2020年9月28日、東京ディズニーランドに「美女と野獣エリア」がオープン。
と、同時に発表されたのが「エントリー受付」と「スタンバイパス」。それってなんなの? ということや、注意点をまとめてお話していきます。
ディズニーリゾートの新「密」対策についてまとめます。
いよいよ 2020年9月28日、東京ディズニーランドに「美女と野獣エリア」がオープンします。総開発面積は47,000平方メートル、3年もの月日をかけた過去最大規模の開発でした。ゆえに楽しみ。
でも、「密」じゃん。みんなが楽しみにしてるんだから、ぜったいに「密」じゃん。
というわけで、ディズニーリゾートの新「密」対策としてはじまるのが、「エントリー受付」と「スタンバイパス」になります。アトラクションやキャラクターグリーティングを利用するときには要注意。
加えて、新レストラン・新ショップで適用される「オンライン予約(事前予約)」も要注意です。ざっと一覧にまとめたものがこちらになります↓
とはいえ。エントリー受付ってなんなの? スタンバイパスってファストパスとは違うの? など、ツッコミどころが満載な状況です。なので、現時点(2020年9月19日午前)での情報をもとに、このあとお話をしていきます。
「ディズニーリゾート好き(ディズニー好きではなく)税理士」の名にかけて! こんな感じのお話です↓
- エントリー受付とは? 注意点は?
- スタンバイパスとは? 注意点は?
- 新レストランやショップの「事前予約」も要注意!
それでは、さっそく見ていきましょう。
エントリー受付とは? 注意点は?
エントリー受付ってなに?
「エントリー受付」とは、言うなれば、特定の「アトラクション」や「キャラクターグリーティング」の優先利用券です。
今回オープンする「美女と野獣エリア」のアトラクションなんかは、放っておいたら「密」になっちゃいますからね。そんな「密」を避けるために、優先利用券を持っている人だけを受け入れようというわけです。
言い換えると。この優先利用券、つまり、エントリー受付が無いと、利用できないアトラクションやキャラクターグリーティングがある。ということですから気をつけましょう。
エントリー受付の対象は?
エントリー受付が適用されるのは、「アトラクション」と「キャラクターグリーティング」です。とはいえ、すべてのアトラクションやキャラクターグリーティングに適用されるわけではなく。
本記事の投稿日現在における適用対象はこちらになります↓
- 美女と野獣“魔法のものがたり”
- ベイマックスのハッピーライド
- ミニーのスタイルスタジオ
- ウッドチャック・グリーティングトレイル
- ミッキーの家とミート・ミッキ
- ミッキー&フレンズ・グリーティングトレイル
- “サルードス・アミーゴス!”グリーティングドック
このとおり、新しくできるアトラクションやキャラクターグリーティングだけではなく、既にあるキャラクターグリーティングについても、エントリー受付が適用されているところが注意です。
コロナ以降、中止されていたキャラクターグリーティングを再開するにあたっての、「密」対策ということになります。キャラクターグリーティングは人気ですからね。しかたない。
エントリー受付はいつから導入される?
エントリー受付が導入される時期は、アトラクションやキャラクターグリーティングごとに違います。と、言っても複雑なことはありません。
新しくできるアトラクションやキャラクターグリーティングは、2020年9月28日から。既にあるキャラクターグリーティングは、2020年9月19日からです。
さきほどお話した「適用対象」と合わせて、こちらの表でまとめてあります(赤枠内)↓
エントリー受付の注意点
ディズニーリゾートの新制度「エントリー受付」には、確認をしておくべき注意点も盛りだくさんです。列挙していきますので、ぜひ確認を!
