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レビュー/iPadPro用MagicKeyboardの良いところ・イマイチなところを5つずつ

「使う人を選ぶ」というハナシをよく耳にする iPadPro用MagicKeyboardについて。

実際に使ってみて、わたしなりのレビューをしてみることにしました。「良いところ」と「イマイチなところ」をそれぞれ5つずつ、お話をしていきます。

目次

iPadPro用MagicKeyboardは本当に「使う人を選ぶ」のか?

きょう現在(2020年11月11日)、メインPCは MacBookPro13インチ(2020)、スマホは iPhone(いまは7、もうすぐ 12mini)。イヤホンは AirPodsPro。ちょっと前から、iPadPro11インチ(2020)も使うようになりました。

Apple製品どうしの連携の良さも含めて、「iPadProは買ってよかったなぁ」と思っています↓

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そんな iPadProについて。買うときには、あわせて iPad用のMagicKeyboardも買いました。「使う人を選ぶ」というハナシをよく耳にするのが iPadPro用MagicKeyboardでもありますが↓

実際に使ってみて、わたしなりのレビューをしてみることにしました。「良いところ」と「イマイチなところ」をそれぞれ5つずつ、こんな感じです↓

iPadPro用MagicKeyboardの良いところ
  • カッコいい
  • 打鍵感が抜群
  • 付け取り外しがカンタン
  • もはやMacなトラックパッド
  • キーボードショートカットが使える
iPadPro用MagicKeyboardのイマイチなところ
  • 値段が高い
  • 重量ありすぎ
  • 角度がつかない
  • すぐにテカる(外も中も)
  • タブレット使いするときにジャマ

それではこのあと、順番に見ていきましょう。

 

iPadPro用MagicKeyboardの良いところ

カッコいい

Apple製品全般に言えることではありますが、iPadPro用MagicKeyboardもまた「カッコいい」です。

カッコいい、とか。使っていてアガる、とか。そのあたり、わたしは「けっこうだいじ」だと思っています。使っていて気分が良いがゆえに、上がるパフォーマンスというものもあると感じるからです。感じているだけかも、ですけど。

まぁ、とにかく。iPadProで使えるキーボードはほかにもあるわけで、選択肢は複数あります。それでも、MagicKeyboardは、カッコよさで群を抜いている。

具体的には、iPadProがまるで宙に浮いているかのように見える「構造」にあります↓

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もうこれだけで優勝。あとは、他とろくろく比較もせずに買いたくなってしまうのはわたしだけでしょうか。うかつすぎますね。

ちなみに、キーボードは「US派(英語キーボード派)」です。JISキーボードにあるような「ひらがな」がないと、Apple製品のシンプルさやカッコよさがより際立つ、よりアガるからです。

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打鍵感が抜群

iPadPro用MagicKeyboardは「MagicKeyboard」の名のとおり、Macのキーボードとも遜色がない打鍵感です。

ストローク 1mmのシザー式キーボード。タブレット用のキーボードと考えれば、その打鍵感は「抜群」だと言ってよいでしょう↓

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これなら、日々の執筆作業が多いわたしも満足です。って、けして「売れっ子作家」みたいな身分ではありません。このブログやメルマガをはじめ、あくまで「自主的」に、執筆をしているだけであります。たまには依頼された執筆もする、そんな身分です。

なんにせよ。タイピング作業が多い人であれば、iPadPro用のキーボードは、「MagicKeyboard」で間違いない! わたしは、確信をしています。それぐらい打鍵感が良い。

付け取り外しがカンタン

iPadProと MagicKeyboardとは、「磁石のチカラだけ」でくっつきます。あたりまえですけど、けっこう強力な磁力でくっつきます。磁力が弱かったら、iPadProが落下しちゃいますんで。

とにかく、「磁石のチカラだけ」ですから。付けるにしても取り外すにしても、カンタンです。

iPadProを MagicKeyboardに近づければ、パチンとっくつくし。取り外したければ、iPadProをグッと引っ張って MagicKeyboardから外せばいい。それだけ。

なお、iPadPro用MagicKeyboard自体には、バッテリーが内蔵されていません。iPadProの背面にある Smart Connector(電極)を通じて、給電されるしくみです↓

