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『できるようになってからやる』のではなく『やるからできるようになる』の思考・実践法

『できるようになってからやる』のではなく『やるからできるようになる』の思考・実践法

できるようになってからやる、できるようになるまではやらない… そんな考え方や姿勢もありますが。

それでもチャレンジするために、「できるようになってからやる」のではなく「やるからできるようになる」の思考・実践法についてお話してみます。

目次

「できるようになってからやる」のが理想だけれど。

チャレンジ精神、という言葉があります。あたらしいことや難しいことにも前向きに取り組む考え方であったり、姿勢であったり。

そんなチャレンジ精神とは裏腹に。できるようになってからやる、できるようになるまではやらない… という考え方や姿勢もあるでしょう。どちらかと言えば、わたしはこっち寄り。チャレンジは苦手。

でもやっぱり、チャレンジがだいじであることはたしかです。「できるようになってからやる」のであれば、いつまでたってもできない。だから、いつまでたってもやらない。なにもやらない、ということにもなりかねません。

というわけで。実際にわたしが取り入れている、「できるようになってからやる」のではなく「やるからできるようになる」の思考・実践法について。最近ようやくはじめることができたYouTubeを例にお話してみます。

こちらです ↓

「やるからできるようになる」の思考・実践法
  • やらないリスクを恐れる
  • 完璧にできなくても良しとする
  • 他人と比較をしない
  • 少しでもやる
  • それでも最善を尽くす

それでは、このあと順番に見ていきましょう。

 

「やるからできるようになる」の思考・実践法

やらないリスクを恐れる

チャレンジがだいじだと知りながらもチャレンジできない理由のひとつに、「失敗を恐れる気持ち」があります。失敗はイヤですよね。できればしたくない。ええカッこしいなわたしなどとくに、です。

けれども。「失敗」よりも恐ろしいものとして、「なにもしないこと」があります。あの本田宗一郎さんも、言葉を残されているところです ↓

チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れろ。

わたしがYouTubeをはじめようとしたときにも、やはり失敗を恐れました。だから、なにもしないこと、つまり、YouTubeをはじめなかったときのことを恐れるようにしました。

5Gの波もあります。動画の環境が整い、動画ニーズも高まるなか、情報発信をしている者として、ブログやメルマガの「文字」だけでいいのか? 文字がなくなることはないにしても、より伝えるには「動画」も有効ではないのか?

それに。YouTubeをやることで得られるスキルは少なくありません。動画をつくるにも、「構成、演出、動画編集、機材準備、マーケティング」などが必要です。ゆえに、YouTubeをやるかやらないかで、このあたりの経験値・技量にも差が出ることになります。

じゃあ、じぶんの将来を考えたときに、「失敗してでも経験・技量があるじぶん」と「失敗はしないけど経験・技量もないじぶん」と、どっちがいいか? と考えたら、「失敗してでも…」 のほうを選ぶことができました。

そんなわけで。なかなかチャレンジができないのであれば、「やらないリスク」を考えてみましょう。

完璧にできなくても良しとする

「できるようになってからやろう」と考えてしまう原因に、完璧主義のようなものもあるでしょう。まぁ、わたし自身は完璧主義ではありませんが。

それでも、「できるだけできるようになってから…」とは考えてしまいます。

YouTubeに関して言えば、「もっと動画編集がうまくなってから」とか、「もっとじょうずにしゃべれるようになってから」とか。

はじめて、撮影をしたときの動画を見て「もうちょっとじょうずにしゃべれないもんかね…」と我がことながらに落胆をしました。YouTube大好きな息子(小学6年)からもダメ出し(もっと自然にしゃべれ!的な)をされ。

やっぱりYouTubeなんてやめちゃおうかなぁ… と思いましたね、正直。

ただ、それでも。「はじめから完璧な人ばかりでもなかろう」との思いもありました。じぶんに関して言えば、このブログの経験もあります。

ブログをはじめた4年前に比べれば、文章も内容もよくなっているとの自負(自己満足?)もあるわけで。動画だって続けていれば、改善・成長する部分はあるはずだ! そう考えることにしました。

ですから、「できるようになってからやる」のではなく、完璧にできなくても良しとする。なにかをはじめるためには、「あえてじぶんに甘く」も許してみましょう。

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他人と比較をしない

他人とじぶんとを比較してしまうことで、「じぶんも同じくらいできるようになってからやろう」と考えてしまうこと、ありませんか?