《注意点1》エントリー受付には「必要なもの」がある
「エントリー受付」を利用するためには、必要なものがあります。こちらです↓
- 東京ディズニーリゾート・アプリをスマホにダウンロード
- ディズニーアカウントの登録とログイン
- 入園したときに使用したグループ全員のパークチケット
最近、ディズニーリゾートに行った人であれば問題ありませんが。「ひさしぶりにディズニーリゾートに行くんだよねぇ」というのであれば、アプリやログインについては準備をしておきましょう。
現地でアタフタするのでは、たいへんなので。
入園したときに使用したグループ全員のパークチケットを持って、アトラクションのキャストさんに声をかけてみましょう。
キャストさんが持っている端末でパークチケットをスキャンして、エントリー受付をしてもらうことができます。
《注意点2》エントリー受付は「抽選」
エントリー受付は、前述したアプリから利用します。ただし、エントリー受付は「抽選」です。必ずしも、エントリー受付できるわけではありません。
せっかく、新アトラクション目当てでやって来たのにダメだった… ということはあるわけです。
手順としては、アプリ上で、希望するアトラクションやキャラクターグリーティングと利用する時間帯を選択します。
その結果、アプリ上に対象アトラクションやキャラクターグリーティングの利用時間が表示された場合には、その時間に対象施設を利用することができる。
アプリ上に「ご希望のコンテンツをお取りできませんでした」と表示された場合は、その日はもう、そのアトラクションやキャラクターグリーティングを利用することができない。
過酷にして無慈悲… でもまぁ、「密」対策ですからね。しかたありません。
《注意点3》エントリーは、1施設1日1回限り
エントリー受付を利用できるのは、1つの施設(アトラクションやキャラクターグリーティング)につき、それぞれ1日1回限りです。
抽選に当たろうがが、ハズれようが、いちどエントリーした施設に、もういちどエントリーすることはできません。だから、過酷にして無慈悲なんだってば。
《注意点4》並んで待つ、はできない
エントリー受付にハズれてしまった… じゃあ、並んで待つか(いわゆるスタンバイ)。ということはできません。
エントリー受付の対象アトラクションやキャラクターグリーティングは、並んで待つことはできないこととされています。
したがって、エントリー受付でハズれてしまった場合、その日はもう、そのアトラクションやキャラクターグリーティングをどうやっても利用できないということです。悲しいけれど、あきらめましょう。
《注意点4》エントリー受付に当たっても、利用できないことがある
エントリー受付の抽選に当たったとしてもなお、そのアトラクションやキャラクターグリーティングを利用できないこともありえます。
指定の時間にそのアトラクションやキャラクターグリーティングが「休止(いわゆる「シス調」的な)」になっている場合です。
この場合には、エントリー受付は無効になります。利用時間の変更や対象施設の変更といった振替措置が行われることもなく、単純に利用できずに終わりです。こ、これは、キツいっすね…
《注意点5》待ち時間ゼロではない
エントリー受付に当たって、指定された時間に利用する場合、待ち時間はゼロなのか? と言うと。
ディズニーリゾートからは「極力待ち時間がないような運営に努めてまいりますが、一定の待ち時間は発生します。」とのアナウンスが出ています。
この表現からだと、実際には、ほぼほぼ待ち時間はないのではないかと。というわけで、従来の「ファストパス」を利用するような状態を、個人的にはイメージしているところです。
《注意点6》11時入園、14時入園でも利用できる
エントリー受付は、希望する時間帯を選択して利用しますので、11時入園や14時入園のパークチケットでも利用することができます。
ただ、開園と同時に入園できる1デーパスポートで、早い時間帯にエントリー受付したほうが、当選確率は高いのではなかろうか? と推測しています。
《注意点7》エントリーできるのは、パークに入園後
あたりまえっちゃあ、あたりまえですが。エントリー受付を利用できるのは、パークに入園してからです。入園前に、パーク外からはできません。
スタンバイパスとは? 注意点は?
スタンバイパスってなに?
「スタンバイパス」とは、言うなれば、特定の「アトラクション」に優先的に並べる券です。
そのスタンバイパスが無ければ、対象のアトラクションに並ぶことはできません。アトラクションを利用できない。
さきほどのエントリー受付とはなにが違うのか? と言えば。スタンバイパスは、抽選ではなく「先着」だということです。先着という点では、コロナ以降、発券が中止されている「ファストパス」と同じイメージになります。
また、エントリー受付はハズれると、その日はそのアトラクションが利用できないのに対して、スタンバイパスが無くても、ふつうに並んで待つことは可能です(くわしくは、《注意点4》で後述)。
スタンバイパスの対象は?
スタンバイパスが適用されるのは、「アトラクション」です。と言っても、対象は、ディズニーシーのアトラクション2つだけ。
本記事の投稿日現在における適用対象はこちらになります↓
- ソアリン:ファンタスティック・フライト
- トイ・ストーリー・マニア!
