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なにかを『やめるかどうか』で悩むときに役立つ3つの指針

なにかを『やめるかどうか』で悩むときに役立つ3つの指針

いま現在やっている・続けているなにかを、「やめるかどうか」で悩む… そんなときに役立つ3つの指針について、お話をしていきます。

目次

僕はいつでも、悩める子羊。

いま現在やっている・続けているなにかを、「やめるかどうか」で悩むことってありませんか?

わたしはあります。これまでもあったし、これからもあるでしょう。

たとえば、このブログ。いまは「毎日更新」を続けていて、きょう(2020年10月24日)で 1,485日めになります。

とはいえ。これまでなんども「やめようかどうか」で悩みました。いまはほとんどなくなりましたが、それでも「小さな迷い」のようなものまで含めたら、悩みがゼロではないでしょう。

また、これから先には、やはり「やめるかどうか」で悩むことはあるように思います。むしろ、きっと悩むに違いないという確信さえある。なんの自慢にもなりませんが。

それはそれとして。ブログに限らず、なにかしらについて「やめるかどうか」に迷うことはあるだろう。

なので。わたしは、できるだけ迷わずにすむように、「指針」を準備するようにしました。なにかを「やめるかどうか」を判断するための指針です。

わたしと同じように、やめるかどうかで悩んでいる… という人のご参考になれば。との思いで、その指針についてをお話してみます。こちらの3つです↓

なにかを「やめるかどうか」で悩んだときに役立つ3つの指針
  1. もういちど同じ選択をするか?(過去)
  2. コストを払っても得たいか?(現在)
  3. やめたことを後悔しそうか?(未来)

という具合に。「過去」「現在」「未来」という、それぞれの時間軸にいるじぶんを想定した指針になります。

それではこのあと、3つの指針を順番に見ていきましょう。

 

なにかを「やめるかどうか」で悩んだときに役立つ3つの指針

《指針1》もういちど同じ選択をするか?(過去)

なにかを「やめるかどうか」で迷ったときに役立つ3つの指針。その1つめは、「もういちど同じ選択をするか?」です。

どういうことかと言うと。じぶんを「過去」に戻したときに、もういちど同じ選択をするかどうかを想像してみる。そのうえで、「やっぱりやる」という同じ選択をしそうであれば「やめない」、と判断することにします。

たとえば。わたしはいま、独立開業して仕事をしています。ところが、やっぱり会社勤めに戻ろうかなぁ… と悩んでいたとして。実際には、いまのところ微塵も考えていないので「たとえば」です。

会社勤めもタイヘンですが、独立開業には独立開業なりのタイヘンさがあります。やっぱり会社勤めに戻ろうかな、悩むことだってあるでしょう。

そんなときには、独立開業を決めた「過去」にさかのぼってみる。過去という時間軸にいるじぶんを想像してみる。

そのうえで、「独立開業しますか? それとも会社勤めを続けますか?」と問いかけてみます。結果、やっぱり会社勤めだったかなぁ… と考えるのであれば、いまの独立開業はやめる理由になるのではないか。

わたしは、そのように考えています。

いっぽうで。いやいや、やっぱりまた独立開業を選択するんだろうな。独立してタイヘンなこともあるけど、それでもまた独立開業を選んでしまうんだろうな。と言うのなら、いまの独立開業はやめない。続けてみる。

これは、過去の「じぶんの選択」を信じる、「じぶん自身」を信じるということでもあり、悩んでいるじぶんにケリをつける、なっとくさせる理由にもなるところではないでしょうか。

決断したはずなのに、結局悩み続けてしまう… ということもありますからね。しっかりケリをつける、なっとくさせることも重要です。

というわけで。「やめるかどうか」で悩んだら、まずはじぶんを「過去」に戻してみる。そのうえで、「もういちど同じ選択をするか?」と問いかけてみる。これが、わたしの1つめの指針です。

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《指針2》コストを払っても得たいか?(現在)

なにかを「やめるかどうか」で迷ったときに役立つ3つの指針。その2つめは、「コストを払っても得たいか?」です。

どういうことかと言うと。いま現在やっている・続けているなにかで積み上げてきた「財産」を、コストを払っても手に入れたいか? と問いかけてみる。

手に入れたいと考えるのであれば、「やめない」と判断することにします。

たとえば。冒頭でも例に挙げた、このブログ。ブログをやめるかどうかで、わたしが悩んでいるとします。

ここまでブログを続けるにあたり、相当のコストを払ってきました。直接的なおカネの面では、それほでもありませんが(自主製作・自主運営なので)。

じぶんの「時間」というコストは膨大です。1年365日、毎日 2.5時間くらいの時間をブログにはかけています。それを 1,485日です。延べ 3,712.5時間、日数に換算すると 154日になります。

