ぜひとも続けたい習慣がある。でも、続かない。いっぽうで、断ち切りたい習慣がある。でも、断ち切れない。そんなこともありますよね?
というわけで。「習慣」にまつわる名言をご紹介していきます。
続けたい良習慣、断ち切りたい悪習慣。
ぜひともはじめたい、ぜひとも続けたい習慣がある。でも、続かない。続けられない… ということはありませんか? いっぽうで。こんな習慣は断ち切りたい、でも、断ち切れない… ということがあるかもしれません。
そんなときには、偉大なる先人の言葉、いわゆる「名言」にふれてみるのはいかがでしょう。同じような悩みや迷いを抱えて、そのなかで紡がれたであろう言葉には価値があるはずです。
というわけで。昔からちょいちょいコレクションしている名言のなかから、「習慣」にまつわる名言をご紹介していきます。「続けたい」あるいは「断ち切りたい」というときにどうするかのヒントになる名言はこちらです ↓
- 習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。
- 勝利とは習慣なのだ。残念ながら、敗北も同じ。
- やるか、やらないかだ。やってみる、などない。
- 変化するには、古い習慣を新しい習慣に置きかえねばならない。
- 他人と比較してものを考える習慣は、致命的な習慣である。
- 習慣を断ち切りなさい。不安に感じることを何かやってみなさい。
- 今日始めなかったことは、明日終わることはない。
- 走り始めるには動機づけが必要だが、走り続けるには習慣が必要だ。
- 最も重要な事は、幸せになると決める事です。そして、それは、日々の練習から得られる心の持ち方、習慣であって、結果でも見返りでも無い事を知りなさい。
- 人生とは、今日一日一日のことである。
それではこのあと、順番に見ていきましょう。
続けるか、断ち切るか…習慣の名言10選
習慣には、「良い習慣」と「悪い習慣」とがあって。では、良い習慣にはどんな「効果」があるというのか? ウィリアム・ジェームズさんは、こんなふうに言っています↓
習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。
ウィリアム・ジェームズさん / 哲学者
なるほど、習慣によって人格が変わる。というのは、わかるような気がします。たとえば、このブログ。記事を毎日投稿し続けて 2,000日。じぶんにとっては、良い習慣のひとつです。
結果、「じぶんにもできることがある」とわかり、自信や喜びを持てるようになったのは、人格の変化だとも言えます。そのブログをきっかけに、仕事や生活が変わった、人生が変わったことを考えると。運命が変わった、とも言えます。
ひるがえって、悪い習慣であれば、悪いほうに人格が変わる。悪いほうに運命が変わる。そう考えると、じぶんの日々の習慣が、良いものなのか・悪いものなのか、見直す必要がありますね。
似たようなことで、続いての名言はこちらです↓
勝利とは習慣なのだ。残念ながら、敗北も同じ。
ヴィンス・ロンバルディさん / アメリカンフットボール・コーチ
ヴィンス・ロンバルディさんは、アメリカンフットボールで弱小と言われたチームを、強豪と呼ばれるまでに導いた指導者として知られています。
つまるところ、良い習慣こそが「勝ち」につながり、悪い習慣は「負け」につながるのだと。ゆえに、良い習慣を身につけること。無意識にできるようになるまで身につけること。そんな話だったと思います(もし、違っていたらすみません)。
なんにせよ。迷いなく、躊躇なく、良い習慣に手をつけられるのはだいじなことですね。やろうかな、どうしようかなぁ… などと考えているうちは、習慣とは言えないでしょうし。
そのあたり、こんな名言もあります↓
やるか、やらないかだ。やってみる、などない。
マスター・ヨーダさん / ジェダイ・マスター
スター・ウォーズに登場する人気キャラクター、ヨーダさんの名言。「やってみます」などと言いがちですが、そんな「逃げ道」をつくってはいけない、ということでしょう。
やるか、やらないか。どちらかであり、「やる」という選択を取り続けることで習慣として身につく。また、「やってみます」に逃げないこと自体、良い習慣だと言えますね。
ちなみに。この名言の英語版は、「No , Try not. Do or do not. There is no try.」です。ヨーダ気分で、クチぐせにしてしまうのはいかがでしょうか。
続いては、こちらの名言です↓
変化するには、古い習慣を新しい習慣に置きかえねばならない。
ウィルファード・アラン・ピーターソンさん / 作家
良い習慣を身につけようとするときに、意外とだいじなことは、悪い習慣を見つけて断ち切ることだと言えます。悪い習慣が、良い習慣のじゃまになるからです。
たとえば、「運動するぞ(良い習慣)」と考えたとしても。「スマホをだらだら見続ける(悪い習慣)」ようだと、なかなか運動する時間がとれない… ということはあるものです。
つまり、悪い習慣を断ち切るのと、良い習慣を身につけるのとは、別々なのではなく、密接に結びついている。同時に取り組むべきだ、とも言えます。良い習慣を身につけたいのであれば、悪い習慣にも目を向けましょう。
そんなことを言っていたら、じぶん自身の悪い習慣と、それにまつわる名言を思い出しました↓
他人と比較してものを考える習慣は、致命的な習慣である。
バートランド・ラッセルさん / 哲学者
他人と比較するのは、わたしの悪い習慣のひとつです。そして、「他人は他人、じぶんはじぶん」はわたしの口グセでもあります。なかなか、悪い習慣を断ち切れずにいるので…