このとおり、ディズニーランドでのスタンバイパス対象のアトラクションはありません。「エントリー受付」があるので、ということですね。
いっぽうのディズニーシーも、2大人気アトラクションはさすがに「密」になりやすいので、対策としたのが「スタンバイパス」といったところでしょう。
スタンバイパスはいつから導入される?
スタンバイパスが導入される時期は、2020年9月23日からです。
さきほどお話した「適用対象」と合わせて、こちらの表でまとめてあります(赤枠内)↓
スタンバイパスの注意点
ディズニーリゾートの新制度「スタンバイパス」には、確認をしておくべき注意点も盛りだくさんです。列挙していきますので、ぜひ確認を!
《注意点1》エントリー受付には「必要なもの」がある
「スタンバイパス」を利用するためには、必要なものがあります。こちらです↓
- 東京ディズニーリゾート・アプリをスマホにダウンロード
- ディズニーアカウントの登録とログイン
- 入園したときに使用したグループ全員のパークチケット
最近、ディズニーリゾートに行った人であれば問題ありませんが。「ひさしぶりにディズニーリゾートに行くんだよねぇ」というのであれば、アプリやログインについては準備をしておきましょう。
現地でアタフタするのでは、たいへんなので。
入園したときに使用したグループ全員のパークチケットを持って、アトラクションのキャストさんに声をかけてみましょう。
キャストさんが持っている端末でパークチケットをスキャンして、エントリー受付を提供することができます。
《注意点2》スタンバイパスは「先着」
スタンバイパスは、前述したアプリから利用します。ただし、スタンバイパスは「先着」です。必ずしも、スタンバイパスを取得できるわけではありません。
手順としては、アプリ上で、希望するアトラクションと利用する時間帯を選択します。
その結果、スタンバイパスを取得することができれば、指定された時間に対象アトラクションの列に並ぶことができます。指定された時間を過ぎてしまってからだと、無効になるので気をつけましょう。
《注意点3》スタンバイパスは、1施設1日1回限り
スタンバイパスを取得できるのは、1つのアトラクションにつき、それぞれ1日1回限りです。いちど取得したアトラクションのスタンバイパスを、もういちど取得することはできません。
また、取得したスタンバイパスの利用開始時間が過ぎるまでは、次のスタンバイパスをあらたに取得することはできないようになっています。
《注意点4》並んで待つ、はできる
スタンバイパスの対象アトラクションでは、以下2種類の「いずれか」の時間帯が設定されます↓
- だれでもスタンバイパス無しで並んで待てる時間帯(A)
- スタンバイパスを持っている人だけが並べる時間帯(B)
いずれの時間帯が設定されているかは、当日、アプリで確認することができます。
上記(A)の時間帯は「待ち時間」が表示され、(B)の時間帯は「スタンバイパス発行中」または「発行終了」と表示されるとのこと。
(A)と(B)は、その日の混雑度などに応じて、柔軟に切り替えられるのではないかと推測します。
《注意点4》スタンバイパスを取得しても、利用できないことがある
スタンバイパスを取得してもなお、そのアトラクションを利用できないこともありえます。
指定の時間にそのアトラクションが「休止(いわゆる「シス調」的な)」になっている場合です。
この場合には、スタンバイパスは無効になります。利用時間の変更や対象施設の変更といった振替措置が行われることもなく、単純に利用できずに終わりです。
ここは、エントリー受付と同じ取り扱いであり。いずれにせよ、なかなか厳しい対応になりますね…
《注意点5》待ち時間ゼロではない
スタンバイパスを取得して、指定された時間に利用する場合、待ち時間はゼロなのか? と言うと。
ディズニーリゾートからは「極力待ち時間がないような運営に努めてまいりますが、一定の待ち時間は発生します。」とのアナウンスが出ています。
この表現からだと、実際には、ほぼほぼ待ち時間はないのではないかと。というわけで、従来の「ファストパス」を利用するような状態を、個人的にはイメージしているところです。
ただし、「スタンバイパスは、ファストパスと比べて施設入場から乗車までにお待ちいただく時間が長くなる可能性があります」ともアナウンスされています。
あくまで「スタンバイ(並ぶ)」の優先券、といったところでしょうか。
《注意点6》11時入園、14時入園でも利用できる
スタンバイパスは、希望する時間帯を選択して利用しますので、11時入園や14時入園のパークチケットでも利用することができます。
ただ、スタンバイパスは「先着」なので。開園と同時に入園できる1デーパスポートで、早い時間帯のほうがスタンバイパスを取得しやすいでしょう。
《注意点7》エントリーできるのは、パークに入園後
あたりまえっちゃあ、あたりまえですが。スタンバイパスを利用できるのは、パークに入園してからです。入園前に、パーク外からはできません。
新レストランやショップの「事前予約」も要注意!
