生きていれば、毎日いろいろあるのが人生です。ちょっと疲れてしまうことだってあるでしょう。
そんなときは休むも良し・休まぬも良し。休息・休暇にまつわる名言をご紹介していきます。
休んだところで、この疲れは癒えるのか。
生きていれば、毎日いろいろあるのが人生ですから。ときには、ちょっと疲れてしまうことだってありますよね。もちろん、わたしもあります。
少し休もうかな。でも、やるべきこと・やらなきゃいけないこともあるし。休むにも、どこか後ろめたい、休みづらい。そもそも、休んだところで、この疲れは癒えるのだろうか… ?
なんて、悩んだり迷ってしまうことだってあるかもしれません。
そんなときには、偉大なる先人の言葉、いわゆる「名言」にふれてみるのはいかがでしょう。同じような悩みや迷いを抱えて、そのなかで紡がれたであろう言葉には価値があるはずです。
というわけで。昔からちょいちょいコレクションしている名言のなかから、休息・休暇にまつわる名言をご紹介していきます。休むも良し、休まぬも良しを後押ししてくれる名言はこちらです ↓
- 明日が素晴らしい日だといけないから、うんと休息するのさ
- ことしは、計画的になまけていたんだ。
- 疲れたら休め。やがて休むことに飽きてくる。
- 休息なんて、あの世に行けば誰でもできるではないか。
- 多すぎる休息は、少なすぎる休息と同じように疲労させる。
- 人生という試合で最も重要なのは、休憩時間の得点である
- 最後に心を癒してくれるのは誠実さよ。
- 終わったものはくよくよ考えても仕方ないから。
- あなたは、あなたであればいい。
- 心が痛い日だってそりゃあるわ。
それではこのあと、順番に見ていきましょう。
休むもよし、休まぬも良し…休息・休暇の名言10選
明日が素晴らしい日だといけないから、うんと休息するのさ
スヌーピー(チャールズ・M・シュルツさん)/ビーグル犬
毎日を全力で一生懸命に過ごすのもいいけれど。ヘトヘトに疲れ果てるまで、がんばりすぎるのもどうなんでしょう? とくに、翌日まで持ち越すほどの疲れというのはどうなんでしょう?
そんな状態で迎える明日が、じぶんにとって「大きなチャンス」の日だとしたら… 疲れで、チャンスを活かすことができないかもしれませんよね。だから、明日にそなえて「うんと休息する」。
とはいえ、ほんとうにチャンスなんてくるんかいな? とも思うわけですが。休むには言い訳も必要です。大義名分も必要です。「明日が素晴らしい日」だと信じて、大手を振って休んでしまうのはどうでしょう?
ことしは、計画的になまけていたんだ。
野比のび太(藤子・F・不二雄さん)/小学生
ふだんから「なまけぐせ」があるヒトがクチにすると、開き直りにしか聞こえませんが。もはや、言い訳もなし、大義名分もなし、です。ある意味、気持ちいいほどの開き直り。
まぁ、それはそれとして。計画的になまけるというのは、良い考え方でしょう。いっぽうで、無計画になまけてしまうのは良いことではありません。でも意外と、ヒトって無計画になまけるんですよね。
疲れとかストレスとか、そういうことでフツフツとしているときには。ものごとが手につかず、気がつくとボーッとしがち。そんなときには、「なまける」と決めて、休んでしまうのもいいのではないでしょうか?
疲れたら休め。やがて休むことに飽きてくる。
八尋俊邦さん/実業家
さっきから「休め、休め」って言うけどさ。あんまり休んでばかりいると、動けなくなっちゃんじゃないの? だらけたニンゲンになってしまうんじゃないの? って、ちょっと不安になりますよね。わたしはなる。
でも、だいじょうぶ。働きすぎると休みたくなるように、休みすぎると働きたくなるものです。休みすぎれば、休みにも飽きる。だから、休みすぎを気にせずに「疲れたら休め」ってなことですね。
ヒトはそうそう「極端」には生きられない、ということもあるでしょう。「〇〇しすぎっちゃったらどうしよう」と心配になることもありますが、そうそう「しすぎる」ことはないということです。なんのこっちゃ。
休息なんて、あの世に行けば誰でもできるではないか。
サミュエル・スマイルズさん/作家
ここまでは「休め派」の名言を見てきました。ここで「休むな派」にも目を向けてみましょう。というわけで、「休息なんて」あの世でできるのだから、もっとがんばれ! 的な名言になります。
うーん、たしかに。だれにとっても限られた人生、いちどきりの人生です。いずれくる死の間際になって、「あぁ、あのとき休みすぎたわぁ」という後悔はしたくありませんよね。
これを言ったらおしまいですが、要は「バランス」でしょう。休むも休まないも、バランス良く。休みすぎれば、人生のムダ使いにもなるわけですから。休息・休暇もほどほどに、ということでしょうか。
多すぎる休息は、少なすぎる休息と同じように疲労させる。
