実際にやってみてわかった、「オンラインセミナーを開催することで期待できる効果」についてお話をしてみます。
ひとまず、1ヶ月やってみた。
2020年3月末から、オンラインでのセミナー開催をはじめました。それから、きょう(2020年4月26日)までの1ヶ月で3回ほど、実際に開催をしてきたこところです。
以前は、レンタルスペースを借りての「リアルセミナー」。オンラインでのセミナー経験はまったくのゼロでした。
そんなわたしが、ひとまず1ヶ月やってみて。オンラインセミナーを開催することで期待できる「効果」がある! と感じていることについてお話をしてみます。次の5つです ↓
- 距離の壁を乗り越えられる
- あらたな時間が生まれる
- メンタルが鍛えられそう
- 周辺知識・体験が増える
- 言うは易く、を身をもって知る
オンラインセミナーやろうかなぁ、どうしようかなぁ、と思われている人のご参考になりましたら幸いです。
それでは、このあと順番に見ていきましょう。
オンラインセミナーを開催することで期待できる5つの効果
《効果1》距離の壁を乗り越えられる
オンラインセミナーを開催することで期待できる効果の1つめ。それは、「距離の壁を乗り越えられる」です。
いまさら説明するまでもありませんが。オンラインですから、理屈としては「世界中から」ご参加をいただける。遠くて参加ができない… ということがない。オンライン開催ならば、距離の壁を乗り越えられるわけです。
けれども、実際にやってみるまでは、「距離がどれだけ障害になっているか」はわかりませんでした。ただ想像をするのみです。
では、実際はどうなのか? と言うと。次のような「声」をいただくことができました ↓
セミナー自体はずっと受講したいと思っていたのですが、遠方であったため躊躇していたところ、オンラインセミナーをされると聞いてからすぐ申し込みました。
以前から諸留さんのブログは拝見していて、分かりやすい説明だったので、融資のセミナーを受けて見たかったのですが、横浜まで行くのはちょっと遠いなぁと思っていて億劫になっていました。
わざわざ横浜まで行かなくとも、聞きたいセミナーを自分の事務所で聞けるのは大きいです。
もちろん、リアルにはリアルの良さがあるけれど。距離の壁を超えられるオンラインの効果は小さくないなぁ、と感じているところです。
昨年は「遠征セミナー」をはじめていたので、これで少しは遠くにもセミナーが届けられるものと考えていましたが。それでも、じぶんが動ける範囲には限界もあります(そんなにたくさん行けない…)。
また、レンタルスペースが周辺にない地域では、開催が難しいこともありました。そのあたりの問題を解消できるのがオンラインであり、より多くの人にセミナーを届けることができそうです。
《効果2》あらたな時間が生まれる
セミナーを開催するためには、いろいろと「時間」がかかります。そのなかのひとつが「移動時間」です。
ふだんは割と近場でやっていますが、それでも、なんだかんだと往復で2時間くらいはかかります(遅刻・遅延を避けるための余裕も含めて)。
仮に、毎月3回セミナーを開催したら、それだけで6時間です。1年12ヶ月で 72時間。丸3日に相当する(24時間×3日)と考えると、いまさらながらスゴい時間です。
この時間が、オンラインにすることでなくなりました。いまは自宅兼事務所でセミナー開催をしているので移動はゼロ。
また、前述した「遠征セミナー」の場合には、さらに多くの時間を要していました。最大で片道4時間半、往復9時間。移動中になにかできる(作業とか読書とか)と言っても、移動には体力の消耗も伴います。
体力を回復するにも時間がかかると考えれば、遠征セミナーには「とてつもない時間」がかかっていたわけです(その引き換えに、実際に会える、実際に行けるメリットはありますが)。
それらの時間がなくなったことで、明らかに「余裕」が生まれたことを感じています。その余裕は、あたらしいチャレンジにあてることができる。というわけで、いまは YouTube動画の作成です(まだ2本目ですけど)。
別な角度のハナシとして。セミナー中の休憩時間もオンラインならでは、です。仕事部屋を出れば、すぐに家なので。家族とちょっとした話をしてリフレッシュもできます。おそらく、参加者の方もそうでしょう。
セミナーをやるうえでは、意外とこういうリフレッシュがだいじだったりします。
《効果3》メンタルが鍛えられそう
オンラインセミナーでは、講師は「無音」のなかで話を続けることになります。やり方にもよるわけですが、参加者のマイクを切ってもらうやり方であれば、じぶんが話をしているあいだは「無音」です。
