『point 0 marunouchi』で仕事環境・作業環境をいろいろ体験レポート

point 0 marunouchiで仕事環境・作業環境をいろいろ体験レポート

2019年8月1日、東京・丸の内にあるコワーキングスペース「point 0 marunouchi(ポイント ゼロ マルノウチ)」に行ってきました。

体験してきたいろいろな仕事環境・作業環境をレポートします。

目次

いろいろな仕事環境・作業環境が体験できる「point 0 marunouchi」

2019年8月1日、東京・丸の内にあるコワーキングスペース「point 0 marunouchi(ポイント ゼロ マルノウチ)」に行ってきました。

場所は東京駅(丸の内側)から徒歩5分ほど、便利な場所にあります ↓

なお、「point 0 marunouchi」は、2019年7月16日から「未来のオフィス空間づくり」を目的とした実証実験としてスタートしたコワーキングスペースです。

本実証実験には、オカムラ、ソフトバンク、ダイキン工業、東京海上日動火災保険、三井物産、ライオン、アサヒビール、TOA、TOTO、パナソニックと名だたる企業が参加。

オープンスペースや会議室、仮眠ブースその他、各企業が最新技術やデータ・ノウハウを活かして、さまざまな働き方に合わせた「多彩な空間コンテンツ」を提供しています。

また、室内の温湿度や内装のデザイン、照明・音・香り、アルコールを含む飲食など、各種の要素が実際に働いている人に及ぼす影響のデータを収集・分析して、今後のコンテンツや新しいサービスに活かしていくとのこと。

ひとくちにコワーキングスペースと言っても、「point 0 marunouchi」はちょっとほかとは違うおもしろさがありますね。

わたし自身は3年ほど前に独立開業してから、自宅兼事務所で仕事をするようになり、仕事環境・作業環境には「自由」が効くようになりました。

好きなように仕事場の環境を変えることができますし、どこでも好きに仕事・作業をすることができます。会社から「ここ!」と決められた場所・環境で働く必要はありません。

そんなわけで。これからのじぶんの「仕事環境・作業環境のヒント」を得ようと、「point 0 marunouchi」に行ってきました。このあとは、その体験レポートです。

【参考】基本会員制だけど「つど利用」もOK

「point 0 marunouchi」は基本的に会員制で、月額 80,000円〜 となっています。

ただし、つど利用プランもあって、「15分ごと 250円」または「1日 5,000円」でも利用可能です。料金の詳細は、「point 0 marunouchi」の公式サイトから確認できます。

 

「point 0 marunouchi」の多彩な空間コンテンツをレポート

それでは。「point 0 marunouchi」で体験できる、多彩な空間コンテンツについてレポートをしていきます。

ちなみに、「point 0 marunouchi」の全体像はこんな感じです  ↓

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クリックで拡大できます

なんだか画像が見にくくてすみませんが、「けっこう広いんだなぁ」ということだけ伝わりましたら幸いです。

公表値によれば、敷地面積は 1,082平方メートル、総席数は実に 220席だそうです。

オープンスペースのようす

「point 0 marunouchi」には、いろいろなタイプのオープンスペース(自由席)が用意されています。どこで仕事をしようか、迷ってしまうほどです。

まずはこんな感じから ↓

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天井にはプロジェクタも備え付けられており、このスペースを使ってイベント・セミナーなどの開催もできるとのこと。

イスや机も普通の高さ以外に、場所によっては、低いタイプや高いタイプも用意されています(わかりにくいですが、奥にハイカウンター・ハイチェアのスペースがあります) ↓

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おしゃれなカフェのような印象の席も ↓

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いずれのスペースも、空調や照明、香りがコントロールをされているとのこと。そのときの気分に合った場所で仕事・作業ができたり。逆に気分転換で場所を変えるのもよさそうです。

ところで、じぶんの環境(自宅兼事務所)を考えると、ずっと同じデスク・同じイスです…

わたしの部屋のなかには小さなカフェテーブルとカフェチェア(応接用)も置いているので、そこでも違うフンイキで仕事・作業できる環境にしてみようか? というヒントになりました。

デスク周りに特徴がある席

「point 0 marunouchi」には、デスク周りに特徴がある座席もあります。たとえば、「緑」が近接しているデスク ↓

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ここでしばらく作業をしてみましたが、やっぱり「緑」があるといいですよね。

科学的にも、「緑」にはストレス軽減の効果があることがわかっています。緑のおかげでリラックスしながら、集中力を高めることができそうです。

わたしも仕事場には「緑(木、葉)」のウォールステッカーを貼ったり、窓には緑のカーテンをひいたりしています。

続いての席はこちら、電動でカンタンに上下昇降できるデスク ↓

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わたしはここでしばらくのあいだ、「スタンディング(立ち)」で作業をしてみました。

最近は「スタンディングデスク」もその名が浸透しつつあるようですが、わたしははじめての体験です。座っているよりも姿勢よく過ごせそうだ、と感じました。いいですね、この机。

また、ずっと座りっぱなしで仕事・作業をしていると消費カロリーが少なくなることから、健康への影響(脂肪、血糖、体重など)も心配される… との研究もあるようです。

そんなわけで、わたしも部屋で本を読むときなどには、あえて立ちながらとかゆっくり歩きながら読むことがあります。

なお、スタンディングデスクの周囲の座席はこんな感じ ↓

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こちらは「ザ・オフィス」というフンイキもありますが、「やわらかい照明」や「自然音(森のなか?)のBGM」によって、穏やかな気持ちで仕事・作業ができそうな環境です。

