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発刊は古いけど今も勉強になる銀行融資の本5冊

発刊は古いけど今も勉強になる銀行融資の本5冊

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あえて、発刊は古いけれど今も勉強になる銀行融資の本をご紹介してみます。

銀行融資の基本的な考え方、根幹となる考え方でみれば、昔も今も変わらない部分はあるものです。

変わっても、変わらなくても。

銀行融資のお手伝いをしていると。ときおり聞かれるのが、「おすすめの本はありますか?」です。銀行融資のについて勉強するための本を教えてほしい、と。

この点で、次から次へと「あたらしい本」が出ていますから、それらをおすすめするのも良いのですが。今回はあえて、発刊は古いけれど今も勉強になる銀行融資の本をご紹介してみます。

え〜、古くてだいじょうぶかよ? と、思われるかもしれません。たしかに、制度や呼称の変更など、いちぶに読み替えが必要なところはありますが。

それでも、銀行融資の基本的な考え方、根幹となる考え方でみれば、昔も今も変わらない部分はあるものです。また、変わった部分についても、その「経緯」を知っていると、今をより深く理解できるようになるのはメリットだと言えるでしょう。

と、前置きはこれくらいにして。さっそく見ていきましょう。ぜんぶで5冊、ご紹介をしていきます!

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発刊は古いけど今も勉強になる銀行融資の本5冊

融資判断力をアップする稟議書の作り方

初版は2011年、古いですね(本記事の投稿日は2021年10月7日)。それはそれとして、「稟議書」とは、銀行が融資案件を検討するにあたり、銀行内部で作成される書類になります。

その稟議書をどのようにつくればいいのか? が書かれた本です。って、「オレ(ワタシ)は、銀行員じゃない! だから、こんな本は関係ないっ!」と言うのであれば、それはちょっと違います。

会社が融資をスムーズに受けるためには、銀行が融資を検討しやすい稟議書が必要です。では、融資を検討しやすい稟議書には、どういった「情報」が必要なのか? が、この本を読めばわかります。

その情報を、こちらのほうから銀行担当者に伝えることができれば、融資は受けやすくなるはずです。

本書では、ケース別(運転資金の融資、設備資金の融資、赤字資金の融資、他行肩代り資金の融資など)に、「稟議書の作成に必要な書類(会社に提出を求める書類)」や「チェックポイント」がまとめられています。さまざまな場面で融資を受けるのに、役立つでしょう。

元銀行員の方が書かれた、銀行員向けの本ではありますが、平易な言葉で書かれていて、銀行員でなくとも読みやすいであろう点もおすすめです。

融資獲得 銀行格付けアップ術

初版は、2011年。タイトルどおり、銀行格付けを中心に書かれた本です。ちなみに、銀行格付けとは。銀行による、融資先の「ランク付け」です。銀行ごとにちょっとした違いはありますが、基本は同じです。

おおむね10ぐらいに区分されていて、上位であれば融資が受けやすく、下位であれば融資が受けにくくなります。であるならば、その銀行格付けをできるだけ上位にもっていくことが重要です。

では、そのためにどうしたらよいのか? 本書では、銀行格付けのしくみにはじまり、格付けを上げるためのポイント、自社の決算書や税務申告書をどのように改善すればよいか、が書かれています。

銀行が格付けをするときには、決算書の内容・財務指標を点数化しており、「どのあたりに多くの配点があるか?」を知ることができるのも、銀行の考え方を知るうえで役に立つでしょう。

なお、本書のなかには「金融検査マニュアル」に関する解説もあります。もしかすると、「金融検査マニュアルはすでに廃止されたのだから意味がない」と思われるかもしれませんが。

そんなことはありません。マニュアルの考え方は、20年にわたり銀行業界に染み込んでいますし、マニュアルが廃止されたのは、不要になったからではなく、じゅうぶんに浸透したからだと言えます。