他人のYouTube動画を見ていると、「すごいなぁ」と思うばかりです。じぶんがはじめてみると、そのすごさを実感できる。実際にやることの難しさや大変さを少しは体験しているからですね。

それはそれとして。「すごい他人」とじぶんとを比較しはじめたらキリがありません。

比較をして、「このくらいはできないとダメだ」などと考えたら、いつまでたってもはじめられない… ということになってしまいます。「すごい他人」はいくらでもいるのですから。

したがって、他人については「参考」であり、「勉強」の対象だと考えるようにしています。「比較」をするのであれば、あくまで「じぶん」と。「いまのじぶん」と「過去のじぶん」とを比較するのみです。

そうすれば。できるようになってからやる、できるようになるまではやらない、とは考えなくてもすみます。やれば必ず、「過去のじぶんより」も少しはできるようになるからです。

よく言われることではありますが。他人は他人、じぶんはじぶん。それでも、人は他人と比較してしまうものですから。根気よく、じぶんを矯正していくことも大切です。

そのために、わたしは「代わりにやることリスト」を使ったりしています ↓

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少しでもやる

なかなかチャレンジができないことの理由として、「たくさんやれない」があります。ここで言う「たくさん」とは、量や頻度のことです。

またまたYouTubeの例で見てみると。動画をできるだけたくさん投稿したほうがいいけれど、毎日は投稿できない。毎日どころか3日にいっぺんだって難しい…

というわけで。「たくさんやれない」ので、だったらやらないほうがいいか。そんな感じです。

そこで、わたしの場合には「1週間〜10日で1本」と決めました。量や頻度で言えば、かなり少なめではあるけれど。「たくさんやれない」をやらない理由にしないように、「少しでもいいからやる」ことを選んだわけです。

このあたり、完璧主義の人ほど「最初からがんばろうとしてしまう」ものだと想像します。そこはあえてハードルを下げる意識を持つといいでしょう。ハードルは徐々に上げていくこともできますし。

このように「少しでもやる」という考え方は、なにかをはじめようとするときや、なにかを習慣にしようとするときにはおすすめです。

わたしは、あたらしいことに取り組むときには、まずは「1日5分」からはじめることも試しています。「1日5分じゃ少なすぎる」と思わずに、「1日5分ならできる・続けられる」と考える。

慣れてきたら少しずつ量・頻度を上げていくと、ムリなく定着をさせることができます。はじめから「たくさんやろう」としすぎない。やるからできるようになるためには有効です。

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それでも最善を尽くす

ここまで、「できるようになってからやる」のではなく「やるからできるようになる」の思考・実践法について、4つほどお話をしてきました。

なかでも、「完璧にできなくても良しとする」「他人と比較をしない」「少しでもやる」に関しては、わりと「じぶんに甘く」的なお話でもありました。あえて、じぶんに甘くすることで、ひとまずやってみる環境をつくる。

ただ、それはそれで抵抗がある人もいるかもしれません。「じぶんに甘い」ことが良いことなのかどうか? と考えてしまうような人です。完璧主義な人はとくに、ですね。

わたしは完璧主義なんて立派なものではありませんが。それでも、「じぶんに甘すぎるのはいかがなものか…」とは考えます。

この点で。お話してきた思考・実践法は、ただ単に「甘い」わけでないことを理解しておく必要があります。

それは、「最善は尽くしたうえで」ということです。じぶんに甘くできるのは、最善を尽くすとの前提があってこそ。

たとえば。完璧でなくても良しとする、という話。いまはYouTubeをはじめたばかりだからテキトーでもしかたない。もちろん、そんな話ではありません。

いまのじぶんにできる最善を尽くす、全力を出す。それでもダメならしかたない。完璧でないことを許せるのは、最善や全力があってこそです。

わたしにしても、動画をつくること自体が目的ではなく。YouTubeを通じて、「じぶんが伝えたいことをより伝える」ことが目的です。だから、動画をつくりさえすればいい、テキトーでもいい、ということはありえません。

手抜きの動画では、視聴いただく方に申し訳が立たない。

じぶんに甘いとしても、手抜きはなし。矛盾をしているようではありますが、「じぶんに甘いだけ」にはならないようにとのバランス感覚は必要ですね。

 

まとめ

できるようになってからやる、できるようになるまではやらない… そんな考え方や姿勢もあります。わたしがそうです。チャレンジは苦手。

じぶんもチャレンジは苦手… と感じているのであれば。それでもチャレンジするために、「できるようになってからやる」のではなく「やるからできるようになる」の思考・実践法を取り入れてみるのはいかがでしょうか。

「やるからできるようになる」の思考・実践法
  • やらないリスクを恐れる
  • 完璧にできなくても良しとする
  • 他人と比較をしない
  • 少しでもやる
  • それでも最善を尽くす
『できるようになってからやる』のではなく『やるからできるようになる』の思考・実践法

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