特別な空間もいろいろ

「point 0 marunouchi」のなかには、仕事・作業のスペースとは離れたところに「特別」な空間も用意されています。

その入口には「quiet area(静かな場所?)」と書いてありました ↓

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そんな「quiet area」のひとつめは、「meditation room」です ↓

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瞑想をしたり、ヨガをしたり、いつもとは違う環境で思考を巡らせるための場所とのこと。畳敷きの部屋にはクッションやヨガマットが置いてありました。

というわけで、わたしも瞑想の習慣があるので瞑想をしつつ作業。色合いが変化する照明と、水が静かにチョロチョロと流れる音がなんとも非日常な空間です ↓

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続いては、「concentration booths」。集中ブースです ↓image11

パーテションで区切られていて、一人で仕事・作業に没頭したいときには最適な場所。

なお、このパーテーション。オカムラさんの「muffle」という商品で、従来のパーテーションよりもリラックス効果のあるデザイン・素材に加えて、吸音率も優れているとのこと ↓

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だれも居なかったこともありますが、実際に座ってみたら静かすぎて怖かったです… (この集中席はぜんぶで6席あります)

続いては「nap room」。仮眠室ですね(部屋のドア) ↓

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完全個室(内側から施錠できます)になっていて、ゆっくりと仮眠をとることができようになっています ↓

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ベッドサイドには「タブレット」が置いてあり、アプリが仮眠をサポートしてくれます ↓

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わたしは昼寝の習慣もありますので(いろいろ習慣があります、はい)、実際に仮眠モードで 20分寝てみました。

アプリを設定すると部屋の照明が自動で暗くなります。そして起きる時間になると、天井の照明が太陽かのように明るく光って起こしてくれる、というしくみのようです。ま、まぶしい ↓

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この仮眠室は2部屋あって、空いていれば自由に使えます。仕事・作業で落ちてしまった集中力を回復させるのによいですね。

さらに。「nap room」のとなりには、「shower room」もあります。文字どおり、シャワーを浴びることができます ↓

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ぜんぶで3部屋。もちろん、なかから施錠できます。なかのようすはこんな感じです ↓

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ルーム内には洗面もあり、アメニティ(綿棒、コットン、化粧水)、ドライヤーも置いてあります。思いっきりピンぼけですが ↓

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タオルも自由に使えるので、持参しなくてだいじょうぶ ↓

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仮眠あとにシャワーですっきり! とか最高でしょう(また寝てしまいそうではありますが…)。

カフェやミーティングスペースもある

「point 0 marunouchi」のなかにはカフェもあります(写真の奥がカフェのカウンター) ↓

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飲み物と軽食が用意されています ↓

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クリックで拡大できます

わたしはアイスコーヒー(450円)をいただいてみました。違いがわからない男であるわたしにもわかるほど、「凝った」アイスコーヒーでした。どう凝っているかは語れないので聞かないで。

なお、スペース内には無料のドリンクサーバーも用意されています(水、お茶など) ↓

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人が集まって仕事・作業をしたり、歓談したりする場として、ボックス席もありました ↓

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ちゃんとした会議室もあります ↓

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ついでに。おもしろいものとしては、「phone booth」がありました。完全個室、防音環境下で周りを気にしないで電話ができるようにとのこと ↓

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利用にあたっての注意点「キャッシュレス決済」

「point 0 marunouchi」の利用にあたっての注意点をひとつ。料金はすべてキャッシュレス決済です。

はじめて利用をするときに、現地で会員登録の案内をしてもらえます。その後、ネットから会員登録とクレジットカードの登録が必要です。利用料はクレジットカード払いとなります。

カフェでの決済もやはり、交通系電子マネーなどのキャッシュレス決済が必要でした。この点、わたしは現金払いはなるべくしない派なので快適です。

また、「point 0 marunouchi」の入退室は顔認証システムになっています。じぶんの顔を登録してもらうことで、入退室のドアが開閉するようになるしくみです。

これにより、トイレや買い物・食事など一時外出している時間は、利用時間から自動的に除かれます(再入室時にまた利用時間の加算がはじまります)。

来たときも帰るときも手続きなしの顔認証のみ。ということもあり、「point 0 marunouchi」自体は 24時間 365日利用可能な施設になっています。

※ ただし、「point 0 marunouchi」があるビルの入館カード(有料で作成可)がない場合には、8:00〜18:00までの利用に制限されるとのこと

【注意】本記事は、2019年8月1日現在の情報にもとづいております。以降の変更にご注意ください

 

まとめ

東京・丸の内のコワーキングスペース「point 0 marunouchi」についてレポートしました。

いろいろな空間コンテンツを体験できる「point 0 marunouchi」に、じぶんの仕事環境・作業環境のヒントを探しに行ってみるのはいかがでしょうか。

すべてを取り入れるのはムリにしても、なにかしらのエッセンスでも取り入れることはできるはずです。

もちろん、じぶんの仕事場・作業場のひとつとして、「point 0 marunouchi」を利用するのもいいですね(ちょっと料金はお高いですが…)。

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