毎日コツコツ、とは言うけれど。ほんとうに毎日コツコツやるのは意外と難しいものです。
そこで。たとえ5分でもやる、という考え方。実際にやっていることについてお話をしてみます。
ほんとうにコツコツやるのは難しい。
毎日コツコツやろう! みたいなハナシはよく見聞きするところでしょう。
いっぽうで、ほんとうに毎日コツコツやるのは、けっこうタイヘンなことだったりもします。なかなか続かなかったり、そもそも手をつけることすらできなかったり…
その理由のひとつは、「たとえ5分でもやる、という考え方の欠如」だと、わたしは考えています。
つまり、ほんのちょっとでもいいからやってみる、ちょっとずつでもいいから続けてみる。この考え方が、意外とできないのではないか?ということです。
たとえば、ダイエット。はじめから「高めの目標」を置いて、はじめからガンガンにがんばる。つらくて早々に挫折する… あるいは、「高めの目標」に腰が引けてしまい、はじめることを先送りしてしまう… とか。
そんなわけで。はじめから高望みをせず、たとえ5分でもやる、ほんとうに毎日コツコツやるのはどうだろう? という話です。
コツコツやろうとしている対象が「仕事」がらみの場合。はじめからまとまった時間をとるのは難しいものです。けれども、「5分でもOK」となれば、ハードルもだいぶ下がるでしょう。手をつけやすくなる。
結果として、少しずつでもスキルが高まるのであれば、効率が上がったり、より高い成果をあげることにつながります。望ましいことです。
では、コツコツやる対象が「プライベート」がらみの場合。仕事に対して、プライベートが後回しにされることは少なくありません。まずは仕事、そのうえで余裕があったらプライベート、みたいな。
すると、「気力・体力」は仕事でカラカラ。仕事が終わったころには、プライベートにあてる気力も体力もない… 時間もない… 結局、手がつけられない。という経験はありますし、見聞きもするところです。
けれども、やはり「5分でOK」と考えると、できそうな気もする。実際、どんなに時間がなくったって5分であれば、手をつけることはできるでしょう。
英語の勉強をしたいんだ! というのなら。5分あれば、英単語3つくらいは覚えられそうです。それを1年続けたら 1,095単語になります。かたや、5分すら手をつけなければ、ゼロです。
そう考えると、「たとえ5分」でも、充実感を得ることができます。なにせ、続けていれば 1,095単語ですから。
充実感を得ることができれば、それがクセになって継続もしやすくなるでしょう。5分が、10分、15分と伸びていくことも期待できます。
だから、毎日コツコツやる。たとえ5分でもやってみる。
じゃあ、オマエさんはどうなのか? ということで。いま、わたしがやっていることについても、お話をしてみます。こちらです ↓
- 経理・家計簿
- Excel VBA、RPA
- 読書
- タイピング
- ルービックキューブ、Nバック課題
- 運動
- 瞑想
それでは、このあと順番に見ていきましょう。
毎日コツコツ、たとえ5分でもやっている7つのこと
1. 経理・家計簿
じぶんの個人事業の経理、そして家計簿は毎日手をつけるようにしています。「前日の分(前日の取引、買い物)」に関する経理・家計簿を毎日やる。
前日の分だけですから、かかる時間は「数分から、長くても 15分くらい」です。
ちまたでは、確定申告期限まぎわになって「確定申告でタイヘンだ!」というハナシがありますが。それは、1年分の経理をまとめてやろうとしていたりするからでもあります。たしかにタイヘンでしょう。
毎日コツコツやっておけば、そういうタイヘンはありません。おまけに、仕事や家計の「いま(現状)」がタイムリーにわかりますから、日々の安心感にもつながるところです。
経理・家計簿をつけるのであれば、たとえ5分でも、毎日コツコツをおすすめします。
2. Excel VBA、RPA
作業の効率化、という観点から。Excel VBAとRPAを身につけたい! と、なんども意気込んでは挫折を繰り返しているわたしです。
でもいまは、「たとえ5分でも」と毎日取り組むことで、わずかずつながらも前進をはかることができています。
わたしは1日のスケジュールを決めるときに、「90分以上の勉強時間」を天引きしています。勉強すべきこと・したいことはいろいろあるわけですが。たとえ5分でも Excel VBAとRPAにふれるようにしています。
Excel VBAは、ネットや書籍などに掲載されている「練習問題」を、1問でもいいから解く! とか。こちらの書籍は、軽めの練習問題がたくさん載っていて、毎日ちょっとずつやるのにおすすめです ↓
たまにまとまった時間をとるよりも、毎日少しずつのほうが「抵抗感が少なくなる」という効果もありますね。
3. 読書
インプットという観点から、読書は欠かせないものと考えています。昔からずっと。