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というわけで、キーボード単体の充電をしなくていいのは便利です。

また、Smart Connectorのおかげで、iPadProと MagicKeyboardをくっつけただけで、その瞬間から キーボードを使うことができます。これが Bluetooth接続とかだと、ちょっとメンドーです。

このあたりの「わずらわしさ」が無いのも、iPadPro用MagicKeyboardの良いところでしょう。

もはやMacなトラックパッド

iPadPro用MagicKeyboardの売りのひとつ「トラックパッド」。これがあるおかげで、操作感は「もはやMac」とさえ言ってよいでしょう。iPadだけど、もはやMac↓

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タブレットなんだから、トラックパッドは要らんだろう? と思われるかもですが(わたしも思いました)。実は、キーボードを使っているときには、トラックパッドがあるほうが便利だと気が付きます。

キーボード入力をしている途中で、iPadの画面に手を伸ばす… って、けっこうメンドーだからです。メンドーなだけでなく、入力効率も悪くなってしまうでしょう。

こうして、iPadPro用MagicKeyboardを使っていると、 iPadProがタブレットであることを忘れそうになります。でも、ひとたび MagicKeyboardから取り外せば、すぐにタブレットの良さを発揮できる。

もちろん、iPadProとMacとではできることに違いはありますが。それでも、iPadPro用MagicKeyboardによって、iPadProはMacに近づけるものだと感じています。使いかたによっては、ほんとMacいらない。

おかげで外出のときにも、「きょうは、コンパクトな iPadProだけ持っていけばいいや」という選択肢が増えました。

ちなみに、iPadPro用MagicKeyboardのトラックパッドは「物理式」です。クリックするときには、物理的に押し込みます。最近は「感圧式」ばかりなので、ちょっと違和感はありますが。操作に影響はありません。

キーボードショートカットが使える

iPadPro用MagicKeyboardがあれば、いわゆる「ショートカットキー」が使えます。たとえば、「command + C」でコピーとか。そんなのキーボードなんだからあたりまえだろう、なんて言わないでください。お願いだから。

iPadProは、そもそもタブレットです。タブレット単体で使っている限りは、「ショートカットキー」は使えません。ショートカットキーによる「作業効率化」の恩恵を受けることができないんです。

ところが、iPadPro用MagicKeyboardさえあれば、さまざまな場面で「ショートカットキー」の恩恵を受けることができます。Macと同じショートカットキーも多いので、すぐに使える・すぐに慣れる。よくわからない場合には「command長押し」でガイドが表示されます。便利。

さきほど、トラックパッドは便利だとは言いましたが。「トラックパッドの利用は最小限、できることはキーボードでやる。マウスは捨てろ!」が、わたしのポリシーです。マウスメーカーさん、悪意はありませんのでご容赦願います。

 

iPadPro用MagicKeyboardのイマイチなところ

値段が高い

ここまで、iPadPro用MagicKeyboardの良いところをお話してきました。ここからは、イマイチなところをお話していきます。良いところばかりでないのは、ヒトもモノも同じ、万物共通です。

で。iPadPro用MagicKeyboardのイマイチなところ、ひとつめは「値段が高い」。11インチ用で 31,800円。12.9インチ用で 37,800円。しかも、税別で。  

高い、さすがに高すぎる。わたしが Apple製品を愛好していなければ、トチ狂っているレベルの高値だ! と、文句を言っていることでしょう。

無印 iPadは 34,800円から買えます。キーボードをあきらめれば、iPadがもう1台買えちゃいます。2台も、いらんけど。とにかく、それくらい高いんだ! ということを言いたい。

じゃあ、買わなきゃいい。もっともです。けれども、さきほどお話した「良いところ」が上回った、それだけのこと。さぁ、あなたはどうしますか?