いま、あらためてビックリしているところです。日数に換算してビックリしました。もしブログをやっていなければ、154日が「フリー」になったわけです。遊ぶも自由、寝るも自由。

それくらいの「時間」というコストをかけてきたうえで、いま「現在」のじぶんに問いかけてみます。154日というコストをかけでも、いまのブログを得たいですか? と。

わたしの答えは「イエス」です。たとえ、154日というコストがかかっても、それをじゅうぶんに上回るものが得られたし、これからも期待しているからです。

ブログからなにを得られたのか? 話せば長くなるし、本記事の趣旨とはズレますので、たったひとことで言うのなら。「生き方」です。

わたしの場合。ブログによって、仕事も変わったし、生活も変わりました。人生そのものが変わった、と言っていいでしょう。毎日が楽しく、あしたが楽しみ。ブログのおかげです。ブログによって「変化」をした結果です。

そんなブログなので、コストがかかろうとも、いま無ければ手に入れたい!と考えます。だったら、ブログはやめない。続けてみる。

ものごとには「コスト」がつきものです。コストとは、言い換えると「犠牲」です。その犠牲を払ってでも、やっぱり手に入れたいと思えるのであれば、やめない理由になるのではないでしょうか。

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《指針3》やめたことを後悔しそうか?(未来)

なにかを「やめるかどうか」で迷ったときに役立つ3つの指針。その3つめは、「やめたことを後悔しそうか?」です。

ここまでの2つの指針では、それぞれ、時間軸を「過去」と「現在」に置いていました。

1つめの指針は、「過去」に戻ったとしても「もういちど同じ選択をするか?」であり。2つめの指針は、「現在」において「コストを払っても得たいか?」です。

そして、さいご。3つめの指針は「未来」になります。未来にいるじぶんを想像して、問いかけてみます。「やめたことを後悔しそうか?」と。

たとえば。わたしには、ランニングの習慣があります。習慣ではあるけれど、続けることには大変さもあります。

長い距離を走るとなれば、心身ともに辛さがあるし。走るための時間を確保し続けることは、それほどカンタンなことでもありません。

なんかメンドーだし、やめちゃおっかなぁ。と悩むこともありうるでしょう。

そんなときには、ランニングをやめたじぶんがいる未来を思い描きます。やめてしまったじぶんがどうしているか? を想像してみる。

もしかすると、運動不足ですっかり太ってしまっているかもしれない。体力も落ちて、病気がちになっているかもしれない。そして、「あぁ、ランニングを続けていればよかったなぁ…」と後悔をしているかもしれない。

これです。未来を想像したときに、じぶんが「後悔」をしていそうなのであれば、やめない。続けてみよう、と判断する。

いっぽうで、「やめたことを後悔はしないだろう」と思えるのであれば、やめるのもいいでしょう。ランニングをしていたって太ることはあるし、病気になることだってあるのですから。

いずれにせよ。未来のじぶんを想像して「やめたことを後悔しそうか?」を指針にしてみるのは、われながら悪くないように感じています。

これまでの人生(45年)を振り返ってみて、「やめてしまったこと」や「やらなかったこと」を後悔することは少なくないからです。

後悔するなら、そのときに始めればいい。ただそれでも、「あのときやめていなければ、あのときやっていれば」との後悔はなかなか大きなものがあります。

後悔が大きいのは、「あのとき」という時間を、わたしたちがふたたび生きることはできないからでしょう。同じ時間でも、「あのとき」の時間と「いま」の時間とでは、いろいろな意味で「別モノ」です。

というわけで。できるだけ同じような後悔をしないように。3つの指針を使って、「やめるかどうか」を判断するようにしています。

 

まとめ

いま現在やっている・続けているなにかを、「やめるかどうか」で悩む… ということは、多かれ少なかれあるのではないでしょうか。

そんなときに、指針があるのとないのとでは、悩みを解消するまでのスピードも、労力・心労もちがってくるのではないかと思います。

というわけで。わたしが使っている3つの指針が、同じように悩んでいる方のご参考になるようであれば幸いです。

なにかを「やめるかどうか」で悩んだときに役立つ3つの指針
  1. もういちど同じ選択をするか?(過去)
  2. コストを払っても得たいか?(現在)
  3. やめたことを後悔しそうか?(未来)
なにかを『やめるかどうか』で悩むときに役立つ3つの指針

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