爆発的なまでの広がりを見せるSNSツール「クラブハウス」。
そのクラブハウスを使って、じぶんの不得意・苦手・ヘタを克服できるかも? みたいなことをお話してみます。
クラブハウス狂騒に飛び込む、あえてね。
きょうは 2020年2月6日。先月末から、爆発的なまでの広がりを見せるのが「クラブハウス」です。
そのクラブハウスは、「音声版ツイッター」と言われるところ。SNSツールのひとつとして、にわかに地位を確立したと言ってよいでしょう(すでに、いっときの狂騒は過ぎた観もありますが)。
それはそれとして。クラブハウスをなんのためにやるのか、クラブハウスでなにをやるのかはヒトそれぞれです。わたし自身、そこを模索しているなかで、ひとまず考えていることがひとつ。
それは、「クラブハウスを使うことで、じぶんの不得意・苦手・ヘタを克服する機会をつくれそうだぞ」ということです。
えっ、なに言ってんの? と、思われたかもしれませんが。
わたしにはいま、不得意・苦手・ヘタなことがあって。それを克服するのにクラブハウスを使っている。完全克服はムリにしても、改善くらいは… と考えて、クラブハウスを使っているところがあります。
で、克服できるかもと考えているのはこんな感じです↓
- 複数人と話す
- 時間を削り出す
- 自制心を鍛える
- 気持ちを整える
- 集まりに参加する
これらは、わたしが「不得意・苦手・ヘタ」なものであり、これから克服・改善の余地があるものになります。
似たような「不得意・苦手・ヘタ」を持つ方のご参考にもなれば、などと思いつつ。このあと、順番にお話をしてきます。
クラブハウスで克服できるかも?な不得意・苦手・ヘタ
複数人と話す
正直なところ、3人以上で話をするのが得意ではありません。話をするのが嫌い、というわけではなく。むしろ、1対1でじっくり話すのは好きですし。
ただ、3人以上になると、どうも「身を引いてしまう」ようなところがあります。聞いているだけ、になることが多くなる。人数が増えるほど、ますます聞いているだけになる…
意外と、同じような悩みは少なくないのだ。というハナシは聞いたことがありますがどうなんでしょうね。
それはともかく。クラブハウスを試してみて感じたのは、「これってメチャクチャ複数人じゃね?苦手なやつじゃね?」ということでした。うん、やめよう。これはじぶんに合っていない。
そうやって終わらせるのはカンタンなのですが。世の中が熱狂しているなか、尻尾を巻いて逃げるようでなんだか悔しいじゃないか。これは。
というわけで。じぶんで Room(部屋)を開いたりして、毎日(まだ4日めですけど)、だれかしらとお話をさせてもらっているところです。
じぶんで Roomを開くと、だれも来てくれない、来ても話してくれないという「恐怖」はありますが。まぁ、それはそれでネタとして笑い飛ばせばよし。
Roomを開いた以上は、複数人で話すとなれば「場をしきる」役割もあるでしょう(別にないのかもしれないけど、個人的にそう思ってる)。結果として、「しきるチカラ」を上げる修行にもなりそうです。
ところが実際には、じぶんばかりが話してしまったりして(沈黙が怖すぎる)、あとで猛烈に落ち込みもするのですが。懲りずにまた、同じことを繰り返したりもして。
そういった場数をわりとカンタンにふめるのは、クラブハウスのスゴいところなのではないかと考えています。なかなかカンタンにだれかをつかまえて話す、なんてできませんでしたからね(言い方よ)。
もっとも、話をはじめればはじめたで、その場じたいを楽しんじゃってもいるので。修行であることを忘れていたりもしますけど。
時間を削り出す
というわけで、クラブハウスをやるようになったらなったで「時間」が必要です。言うまでもなく、時間は限られていますから。なにかをやるとは、なにかをあきらめることでもあります。トレードオフ、ですね。
とはいえ、そんなにカンタンに別のなにかをあきらめられるか! とも、思うわけで(欲張り)。じゃあ、どうするか?
時間を削り出す。いまある 24時間のなかから、あらたにクラブハウスをやる時間を削り出す。
わたしは毎日、朝の時点で翌朝起きるまでのスケジュールを分単位で立てています。そのなかに、あらかじめクラブハウスをやる時間を織り込んで、ほかのスケジュールに充てる時間を「ちょっとずつ」短くする。
これで、理屈としてはおさまります。あとは、理屈どおりに実践できるかどうか。そんなにうまくいくわけがない?
