日々、目にしながら、日々、使いながら、おカネのことで悩んでいる。おカネとの付き合い方に迷いがある。そんなこともありますよね?
というわけで。「おカネ」にまつわる名言をご紹介していきます。
だいじだけれど、それがすべてでもない。
生きていくには、だいじなものであるのは間違いないけれど。それがすべて、というわけでもない。執着をするのはよくないことだ、とも言われている… って、どうしたらいいんだ!
となるのが、「おカネ」です。日々、目にしながら、日々、使いながら、おカネのことで悩んでいる。おカネとの付き合い方に迷いがある… ということがあるかもしれません。
そんなときには、偉大なる先人の言葉、いわゆる「名言」にふれてみるのはいかがでしょう。同じような悩みや迷いを抱えて、そのなかで紡がれたであろう言葉には価値があるはずです。
というわけで。昔からちょいちょいコレクションしている名言のなかから、「おカネ」にまつわる名言をご紹介していきます。「続けたい」あるいは「断ち切りたい」というときにどうするかのヒントになる名言はこちらです ↓
- お金は必要だが、重要ではない。
- 金がないから何も出来ないという人間は、金があっても何も出来ない人間である。
- 金儲けのうまい人は、無一文になっても自分自身という財産を持っている。
- 一日にして金持ちになろうとする者は、一年にして縊(くび)られる。
- 貧者は昨日のために今日働き、富者は明日のために今日働く。
- 愚か者は、金を持って死んでいくために、貧乏で暮らす。
- お金とは、手放す時以外、何の役にも立たぬ恩恵物。
- 欲しいと思うものを買うな。必要なものだけ買え。
- 私には、これから一生やっていけるだけの金がある。何も買わなければ。
悩む理由が値段なら買え、買う理由が値段なら止めておけ。
だいじなものだけど執着するのはダメ…おカネの名言10選
インディアンはウソをつかないだけではありません。インディアンは、いつもうまいことを言いますね。いつも、核心をついている。これもまた、そのひとつだと言えるでしょう↓
お金は必要だが、重要ではない。
インディアンのことわざ
おカネが必要なのは、だれもが理解をしているところです。いっぽうで、世の中おカネだけじゃないよね、というハナシもあって。おカネの重要性については疑義のあるところでもあります。
だから、どっちも正しい。必要だが、重要ではない。と、まとめたところが名言です。
おカネがだいじだ、だいじだ、ばかりになると執着を生みますし。逆に、あまりおカネを軽んじてしまうと、生きていくのに支障をきたします。両者のバランスをとりましょう、というハナシです。
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金がないから何も出来ないという人間は、金があっても何も出来ない人間である。
小林一三さん / 実業家
おカネさえあれば… というのは、よく聞くセリフであり。ややもすると、クチにしていることかもしれません。が、そんなことでは、なにもできやしませんよ。と、おっしゃっているわけです。
世の中には、おカネがないところから、偉大な功績を残した偉人もたくさんいます。事実、おカネがなくてもできることはある、ということでしょう。やり方しだい、考え方しだい。
ひるがえって、「〇〇がないから、できない」は禁句にしたいものです。時間がないとか、才能がないとか。
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金儲けのうまい人は、無一文になっても自分自身という財産を持っている。
アラン(エミール=オーギュスト・シャルティエ)さん / 哲学者
たしかに、ビジネスで成功されている方などを見ていると。仮に、その会社・その事業が突然なくなったとしても、また別の道で、うまくビジネスを起こされるのだろうな、と思えます。
そう考えると、「儲け」とは、自分自身の「価値」だとも言えるでしょう。いつ、どんな場所でも、価値あるじぶんであるために。自己投資の大切さに気づく、名言ではないでしょうか。
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一日にして金持ちになろうとする者は、一年にして縊(くび)られる。
レオナルド・ダ・ヴィンチさん / 芸術家
縊る、とは。首をしめられる、ということです。怖いです。だから、一日で金持ちになろうだなんて、横着をしてはダメよ、とおっしゃっています。コツコツやりなさい、と。
わかっちゃいるけど、「一攫千金」にひかれるのがヒトでもあります。そんなヒトの「さが」を狙ったあやしいハナシが尽きない世の中でもありますから。あらためて、心しておきたいものです。急がばまわれ。