とはいえ、昔はいまほど本を読むことはできていませんでした。それは、まとまった時間をとって読書することを考えていたからです。
ところが、現実には「まとまった時間」など取ることができず。本を読めないのはしかたない… とあきらめていたところがあります。
独立したいまは、昔に比べれば「まとまった時間」も取りやすくなりました。それでも、「まとまった時間」はアテにしていません。
5分でもいいから読む、という考え方です。
毎日のスケジュールのなかで、就寝前 40分は「自由時間」としています。このなかで「5分」を確保することは可能です。
5分でも毎日読書することが身につけば、読書が習慣化しやすくなります。結果として、いまは「2日に1冊くらい」まで読書量を増やすことができました。
[ad1]4. タイピング
いまは「作業」をするのにパソコンが欠かせず。パソコンを使ううえで、タイピングは「なおざりにはできないスキル」だと考えています。
もともと、数年前までタッチタイピングができなかったこともあって、タイピングの練習をはじめました。
いまはタッチタイピングができるようになったものの、タイピングの練習は毎日欠かさずやるようにしています。
練習すればもっと速くなるから、ですね。
もっとも、わざわざ練習の時間を取らずとも、日々のタイピングでじゅうぶんじゃないのか? とも考えられるわけですが。
あえて練習の時間を取るのは「素振り」みたいなものです。一流のバッターだからと言って、試合のときだけバットを振っているわけではありません。一流ゆえに、毎日の素振りも欠かさないはずです。一流でない人は、もっと素振りをしなきゃ、ですし。
というわけで。わたしは毎朝7分、タイピングの練習をしています。わたしの場合、夜だと「ま、いっか、やんなくても」となりがちなので、意志力が必要なものごとは朝のうちにやるようにしています。
5. ルービックキューブ、Nバック課題
毎日、「ルービックキューブ(6面)」と「Nバック課題」に取り組んでいます ↓
いずれも、「脳を鍛える、脳の活性化」というのが目的です。じぶんも歳をとってきましたので、脳の老化はできるだけ阻止したい! みたいな。
とはいえ。脳を鍛えるのも、脳を活性化するのも、一朝一夕にできるものではないでしょう。どちらかといえば、日々の継続的な取り組みがだいじなのではないか?
と考えて、毎日7分の時間を、ルービックキューブとNバック課題に当てています。
みんな、ルービックキューブのことは知っていても、6面そろえられる人は意外といないようで。たまに披露する機会がおとずれると、ちょっとしたヒーローになれる。というメリット(?)もあります。はい。
6. 運動
運動がだいじだ、ということに異論を唱える人はいないでしょう。
いっぽうで。だいじだとわかっちゃいるけど、なかなかできない… のが運動だったりします。
でもそれは、やはり、まとまった時間で、まとまった運動をしようとするからではないでしょうか。
わたし自身は「ランニング」をおもな運動にしています。ただ、毎日ランニングができるわけでもありません。スケジュール的に時間がとれなかったり、悪天候だったりで、走れないことは多々あります。
じゃあ運動をしないか? と言えば、そんなことはありません。基本的に毎日、運動はしています。
具体的には、「HIIT(高強度インターバルトレーニング)」や「バーピージャンプ」。くわしい説明は省きますが、これらは短い時間でも効果が高い運動です。
HIITは、夕方に4〜8分(1セット4分)。バーピージャンプは、朝の作業前や、日中の作業のあいまなどに 数分ていど。
たとえ5分でも、意外と運動はできるものです。
7. 瞑想
瞑想の時間を取り入れる企業もあります。コワーキングスペースなどには、瞑想ルームが用意されていたりもします。
瞑想は「有効」なものとして、ちまたにも広がっていると言ってよいでしょう。
なにに「有効」なのか、と言えば。集中力や生産性が上がる、という研究結果があります。うつや不眠に効果がある、とも。
瞑想をしていると、規則的な呼吸によるリズム運動から、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」が分泌されやすくなる。というのが、要因のようです。
その「瞑想」は、あるていどまとまった時間・長い時間のほうがいいとの話がありますが。そこまで時間がとれなかったり、はじめから長い時間の瞑想はつらかったりもします。
ということもあり、わたしは毎日5分の瞑想です。はじめは3分でしたが、毎日コツコツやっているうちに、ちょっと伸びて5分。
やはり、3分や5分であれば、取り組みやすいものです。
まとめ
毎日コツコツ、とは言うけれど。ほんとうに毎日コツコツやるのは意外と難しいものです。
なかなかコツコツできないなぁ、と言うのであれば。たとえ5分でもやる、と考えてみる。ほんとうに5分だけでもやってみる、というのはいかがでしょうか。