金融検査マニュアルについても、勉強をしておきましょう。

企業観相術

初版は、2009年。「観相」とは、人の見た目から、その人の性格やら運命やらを判断する、との意味をもつ言葉です。その観相の対象が、人ではなく「企業」ということであり、おもしろいタイトルですよね。

融資審査と言うと、とかく「決算書の良し悪し」に目が向いてしまうものですが。本書では、銀行員が「見たり・聞いたり」しながら、融資先を審査・評価する際のポイントが書かれています。

具体的には、「経営者を観察する(人格・能力など)」「従業員を観察する(職場のフンイキ・人事・教育など)」「金融機関取引をつかむ(メインバンクはどこ?・取引ぶりは?など)」のほか、「工場の見方(見学する際の調査ポイント)」なんかも書かれいて、「へぇ、そんなとこまで見られてるんだぁ」と驚きがあるはずです。

著者は元銀行員の方で、いくつもの会社を見たうえで、「良い会社の見た目」に共通する点をまとめているのでしょう。であるならば、その見た目に自社を近づけることが、良い会社に近づく方法にもなります。

また、「取引先の危険信号(たとえば、メインバンクとの取引変化)」が書かれているのもおすすめポイントです。知れば、銀行が感じる危険に対して、先回りで対応・説明ができますから、銀行の安心を得やすくなります。

新 決算書の見方に強くなる本

初版は、2013年。サブタイトルは、「現金・受取手形等の勘定科目の見方と与信判断基準を明示」とされています。というわけで、おもに銀行員向けの本です(と、実際に書かれています)。

とはいえ、銀行融資を受ける者にとっても、かなり勉強になります。言うまでもありませんが、銀行が決算書のどういったところに注目しているのか・注目すべきなのかがわかるからです。

だったら、そこに配慮した決算書づくりを心がければいい、ということになりますよね。

内容としては、主要な勘定科目ごとに、「見方と判断ポイント」に加えて「金融マンの視点」というかたちでまとめられています。

会計的な専門用語が多く、これまでに紹介した本と比べると、若干とっつきにくい、難易度高めと言えるかもしれませんが。理解できる範囲で目を通しておくのでも、勉強になることはあるはずです。

自社の決算書を片手に、勘定科目ごとにいちど確認をしてみるとよいのではないでしょうか。

なお、本書のアタマでは、決算書の概論的なことが書かれています。決算書の役割や、俯瞰的な見方・考え方を知るのに役立ちます。「貸借対照表・損益計算書どちらが重要か」といった、しばしば論点にあがる内容もあって、読み物としても楽しめます(たぶん)。

融資業務超入門

初版は、1997年。かなり、古いですね。とはいえ、いまでもじゅうぶんに勉強になる本です。タイトルどおり、「超入門」の内容。ですが、新人銀行員だけではなく、ベテラン銀行員でも「おもしろく読めるように」というのは、著者の言葉です。

実際、「ユーモア」を感じる内容、デザイン(書体やレイアウトなど)になっており、ほんとうにおもしろいと思います。もちろん、わかりやすいので、銀行融資について勉強する1冊めとしてもおすすめです。

テクニックやノウハウ的なこと、というよりは、その根拠や理由となる考え方を知ることができる点に、本書の魅力があります。

考え方を押さえていると、テクニックやノウハウを使うにしても応用が効くものです。逆に、考え方を押さえていないと、ちょっとした場面・状況の変化で、対応できなくなってしまいます。

テクニックやノウハウは、手っ取り早くて便利なものですが。それだけとなると、いざというときに役には立たない。考え方(理由・根拠)と、テクニック・ノウハウとをバランスよく勉強するのがよいでしょう。

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まとめ

あえて、発刊は古いけれど今も勉強になる銀行融資の本をご紹介してきました。

銀行融資の基本的な考え方、根幹となる考え方でみれば、昔も今も変わらない部分はあるものです。ご興味あれば、ぜひ、ご一読をおすすめします。

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