美女と野獣エリアのオープンにあたり、新レストランや、新商品を販売するショップを利用する場合には、「事前予約(オンライン予約)」が必要になりますので注意しましょう。
はじめに全体像としては、以下にまとめた一覧表のとおりです(赤色枠内)↓
新レストランの事前予約
事前予約が必要になるレストランの対象は、次のとおりです↓
- ラ・タベルヌ・ド・ガストン
- ビッグポップ
いずれも、ディズニーランドの美女と野獣エリアにオープンする新レストランになります。
「ラ・タベルヌ・ド・ガストン」は、映画『美女と野獣』に登場するガストンの酒場をモチーフにしたレストランです。いっぽうの「ビッグホップ」は、ポップコーン専門店。レストランとはちょっと違いますね。
予約の手続きは、従来の「プライオリティ・シーティング」と同様に、「東京ディズニーリゾート・オンライン予約・購入サイト」 からです。
なお、2020年9月25日 16:00に、9月28日~10月25日分の予約受付を開始します。受付開始以降は、毎日 10:00から1ヶ月後同日の予約ができるようになります。
上記2店のレストランは利用したい! というのであれば、事前予約をお忘れなく。当面のあいだは、事前予約をした人のみしか利用できないようになっていますので。
新レストランがらみで言うと。下記の新レストランは、事前予約が不要です↓
- ル・フウズ
- ル・プティポッパー
- スターゲイザーサプライ
ちなみに。「ル・フウズ」は小規模な軽食販売のお店、「ル・プティポッパー」はポップコーンワゴン、「スターゲイザーサプライ」は物販ワゴンになります。
いずれも、「密」にはならんだろう、ということでしょうね。
新商品を扱うショップの事前予約
美女と野獣エリアのオープンにともなう「新商品」を扱うショップを利用するには、「事前予約」が必要になりますので気をつけましょう。
ここで言う「新商品」とは、次のとおりです↓
- 新たにオープンする施設のイメージを描いたグッズ
- 各新施設の特徴をロゴマークの中に表現したデザインのグッズ
- 『美女と野獣』の世界観をさらに楽しめるグッズ
- 「ミニーのスタイルスタジオ」をモチーフにしたグッズ
- ベイマックスの世界観を楽しめるグッズ
これらの新商品を以下のショップで扱うこととされています↓
- ビレッジショップス(1、3 ※展示のみ)
- ギャグファクトリー/ファイブ・アンド・ダイム(1、2、3、4)
- キングダム・トレジャー(1、2、3、4)
- プラネットM(1、2、4、5)
上記のとおり、新商品は新ショップである「ビレッジショップス」だけではなく、既にあるショップ3店でも取り扱います。
上記のカッコ書きのなかの数字は、さきほど列挙した新商品の番号に対応するものです。各ショップでは、カッコ書きの数字の商品を取り扱う、ということになります。
注意すべきは、「ビレッジショップス」。展示のみなので、お店で購入することはできません。展示のグッズを買いたければ、東京ディズニーリゾート・アプリのオンラインショッピングで… と、なります。
なお、入園日5日前の 0:00 〜 入店30分前まで、「事前来店予約システム」で予約可能です。2020年9月23日 11:00から受付開始になります。予約は 1 日につき、各ショップ 1 回まで。
新商品の購入、新ショップへの入店を考えているのであれば、お忘れなく!
この場合にも、「事前来店予約システム」からの予約が必要になります。
まとめ
いよいよ2020年9月28日、東京ディズニーランドに「美女と野獣エリア」がオープンです。
新「密」対策としてはじまる「エントリー受付」と「スタンバイパス」。ぞんぶんに楽しめるように、その内容と注意点を押さえておきましょう!