ひとりで仕事をはじめたのをきっかけにはじめたランニング。4年たったいまも続けています。
そこで、ひとりで仕事をしているがゆえにランニングを続けている5つの理由についてのお話です。
ランニングは「ひとりで仕事」によく似合う。
会社員から独立して、ひとりで仕事をするようになってから4年がたとうとしています(本投稿日・2020年2月2日現在)。
さかのぼること4年前からはじめたのが「ランニング」です。
ランニングは習慣となり、好きなことのひとつとなり。4年がたったいまもなお続いています。いろいろすぐに投げ出しがちなじぶんにしては、「奇跡的な継続」と言ってもよいでしょう。
そんな「継続」を可能にしているのは、「ひとりで仕事をしている」という環境があるからだろう、と思うことがあります。
つまり、ランニングというのは、ひとりで仕事をする人にわりと合うのではないか? などと思うわけです。
そこで。ひとりで仕事をしているがゆえにランニングを続けている理由、についてお話をしてみることにします。具体的には次の5つです ↓
- 体力をつけるため
- メンタルを整えるため
- 時間管理に負荷をかけるため
- 忍耐力を鍛えるため
- いつでもどこでもお手軽だから
それでは、このあと順番に見ていきましょう。
ひとりで仕事をしている、あるいはそうしようとしている、という人が。ランニングしてみようかなぁ、と考えるきっかけになりましたら幸いです。
ひとりで仕事をしているがゆえにランニングを続けている5つの理由
体力をつけるため
なんの自慢にもなりませんが、もともと「体力」には自信がありません。学生のころから、長距離走は苦手だし、嫌いでした。
部活動(硬式テニス部)の練習では、こっそりショートカットしたこともあるほどです。だいぶダメダメな人間であることがおわかりいただけるエピソードでしょう。
そんなわたしですから、ランニングをはじめた当初は厳しかったですね。2〜3kmも走れば、「もう限界… もうイヤ…」みたいな。
それがいまでは、10kmくらいならふだんからなんなく走ります。スピードこそじぶんのペースですが、10km走ることに抵抗はありません。フルマラソンを完走もできるようにもなりました(途中リタイアしたこともありますが)。
過去を振り返ると、「スゴい変化だ」と言えるでしょう。もともと体力がなかったわたしでも、このくらいまではなれる。このくらいまでの体力はつけられる。
その体力を向上、あるいは、できるだけ維持できるように。というのが、ランニングを続ける原動力にもなっています。
では、そもそもなんで体力をつけるために走りはじめたのか? ひとりで仕事をするということは、会社員である以上に体力が重要になる、と考えたからです。
体力がなく、日ごろから疲れていては仕事もはかどりません。しょっちゅう風邪をひいているようでは仕事にさしつかえます。そんなときに、「頼れるだれか、代わりのだれか」はいないのが、ひとり仕事でしょう。
そのあたりは、ひとりで仕事をする人にとっては「言わずもがな」なのでしょうが、わたしもまたご多分に漏れず、そう考えたということです。
メンタルを整えるため
体力が「肉体」の話であるならば、ランニングには「精神」の話も欠かせません。
ランニングには、「メンタルを整える」効果がある。と感じていることは、ランニングを続けている理由のひとつになっています。
カラダを動かしたら気分がスッキリしたっ!と感じるのは、多くの人が経験をしていることでしょう。それはランニングでも感じられることであり、しばしばメンタルを整えるのに役立っています。
生きていれば毎日いろいろあるのが人生です。つらいこと、悲しいこと、イライラすること、腹が立つこと…いろいろあるでしょう。
そんなとき、走ることでラクになる。リセットされる。あらたな気持ちで、目の前のことに臨めるようになるのは、ランニングの効果であり、利点でもあります。
この点で。「走る」ことによって脳内で分泌が促される「セロトニン」という物質があります。セロトニンの働きは「気持ちを安定させる」こと。
セロトニンには抗うつ効果もあるとされ、走ることでメンタルが整う、ストレスに強くなるのは、医学的にも根拠があるところなのです。
会社員のように、周りに人が多い環境にいると、「周囲の人に助けてもらえる・励まされる」こともあるでしょう(必ずしもそう、とは言えませんが)。しかし、ひとりで仕事をしていると、基本はじぶんひとりです。
じぶん自身で、メンタルを整える手段を身につけるべきであり。わたしにとっては、ランニングがそのひとつだ、ということになります。
時間管理に負荷をかけるため
いまのわたしにとって、ランニングは「習慣」です。頻度はともかく、毎日歯磨きをするのと同じように、続けるべきもののひとつとしてランニングがあります。
