視聴者維持率の良し悪しは、「伝えたいことを伝えられている」かどうかの目安であり。視聴者維持率が高い動画はYouTubeから好かれるとのメリットもある。
というわけで。YouTube動画の「視聴者維持率」を上げるためにやっている5つのことについてお話をしてみます。
視聴者維持率は 30%から60%に。
2020年4月に YouTube動画をはじめてからきょうまで、おおよそ5ヶ月になります。投稿した動画数は 24本。
毎週1本ていどの低頻度ではあるけれど、じぶんのペースを守って続けることができています。ほんとうに少しずつですが視聴回数も増えて、チャンネル登録者数も 160人まで増えました。
そんなわたしが、注目しているものに「視聴者維持率」なる指標があります。視聴者維持率とは、「その動画がどれくらい見られているか」をあらわす指標のひとつ。
たとえば、長さ 10分の動画で、視聴者維持率が 40%だとしたら。その動画は平均して4分見られている、という感じです。その視聴者維持率を、じぶんがつくった動画に関しては知ることができます(YouTubeのアナリティクスから)。
わたしがつくる動画は、だいたい「10分〜15分」の長さです。これに対して、視聴者維持率は「50%以上」を目安にしています。
はじめたころは 30%台の動画もありましたが、最近では 60%に到達できるようにもなりました。
視聴者維持率の良し悪しは、「伝えたいことを伝えられている」かどうかの目安(あくまで目安ですが)であり。視聴者維持率が高い動画はYouTubeから好かれる(検索・再生されやすくなる)とのメリットもあります。
そんなわけで。わたしがいま、「視聴者維持率」を上げるためにやっている5つのことについてお話をしてみます。こちらです↓
- 話を小さく区切る
- さいごまで視てね、と言う
- カットする、早回しする
- さいごに復習はしない
- SNSで通知しない
それでは、このあと順番に見ていきましょう。
YouTube動画の「視聴者維持率」を上げるためにやっている5つのこと
話を小さく区切る
YouTube動画の「視聴者維持率」を上げるためにやっている5つのこと。1つめは、「話を小さく区切る」です。
わたしがつくる動画は、だいたい「10分〜15分」くらい。ちなみに、内容は、「銀行融資・銀行対応」について。つまり、ビジネス系の内容です。
その動画を、なるべく飽きずに、わかりやすく視ていただけるようにと、「話を小さく区切る」ようにしています。
たとえば、「決算書が赤字でも銀行から融資を受ける!5つの方法」というタイトルの動画であれば。「5つの方法」をお話することから、話の内容は5つに区切られることになります。
すると、区切られた部分の1つ1つのお話は、それぞれ2〜3分ていどです。なんの区切りもなく 10分〜15分のあいだ視続けるよりは、飽きずにすむのではないか。と、考えています。
じぶん自身、ほかのかたがつくられた動画を視ていて、区切りがないと飽きてしまったり、さらには、なんの話だったかよくわからなくなってしまったり… 途中で視るのをやめてしまう原因になるところです。
逆に、区切りのある動画は、テンポよく感じて飽きにくい。1つ1つの話が短いのでわかりやすい。結果、さいごまで視続けられる。
というわけで。じぶんがつくる動画も、なるべく飽きずに、わかりやすく視ていただけるように、「話を小さく区切る」ようにしています。
さいごまで視てね、と言う
YouTube動画の「視聴者維持率」を上げるためにやっている5つのこと。2つめは、「さいごまで視てね、と言う」です。
動画の冒頭では、「導入」のお話をするわけですが。そのなかでは、おもに、「視聴後のメリット(視聴すると理解できること)」と、「話の構成」を伝えるようにしています。
そのうちの「話の構成」について。さきほど例に挙げた「決算書が赤字でも銀行から融資を受ける!5つの方法」であれば、「赤字でも融資を受けられる方法を5つ、お話しますよ」とお伝えする感じです。
すると、視聴者は「あぁ、ぜんぶで5つあるのだな」とわかります。ところが、5つそれぞれの重要度まではわかりません。
なので、わたしは「ぜんぶで5つ、どれも重要な方法なので、ぜひさいごまで確認をしてみましょう」みたいな言葉を添えています。要は、さいごまで視てね、と。
これを聞いて、「5つめまで確認をしたほうがいいのかな、さいごまで視たほうがいいのかな」と思っていただける視聴者もいるのではないか。と、考えてのことです。
さいごまで視てね、などと言うと。なんたるエゴか!とも思われるかもしれませんが。事実、ほんとうに5つぜんぶが重要なので、ぜひさいごまで視てほしいとの思いでもあります。
