2020年5月に発売された MacBookPro13・2020を買いました。
そのうえで、実際に買ったからこそ、Macbookpro13・2020の「残念なポイント」についてお話をしてみることにします。
結局買ったけど、あえて「残念」を語る。
2020年5月に発売された MacBookPro13・2020。買おうか買うまいか、迷っている人もいることかと存じます。
わたしも迷いました。そして買いました。決め手は、「最大メモリ32GB」が選択できること。このあたりは別記事にてご紹介済みです ↓
メモリ以外にも、上位モデルは「ウーファー」2基を搭載、スピーカーの音質がアップしたこと。冷却ファンも2基搭載で、排熱性・静音性もアップした。などの「おすすめポイント」があります。
そのいっぽうで、「残念なポイント」があるのも事実。
実際に買ったからこそ、Macbookpro13・2020の残念なポイントについてお話をしてみようかと思います。こちらの5つです ↓
- 強制的にTouch Bar
- シザー式のキーボード
- 逆T字の方向キー
- 結局 13インチのまま
- Wi-Fi6、ミニLEDも無し
これらを理由に買うのをやめるか、はたまた「これくらいなら…」と飲み込んで買うかはあなたしだい。いずれにせよ、ご参考になりましたら幸いです。
それではこのあと、5つの「残念なポイント」を順番に見ていきましょう。
MacBookPro13・2020の残念なポイント5選
《残念1》強制的にTouch Bar
Macbookpro13・2020では、Touch Bar(タッチバー)が「強制」です。
ちなみに Touch Barとは。従来、「ファンクションキー(F1とかF2とか)」があったところに置き換えられた「タッチパネル付きディスプレイ」になります。これです ↓
その昔は、「Touch Bar有りか無しか?」を選べたのですが。MacBookPro13・2020では選べないんですね、これが。Touch Bar強制、Touch Barの押し売りです。
わたしは、Macbookpro13・2017からの買い替えで、Touch Barがはじめて。物理キー(ファンクションキー)で良くない? と強く思います。
「ファンクションキーを常時表示する」というカスタマイズもできますが、Touch Barが泣いているようで忍びなく。
いまは、初期設定の「Appコントロール(アプリごとにTouch Barの内容が切り替わる)」を表示しています。そのうえで、「Fn」キーを押せば、Touch Barが「ファンクションキー」に切り替わる、という設定です。
でも、ふだんから「control + F3」で Dockを開く、といったショートカットキーを使ってるんだよね。そうすると、「Fn」キーまで押すハメになってメンドーじゃん…
しかたがないので、システム環境設定から、「control + F3」のショートカットを「control + F」に変えました。いやいや、むしろこっちのほうが使いやすいじゃんっ!
そんなわけで。Touch Barの目新しさ(表示されるもののなかには便利なものもある)も少しは楽しみつつ。強制の「残念」は和らいでおります。
でも、Touch Barのおかげで省電力を犠牲にしているのだとしたら。それはけっこう残念なことです。なので、ほんとうはファンクションキーでいいと思うよ、僕は。
《残念2》シザー式のキーボード
MacBookPro13・2020のキーボードは、いわゆる「シザー式」。ここしばらく続いた「バタフライ式」からの転換となりました。
この背景には、「バタフライキーボード問題」があります。ひとことで言えば、故障リスクが高いキーボード。それが、バタフライ式キーボードです。
Appleも問題を認めて、対象キーボードの故障については無償修理で対応するにいたりました。幸い、わたしのキーボードは故障しませんでしたが、それでも、いつ故障するかも知れぬ恐怖は味わいたくないものです。
とにもかくにも、問題ありのバタフライ式からシザー式に変わってよかったね。めでたし、めでたし。
とも言えない、のがここでのお話です。なぜなら、わたしは「バタフライ式」のキーボードが嫌いではなかったから。
バタフライ式の「売り」は、従来のキーボードよりも薄いことです。言い換えると、ストロークが浅い。つまりは「スリム」なのであって、「筐体との一体感」は素晴らしいものがありました。さすがはApple ↓
これがバタフライ式となると。キーに厚みが出るために、一体感は薄れます。そのせいもあってかどうなのか、MacBookPro13・2019に比べて、MacBookPro13・2020本体の厚さは 0.7mm増、重さは 30g増です ↓
というわけで。デザインとしての一体感を失い、厚さ・重さが増したシザー式キーボードは、MacBookPro13・2020の残念なポイントとしてあげておきます。