ところが、そうでもありません。意外とうまくいくんですね、これがまた。人間は時間があると思うと時間をムダにするし、時間がないと思えばなんとかするものです。いわゆる、パーキンソンの法則です。
なので、あらたにやりたいことがあったら、代わりになにかをあきらめるのではなく。ひとまず、ほかのことにかける時間をちょっとずつ短くしてみる。結果として、時間を削り出せるかもしれない。
もちろん、削り出すにもいずれどこかで限界は来ますがそれまでは。
やりたいことがいつもできない、時間管理が不得意・苦手・ヘタだというのであれば。時間を削り出す訓練として、クラブハウスをやってみるのはいかがでしょうか。
ちなみに、クラブハウスは「音声」なのだから、「ながら」でほかのこともやればいい。そういう考え方もありますが、わたしには馴染みませんでした。ちょっと試してみたけど、やっぱムリ。
音声にアタマを持っていかれますから、ほかになにかをやろうとしても効率は落ちるし(時間は倍以上かかる)、精度にも自信が持てない。これではクラブハウスも、ながらの作業もどちらも中途半端です。
ある研究によれば、マルチタスクができるヒト(2つの作業を同時にできるヒト)は、全体の2%だということがわかっています。この2%のヒトの脳は特別だそうで、後天的になれるものかどうなのか。
いずれにせよ、狭き門であることに間違いはなく。わたしは、時間を削り出して「シングルタスク」でクラブハウスを楽しむことにしています。
[ad1]自制心を鍛える
クラブハウスに限ったことではありませんが、SNSはかなりの「時間泥棒」だと言っていいでしょう。気がついたらメチャメチャ時間たってた…! という経験は、だれにもいちどくらいはあるはずです。
この点で、クラブハウスはとくにヤバい。危険度MAXな SNSだと、わたしは考えています。
やっている方であればご存知ですが、クラブハウスでは会話のデータが残りません。すべてその場かぎりの会話であって、いましか聞くことができない。
だから、有名人やじぶんが好きなヒトなどがいる Roomには入りたくなるし、入ったらさいご、終わるまで出てこれない。そして、いつ終わるのかがわからなかったりするのも恐ろしいところです。
ヤバすぎです。いい大人が「ヤバい、ヤバい」言うな、という感じですが。でも、ほんとうにヤバいと思う。だからこそ、じぶんの「自制心を鍛える」のに、クラブハウスは使えそうじゃないですか?
あまり、同調を得られる気はしませんけれど。「たしかに! それ、いいね」と思われたのであれば、ぜひチャレンジをしてみましょう。わたしもチャレンジしています。
具体的には、決めた時間のなかでしかやらない(スケジュールに織り込むことは前述しました)。じぶんで Roomを開くときには、「終わりの時間」を宣言しておく。そして、予定どおりに部屋をしめる。
そのうえで、アプリからの「通知」はオフにしておく。通知があると、いちいち気になってしまいますので、決めた時間のなかでアプリを開くだけにするのがおすすめです。
また、スマホのホーム画面にアイコンがあると、それを開きたくもなってしまうので。iPhoneで「ホーム画面から取り除く」の機能を使うのもよいでしょう。
すると、アプリを開くのもメンドーになるので、うかつにアプリを開くことが少なくなります。そんなことをやりつつ、自制心を鍛えていくのはどうでしょう?
気持ちを整える
慣れないこととかって緊張しますよね。緊張してソワソワする、落ち着かない。目の前のやるべきことに手がつかない。そんな経験もあるのではないでしょうか。
わたしの場合、「人前で話す」のは緊張の対象です。セミナーの講師をしたり、YouTube動画を撮ったり(人前というよりカメラ前ですが)は、緊張したものです。過去形。
でも、場数をふむことで少しずつ、行き過ぎた緊張はなくなって、適度な緊張に抑えられるようになりました。
そして、クラブハウス。これもはじめは緊張しましたね… じぶんで Roomを開く場合はとくに。複数人で話すのが得意ではないわたしですから、「なにを話そう」「うまく話せるかな」と、部屋を開くだいぶ前から緊張です。
そういうヒトはあまりいないのかもしれないけれど、そういうヒトもいるんだ、ということは知っていて損はないかもしれません(得もないかもしれません)。
でも、1回めよりは、2回め。2回めよりは3回め。と、徐々に緊張はおさまってきました。きょうなどは、Roomを開く予定をスケジュールに入れつつ、その時間の前にちゃんと昼寝ができました。
以前だったら、緊張して昼寝なんかできないよ… というのがわたしです。小心者、っていうのでしょうか。こういうの。
ただ、人前(それも不特定多数の前)で話をするのが得意だ! というヒトもあまり多くはないでしょうから。多かれ少なかれ、クラブハウスで話をする(とくにじぶんで Roomを開いて)のは緊張をともなうものと推測します。まちがっていたらすみません。
もし、まちがっていなければ。そういった緊張をコントロールする、気持ちを整えるのが不得意・苦手・ヘタなヒトの改善にも使えるのではないかと提言しておきます。
集まりに参加する
これは不得意・苦手・ヘタというわけでもありませんが。新型コロナ以降、集まりに参加する機会が減りました。同じようなヒトが、多いのではないでしょうか。
クラブハウスは、その機会を補うことができる。だからこそ、爆発的な広がりを見せたということもあるはずです。
実際に、クラブハウスを通じて、話をしたことがなかったヒトと話ができたり。お久しぶりで話ができたりしています。集まりに参加をする楽しさを感じられるところです。
Zoom飲み会、という方法もありますが。参加者どうしで時間を調整して、身だしなみも整えて、ずーっとカメラを意識し続けるのも疲れるものです。
この点で、クラブハウスであれば、じぶんの都合のよい時間にスッと Roomを開いたり、どこかの Roomに参加することができます。音声だけですから、身だしなみもテキトーでOKです(見られて困るような格好はしていないつもりですけど)。
なんにせよ、お手軽。集まりに参加するハードルが下がりました。
集まることがすっかり「非常」になったいま。ある意味、わたしたちは、集まりに参加することが不得意・苦手・ヘタになっているとも言えます。その克服に向けたひとつのツールとして、クラブハウスは役に立ちそうです。
まとめ
爆発的なまでの広がりを見せるSNSツール「クラブハウス」。
そのクラブハウスを使って、じぶんの不得意・苦手・ヘタを克服できるかも? みたいなことをお話してみました。まぁ、あまり「まとも」な使いかたとは思えませんけど。
わたしと似たような「不得意・苦手・ヘタ」を持つ方のご参考になれば幸いです。
- 複数人と話す
- 時間を削り出す
- 自制心を鍛える
- 気持ちを整える
- 集まりに参加する