そんなじぶんを棚に上げれば、「他人と比較する」のは、割と多くの人に共通する悪習慣と言えるのではないでしょうか。ネットの普及、SNSの普及によって、嫌でも他人のことが見えてしまう時代になりました。
そんな他人とじぶんとを比較をするのは「致命的」だと、バートランド・ラッセルさんは言うわけです。ならば、断ち切りましょう。断ち切るのです、という名言はこちらになります↓
習慣を断ち切りなさい。不安に感じることを何かやってみなさい。
ピエロ・フェルッチさん / 哲学者
わたしは、SNSの利用は制限をしています。チェックするタイミングを決めて、チェックにかける時間も決めています。そして、それ以上は見ないようにしています。もちろん、SNSからの通知はオフです。
はじめは、不安がありました。だいじな情報を見逃しているのではないか。もっと時間をかければ、よい情報にめぐりあえるのではないか。みたいな。
でも、いまは、そのような不安はありません。SNSをだらだらと見続けてしまうという悪習慣を断ち切ることができて、むしろ、「他人と比較する」ことから離れられる良い習慣にもなりました。
いちど身についた習慣を断ち切るには不安もありますが、不安があるからこそ、断ち切るべき。との見方をしてみるのも、よいのではないでしょうか。
続いては、習慣をはじめるときに関する名言です↓
今日始めなかったことは、明日終わることはない。
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテさん / 作家
ゴールを決めるだけでは、どこへも行けない。目標を決めるだけでは、なにを遂げることもできない。だから、きょう、少しでも、歩き出さなければいけない。ということですね。
とにかくはじめる、まずはじめてみることのだいじさを教えてくれる名言でもあります。良い習慣をはじめるにせよ、悪い習慣を断ち切ろうとするにせよ。「あしたから」と言うかわりに、「きょうから」はじめましょう。
わたしは、「ちょっとだけ手をつける」ということをよくやります。たとえば、筋トレを「5分だけ」とか、読書を「5分だけ」とか。まとまった時間がとれたらやろう、などと考えていると、いつになってもできないものなので。
続いて、習慣を続けることに関する名言がこちらです↓
走り始めるには動機づけが必要だが、走り続けるには習慣が必要だ。
ジム・ライアンさん / 陸上競技選手
なにかをはじめる「きっかけ」としての動機があります。ところが、実際にはじめたあと、動機だけでは長続きしないんですよね。元日に立てた目標が、三日坊主… というのは、よくある話でしょう。
では、どうしたら長続きすることができるのか。ジム・ライアンさんいわく、「習慣」だと。動機はだいじではありますが、アテにするものではなく。動機とは関係なく、習慣さえあれば走り続けることができます。
わたし自身、動機以前に、毎日ブログを書くのは「あたりまえ」です。あたりまえの習慣になっているからこそ、毎日書き続けることができています。筋トレやランニングなども同じ感覚です。
とはいえ、はじめからそうだったわけではありません。習慣にするためには「しくみ」が大切だと考えています。いかに習慣を実行する「確率」を上げられるか。確率を上げるための「しくみ」をつくるのです。
そこは、話しはじめると長くなるので、別の機会にするとして。習慣に関する、わたしがすごく好きな名言がこちらです↓
最も重要な事は、幸せになると決める事です。そして、それは、日々の練習から得られる心の持ち方、習慣であって、結果でも見返りでも無い事を知りなさい。
デニス・ウェイトレイさん / 作家
「最も重要な事は、幸せになると決める事」というのがいいですね。幸せになりたい、という願望ではなく。幸せになる、という決定事項。それは、「すでにいま、もう幸せである」ということでもあります。
いやいや、そんなに幸せなことばかりでもないだろう。と、思われるかもしれませんが。デニス・ウェイトレイさんは、言っています。心の持ち方・習慣であって、結果でも見返りでもない、と。ここでもまた、習慣です。
習慣がつくる、真実もあるでしょう。そう考えると、習慣にはどれだけのチカラがあるのかと驚くばかりです。さぁ、きょうから、「幸せになる」と決めてみるのはいかがでしょうか。
さいごの名言は、こちらです↓
人生とは、今日一日一日のことである。
デール・カーネギーさん / 作家
1日1日が積み重なって、いまがあります。人生は、毎日の積み重ね。その毎日は、習慣の積み重ねでもあります。良い習慣もあれば、悪い習慣もある、というのはお話をしてきたとおりです。
良い習慣を積み重ねる毎日か、それとも、悪い習慣を積み重ねる毎日か。どちらの人生が良いかは、言うまでもありません。それでもなお、良い習慣を身につけることは難しく、悪い習慣を断ち切ることは難しい。
易きに流れるのがヒトでもあります。そんなときにわたしは、「人生」に目を向けるようにしています。人生80年だとしたら、わたしの残りの人生は 12,262日です。そして、わたしがすでに生きた人生は 16,959日です(本投稿日現在)。
と考えてみるのは、人生に目を向ける方法であり、1日の重さを知る方法でもあります。
まとめ
ぜひともはじめたい、ぜひとも続けたい習慣がある。でも、続かない。続けられない… ということもあるでしょう。いっぽうで。こんな習慣は断ち切りたい、でも、断ち切れない… ということもあるでしょう。
そんな悩みや迷いを抱えたときには、解決のヒントとして。先人が残した名言にふれてみる、名言に倣ってみるのはいかがでしょうか。