5年つかった「やらないことリスト」を改め、「代わりにやることリスト」をつかっています。
そんな「代わりにやることリスト」とは? そして、おすすめする理由についてお話をしていきます。
やらないことリストは5年でやめにした
2015年12月17日から 2020年1月25日までのあいだ、およそ5年ほど、「やらないことリスト」というものをつくり、つかっていました。
やらないことリストとは。文字どおり、じぶんが「やらないこと」を一覧にまとめたリストです。たとえば、
- 「時間がない」「忙しい」と言う、考える
- 決断を先送りする
- 損得で判断する
- お酒を飲みすぎる(4杯以上)
などなど。お酒って… という感じではありますが。4杯以上飲むと、ほぼ100%の確率で二日酔いになります。だから、お酒は3杯まで。なんじゃそりゃ。
まぁとにかく、じぶんにとって、「やってはいけないこと・やらないと決めたこと」をリストにするわけです。
やらないことを明らかにして、その「やらない」を徹底することで、じぶんがやりたいこと・やるべきことに集中しよう。というのが、「やらないことリスト」を運用する目的なのだと理解しています。
わたしはその「やらないことリスト」を毎朝見直して、「よし、きょうもやらないぞ!」と、じぶんを戒めるのを日課にしていました。2020年1月25日まで。ちなみに、1月25日に特別な意味はなにもない。
そして、2020年1月26日からきょう(2020年5月10日)までのあいだ、「代わりにやることリスト」をつくり、つかっています。これまでの「やらないことリスト」を、「代わりにやることリスト」に改めたのです。
「代わりにやることリスト」とは?
従来の「やらないことリスト」から改められた「代わりにやることリスト」とは。さきほどお話をした「やらないことリスト」の例で言うと、こんな感じです ↓
- 「時間がない」「忙しい」と言う、考える
→ 5分でもじぶんの好きなことをやる
- 決断を先送りする
→ 先送りした場合のデメリットを検討する
- 損得で判断する
→ やりたいかどうかで考える
- お酒を飲みすぎる(3杯以上)
→ 3杯目以降は、ソフトドリンクまたは極薄ハイボール
上記のうち「→」の前にあるのが「やらないこと」で、「→」の先にあるのが「代わりにやること」という位置づけです。というように、「やらないこと」と「代わりにやること」のセットにしたのが、わたしが言う「代わりにやることリスト」です。
お酒については、コロナで家飲みが主流になりましたので。どうしても飲みたければ極薄ハイボールをじぶんでつくってしのぎます。そこまでしても飲みたい瞬間が男にはある。しかも、以前の4杯から3杯に格下げになりました。どうでもいいハナシです。
それよりなにより。「代わりにやることリスト」には、「やらないことリスト」以上の効果がある。なので、おすすめ! という理由について、この後お話をしてみます。理由はぜんぶで3つです ↓
- ダメ!はストレス
- やるから変われる
- 疲れにくくなる
それでは、このあと順番に見ていきましょう。
代わりにやることリストがおすすめの理由
《理由1》ダメ!はストレス
「やらないことリスト」は、「ダメ!(禁止事項)」が列挙されたリストだとも言えます。
でも。あれもこれもダメだ! と言われたら、ストレスがたまりませんか? 学生時代、校則にはあれもダメこれもダメというものがありましたよね。
学ランは第一ボタンを外してはいけないとか、スカートを短くしてはいけないとか、髪を染めてはいけないとか。
髪を染めたい人にしてみたら、ダメ!と言われるのはストレスになります。ストレスに耐えかねて(?)、髪を染めて卒業式に参加をしたのはわたしです。また、どうでもいいハナシをしました。
とにかく。あれもこれもダメだ! にはストレスがある。
そもそも、「やらないことリスト」に列挙されるのは、放っておくとじぶんが「やりがちなこと」であり、本能的にはやりたいことであったりもします。
そう考えると。やらないことリストに対して、たとえ表面的にはストレスがないように思えても、無自覚・無意識の部分ではストレスを抱えている可能性は否定できません。
なにしろ、放っておけばやりがちだし、本能的にはやりたいことでもあるのですから。
というわけで。「やらない」はだいじなことではあるんだけれども、ストレスをためるのもどうかなぁ… という点で「やらないことリスト」には難があります。
