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銀行はなぜ関係なさそうなことを社長に聞いてくるのか?

銀行はなぜ関係なさそうなことを社長に聞いてくるのか?

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銀行はなぜ、関係なさそうなことを聞いてくるのか? という社長の疑問があります。関係なさそうに思えて、実はそうでもない。

だから、「そんなことを答える必要はない!」などと言っていると、融資が受けにくくなる・受けられなくなることがありますよ。というお話をしていきます。

そんなことを答える必要はない! で良いのか…?

会社が銀行から融資を受けようとする、あるいは、融資を受けていると。社長には、こんな疑問があるようです。それは…

「銀行はなぜ、関係なさそうなことを聞いてくるのか?」

つまり、それを聞いてなにになるのか。融資に関係があるのか、会社に関係があるのか。はたして、答える必要があるのか…? という疑問です。

ちなみに、「関係なさそうなこと」とは。具体的は、次のようなものが挙げられます↓

銀行はなぜ関係なさそうなことを社長に聞いてくるのか?
  • 融資をするための材料探し
  • 事実かどうかの裏付けをとる
  • コンプライアンスを守る
  • 社長の人格・姿勢をはかる
  • ババを引かないようにする

これらは一見すると、たしかに「関係なさそうなこと」に思えますが。実はそうでもない。会社が融資を受けるにあたっては必要なこと。銀行がおカネを貸すためには聞くべきこと・聞いたほうがいいことです。

したがって、「そんなことを答える必要はない!」などと言っていると、融資が受けにくくなる・受けられなくなることがありえます。

というわけで。このあと、順番に確認していきましょう。

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銀行はなぜ関係なさそうなことを社長に聞いてくるのか?

【理由1】融資をするための材料探し

たとえば、銀行から「社長個人」の不動産や預金の状況について聞かれることがあります。「個人でお持ちの不動産や預金はどれくらいありますか?」的な質問です。

これに対して、「なんでそんなことを教えなければいけないんだ!」と怒り出す社長がいます。そうですよね、「会社」で融資を受けようとしているのに、どうして「個人」のことまで教えなければいけないのか。怒りたくもなるでしょう。

もしかして、個人の資産を担保にとろうとしているのか? と、不安にもなるところです。

ではなぜ、銀行はそんなことを聞いてくるのか。それは、「融資をするための材料探し」です。中小企業と社長とは「一体」、というのが銀行の見方になります。事実、中小企業では「社長=株主」であり、よくも悪くも「会社は社長の意のまま」です。

いざというときには、社長が会社に私財を投入することも珍しくありません。だとしたら、社長個人に資産があれば、銀行はそれを安心材料として融資をすることができますよね。たとえ、担保にまでとらなくてもです。

銀行はなんとかして融資ができないだろうか? と思案してくれているのかもしれない。だから、聞きづらいことでも、社長個人のことまで聞こうとしているのかもしれない。ということを覚えておきましょう。

【理由2】事実かどうかの裏付けをとる

たとえば、創業時に融資を受けようとした際、事務所の賃貸借契約書の提示を銀行から求められる。あたらしく店舗を出店するのに融資を受けようとした際、店舗の賃貸借契約書の提示を求められる。

つまり、事務所や店舗の「詳細」について聞かれることがあります。賃料などの金額的なことは必要にしても、その他の契約内容まで伝える必要あるの? と、思われる社長がいます。

賃貸借契約書は一例であって、銀行からは「そこまで必要?」と思うような書類を求められたり、回答を求められることはあるものです。開業前に勤めていたときの源泉徴収票とか、融資を受けて購入しようとしている機械や備品類のパンフレットとか。

銀行がそこまで求めるのは、「事実かどうかの裏付けをとる」ためです。

賃貸借契約書の話であれば。事務所や店舗は、ほんとうに実在する物件なのか。ほんとうに契約は締結されているのか。といったことの裏付けを、銀行はとろうとしているわけです。ほんとうは事務所や店舗などないのに、融資をするわけにはいきませんよね。

源泉徴収票や、機械・備品類のパンフレットについても似たようなことです。社長や会社、その事業はたしかなのか? 事実でなければ融資はできない。だから、銀行は裏付けをとるためにいろいろと要求をすることがある。そのように理解しておきましょう。