カール・ヒルティさん/文筆家
これもまた「バランス」に注意喚起をうながす名言ですね。たとえば、めちゃめちゃ眠りすぎると、かえってカラダが重くなった… みたいなことはあるわけで。睡眠は6〜8時間のあいだが良いと言われます。
逆に、お昼ごはんを食べたあと、ちょっと眠いときなどには 15分〜20分くらいの昼寝をすると。おどろくほどに、スッキリして明晰さが戻ります。でもやっぱり、昼寝が長すぎるとかえってボーッとするものです。
休むときにはまず、適度な休息時間を見極めて。キュッと集中して、ギュギュッと凝縮した「休み方」を考える、というのがよさそうです。キュッとかギュギュッととか、ようとして知れませんけど。
人生という試合で最も重要なのは、休憩時間の得点である。
ナポレオン・ボナパルトさん/革命家
同じ「休む」でも、凡人と天才とには違いがある。みたいなハナシは、よく見聞きをするところでもあるでしょう。天才は「休み」の使い方がうまい。休みを、ただの休みにはしていない。
運動の世界には「アクティブレスト」という考え方があります。疲れているときにあえてカラダを動かすことで血流を良くして、溜まった疲労物質を排出する。積極的な休養が、アクティブレストです。
また、かつて事を成し遂げてきた偉人たちは、休みのなかでもなお「関心事」から意識を離さなかったと言われます。遊びながらも、アタマの片隅では仕事・事業のことを考えている。そういう休み方もある、そういう休み方をしているヒトもいる、と知っておくのがいいでしょう。
最後に心を癒してくれるのは誠実さよ。
スザンヌ・サマーズさん/女優
ここからは、カラダの休息・休暇というよりは、ココロの休息・休暇にまつわる名言になります。いろんな出来事があって、心が疲れてしまうことだってありますよね。ずいぶんザックリした話ですけど。
たとえば、周囲や他人にひどく心を傷つけられてしまうことがあったとか。そんなときに救われるのは、じぶんのなかになる「誠実さ」だったりするものでしょう。
じぶん自身が誠実でありさえすれば、周囲や他人はどうでもいいこと。じぶん自身が誠実であることに誇りを持つ。なにがあっても、どこまでいこうと、さいごはじぶんの心が決める。そんな名言ではないでしょうか。
終わったものはくよくよ考えても仕方ないから。
羽生善治さん/将棋棋士
じぶんの心が決める、ということで言えば。心持ちしだい、ということもありますよね。なにか失敗をしでかしたときに、いつまでたっても、休みを迎えてもなお引きずっている… みたいな。
そんなんじゃ、せっかくの休息・休暇も台無しですよ。といった、名言でしょう。おっしゃるとおりで、終わったものは考えてもしかたがないことです。過去と他人は変えることができません。
変えることができるのは、未来とじぶん。ちなみに、過去については「意味」ならば変えられます。失敗をムダと意味づけるのではなく、成功に必要な過程と意味づければ、くよくよしなくても済むはずです。
あなたは、あなたであればいい。
マザー・テレサさん/修道女
はい、来た。名言の常連・マザー・テレサさんです。「あなたは、あなたであればいい」ってもう、救いの言葉以外のなにものでもありませんよね。なんて言うと、ちょっと宗教チックにはなりますが。
いや、それでも。じぶんを肯定する、という行為はたいせつなことです。じぶんでじぶんを肯定できない人生はツラいです。にもかかわらず、ヒトはじぶんを肯定できずに悩みます(←なにがあった?)。
いったい、じぶんは何者なんだろうか? と悩み。何者にもなれないからこそ悩んだりもします。そんなときには思い出すんです。たとえお前が何かになれなくても 何でも無いお前を誇れよ!(by 左利きのエレン)
心が痛い日だってそりゃあるわ。
マ・レイニーさん/歌手
さいごは、すこしユルッとした名言で締めましょう。生きていれば、心が痛い日だってありますわ。気張ってばかりもタイヘンだから、ちょっと休んだっていいじゃない。そんなふうに思います。
いつもいつも痛みっぱなし、というのもタイヘンでしょうが。鋼のメンタルと言われるようなヒトほど、慣れない痛みに弱かったりもするものです。えっと、わたしはガラスのメンタルなので想像ですけど。
だからね、ふだん気張っているヒトほど、痛みを感じたらさっさと休んでしまうほうがいい。それでもがんばってしまうと、こじらせてしまうことにもなりかねません。がんばっているヒトほど休みましょう。
まとめ
生きていれば、毎日いろいろあるのが人生です。ちょっと疲れてしまうことだってあるでしょう。
とはいえ、休んだものか、休んでいいものか…? 悩んだり、迷ったりすることがあるかもしれません。
そんな悩みや迷いを断ち切るためのヒントとして。先人が残した名言にふれてみる、名言に倣ってみるのはいかがでしょうか。