結果が表示されます。
VIAサーベイから得られる結果(レポート)はどんなもの?
さきほどお話をしたとおり、VIAサーベイのテストを受けると、じぶんの強み要素が順位付けされます。
VIAサーベイが「人を特徴づける強み」として挙げているのは次の24項目です↓
- 寛容さ
- 思慮深さ
- 向学心
- 誠実さ
- 好奇心
- 公平さ
- 自律心
- スピリチュアリティ
- 勇敢さ
- 創造性
- 忍耐力
- 親切心
- 希望
- 慎み深さ
- 熱意
- 知的柔軟性
- 大局観
- ユーモア
- 愛情
- リーダーシップ
- 審美眼
- 感謝
- チームワーク
- 社会的知性
テストの結果として、上記 24の強み要素が順位付けされます。
まずはそれを画面上で確認できるのと、加えて、レポートとしてダウンロードすることができます。
ダウンロードできる「無料のレポート」には、順位付けの結果と、各強み要素の解説が記載されているのみです(A4用紙で4枚弱のボリューム感)。
これよりも詳細なレポートは、有料で取得できることになっています。
ちなみに、わたしの上位5つの強みは次のとおりでした 。「いや、別に興味ないし」なんて言わないで… ↓
- 寛容さ
- 思慮深さ
- 向学心
- 誠実さ
- 好奇心
わたし自身は、「腑に落ちる」結果となりました。ハタから見ると、どうかわかりませんが。
いずれにせよ、このようなVIAサーベイから得られた結果をどうするか? このあとお話をしたいと思います。
得られた結果をどうするか?
VIAサーベイによって得られる結果は、「順位付けされたじぶんの強み」でした。
この得られた結果をどうするか? ということについて、わたしは次の3つを考えています。
- じぶんを知る
- 強みを伸ばす
- 自己紹介に活かす
では、順番にお話をしていきます。
じぶんを知る
じぶんのことをじぶんで理解しているか?と聞かれると。自信を持って「イエス」とは言えない。わたしはそういうタイプです。
たぶんこうなんだろうな、とは思うけれど。実はそうでもないんじゃなかろうか、みたいな。そういうことを考えるタイプです。
いっぽうで。似たような話は見聞きもするので、「じぶんのことがよくわからない」のはわたしだけ、ということでもないのでしょう。
つまり。じぶんを知る、のは言うほど簡単なことではない。
この点で、VIAサーベイのような診断テストは、有効な「参考」になりえます。よくわからないじぶんを知るうえでの参考になる。
わたしの場合、「なんとなく感じてはいたけれどやっぱりそうなんだな」との確認ができた、という点で有効でした。
VIAサーベイの結果はおおむね腑に落ちましたが、なかには意外なものもあり。それはそれで、「へーそうなんだ」との気付きになります。
たとえば、わたしの強みの9位「勇敢さ」。じぶんはどちらかと言えば、むしろ臆病だと自覚しているので意外な結果です。
24もある強み要素のなかでも9位なのですから、そこそこ大きな強みとしてあらためて自覚してみる・注目してみる、という興味がわきます。
だからもし、これからわたしがムチャをしはじめたら。「あー、アイツはきっと勇敢さの意味を取り違えたんだな」と憐れんでください。
それはさておき、じぶんを知る参考として、強みがわかったらどうするか? 次のお話です。
強みを伸ばす
強みを伸ばす、という考え方があります。これに対して、弱みを克服する、という考え方があります。
このうちどちらかいっぽう、ということで言えば。わたしは、強みを伸ばしたい、と考えています。
もちろん、強みを伸ばすのも弱みを克服するのも、両方できるのがいちばんです。
けれども、両方にじっくりと取り組めるほど人生長くはないようです(わたしが感じるに)。
また、弱みを克服するにあたっては、向き合う時点で気持ちは辛く、克服するにも相応の努力と時間がかかることでしょう。さらに弱音を吐けば、克服できるという保証もない。
それならば、じぶんの強みと楽しく向き合い、さらにその強みを伸ばしていくほうがよいのではないか? と考えるわけです。
強みは「もともと得意」ということなのですから、伸びる可能性が高いはず。なにより、得意なことに取り組んでいるほうが気持ちも上がります。
弱みを弱みとして認識することは必要ですが、それを克服するかどうかはまた別の話でいいのかな、と。
このへんが、わたしの強み1位「寛容さ」なのかもしれない。ただただじぶんに甘いだけなのかもしれない。まぁ、いいです。
でも、強みを伸ばそうと考えるのであれば、「強み」を認識することが必要です。強みがわからなければ、伸ばすこともできませんので。
そういう意味で、VIAサーベイの結果は役に立つでしょう。
わたしで言えば、「向学心」や「好奇心」が強みの上位にありますから、「あたらしいこと」に取り組むとテンションも上がって成果がでやすい、ひいては人生もより有意義になるのかな、と考えるにいたりました。
自己紹介に活かす
突然ですが、人生には「自己紹介」を必要とする場面がありますね。
そのときに、じぶんの「人となり」を伝える要素として「長所・短所」を挙げるということがあるでしょう。
このうち「長所」のほうが、言うなれば「強み」です。
でも、じぶんで「わたしは〇〇がイイです・スゴいです」と言うのも、なかなかにはばかられるところです。
聞いてるほうも「ほんとかよー」などと思うこともあるでしょうし。
そこで、「客観性を担保する」という意図で、VIAサーベイのような診断テストの結果を利用するのもいいのではないでしょうか。
たとえば、このブログサイトのなかにある、わたしの「プロフィール」では長所に「 基本的に温厚で寛容」「誠実」を挙げています。
これはVIAサーベイのテストを受ける前から挙げていたことですが、テストの結果とおおむね一致していることでもあります。
というわけで、「VIAサーベイという心理学研究のテスト結果でも、そう診断されました!」とアピールしてみるとか。
いやいや、それはやりすぎだ。と言うのなら、さりげなく「VIAサーベイの結果」として添えておくとか。
いずれにせよ。人間は主観に引っ張られるものですから、少しでも客観性を担保するという意味で、VIAサーベイの結果を自己紹介にも活かせるのではないか、と考えています。
まとめ
VIAサーベイで、じぶんの「強み(≒長所・得意)」をテストしてみよう、というお話をしてきました。
テストで得られた結果を、「知る、伸ばす、活かす」に役立てることができます。
- じぶんを知る
- 強みを伸ばす
- 自己紹介に活かす