【理由3】コンプライアンスを守る

たとえば、役員や株主構成、あるいはビジネスモデルについて、銀行から聞かれることがあります。役員や株主となるにいたった経緯や履歴を求められる。主要取引先の会社案内・パンフレットなどを求められることもあります。

社長としては、融資を受けるのに「そこまで必要?」と疑問に感じるところです。では、なぜ銀行はそこまで必要としているのか? それは、「コンプライアンスを守る」ためです。

もしかしたら、役員や株主のなかに、反社会的勢力に関わるヒトがいるかもしれない。犯罪歴があるヒトや破産歴があるヒトなどがいるかもしれない。また、アヤしい商売をしている取引先とつながりがあるかもしれない… そういった会社に対して、当然、銀行はおカネを貸すことはできません。

銀行は、自身のコンプライアンスを守るために、「そこまで必要か?」と思われるようなことまで確認をしてくるわけです。その確認をクリアできないと融資を受けることはできない、と社長は心得ておきましょう。

【理由4】社長の人格・姿勢をはかる

たとえば銀行から、社長の趣味や社外での活動・役職などについて聞かれることがあります。それって、銀行融資に関係があるのだろうか? と、疑問に思うこともあるでしょう。また、世間話の一環と考えて無防備な回答をしてしまうこともありえます。

ところが銀行は、融資に関係があるから聞いているのです。うかつな回答をすると、融資が受けにくくなることもありますから気をつけましょう。

ゴルフが趣味だ、というのは良いにしても。頻繁にゴルフ場に出かけている、毎日のように練習している、みたいな話になれば。銀行は「仕事のほうはだいじょうぶだろうか?」と、不安になりますよね。

趣味として、競馬やパチンコといった「ギャンブル」を挙げれば、銀行に対しては悪い印象をあたえてしまうでしょう。会社の経営も「一攫千金」のイメージを与えてしまうからです。

また、社外での活動として、いろいろな団体に所属したり、そこで役職に就かれている社長もいます。それ自体は悪いことではありませんが、あまり熱心すぎるようだと、やはり銀行からは「会社のほうはだいじょうぶだろうか?」と心配をされるものです。

したがって銀行は、社長の「人格」や「会社・仕事に対する姿勢」をはかるために、融資とは関係なさそうなことでも聞いてくることがある。そのように理解をしておきましょう。

銀行には、「ヒトを見て貸せ」の言葉があります。社長の人格・姿勢に「問題あり」となれば、会社は融資を受けることができません。

【理由5】ババを引かないようにする

融資を受けようとすると、銀行から「他の取引銀行との融資状況はどうですか?」「他の取引銀行にも相談をされましたか?」などと聞かれることがあります。

これに対して、「いやいや、他の銀行は関係ないだろう。おたくの銀行が貸すか貸さないか、というハナシをしているんだ!」と思われるかもしれません。でもやっぱり、関係があるから銀行は聞いています。

ではなぜ、銀行は聞いてくるのか? ひとことで言えば、「ババを引かないようにする」ためです。ここで言う「ババ」とは、「融資をしてはいけない会社」になります。

もしも、その会社が、他の銀行からは融資を受けられない状況にあったり、融資の相談をしても断られてしまっているのであれば、それは「融資をしてはいけない会社」だということです。業績が悪化するなどして、返済力がなくなっていたり、あるいは、なにかしらのブラック情報があったり…

だったら、ウチだって融資はできないぞ。と、銀行は考えています。だれだって、ひとりだけババを引きたくはありませんよね。銀行も同じです。じぶんだけがババは引きたくない。

だから、他の取引銀行はどうなのか? と聞いてくるのです。このあたりがわかっていないと、「他の銀行は関係ないだろう?」と不思議に思うばかりですが。とかく、銀行は他の銀行を気にするものだと覚えておきましょう。

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まとめ

銀行はなぜ、関係なさそうなことを聞いてくるのか? という社長の疑問があります。関係なさそうに思えて、実はそうでもない。

したがって、「そんなことを答える必要はない!」などと言っていると、融資が受けにくくなる・受けられなくなることがあります。銀行はなぜ関係なさそうなことを聞いてくるのか、その理由を押さえておきましょう。

銀行はなぜ関係なさそうなことを社長に聞いてくるのか?
  • 融資をするための材料探し
  • 事実かどうかの裏付けをとる
  • コンプライアンスを守る
  • 社長の人格・姿勢をはかる
  • ババを引かないようにする

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