少々時間がなくても歯磨きは毎日しますよね。それと同じで、少々時間がきびしくてもランニングは続ける、というのがわたしのいまです。
ランニングは歯磨きほど手早くできるものでもないので、あるていどまとまった「時間の確保」が必要になります。着替えて、走って、シャワーを浴びて… で1時間弱はかかるので。
そういう意味では、ランニングの時間を確保しようとすることで、日々の時間管理に負荷がかかることになります。
ほかの部分で「できるだけ効率的に」と考える。やらなくていいこと・やらないほうがいいことなどは「いっそやめてしまう」ことも考える。
結果として、時間の使い方がじょうずになる。という効果はあるように感じています。もともと走る時間などなかったのですから、それが習慣化したというのはそういうことでしょう。
また、ランニングを習慣にしていると、仕事の詰め込みすぎにも役立ちます。だって、仕事でギチギチになったら、ランニングの時間がなくなってしまうから。
なので、「あぁ、最近走れていないなぁ…」ということがあると。それは、仕事の詰め込みすぎ、時間の管理に問題が生じているのだ、との自覚もできるようになりました。
ひとりで仕事をしていると、いくらでも仕事はできてしまいます(仕事があれば、ですが)。世の中の働き方改革も関係ありません。いっぽうで、ひとりでできる仕事の量は限られているところでもあります。
そんなとき、ランニングを続けることが、日々のペースメーカーにもなるわけです。
忍耐力を鍛えるため
走るという行為は、ときにツラくもあります。日ごろのランニングにしても、たまのレース(マラソン大会)にしても、「走るのツラい…」という場面はあるわけです。
だからそこは、じぶんとの戦い。「忍耐力」の勝負です。
勝負ごとですから、勝つこともあれば負けることもありますが(フルマラソンをリタイアする、とか)。それでも、勝負を繰り返すことで「忍耐力」が鍛えられる、という面はあるでしょう。
ひとりで仕事をしていると、「自由にできる」というメリットがあるいっぽうで、「自由にできてしまう」というデメリットがあります。
つまり、自由すぎて忍耐のない生活になる、忍耐のきかないタチになってしまう可能性がある。そんなとき、会社勤めをしていれば、上司に戒めてもらえるということがあるかもしれません。
ひとりだと、それはない。じぶんでじぶんを戒めるしかない。
だから、その前段として。まずは忍耐強くありたい、と考えています。なんでもすぐに投げ出さない。少々ツラくてもがまんする。粘り強く向き合う。
この点で。「ツラくても走る」というランニングは、よいトレーニングにもなるだろう、ということですね。
実際、ツラくても走りきったときなどは大きな達成感を得ることができ、「次もまたがんばろう!」といった思いにつながります。
いつでもどこでもお手軽だから
ところで、「ランニングをはじめたのは体力をつけるため」と前述しました。
「体力をつける」ということで言えば、別にランニングである必要はなく、それっぽい運動であればなんでもよかったと言えます。
それでも、ランニングを選んだのはなぜか?
お気づきのことかもしれませんが、「お手軽だから」です。「走る」という行為は、いろいろな面で制限が少なくお手軽だからです。
まず、ランニングはひとりでもできる。たとえば、テニスだとそうはいきません。相手がいないとできません。
また、ランニングはいつでもでこでもできる。たとえば、ゴルフだったらそうはいきません。そこらの公園で、というわけにはいきません。
ランニングなら、時間さえあれば、ひとりで、いつでもどこでもできます。道具も、それなりのシューズさえあればじゅうぶんです。
そう考えると、おカネもあまりかかりません。たとえば、テニスやゴルフとなると、道具代や場所代などもかかります。それが、継続するうえで負担になるということだってあるはずです。
ひとりで仕事をしていると、きょうは良くても、あすが気になります。きょうは仕事があっても、あすも同じように仕事があるかはわかりません。会社員の給料のように毎月一定でもありません。
そんな「不安」もあって、かかるおカネはできるだけ少ないに越したことはない。と、考えもするものです。
お手軽だから、と安易に選んだランニングではありますが。ひとりで仕事をしていくうえでの「不安」には意外とマッチしていたなぁ、と思います。
まとめ
ランニングというのは、ひとりで仕事をする人にわりと合うのではないか? と考えています。5つの理由から、です ↓
- 体力をつけるため
- メンタルを整えるため
- 時間管理に負荷をかけるため
- 忍耐力を鍛えるため
- いつでもどこでもお手軽だから
ひとりで仕事をしている、あるいはそうしようとしている、という人が。ランニングしてみようかなぁ、と考えるきっかけになりましたら幸いです。