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あえてのマンネリ『毎日のルーティーン』5つの効果

あえてのマンネリ『毎日のルーティーン』5つの効果

マンネリという言葉には、あまり良いイメージはありませんが。

ある意味ではマンネリと言える「毎日のルーティーン」にも、得られる効果があります。というお話です。

目次

あえてのマンネリならば悪くない

「マンネリ」という言葉があります。「新鮮さが無い」との意味であり、あまり良い場面で使われる言葉ではありません。

けれども、わたしは「あえてのマンネリ」を毎日に取り入れています。それも、かなりの量のマンネリです。書き出してみたものがこちらです(カッコ書きは目安の所要時間) ↓

  • 前日に収集した情報の整理(5分)
  • タスクの整理(5分)
  • 1日のスケジュール決め(8分)
  • 心得リスト、やらないことリストの確認(5分)
  • きょうはじめて試してみたいことをイメージする(1分)
  • メール・SNSをチェックする(10分)
  • ニュースをチェックする(12分)
  • 経理をする・家計簿をつける(10分)
  • タッチタイピングの練習をする(7分)
  • N-Back課題・ルービックキューブ をする(7分)
  • 朝食・身支度・トイレ掃除・神棚にお参りする(50分)
  • ランニングする(60分)
  • ブログを執筆する(150分)
  • メルマガを執筆する(30分)

これらは、わたしが「午前中」に毎日やっていることです(やっていない・やれない日もありますが、割合にしたら数%あるかないかです)。同じく、午後にも毎日やっていることはありますが、そこは割愛するとして。

わたしは「毎日やっていること」を「ルーティーン」と呼んでいますが、なんにせよ「毎日変わらずやっている」という点では「マンネリ」です。

マンネリなルーティーンは、「新鮮さ」が欠けるものではありますが。いっぽうで、マンネリゆえの「効果」もある! それがこちらです ↓

毎日のルーティーン 5つの効果
  1. 決定疲れを減らせる
  2. 余力がわかる
  3. 気持ちが落ち着く
  4. じぶんの調子がわかる
  5. 継続できる

これらの効果を考えると、マンネリも悪くない。毎日のルーティーンを持つのも悪くない、とも感じられるところです。

というわけで。このあと、毎日のルーティーンの5つの効果を順番に見ていきましょう。

 

毎日のルーティーン 5つの効果

《効果1》決定疲れを減らせる

たとえば、わたしには「経理をする・家計簿をつける」という毎日のルーティーンがあります。

事業での日々の取引を経理する、プライベートでの日々の取引を家計簿につける、というルーティーンです。

これらについて、経理も家計簿もメンドーだよなぁ… という思いや考え方もあるでしょう。すると、「どうしようかなぁ?」という迷いが生まれます。

つまり。経理・家計簿をやったほうがいい! だけど、あしたやればいっか。でもやっぱり、きょうやっといたほうがいいかも… みたいな。

最終的にどっちを選ぶにしても、ムダに「脳」を疲れさせることになります。脳は選択や判断を繰り返すたびに疲労する、そして、選択や判断の精度が下がる。いわゆる「決定疲れ」です。

毎日のなかには、間違えたくない「だいじな選択」や「だいじな判断」のときがあるもので。そんなときに、疲労した脳では困りますよね。

そう考えると、できるだけ「決定疲れ」の原因を減らしたほうがよいでしょう。その方法のひとつになるのが、毎日のルーティーンです。

「毎日やる」と決めているので、やるかどうかで迷うことがありません。やる、で決まっているからです。

決定疲れを減らせる。これは、毎日のルーティーンが持つ効果の1つです。

《効果2》余力がわかる

冒頭、わたしのルーティーンを列挙しました。それぞれのルーティーンに対して「目安の所要時間」を決めていますから、ぜんぶでどれくらいの時間が必要かもわかります。

すると、朝起きた時間と夜寝ようとしている時間がわかれば、ルーティーンのほかにどれだけ「自由に使える時間」があるかが逆算でわかります。

自由に使える時間、言い換えるならば「余力」がわかります。

たとえば。ふだんは、朝5時に起きて、夜10時に寝る。毎日のルーティーンはぜんぶで10時間だとしたら、余力(自由に使える時間)は7時間です(24時間 − 睡眠 7時間 − ルーティーン10時間)。

ところが、寝坊して朝8時に起きたら。その瞬間に余力は4時間だとわかります。4時間でできることをスケジュールする、あるいは、4時間でできるようにスケジュールし直すことになります。