余談ですが、Appleは「バタフライ式のキーボードをまだあきらめていない」とのニュース(うわさ?)もありましたので、個人的にはすごく期待している。がんばれ、Apple。
[ad1]《残念3》逆T字の方向キー
キーボードについて、もうひとつ。MacBookPro13・2020では「方向キー(矢印キー)」が、逆T字の配列になりました ↓
これだけを見ていると、「だからなに?」なのですが。いままではどうだったのか? と言うとこちらです ↓
さきほどの逆T字と比べると、「左」と「右」のキーの大きさが違いますよね。逆T字よりも大きい。
この点で。「左」「右」のキーが大きいことは、一部のユーザーには不評だったとのこと。ふつうの文字キーと同じ大きさだからか、押し間違えてしまいやすいらしいのですね。
だから、MacBookPro13・2020では、逆T字の配列になったのでは? と。
でも、個人的には、別に「左」「右」のキーが大きいからといって押し間違えたりしないし、逆T字になったから押し間違えないわけでもなかろう? と思うわけで。
それよりもなによりも、逆T字は「美しくない!」と声を大にして言いたいよ、わたしは。逆T字の場合にできる「スキマ」がとても好かない ↓
このスキマは、従来の配列の方向キーであればなかったものです。美しくスキマなく配列されていたのに…
そんなの気にすんのオマエだけじゃね? と言われればそれまでなのですが。それでもなお、逆T字の方向キーは残念なポイントにあげておきます。
《残念4》結局 13インチのまま
MacBookPro15が、16インチに大型化(ベゼルレス化)したことにともない、「MacBookPro13も 14インチに!?」という期待はかないませんでした。
結局、13インチのまま。これは残念と言えば残念です。画面は大きいほうがいいのは間違いないので(本体が大きくならない限りは)。
2020年秋にも 14インチになるのではないか? とも言われているところですから、14インチを望む者にとっては、このたびのMacBookPro13・2020を見送るかどうかは悩ましいところでしょう。
とはいえ、絶対に 14インチになるのかどうかはわかりませんし。14インチになることで、本体が大きくなったり、重さが増えるのであれば「それはどうなのか?」とも思いますし。
13インチなら 13インチで、それでもよかろう。と、わたしは考えることにしました。
出るか出ないかわからないものを待ち続けた挙げ句、出なかったということであれば、そのあいだの機会損失もあります。出たとしても、それまで待った時間のなかに機会損失もあるでしょう。
そう考えると、「結局 13インチ」という残念は少しばかり和らぐはずです。って、擁護をしてしまうのは、じぶんがすでに買ってしまったからですね、はい。
《残念5》Wi-Fi6、ミニLEDも無し
さきほどの「14インチ」とともに噂されていたこととして、「Wi-Fi6対応」「ミニLED搭載」というものもありました。
このたびの MacBookPro13・2020については噂で終わりましたので、やはり残念なポイント、ということになるでしょう。新技術を体験したい! というのはユーザーの望みでもありますから。
なお、Wi-Fi6とは。
そもそも「Wi-Fi」とは、パソコンやスマホなどの「端末」と「インターネット」とを接続する「無線LAN」のことです。1997年からスタートした Wi-Fiも、ついに第6世代! というのが、「Wi-Fi6」になります。
じゃあ、前世代とはなにが違うのか? ずばり、「速さ」です。通信スピードが速い。Wi-Fi5と比べて 10倍近く速い、とも言われています。
最近では、家のなかにある端末も増えているし。動画視聴やら、オンラインミーティング・セミナーやらも増えているので、Wi-Fi6は魅力的。このたびの MacBookPro13・2020が対応するのは、Wi-Fi5まで… これは残念。
もうひとつ、「ミニLED」とは。
液晶バックライトにおける技術のひとつです。従来のバックライトを細かく分けることで、部分ごとにバックライトを消すことが可能。ゆえにつ省電力が期待できる、らしいです。薄くて軽い、というメリットもあるとか。
このミニLEDは今回非搭載。やっぱり残念です。次に期待、次の楽しみ、ということになりますね。
まとめ
Macbookpro13・2020の「残念なポイント」についてお話をしてきました。
- 強制的にTouch Bar
- シザー式のキーボード
- 逆T字の方向キー
- 結局 13インチのまま
- Wi-Fi6、ミニLEDも無し
これらを理由に買うのをやめるか、はたまた「これくらいなら…」と飲み込んで買うかはあなたしだい。いずれにせよ、ご参考になりましたら幸いです。
#ブログ/ネタ