カットする、早回しする
YouTube動画の「視聴者維持率」を上げるためにやっている5つのこと。3つめは、「カットする、早回しする」です。
まず、カットについて。わたしは、できるだけ「余分な間」をカットするようにしています。「余分な間」とは、「無音」や「え〜」とか「あの〜」みたいな部分です。
余分な間をカットすることは、YouTube動画の一般的なテクニックとしても知られるところになります。
余分な間は、視聴者が視るのをやめてしまう、つまり、視聴者維持率が低下する原因のひとつになりうるからです。
余分な間でさえ魅力にできるヒトであればよいのでしょうが。そういうヒトはかなりの少数派でしょうから、わたしは「一般的なテクニック」に従うしだいです。はい。
それから、早回しについて。わたしは、撮った動画を編集する際に、スピードを 10%増しにしています。実際よりも、ちょっと早回しにしているわけです。
あまりのんびり話されると、視ているほうは「なんか遅い、なんかまどろっこしい」と感じることもあるでしょう(わたしはそう感じます)。
もちろん、視聴者がじぶんで再生スピードを上げれば済むハナシではあります。けれども、その手前の「印象」というものはあるはずです。
なので、印象面でも「スムーズ、スマート」に見えるように。ちょっとばかり早回しにしています。
[ad1]さいごに復習はしない
YouTube動画の「視聴者維持率」を上げるためにやっている5つのこと。4つめは、「さいごに復習はしない」です。
YouTubeをはじめたばかりのころは、それぞれの動画のさいごで「復習」のお話をしていました。あらためておさらいをする、ということです。
でも、視聴者維持率のデータをチェックしてみると。「これから復習をしますよ」と言ったあたりで、視るのをやめてしまうヒトが多いことに気が付きました。
まぁ、もっともな話でしょう。復習せずとも「わかった!」というヒトが、さいごまで視る理由はありません。
なので、最近は「さいごに復習」はしないようにしています。ほんとうに復習をしたければ、その動画をもういちど見直していただければよいことでもありますので(YouTube動画のメリットです)。
ちなみに。復習の代わりに、動画のさいごには、ちょっとした「+α」のお話をするようにしています。本編に関連して、ちょっと加えてお伝えをしたいことをさいごに言う。
さいごまで視ると+αがあるぞ、と視聴者の方に思っていただければ。次回以降の動画についても、さいごまで視ていただけるきっかけになるのでは? と考えています。
SNSで通知しない
YouTube動画の「視聴者維持率」を上げるためにやっている5つのこと。5つめは、「SNSなどで通知しない」です。
あたらしい動画を投稿したときに、TwitterやFacebookをはじめ、SNSでの通知はしないようにしています。いまのところ。
これは、「ようすだけ視てみようかな」という視聴者が増えないようにするためです。
SNSで投稿通知をすると、投稿内容自体には「ほぼほぼ関心が無い」場合でも、ちょっとした興味(フンイキだけ視てみよう、みたいな)で投稿を視聴してみることはありうるでしょう。
その結果、動画の「さわり」だけをちょっと視てやめてしまう… というヒトが増えると、当然、視聴者維持率は下がります。
視聴者維持率が下がったことによって、YouTubeから嫌われる(評価が下がる)と、ほんとうに伝えたかったヒトに、その動画が届きにくくなる可能性が出てきます(関連動画に表示されにくくなったりするため)。
なので、現状、わたしの動画は YouTubeのなかからの検索や、関連動画からの視聴がほとんどすべてです。
SNSで通知をしていない分、視られるチャンスは減るかもしれませんが、「興味関心をもって視てもらえるチャンス」は増えるのではないか。と、考えています。
もっとも。まだまだ視聴回数も少ないので、そんな細かいこと気にするよりも、SNSでも通知して、視られるチャンスを増やしたら? という考え方もあるでしょうね。たぶん、きっと。
まとめ
視聴者維持率の良し悪しは、「伝えたいことを伝えられている」かどうかの目安であり。視聴者維持率が高い動画はYouTubeから好かれるとのメリットもあります。
視聴者維持率(を上げること)を考えるにあたって、わたしがやっている5つのことがご参考になるようであれば幸いです。
- 話を小さく区切る
- さいごまで視てね、と言う
- カットする、早回しする
- さいごに復習はしない
- SNSで通知しない