このように余力が明らかだと、その日のスケジュールを立てたり、変更をするのにも役立つものです。毎日のルーティーンの効果の1つだと言えます。

なお、このようなスケジュール運用のツールとして、わたしは「TaskChute Cloud」を使っています。ご興味あれば ↓

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【参考】
ルーティーンはじぶんにとって「重要なもの」という位置付けなので、余力がないからといってルーティーンを削ることは原則しないように考えます

《効果3》気持ちが落ち着く

「いつもやっていることをやる」という毎日のルーティーンには、気持ちを落ち着かせる効果もあります。

その一例が、試合やレースの前に、いつも決まった動作・所作(ルーティーン)を行うアスリートです。ルーティーンによって、気持ちを落ち着かせる、平常心をつくる、集中力を高めることに狙いがあります。

わたし自身も、毎日のルーティーンを行うなかで気持ちが落ち着く、という効果は実感できるところです。

たとえば、心得リスト・やらないことリストの確認。

毎朝、じぶんが心得るべきことを列挙したリストと、やらないようにしていることのリストを見返しています。

すると。いつものリストを、毎日同じように見返していることから、気持ちが落ち着いていくのです。

毎日生きていれば、皆いろいろありますよね。良いこともあれば悪いこともある。楽しいこともあれば悲しいこともある。気持ちが落ち着かないこともあるでしょう。

そんなときに毎日のルーティーンがあると、気持ち穏やかに過ごすのに貢献をしてくれる。わたしはそう感じています。

《効果4》じぶんの調子がわかる

ルーティーンとして、同じことを毎日やっていれば。それが、じぶんの調子をはかるバロメーターにもなります。

たとえば、ランニング。同じ5kmを走るのでも、きょうはいつもよりだいぶキツイ… とか。いつもよりもだいぶ遅い… とか。

いつもとの違いを「調子」と捉えるのであれば、毎日のルーティンには「じぶんの調子がわかる」という効果があると言えるでしょう。

調子の善し悪しがわかれば、原因を考えるきっかけにできます。そういやぁ、ちょっと夜ふかししたしなぁ、とか。ちょっと悩みごとしながら走ってたよなぁ、とか。原因がわかれば、改善につなげることもできます。

これが、毎日ではなく「たまーに」ということになると、調子は測りづらくなることでしょう。たまーにでは、「いつもの調子」がよくわからないからです。

ちなみに。ランニングはもともと「毎日」ではありません。月間120km、週4〜5日を目安にしたルーティーンです。毎日でなくとも、これくらいの「ていど加減」であれば、じぶんの調子を知るのには役立ちます。

が、最近はちとサボリ気味… 月間 100km弱です。説得力がなくるのも困りますのでがんばります、はい。

《効果5》継続できる

たとえば、このブログ。毎日更新を続けて、きょう(2019年11月10日) で 1,302日となりました。

飽きっぽいわたしにしてみれば、驚異的な数字だと言ってよいでしょう。

それでもこうして続いているのは、毎日のルーティーンとして「ブログの執筆」を織り込んでいるからだ、とも言えます(ほかにも理由はありますが)。

いずれにせよ。ルーティーンには、習慣化するチカラがある。というのが、わたしが考えるところです。

言い方を変えると。なにかを習慣化したいのなら、毎日のルーティーンに位置づけるべし! ということになります。

というわけで、冒頭に掲載したように、いろいろなものをルーティーンとして位置づけてきました。

結果、やっぱりダメでした、やめちゃいました… というものもありますが。習慣化できたもののほうが多いのは間違いありません。

その理由は、前述した《効果1》から《効果4》までの効果もあるからでしょう。

もしも「〇〇を習慣化したい、でもうまくいかない… 」というのであれば。試しに、毎日のルーティーンとして取り組んでみることをおすすめします。

 

まとめ

マンネリという言葉には、あまり良いイメージはありませんが。ある意味ではマンネリと言える「毎日のルーティーン」にも、得られる効果があります。

じぶんに合ったルーティーンを決めて、あえてのマンネリを取り入れてみるのはいかがでしょうか。

毎日のルーティーン 5つの効果
  1. 決定疲れを減らせる
  2. 余力がわかる
  3. 気持ちが落ち着く
  4. じぶんの調子がわかる
  5. 継続できる
あえてのマンネリ『毎日のルーティーン』5つの効果

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