重量ありすぎ

iPadPro用MagicKeyboardは、重いです。「重量ありすぎ」です。その重さは、11インチ用で 600g、12.9インチ用だと 700g。タブレット用キーボード、あるいは、タブレット用カバーだと考えると驚異的に重い。

わたしが、使っている iPadProは11インチ。iPadPro本体は 473gですから、MagicKeyboard 600gと合わせて1kg超えです。もう、ノートパソコンと変わりませんね。タブレットの機動力が台無しです。

どうして、こんなにも重くしてしまったのか?  軽すぎるとタイピング時に安定しない、などの理由があるのでしょう。もちろん。

にしても、です。もう少し軽くして、もう少し安くならなかったのか? なりませんね、きっと。重量と値段は、関係がないように思えますので。ただの八つ当たりです。

それはそれとして、11インチの場合には、サイズ感はコンパクトです。MacbookPro13インチ(1.4kg)と比べると、重さこそ近いものの、サイズ感はだいぶ違うので。そういう意味では、iPadProに利があります↓

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下がMacbookPro13インチ、上が iPadPro11インチ

角度がつかない

iPadPro用MagicKeyboardをつかうときには、画面(iPadPro)の角度を無段階で自由に調整できます。けれども、ある一定の角度(130度らしい)を超えて画面を倒すことはできません。

このときの最大角度が、けっこう「浅い」です。もうちょっと画面が倒れてくれると、場合によってはありがたいのだけど… と、思えるあたりの角度になります↓

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でもきっと、これ以上倒すとバランスが崩れて「転倒」するのだと思われます。iPadProの重さに耐えかねて。そのあたりの「絶妙なバランス」が、いまの最大角度なのでしょう。たぶん。

それでももっと角度をつけようとすれば、さらにキーボードを重くする必要があり。これ以上重くなったら、拷問だと非難されるか、筋トレグッズに位置づけられるかでしょうから、Appleさんとしても本意ではないでしょう。

なお、キーボード面に、角度がつけられません。キーボード面と、机の天面とは平行になります。したがって、「キーボード面に角度がないと入力しづらい」というヒトには不向きです。

なにかを使って角度をつけようとしても、画面が前のめりになるうえにこれ以上は倒せないので、こんどは画面が見えにくくなってしまいます。このあたりは、iPadPro用MagicKeyboardのイマイチなところでしょう。

すぐにテカる(外も中も)

わたしからすると、いちばんの「イマイチなところ」はこれです。iPadPro用MagicKeyboardは「すぐにテカる」。

外側の「カバー面」も、内側の「キーボードの表面(キートップ)」もテカります。手垢・皮脂が目立つ仕様になっています。そういう仕様を目指したわけではないと思うのですが。結果としては、そういう仕様です。残念ながら。

わたしは潔癖症ではありませんが、なんか気になっちゃうんですよね。

なので、キーボード面については、専用のキーボードカバーを買いました。サイズぴったりだし、カバーしたままま閉じれるし、それほど高いものでもありませんし、なかなかおすすめです。これなら、テカらずにすみます↓

カバー面のほうは、いまのところどうしようもありません。なすがまま、なされるがままです。あまりに気になったら、メガネ拭きみたいなもので拭きましょう。メンドーだけど↓

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手垢・皮脂汚れ(汚いものをお見せしてすみません)

タブレット使いするときにジャマ

iPadPro用MagicKeyboardは、入力作業をしているときにはこのうえなく便利なのですが。タブレットとして使おうとすると(MagicKeyboardから外して使おうとすると)、MagicKeyboardがジャマになります。

MagicKeyboardのカバー面が折り返せるようにはなっておらず、最大に開いてもジャマになるばかりです。

iPadProを横向きにして使う場合には、MagicKeyboardに付けたまま使えばよいにしても。縦型にして使いたいんだ! というときには、こんなことになってしまいます↓

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う〜ん、ありえんだろ… 1kg超で重いし、腕がプルプルします。というわけで、iPadProをMagicKeyboardから取り外すことになるわけですが。これが、電車のなかとかだったら困りますよね。外したMagicKeyboardがジャマすぎる。

なので、家のなかとかで使う分には良いにせよ。外出時などは MagicKeyboardがジャマになる場面も想定されるところです。結局、「良いところ」と「イマイチなところ」のどっちを取るか? になりますね。

という、元も子もないハナシで、レビューを終わりとさせていだきます。

 

まとめ

iPadPro用MagicKeyboardは、たしかに、使う人を選ぶキーボードかもしれません。良いところとイマイチなところが、ハッキリとしている。

けれども、それだけ「トガッているキーボード」だとも言えます。他人よりもトガッたモノが好きなわたしやあなたには、MagicKeyboardはピッタリのキーボードです。

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