あるていど想像はしていたものの、実際にはその何倍も「重苦しい」もので(個人の感想です)。初回はとくに、なんとも言えぬ不安感がありました。
もっとも、リアルセミナーだとしても、参加者が講義中に話をしているわけではありませんから、無音と言えば無音です。
とはいえ、周囲の物音であったり、自然音やら環境音もあるので、完全な無音ではありません。また、ときには参加者と視線を合わせることで得られる反応・感触というものがあります。
オンラインにはそれらが無い。まったくの無音。スピーカーからはなにも聞こえてこないし、参加者に視線を向けても、視線が合っているんだかいないんだかわかりません(参加者が複数いる場合)。
結果として、メンタルが鍛えられそうだなぁ、などと考えているところです。のんきにも。
そういう意味では、YouTube動画の作成も同じです。無音のなかで、ひとりしゃべり続けることになります。これもまた、なかなか…
わたしはもともとしゃべるのがうまくはないし、いまもそうです。でも、昔よりはよくなりました。いまのじぶんよりも、またちょっとうまくなることができるように、メンタルを鍛えつつ続けてみます。
じぶんが伝えようとしていることが「より伝わるように」です。
[ad1]《効果4》周辺知識・体験が増える
オンラインセミナーを開催するにあたっては、いろいろな問題が発生します。
WEBカメラのトラブル、マイクのトラブル、スピーカーのトラブル、ネット回線のトラブル。じぶん側のトラブルだけではなく、参加者の側に生じるトラブルもあります。
その場で臨機応変に対応したり、あとからあらためて調べてみたりすることで、おのずと周辺知識や体験が増えていく。これもオンラインセミナーを開催する効果のひとつでしょう。
参加者の方に対して、より良い環境でのセミナーを提供できるように。マイクを買ったり(なるべく余計な音を拾わないように)、ペンタブを買ったり(セミナーのなかで板書するために)。
周辺機器に対する知識や体験を増やすこともできています。もしも、リアルセミナーだけをやっていたら、買いも使いもしなかっただろうなぁ、というところかもしれません。
このような知識なり体験なりは、往々にして他の場面でも活きるものです。実際に、オンラインでのコンサルティング業務にもさっそく役立っています。仕事にもより幅が出る。
オンラインが「IT」そのものでもあることから、オンラインでのセミナーを開催することでITに対する知識・体験が増える。それも「わりと自然に」。これは、なかなか大きな効果ではないのかなぁ、と感じています。
わたしは食わず嫌いなところがあるので、「わりと自然に」はけっこう重要です。わりと自然、というよりは「なかば強制的に」が正しい表現かもしれないけれど。
《効果5》言うは易く、を身をもって知る
オンラインセミナーについて。もしも、参加する側だけの立場であれば。取り立てて「タイヘンなものだ」とは考えないかもしれません。リアルでやっていることをオンラインに載せただけだろう? と。
それは違う! ということは実際にやってみてわかることです。
オンラインという制約のなかで、いかにしてリアルと同じように、あるいはそれ以上に伝えるにはどうしたらいいか…? オンラインで起きるトラブルをどう考え、どう対応したらいいか…? などなど。
タイヘンなことは、たしかに在るのです。
言うは易く行うは難し。なにもやらずに、口で言うのはカンタンです。他人がやっているのを見て、評論するのはカンタンなこと。というのを、時おり忘れてしまうんですよね、わたしは。じぶんが「口先ばかり」になっている。
この点で。オンラインセミナーの開催は、「言うは易く」を身を持って知るよい機会になりました。あぁ、やっぱり、なんでも実際にやってみなければわからんよなぁ、と。
実際にやりもしないうちから、ああでもないこうでもない… と言ってみる。そしてなにもやらない。なにも得られない。
いっぽうで、四の五の言わずにやってみる。実際に経験をして、良いも悪いも理解したうえであれば、やめるにしても得られるものがあるでしょう。
オンラインセミナーは、現状では「流行りモノ」でもあるだけに、評論だけにとどまらず、じぶんでやってみるのもよいのではないか。そう考えています。
まとめ
わたしがひとまず1ヶ月やってみて、オンラインセミナーを開催することで期待できる「効果」がある! と感じていることについてお話をしてきました。
オンラインセミナーやろうかなぁ、どうしようかなぁ、と思われている人のご参考になりましたら幸いです。
- 距離の壁を乗り越えられる
- あらたな時間が生まれる
- メンタルが鍛えられそう
- 周辺知識・体験が増える
- 言うは易く、を身をもって知る