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貧者は昨日のために今日働き、富者は明日のために今日働く。
二宮尊徳さん / 思想家
きのうのためにきょう働くな、とは重みのある言葉です。過去の財産、過去の功績、過去のやり方・考え方ばかりに頼っていては、未来の仕事は生まれません。結果、貧者になってしまいますよ、と。
また、時間に追われる仕事、後始末的な仕事というのも、過去にしばられた「きのうのため」の働き方だと言えるでしょう。きょう、あしたのために働いた時間はどれくらい?と、自問自答してみるのがよさそうです。
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愚か者は、金を持って死んでいくために、貧乏で暮らす。
ハインリッヒ・ブロッケスさん / 詩人
おカネが必要だというのは、おカネは使うものだからです。にもかかわらず、使うことを過度に避けているようだと、しなくてもよい貧乏をすることになります。それは愚か者だろう、とおっしゃっています。
実際、使わずに多くのおカネを残して、人生をおえる方も少なくないようです。配偶者や子どもなどに、おカネを残してあげることもひとつではありますが。じぶんのために使い切ることも、意味のある選択肢でしょう。
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お金とは、手放すとき以外、何の役にも立たぬ恩恵物。
アンブローズ・ビアスさん / 作家
ある意味こちらも、「おカネは使ってこそ」だと考えることができる名言でしょう。おカネを使わずに貯めこんでいるだけであれば、紙幣は紙きれに過ぎず、硬貨は金属片に過ぎません。
そのおカネが、ほんとうのチカラを発揮するのは「使うとき(手放すとき)」だというのは、ずばり本質をついています。これだけのおカネがあれば〇〇が買えるぞみたいな。いっぽうで、使えば失くなるのがおカネ。失くしてわかる、その大切さよ。
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欲しいと思うものを買うな。必要なものだけ買え。
大カトー(マルクス・ポルキウス・カト・ケンソリウス)さん / 政治家
おカネは使ってこそ、といったハナシをしましたが。あまり使ってばかりいても困ったことになるわけで。いわゆる「散財」には気をつけたいものです。この点で、参考になりそうな名言になります。
欲しいと思うものを買うんじゃない、必要なものだけを買いなさい。そうだ、そのとおりだっ! でもやっぱり、欲しいものは欲しいですっ! という、わたし。おカネは限りある資源ですから、ようく考えなければいけません。はい。
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私には、これから一生やっていけるだけの金がある。何も買わなければ。
ジャッキー・メーソンさん / コメディアン
なんだそりゃ、ただの冗談だろ。というのであれば、そうでもないでしょう。おカネが必要だというのであれば、稼ぐのとは別に、使うのを控えるという手段もあります。つまり、買わなければいい。
さすがに、「なにも買わない」というわけにはいきませんが。支出を抑えることはできます。ほんとうは抑えることができるのに、なんとなくで支出し続けているケースはあるものです。サブスクなんかは、とくに。
そうして、支出を見直すことができれば。実はもう、じゅうぶんなだけの稼ぎがあるのかもしれない。じゅうぶんなだけのおカネがあるのかもしれません。
さいごの名言はこちらです↓
悩む理由が値段なら買え、買う理由が値段なら止めておけ。
作者不詳
支出を見直す、ということを考えるときに。ひとつの基準にできる名言だと言えるでしょう。値段が高くて悩んでいるなら買いなさい、安いから買うのであればやめなさい。言い得て妙です。
思い返してみると、けっこう逆のことをしています。値段が高くてあきらめる、安いから買う。まぁまぁ、現実的には、出せるおカネに限りがあるので、しかたのないところではありますが。
それでもいちど、この名言に照らして再考することに、一定の意味や効果はあるでしょう。
まとめ
日々、目にしながら、日々、使いながら、おカネのことで悩んでいる。おカネとの付き合い方に迷いがある。 ということもあるでしょう。
そんな悩みや迷いを抱えたときには、解決のヒントとして。先人が残した名言にふれてみる、名言に倣ってみるのはいかがでしょうか。