これに対して、代わりにやることリストには「代替案」が明示されています。前述した例のひとつ、「決断を先送りする」であれば。「先送りした場合のデメリットを検討する」のが代替案です。
先送りすることで、たしかに〇〇や〇〇なデメリットもありそうだ… ということまで考えられれば。決断を先送りしたいじぶんを納得させやすくもなるでしょう。ただただ、「先送りするな!」と言われるよりストレスも小さいはずです。
ダメ! のストレスをためないために、「代わりにやることリスト」はおすすめできます。
《理由2》やるから変われる
さきほど、「やらないことリスト」は「ダメ!(禁止事項)」が列挙されたリストだ、との話をしました。
この「ダメ!を認識 → だからやらない」という流れには一定の効果はあるでしょう。たしかに、やらないようにはなっていくでしょう。
けれども、なにか物足りない。なにかが足りない。
またまた前述の例で見てみると。「時間がない」「忙しい」と言う、考える、という「やらない」がありました。じゃあ、時間がない、忙しい、という言葉を飲み込むだけでいいのか? ちょっと足りない。
言葉を飲み込むだけでは、時間がない・忙しい状況は解決しないからです。時間はあるんだぜぇ、忙しくないんだぜぇ、と言うだけではただの強がりにしかなりません。
そこを「代わりにやることリスト」 では、「5分でもじぶんの好きなことをやる」と明示してみました。
どんなにスケジュールがつまった1日だとしても。寝る前の5分であれば、時間をとることもできるでしょう。その時間だけはじぶんの好きなことをやってみる。たとえば読書をするとか、瞑想にふけるとか。
すると、じぶんが「時間」や「忙しい」をコントロールできたような気になります。事実、5分の時間をコントロールしたことで状況は改善しています。1日5分も1年積もれば 30時間に値するのですからスゴいことです。
また、その5分がきっかけになって、10分、15分とコントロールするためにはどうしたらよいかを考え・実行しやすくもなります。
ただただ「ダメ!」を受け入れている場合にはそうもいきません。ヘタをするとなにもやらない、ということも考えられる。
そもそも、やらないことリストは、「やらない」を徹底することで、じぶんがやりたいこと・やるべきことに集中しよう。じぶんを変えよう、とするものです。
じぶんを変えるのであれば、変えるためにやることまで明示されている「代わりにやることリスト」がおすすめ。わたしはそう感じています。
《理由3》疲れにくくなる
「やらない」とは、ガマンをすることです。ガマンをするためには、ある種のエネルギーを必要とするために疲れます。
こんな例ですみませんが。「お酒を飲みすぎる」という、わたしの「やらない」について。お酒を飲みたい! という状況においては、お酒をガマンするのに葛藤を強いられることになります。
もう1杯くらいはだいじょうぶじゃね? というじぶんと。ダメダメ、もう1杯飲んだらあしたの朝、ブログが書けなくなっちゃうかもよ… というじぶんと。せめぎあいです(くだらないせめぎあいで、ほんと申し訳ない)。
そんなときにも、「極薄ハイボール(ウィスキーの風味がかすかにするくらいのほぼ炭酸水)ならOK」と決まっていれば。ムダな葛藤、ムダなせめぎあいにエネルギーをとられずにすみますね。
「代わりにやること」である、極薄ハイボールをつくって飲むだけ。これでわたしは二日酔いに悩まされることなく、充実した朝を迎えることができます。
つまり。「代わりにやることリスト」とは、「迷ったときの行動を自動化するしくみ」です。
ただただ「やらない」とガマンをすることにはエネルギーを使います。ガマンしようかしまいか… と次の行動を悩むのにもエネルギーを使います。だから、悩まなくて済むように「代わりにやること」を決めておくのです。
結果として、疲れにくくなります。ガマンや悩みにエネルギーを使わずにすむのですから当然です。
というわけで。疲れたくないあなたには、「代わりにやることリスト」をおすすめします。
まとめ
「やらないことリスト」も良いのですが、「代わりにやることリスト」のほうがより良い! といまは感じています。
そんな「やらないことリスト」をおすすめする理由についてお話をしてみました。ご興味あれば、ぜひお試しを!
- ダメ!はストレス
- やるから変われる
- 疲れにくくなる